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ドアは開いたままにしておいた
大型の遺体処理装置が台車に引かれ入りやすくするために
小さな窓からレース越しに薄く幅を調整したLEDの光が差し込んでいた
朝だ!ピクセル形式に時間は感覚に標す。 ....
すなおに

真っ直ぐとおち

地をすこしだけ

湿らし

消える

星の一粒

のように

なりたかった

それは
樋を伝いおちる雨水でたりるのか
集まった微細な水蒸気が露として結ばれるそのことでたりるのか
全開にした蛇口から無制限に流れでる水道水でたりるのか
海の容積でたりるのか

涙 ....
いつか下剋上を果たす夜の為、今は只黙々と下拵えの精進あるのみ。
必ずや極上至極の拳銃と成り、彼奴の舌鼓を一発で撃ち抜いてやる。
遠くで
どこかで
風が吹いている

耳たぶをさわりながら
少し冷静でいよう

三つ葉のクローバーを
親指と人差し指のあいだで
やさしくしよう

生きている
だけで
何かをよご ....
今日歩む道、暖かく
急な変化に神経乱れ
沸き起こる不安感に
吐き気を覚えながら
垂直に見上げる空の青
半球描き何処までも
遠い遠い記憶の余韻、
胸奥から懐かしく響き
私は進む、
前へ ....
眠りに落ちるまでの
時間を持て余す
今夜はどんな夢を見よう
眠れない夜は更けていく
不眠と過眠を繰り返し
私の日々は過ぎていく
王子さまのキスでは目覚めない
目が溶けるまで眠っていたい
 ....
純水とは何も生み出さず何も破壊しない。   by 多児眞晴

含有量0,1パーセントしか含まれてはいない精液のことを精子と呼べるのだろうか。 みんな死んでいる。
これを愛の力強さで甦らせてみ ....
真っ直ぐなんて歩けやしない
平らなところで つまずいて

ぬかるみで ぐっちゃりなんて いつものことだし
おいしくない水だって 飲んでしまうし
 ....
二〇一四年七月一日 「マクドナルド」

 けさ、近所の西大路五条のマクドナルドのカウンター席で、かわいいなと思った男の子に、ぼくの名前と携帯の電話番号を書いた紙を手渡したら、大きく目を見開かれてし ....
「飛行士の帰還」

一輪のマーガレットを買い
空を睨む
ぐわぁーんと
敗戦
神話を書き付ける
円形に
鼠蹊に
時間機械に
リラックス・タイム
おんざ
ブラッドベリ
さよなら
 ....
生まれたときは黒曜石のかけら

溶け出した粘綿のように

光の粒が眩しかった

唐突に
 知覚らは認識の文字を学び

記憶を辿ればただの生き物と叫ぶ

そこはかとなく 溜まる ....
複雑な小路が入り組んだ先に
ほんの小さな広場があって
そこに君の住むアパートメントがある

夢しか見えない君を訪ねる
思い切り太っていて
あらゆることに考えが歪曲し
君はすっかり君でなく ....
下高井戸の狭い駅前商店街は
なんだか昭和の生き残りみたいで
美しく整理された学園都市よりも

ジャニスジョプリンみたいな親しみやすさ
スポティファイみたいな狡猾と先見性

いまだに覚えて ....
白紙があるだけで
大半は満足だ
詩人らが挙って
製紙工場へ見学に行ったいう話を
ついぞ聞かないのは
退行現象か
『詩論』で有名なホラティウスだって
パピルス製造工場を
覗いてみたこと ....
久々に故郷に帰った
育った町は少しだけ表情を変えていて
寂れるどころか
新しい店も増えていた

実家の母は
やっぱり少しイカれていて
うまく説明できないけれど
やっぱり不快だった

 ....
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇のなか
荒れ狂っている

燃え盛る壊ノ力、、受け容れ飛び込む己、、
せめぎ合い切り刻まれては ....
秋の日曜日の朝
部屋の空気は冷たいままだ
背中に回した電気ストーブに
手をかざして
かじかんだ指先をそっと伸ばして
ホッと息をつく
色んな事が過ぎていった

