すべてのおすすめ
「背側側頭窓」からチーズケーキがみえる。
その表面にはいくつものき孔があいている。
が、たべてもおいしいだけで、孔の味は発見できない。
どれだけ着込んでも
どれだけ暖房を強くしても
寒さを凌ぐ方法をぼくはまだ知らない

寒いのは冬だからじゃない
寒いのは一人だからじゃない
氷点下を感じているのは
身体ではなくぼくの心
 ....
通販番組のトマトは未だ切られたことに気付いていない。
事件は既に発生しているのに、この国の警察はまだ動かない。
う つになった
つ まづいてしまった
く つがぬげた
し にたくなった
い きることになった
おそらく
この自然には同じといえる
事象はありません

天国と極楽が違うように

希望のシャロンに
輝く未来は到来しないように
さっぱりわからない
まま
死んだひとがいた

けっこう
にくまれていたのかな?

こっちは嫌いじゃなかったよ

けつえんなんだから

法事には行ってたでしょ?

なにかにやぶ ....
パンはもうすぐ焼けると思う
夜が来たり
雨が降ったりする
人間の気持ちを傷つけたくて仕方がないときがあり
着替えて
街を廻る

そんなふうに
蓋をして
砂みたいになっていく
 ....
悲しみを癒してくれるのは
時の流れなのかもしれない

悲しみを救ってくれるのは
寄り添ってくれる愛なのかもしれない

しかし
ぼくらはただ知らないだけなのかもしれない
もしかしたら
 ....
1

コミケの意味さえも知らずに、そこでは生身
のラムちゃんが見れると聞いたのもので。中
味も知らない冊子を所定の場所にドンと置く
と、待ってましたとばかりに、とは言え、一
言 ....
また夜になり
静けさ、
部屋に充満して
私は一人横たわる
人差し指より先に薬指が
ディスプレイに触れ
誤字が打たれていくのを
眺めながら

)アトランダムな文字列から
)生傷の如く ....
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう突き刺さるのか
わからない

まるで迷子の心細さなど
味わったことない顔をして
いつか母になったとき
むかし言った言葉に
埋め殺されそうにな ....
五本の石柱がたっていた
ねっとりしたモスグリーンの海水に浸され

洪水の街を泳ぐ人達
徘徊していた裸の老女は何処へ行ったのだろう?

目覚めて闇が迫って来る
自分という感覚が死んでいく
 ....
出題例:パンはパンでももう二度と食べられないパンは?
解答例:あの子がトングで配膳してくれた給食の揚げパン。
391

  咲くな
      まだ散るな


392
そうしたら今でもって
僕らは僕らに戻って
月はまた月になる


393
えん っていうのかな
すぐに ....
空っぽのパーティーの肉料理
こんもりとぶ厚い太腿

276,000回のキッスと
体裁のよいオードブル

雑誌のポケットにしまわれたゴシップ記事
インデントされたままの挨拶文みたいなラブレ ....
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの子供らの激しい絡み合いか

展開され焼き付けられるその光景

草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた包帯の ....
お寿司のネタは常にネタバレをしている。
シャリの上にて堂々とネタバレをしている。
忘れられない最終の恋を
たいせつな思い出にするなんて
自己愛が強すぎる女みたいで
ちょっと引いてしまう

陽はまた昇るから
新しいまっさらな真っ白な心で
前を向いて恋をしたって、いいんだ ....
お腹と背中がくっついて薄い紙切れとなった僕。
北風に天国へ飛ばされ、祖母のぼた餅が食べたいな。
わだかまりが
嫌で
夜を歩くのです

わかってもらえない
プライドを捨てて
夜を歩くのです

すべてを終わらせるために
生きてきたわけではない

夜を歩いて
たどり着いたコンビ ....
24個の光が
  鼓動する
    キャンバスの上でまわる
それは時間だ


キャンバスの中では
   今日と夕陽が混ざり
      遊び疲れた赤い河が流れる
そして娘の声が空気遠 ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ動き澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき氾濫を孕み
奥まった沈黙を保つ

決して終わらない不安は
この沈黙という深い謎に
剥き出し ....
ガラス戸越し縁側に
いろとりどりの風船が
あちこちと横たわっている
今にもふわり浮きそうな
楽しさの余韻
あかいろあおいろきいろ
丸々ふとっちょわははと笑う
膨らませてうーんと膨らませて ....
恋焦がれすぎちゃって、恋焦がしちゃった。
もしも恋が職業なら、僕は今日でクビだろう。
あの時計は今はもう札幌あたりに
転がっているだろうか

砂浜のボタンがまだ鳥取の近辺で
埋没しているみたいな世紀末

そういえば《少女》を革命するアニメが
20年以上前に流行ったけれ ....
底冷えする
夜に横たわり
祈っている
迫る闇が咆哮し
幾つもの夢が朽ちるとき、
心の奥処の祭壇に
火を絶やすことなく
灯して、灯して

)不眠の夜を透過する
)純白の雪を待ちながら ....
今朝、朝がマンションの屋上から飛び降りた。
朝の落ちた辺りに、朝日の日溜まりの血溜まり。
大抵の事は
いつか笑い話になる事である

但しそうはならない事があるのは
常々肝に命じておかなければならない
花散里

僕の小さな世界史が
源氏物語だったら

次元を超えて愛を語れるものなら
あるいは1970年の山下洋輔だったり
アルバートアイラーだったりするのかもしれない

僕は何に対して ....
逃げ水を追いかける僕を追いかける夕暮れ。
逃げ水は僕から逃げ切り、僕は夕暮れに捕まる。
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヴェロキラプトル- ナンモナ ...自由詩5*20-1-27
氷点下- HAL自由詩9*20-1-27
トマト- クーヘン自由詩3*20-1-26
うつくしい- きみのて ...自由詩1*20-1-25
ストレリチアのストイケイア- ナンモナ ...自由詩4*20-1-25
- 立見春香自由詩420-1-25
光りはじめる- はるな自由詩15+20-1-25
不可知- HAL自由詩7*20-1-24
Egg-Lab-Mates- AB(な ...自由詩8*20-1-24
ディスプレイ(改訂)- ひだかた ...自由詩420-1-24
母に- 立見春香自由詩320-1-24
夢現- ひだかた ...自由詩2*20-1-23
揚げパン- クーヘン自由詩3*20-1-23
フラグメンツ_カタログNo.391~420- AB(な ...自由詩4*20-1-22
パーティー- 梅昆布茶自由詩820-1-21
露呈(改訂)- ひだかた ...自由詩820-1-21
ネタバレ- クーヘン自由詩8*20-1-21
お鍋のなかみ- 立見春香自由詩520-1-21
ぼた餅- クーヘン自由詩3*20-1-20
夜を歩く- 立見春香自由詩720-1-19
キャンバス- フリーダ ...自由詩320-1-19
露呈(改訂)- ひだかた ...自由詩320-1-18
風船いろいろ- 灰泥軽茶自由詩220-1-18
クビ- クーヘン自由詩2*20-1-18
瞳の行方- 秋葉竹自由詩720-1-18
- ひだかた ...自由詩720-1-17
- クーヘン自由詩2+*20-1-17
大抵の事- HAL自由詩7*20-1-17
花散里- 梅昆布茶自由詩920-1-15
夕暮れ- クーヘン自由詩2*20-1-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64