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青空が見えている

静かだ

青空を見ている

静かに


呑まれていく
わたし


青空が見ている

静かに
重いテーマじゃない詩は軽いと誰かが言う
震災、津波、原発、自殺、貧困、差別、
そういうものを扱わなければ詩じゃない
そういうものを書かなければ詩人じゃないと
重いテーマを重い言葉で綴った重い詩 ....
私が見ている光景と
あなたがたに見えている事件は違っている
ということを
驚きとともに思い知る事がたまにある

でもあなた方が一斉に
同じ景色を見ているのだと思うのは
たぶん私の錯覚で
 ....
死んだ父が
殺された、という
名札をつけて立っている

その横をコンビニ袋に
かつ丼を入れた男が
実存の靴を鳴らして歩く

蛍光灯の下で
頭だけ照らされた女が
命について考えると
 ....
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
銅線で
脳神経を
キリキリと
縛り上げていく
のは快感だろうから
この春の夜に画策する

までもなく
渦巻くハンマー音の波
ラバー壁に弾き返され
夜半過ぎに獰猛な咆哮
で復讐を開 ....
ひょっこり魔女がやって来て
箒でお掃除するでしょう、
帽子は中折れするでしょう、
夜はこれから更けるでしょう。

ビルの谷間を翔ぶでしょう、
その身を凍らすビル風は
魔性の心を呼び覚ます ....
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ....
インディアンポーカー

非常事態すらうわの空

生まれてから今日まで
いつも最悪の札を選択

呪われない自分の心と
呪われてしまう世界が

疎ましい、うとましい
インディアンポー ....
一年後


ユーザー名とpwをペースト

おっ xxx xxxさんがトップ (゚O゚)

か… などと

たぶん 嗤っている


自分が 観える
わたしはさいきん
けずりぶし
いえ、最近じゃなく
常時そうなんです

ふりかけられては
振り落とされては
そこが あつかろうが
さむかろうが
おどっている
おどらされている
 ....
青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は

昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね

昨日まで元気にぶーんぶーん やってた

ハエも自粛しちゃったのか
 ....
遥かなる文明の端っこに腰掛けているのです

なんだか大切な靴も失くしてしまいそうで
雨も止んだようなのにぽつねんと一人で腰掛けているのです

忙しい新聞記事を時々は読みたいとおもいます
3 ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ....
瓶の壁を
静かに登る泡
幾つも
幾つも
ためらいながら
少しずつ


飲むか、
と言うと
欲しい
と答える
グラスへ注いで
渡す
ありがとうと
小さな声


あなた ....
山、
というのではなく
丘の上にかつてはたっていた
城、
あとについたんだ

テッペン回った深夜のこと
ああ、
星は、
いつ落ちてもおかしくない
ああ、
まるでこぼれそうだったよ ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能、
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
ま ....
窓の外は春らしい春の日
郵便配達員などもいつもの時間どおり

うちの中では冬を生き延びた一匹のハエがお試しフライト

楽しそうだ
でもあまりはしゃぎすぎるとウィルスにやられるかもね ....
空にぶちまけられたビタミン剤の
人工的な着色がキレイでキモい
今年のトレンドは太陽の皮膜で
詩人なら必ずネタにしないとね

偽りの価値観が崩れたあの日は
テーマとしては申し分なかったの
 ....
もう、行っちゃうの?
悪びれるふうもなく
出て行くんだね

ずっと
ずっとずっと
逢いたかった
昨日までのわたしと
おなじわたしに
戻るんだね

元気だしてって
いわれてもなぁ ....
声と声が交錯する街角で
チョークを引っ張り
路上に描かれていく線、
子供はガッタンゴトンと身を揺らし
列車はゆっくりと出発する

微笑み明るむ夕暮れ時、
すべては無邪気に赦されて

 ....

傘を持ち
すれ違う人達が
一段とお互いの間隔を広げる。

工業地域の雨は
アスファルトの上で
染み込む先もなく
地下に流れて

ただ
人の世を通り過ぎる

何も
育まな ....
微睡みの午後、
涼風吹き
草木を濡らしていく天気雨
永久なる太陽の爆発を
束の間ベールに包む
時は始まりに向け終わりを紡ぎ
終点から反り返ってくる混沌の威容
この微睡みの午後に
火照っ ....
たぶん自分は「ある」物ではなくて、「いる」者にすぎない。
いま・現れている世界は、ただ・「そう」慣れ親しんでいると、
自分の知に基づいた、ただ「そうだ」と思い込んでいるだけの世界にすぎない。
 ....
今日という日は、今日っぽい日なだけで、決して今日ではないよ。
今日なんてどこにも無いんだし、今日は君の好きなようにやりなよ。
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら

いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。

さみしかなんか
 ....
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている

必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが

混在している毎日が好きです

僕たちの情報はトイレ ....
あなたは世界をかくすほどの傘をさして
しのび足のような雨のなかを歩いている
ひらひらするくるぶしまでのスカートはすこしだけ濡れて
きれいにふちどられたショートケーキのようだ

つばめは果 ....
見上げた冬の夜空に図星が一つ輝いている。
あの星だけが、僕の小さな悪事を見抜いている。
電飾が外された夜に
一層輝くイルミネーションが
虚実入り混じる世界に
一つの答えを教える

冷えきった世界を精一杯に彩り
幸福を志した夜は過去のこと

暖色の光に温められたつぼみは
 ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1952)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空の青と本当の気持ち- ひだかた ...自由詩620-3-22
重さ- もとこ自由詩10*20-3-22
今宵強風が吹き始める- Lucy自由詩10+*20-3-20
何時- 為平 澪自由詩920-3-20
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩11*20-3-20
- ひだかた ...自由詩520-3-20
魔女と月- 秋葉竹自由詩520-3-20
異界(改訂)- ひだかた ...自由詩420-3-19
インディアンポーカー- 足立らど ...自由詩1*20-3-18
爽快な千里眼- ナンモナ ...自由詩3*20-3-18
けずりぶし- 唐草フウ自由詩9*20-3-17
寒の戻り- ナンモナ ...自由詩7*20-3-16
腰掛け- 梅昆布茶自由詩820-3-16
土塊(改訂)- ひだかた ...自由詩520-3-16
泡、あるいはテンペスト- 大村 浩 ...自由詩620-3-15
しろあと- 立見春香自由詩220-3-15
また夜が- ひだかた ...自由詩320-3-14
ぶーんぶーん- ナンモナ ...自由詩5*20-3-12
美しい国の詩人たち- もとこ自由詩8*20-3-8
風邪- 立見春香自由詩320-3-7
無垢- ひだかた ...自由詩320-3-6
傘を捨てて- asagohan自由詩220-3-4
円環- ひだかた ...自由詩420-3-4
辟易から疲弊へ- ナンモナ ...自由詩6*20-3-4
今日- クーヘン自由詩8*20-3-4
恋情- 立見春香自由詩820-3-4
時間と夢- 梅昆布茶自由詩620-3-3
雨の日、うつくしい使者と- ホロウ・ ...自由詩8*20-3-1
図星- クーヘン自由詩11*20-2-29
三月のイルミネーション- TwoRivers自由詩8*20-2-29

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