すべてのおすすめ
暗くなる前に帰ってきて
そんな願いも空しく
無情にも日は暮れる
私の期待は尽く裏切られ
白い骨しか残らない

はらはらはら
白い骨は崩れて落ちる
どうか私を探さないで

夕闇に包ま ....
どうしようもないので
頑張ります
死ぬしかないので
頑張ります
首をくくりたいので
頑張ります
服毒自殺をしたいので
頑張ります
破滅の夢ばかりなので
頑張ります
そうやって考えな ....
張り込みには、つぶあんよりも、こしあんのあんパンで!
こしてある分、きめ細やかに、些細な動向をも見逃さぬ!
あゝ風が吹く と
風を浴びる名無し人は
気流の鳴る音を聴きながら
ひたすら途方に暮れて
あゝ風が吹く と
はなしを食べたおかあさん

おとうさんはまだ会社にいる

ボクは画用紙にクレヨンをはしらせる

えんぴつでなまえのつづきを書いている

いろはたのしい

赤や青や黄色

た ....
無私の愛が
魂の病を癒し
肉の病すら和らげる
のなら

この冷える夜陰の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の許に

あの遠い日の海の夜明け
靄と波の戯 ....
二〇一四年八月一日 「蜜の流れる青年たち」

 屋敷のなかを蜜の流れる青年たちが立っていて、ぼくが通ると笑いかけてくる。頭のうえから蜜がしたたっていて、手に持ったガラスの器に蜜がたまっていて、ぼく ....
月は夜空に煌々と
波は浜辺に打ち寄せて
酔いどれ共が歌っていく
銀の夜道に眩めきながら
酔いどれ共が歌っていく

波は白波
満月の
光に照らされ
行くあてなく
土塊と化した酔いどれ ....
空に、
光るもの。
心がわなわなする。
詩がキラキラしている。まるで星砂のよう。
河原で拾った石は持ち帰ったらおにぎりだった。段々露骨にオゾンの匂いになっていく。
とても慎重に生きていてしま ....
彼の人がああ言えば
彼の人もこう言う
輪廻転生
無限の水掛け
既の所で一服すれば
微々たる事よと

御主が情どぅ頼まりる


茜差す
一之宮
茜差す
向こう岸

明日へ明 ....
しめったそで口で
動かないまま
秋は静かにながれていった
黄色な落ち葉が
くるんと円弧を描き
たのしく自分を捨てたのがみえた
水にひたされた情念は
真鴨のかき足に
優しくほだされていた ....
ドアは開いたままにしておいた
大型の遺体処理装置が台車に引かれ入りやすくするために
小さな窓からレース越しに薄く幅を調整したLEDの光が差し込んでいた
朝だ!ピクセル形式に時間は感覚に標す。 ....
すなおに

真っ直ぐとおち

地をすこしだけ

湿らし

消える

星の一粒

のように

なりたかった

それは
樋を伝いおちる雨水でたりるのか
集まった微細な水蒸気が露として結ばれるそのことでたりるのか
全開にした蛇口から無制限に流れでる水道水でたりるのか
海の容積でたりるのか

涙 ....
いつか下剋上を果たす夜の為、今は只黙々と下拵えの精進あるのみ。
必ずや極上至極の拳銃と成り、彼奴の舌鼓を一発で撃ち抜いてやる。
遠くで
どこかで
風が吹いている

耳たぶをさわりながら
少し冷静でいよう

三つ葉のクローバーを
親指と人差し指のあいだで
やさしくしよう

生きている
だけで
何かをよご ....
今日歩む道、暖かく
急な変化に神経乱れ
沸き起こる不安感に
吐き気を覚えながら
垂直に見上げる空の青
半球描き何処までも
遠い遠い記憶の余韻、
胸奥から懐かしく響き
私は進む、
前へ ....
眠りに落ちるまでの
時間を持て余す
今夜はどんな夢を見よう
眠れない夜は更けていく
不眠と過眠を繰り返し
私の日々は過ぎていく
王子さまのキスでは目覚めない
目が溶けるまで眠っていたい
 ....
純水とは何も生み出さず何も破壊しない。   by 多児眞晴

含有量0,1パーセントしか含まれてはいない精液のことを精子と呼べるのだろうか。 みんな死んでいる。
これを愛の力強さで甦らせてみ ....
真っ直ぐなんて歩けやしない
平らなところで つまずいて