働くのをやめた
人に迷惑 ....
動かない川の水面に、
漆黒と銀白の陰陽
濃密に混じり輝いている


対岸の雑木林、
淡い陽光に照らされ
そよとも揺れず
枝絡み合い重なる奥に
白い空間 ぽっかり開く

凝視されて ....
躁うつ病がデフォルトの惑星の住人にもメンタルクリニックはある。という事はつまり、一人の男が気分の波の喪失に困り、とあるメンタルクリニックに足を運ぶこともあるのだ。

紫色の雨の降る、春でも夏でも秋 ....
{引用=「アルタイル(ひこ星)」

めをつむると
いたって
砂さばくです

ずっと
ふたはあけた{ルビ儘=まゝ}

眼には
さぼてんの花

{ルビ如何=いかん}
せん
いか ....
坂道に
水の流れ、
大量に 
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ....
{引用=糸くずの
ふりかかる
だまった湖面に
傾斜した
クレセント・{ルビ月=ムーン}が
代入される

みぎも左もわからぬ
夜来の{ルビ湧出=ゆうしゅつ}

妖精により
{ルビ繙 ....
YES  YES  YES

無のなかを
のぞいてごらん

NO  NO  NO

何かが
うごいている

OUI  OUI  OUI

そっと
耳をすますと

NON  ....
むなしい
と声に出ることはなく
ことばは秋に静かに枯れていき
地面に落ちては
たくさんの足音に踏みつけられ
悲鳴にもなれず
冷たい風にたやすく飛ばされる

ここで
ここで腐りたくはな ....
優しい言葉を発する度、腹の奥底からタイプを打つ音がする。
我が呼気は洋墨の香、血液は漆黒で、腹黒なのもその所為か。
{引用={ルビ襷=たすき}がけの
やわらな眼にて
なぞるのは
左岸の萩
たれては
波にことごと
忘却をすて
むらさき色した瞑想
その
ひと房の
ながれては寄る


にぎ ....
どうにかして世界を変えたい
どうしても全世界を救いたい
それくらい人間でいたくない
恥ずかしくなどない
涙も忘れる
水音を聴いて
静かにそこを動かない
軽やかな沈黙とぎこちない目線
ど ....
夕方に
スーパーマーケットの食品売り場で
品定めをしながら
行ったり来たりしていたら

中年女性から、突然
「イタヤ君⁉」と声を掛けられた

吃驚して声も出せず
マジマジと見詰めてる ....
{引用=とてもかなしいので
{ルビ直喩=シミリ}です
花はだからみんな
そういう詩想の末裔です
すずらんのひと房
指で弾けば
千とひびきます}
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どこまでも透明なルビー- アラガイ ...自由詩10*20-11-20
つぶやき- 道草次郎自由詩220-11-20
無言の- 道草次郎自由詩220-11-20
拳銃- クーヘン自由詩2*20-11-20
そこへ行きたい- 道草次郎自由詩720-11-20
今日という日に- ひだかた ...自由詩620-11-19
眠り姫- 無限上昇 ...自由詩320-11-19
純水メタル- アラガイ ...自由詩6*20-11-19
わらしべ長者- 鵜飼千代 ...自由詩14*20-11-18
詩の日めくり_二〇一四年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*20-11-18
帰還___他- 道草次郎自由詩2*20-11-17
孔雀- アラガイ ...自由詩8*20-11-17
帰路- 山人自由詩10*20-11-16
20%値引きのポトフ- 梅昆布茶自由詩420-11-16
パピルスの諌言- 道草次郎自由詩320-11-16
故郷- 相田 九 ...自由詩220-11-16
壊ノ力、宇ノ声- ひだかた ...自由詩420-11-15
秋の日曜日の朝- ジム・プ ...自由詩3*20-11-15
凝視- ひだかた ...自由詩420-11-13
白の惑星- 道草次郎自由詩120-11-13
『冬の星座』のために- 道草次郎自由詩420-11-10
水の街- ひだかた ...自由詩12*20-11-9
湖畔と菌糸- 道草次郎自由詩620-11-9
無のあこがれ- st自由詩620-11-9
ことばは秋に枯れていく- かんな自由詩920-11-8
腹黒- クーヘン自由詩3*20-11-8
立冬と幻の岸- 道草次郎自由詩420-11-7
切実な下心- おろはげ ...自由詩3*20-11-7
西中の三上さん- 板谷みき ...自由詩4*20-11-6
すずらんの花- 道草次郎自由詩4*20-11-5

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