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私があなたに話しているのを、そこから見ているあなたがいて、
私が私自身に話しているのを、どこかで見ている言葉がいた。

あなたに向けたつもりの言葉も、結局は自分自身に向けられていたのかもしれない ....
二〇一六年十三月一日 「廃語霊。」


な~んてね。


二〇一六年十三月二日 「こんな科目がある。」


幸福の幾何学
倫理代数学
匿名歴史学
抒情保健体育
愛憎化 ....
空は灰色、
街行く私の背は屈み
あてどなくさ迷いながら
灰色空から雨、ポツリ
ポツリポツリと降って来て
視界はかすみ歩は鈍り

(今ごろ森では紫陽花の
青白く光る群落が
ゆらんゆらん ....
どんな景色が好み?
オレなら
キミが望む所に
連れて行けるよ

星明かりの草原でも
花咲き誇る丘でも
どこへだって
連れて行けるよ

昼下がり
いつもの場所
いつもの時間で
 ....
あなたを愛した瞬間に
なにかが変わる
音がした

淀みやしない想い抱き
眠れぬ夜を
愛のせいにして

このまま私を離さずに
一秒たりとも

全てのドアを開け放して
あなたが ....
揺れるピアスに
あなたがそっと
触れた瞬間に走る
甘やかな

衝動に
つぶやいた その一言

誰かれかまわず愛すのはやめて
そんなに分け与えるのはよして

私を最後の人にして ....
僕の日本地図はけっこうゆがんでいる
大陸文化を隔てた極東の地理的条件
喪失するすべもうしなわれた子守歌

僕の世界地図はききなれない地名でみたされ
国際情勢は新聞の活字とTVのアナウンス
 ....
二〇一六年十二月一日 「不安課。」


きょうは、朝から調子が悪くて、右京区役所に行った。
なぜ、調子が悪いのか、わからなかったので、とても不安だった。
入り口に一番近いところにいた職員 ....
夕焼け 遠い空の向こうに 小さなニュースが消えていく

戦争について語る夕刊紙 読まないまま 駅を降りて
選挙の演説をしている人たち 何も聞かないまま 通りすぎて
駅前のロータリー バス停 ....
今夜、懐かしく
灯が点り
生まれたばかりの感情が
せわしくせつなく
揺れている
(遠い故郷を追いかけた
夢見の中に居るように
深い夜は透明な
滴に濡れて更けていく)

 心の底の永 ....
その灯りが灯ることの全てがわたしの全てで、公園に腰かけたり、元気そうな集団を避けて歩いたり、目と耳と鼻と口と手と生き物と複数の壁、この部屋での暮らしが綺麗な明るさになれない。

マンションの知らな ....
もろバレなキミへの気持ちは
どこからが恋で
どこからが愛なの?

駆け引きも
ままならないくらい
あたし うわの空

こんなに夢中な恋愛
初体験 未経験

いろんな思い出 作 ....
世界中を
敵にまわしても
俺は
君を選ぶよ 守るよ

二人で
逃避行も
悪くないだろ?

デマなんか
気にしなくていい

俺の言うように
君は何も心配しなくていい
何も ....
さびしい駅裏に倒れてる自転車
他人が助け起こしたら 叱られるよ
今日も明日も 雨ばかり
神様に優しく叱られて死んだ人たち
ぜんぶ透明な水に流れて
死因は綺麗な詩になってしまう
あなたの痛 ....
なんらかの収束あるいは
静かな夜の変拍子

子供達は混沌の外縁でガラス玉と戯れ
老人はじぶんの黒檀の棺を磨き上げる

トロル達は住みなれた谷をはなれ
いつか丘をこえて緑の祭壇にたどり着く ....
あの夏が来るね
とつぶやきながら
それはもう
来ないことを知ってる

同じ空じゃないこと
同じ雷雲じゃないこと
同じ夕立じゃないこと
同じ僕たちじゃないこと


あれが初恋な ....
二〇一六年十一月一日 「いやならいやって言えばいいのに。」


えっ
まだ高校生なの
そういえば
なんだか
高校生のときに好きだった
友だちに似てる
あんにゃん
って ....
俺の名前を知ってるか?
俺の名前はヤクの犬ってんだ
危険な名前だろ?
正直に言えよ
けど俺は
案外気に入ってるんだ

暗い名前だと
お前は思うか?
そうだよな
俺も一人孤独な夜は
 ....
背中が痛い 歯が痛い
いい大人になったのに
じくじくじくじく痛みやがる
鎮痛剤が欠かせない マッサージが欠かせない