ぬかるみで ぐっちゃりなんて いつものことだし
おいしくない水だって 飲んでしまうし
 ....
二〇一四年七月一日 「マクドナルド」

 けさ、近所の西大路五条のマクドナルドのカウンター席で、かわいいなと思った男の子に、ぼくの名前と携帯の電話番号を書いた紙を手渡したら、大きく目を見開かれてし ....
「飛行士の帰還」

一輪のマーガレットを買い
空を睨む
ぐわぁーんと
敗戦
神話を書き付ける
円形に
鼠蹊に
時間機械に
リラックス・タイム
おんざ
ブラッドベリ
さよなら
 ....
生まれたときは黒曜石のかけら

溶け出した粘綿のように

光の粒が眩しかった

唐突に
 知覚らは認識の文字を学び

記憶を辿ればただの生き物と叫ぶ

そこはかとなく 溜まる ....
複雑な小路が入り組んだ先に
ほんの小さな広場があって
そこに君の住むアパートメントがある

夢しか見えない君を訪ねる
思い切り太っていて
あらゆることに考えが歪曲し
君はすっかり君でなく ....
下高井戸の狭い駅前商店街は
なんだか昭和の生き残りみたいで
美しく整理された学園都市よりも

ジャニスジョプリンみたいな親しみやすさ
スポティファイみたいな狡猾と先見性

いまだに覚えて ....
白紙があるだけで
大半は満足だ
詩人らが挙って
製紙工場へ見学に行ったいう話を
ついぞ聞かないのは
退行現象か
『詩論』で有名なホラティウスだって
パピルス製造工場を
覗いてみたこと ....
久々に故郷に帰った
育った町は少しだけ表情を変えていて
寂れるどころか
新しい店も増えていた

実家の母は
やっぱり少しイカれていて
うまく説明できないけれど
やっぱり不快だった

 ....
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇のなか
荒れ狂っている

燃え盛る壊ノ力、、受け容れ飛び込む己、、
せめぎ合い切り刻まれては ....
秋の日曜日の朝
部屋の空気は冷たいままだ
背中に回した電気ストーブに
手をかざして
かじかんだ指先をそっと伸ばして
ホッと息をつく
色んな事が過ぎていった

働くのをやめた
人に迷惑 ....
動かない川の水面に、
漆黒と銀白の陰陽
濃密に混じり輝いている


対岸の雑木林、
淡い陽光に照らされ
そよとも揺れず
枝絡み合い重なる奥に
白い空間 ぽっかり開く

凝視されて ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩秋の日に- 無限上昇 ...自由詩320-11-27
健康体- 道草次郎自由詩1*20-11-27
あんパン- クーヘン自由詩4*20-11-26
名無し人- ひだかた ...自由詩620-11-25
色を食べたなまえ- アラガイ ...自由詩9*20-11-25
降臨- ひだかた ...自由詩520-11-24
詩の日めくり_二〇一四年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*20-11-23
酔いどれ共の歌- ひだかた ...自由詩820-11-23
一番星・オメガΩ___その他- 道草次郎自由詩320-11-23
あいわず_4- AB(な ...自由詩320-11-21
去りゆく秋へ- 道草次郎自由詩320-11-21
どこまでも透明なルビー- アラガイ ...自由詩10*20-11-20
つぶやき- 道草次郎自由詩220-11-20
無言の- 道草次郎自由詩220-11-20
拳銃- クーヘン自由詩2*20-11-20
そこへ行きたい- 道草次郎自由詩720-11-20
今日という日に- ひだかた ...自由詩620-11-19
眠り姫- 無限上昇 ...自由詩320-11-19
純水メタル- アラガイ ...自由詩6*20-11-19
わらしべ長者- 鵜飼千代 ...自由詩13*20-11-18
詩の日めくり_二〇一四年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*20-11-18
帰還___他- 道草次郎自由詩2*20-11-17
孔雀- アラガイ ...自由詩8*20-11-17
帰路- 山人自由詩10*20-11-16
20%値引きのポトフ- 梅昆布茶自由詩420-11-16
パピルスの諌言- 道草次郎自由詩320-11-16
故郷- 相田 九 ...自由詩220-11-16
壊ノ力、宇ノ声- ひだかた ...自由詩520-11-15
秋の日曜日の朝- ジム・プ ...自由詩3*20-11-15
凝視- ひだかた ...自由詩420-11-13

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