指が重い 足が重い
大人の責任 プレッシャー
じくじくじくじく乗っか ....
おれという寸法はおれのお気に入りの仮説の域を出ない

おれがおれの詩に吐き気をかんずることは全くもって正しいといえる

おれは掘ることばかりをかんがえる
この井戸をのぼることを、おれがかんが ....
駅前では 公衆電話が姿を消した
さびしいね
あなたが途切れさせた連絡網
伝言を覚えたあの子が
家族に話さずに旅立っていくよ
改札口はシュレッダー
ぼくたちを他人にして
誰もが無言で通りす ....
シャワーを雨に見立てて
ずぶ濡れになってみた
服を脱ぐ前に

これまでの雨は
なんだかいい加減で
本気さを全く感じられなかったんだ
自分の仕事を放棄しているようでさ


服を脱ぐ前 ....
二〇一六年十月一日 「至福の二日間」


 きのうと、きょうと、ずっと横になって寝てた。お茶をひと缶のんだだけ。いっさい食事せず。ただ眠っていただけ。しかし、まだ眠い。睡眠導入剤が強くなって、し ....
あの頃筆先に染み込ませていた色は
朽ちて色褪せて
もう何色だったのか
全く思いだせない

でも筆先に染み込ませたという記憶は鮮明にある
その行為は
十数年後の私を救ってくれる
When swimming, though crying but nobody notice of it
{引用=泳いでいるときは泣いていても誰もわからない}

That's the same  ....
蚊取り線香が灰になって
受け皿の中で生きている

灰色という新しい姿に変えて
美しく
受け皿の中を楽しませてくれる
根っこから
もぎとってもいいよ?
わたしのこと

だって
そうしたいんでしょ?
そうしなきゃ満たされないんでしょ?

花を摘むだけじゃ
もはや
限界なんでしょ?

けど
 ....
あきらめきれないのさ
君は手に入らないのに
まるで雲つかもうと
するような
それだけムリな話なのさ

君とは
そこまでの縁だったのさ
なんて
かっこつけるけど
ほんとは
君の ....
私は私でしかなく
私として私の出来る事をやるしかなく

私は私以上の事を出来るわけでもなく
私は私としてこの人生を全うするという道しかない

私は・・・
果てしない天海
月は彷徨う
青白い光が染めて

時間の滴をまとい
徐に揺れる波間

海鳴りは語りかけ
吐息が寄り添う

砂浜にひざまずき
一粒一粒を愛でて

ふたりだけの砂の ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉の寝息- 水宮うみ自由詩11*21-7-11
詩の日めくり_二〇一六年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-7-11
何処へ- ひだかた ...自由詩1121-7-9
virgin_lure_~処女を誘惑する~- 花林自由詩221-7-7
あなたの女- 花林自由詩521-7-7
アップル- 花林自由詩321-7-6
我が祖国- 梅昆布茶自由詩1021-7-5
詩の日めくり_二〇一六年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*21-7-4
夕焼けのニュース- 鈴木ぽろ自由詩621-7-3
- ひだかた ...自由詩721-7-3
その灯りが灯ることの全て- 水宮うみ自由詩14*21-7-3
100%- 花林自由詩5*21-7-3
deep_love- 花林自由詩1*21-7-2
ホームレスの詩- 鈴木ぽろ自由詩321-7-2
夜の変拍子- 梅昆布茶自由詩1121-6-28
ミリンダ- AB(な ...自由詩3*21-6-28
詩の日めくり_二〇一六年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-6-27
Dog_drug_ヤクの犬- 花林自由詩5*21-6-27
大人の身体- 藤山 誠自由詩221-6-27
足らないものをおれはしっているがおれはそれをかかない、なぜな ...- 道草次郎自由詩321-6-23
駅前の詩- 鈴木ぽろ自由詩9*21-6-23
泣く- RAVE自由詩7*21-6-22
詩の日めくり_二〇一六年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-6-21
あの時の行為- RAVE自由詩4*21-6-20
Water- 墨晶自由詩3*21-6-20
勇姿- RAVE自由詩3*21-6-19
もはや限界なんでしょ?- 花林自由詩321-6-19
失恋プール- 花林自由詩1*21-6-19
私は・・・- 花林自由詩321-6-18
月夜の夢- 宣井龍人自由詩7*21-6-17

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