すべてのおすすめ
兎色の
小鉢にヌタ
白みそに
いかと
わけぎとを
あえた
もの
味見の
母の手が
ぴょんと
わらう
また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の一人床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


〉遠い遠い異郷の地
〉父母と歩む未知の道
 ....
最後の晩餐にも食物繊維はたっぷりとね。
来世でもつるんと安産で生まれたいからね。
きみの空にはいくつもの風がながれ
きみの血流はいくすじかの未来につながっている

まいにちは規定された演技をたずさえて
きみをいざなってゆくちょっとだけ厳しい教室

でもさ きみの壁をとり ....
このやるせない 怒りは
この俺の やるせない怒りは
伝染病の恐怖の 最中にあってさえ
執拗に くりかえされる
社会病理に向けられている
理性の壁など いとも単純に破壊し
ものやかねに群 ....
寒い窓みとったら
みとったばかりの
顔が浮かんでくる
ずる ずる
おうどん おいしいかぁ
ええ音だして
ずる ずる
いわせやんなあかんで
泣く子も
泣き止み
すう すう
寝入 ....
星々が名のない列車に乗ってゆく
それを透明な駅員だけが見送る
自分たちがどこへゆくのかもわからないまま
疑問さえも忘れて

月明かりというのは
死んだ星の遺言だよ

誰かがそう言った
 ....
灰色の空を見上げて
最後の雨を待ち続ける間に
きっとアタシたちの歴史は
色褪せてしまうのだろう

気がつけば無音になった街で
みんな空だけを見ている
鳥の瞳で、犬の瞳で、猫の瞳で、
( ....
今夜、黒い雨合羽の男が電話をくれる気がしてる。
分厚いタウンページの、僕のページを引き当てて。
 
 
水に濡れたまま
雨にうたれている
妻が傘の下からタオルをくれる
いくら拭いても
濡れタオルだけが増えていく
妻は可愛い人
こんな時でも傘には入れてくれない
濡れタオル屋でもや ....
身から出たサビにAメロとBメロをつけた。
とても醜い歌だけど、とても僕らしい歌です。
とても良い朝には
きみに電話をして

かわいい化け物の話とか
食べきれないピザの大きさなんかを
評論してみたいんだ

ときどき売りにゆく
柱時計がボーンと鳴り

寺山修司が競馬新聞 ....
配られたカードの中にハートが2枚ありました。
ちょっと今から、君におすそわけに行きますです。
((          ))

    ((       ))


((    ?))

      ((   、「  」              ))

 ((   、「   」 ....
((蒼穹を飛んでみせてよ))

    ((そんなのいやだ))


((どうして?))

      ((だって、「蒼穹」なんていう言葉は古すぎるもん))

 ((じゃあ、「青い空」 ....
アタシは衰弱を否定する老人を哀れむ
アタシは革命を嘲笑する若者を哀れむ
アタシは現実を拒絶する大衆を哀れむ
アタシは服従を肯定する個人を哀れむ

今や傲慢さを隠そうともしない奴らに
踊らさ ....
裸木の梢が揺れている
春の匂いが漂う大気に
カラスの子らが群れをなし
春の肉感をついばんで
新たな季節の到来を
心底喜び身を震わせる

春を孕んだ大気のうねり、
若芽はもう膨らんで
 ....
暖かなもの全てが鉛色の死に沈み
永遠は半旗のように項垂れ
希望が蒼い地図のなか迷子になる

顔を背けた神々と姿を現す悪魔たち
剥き出しの恐怖が白い小部屋に充ちるとき、

残されたことは全 ....
 
 追いかけては払い 戻され
       血の渦が逆流する
 沼地に咲く菫 六月の花瓶
   雑草をなめる一匹の小羊よ
睡る白い乳房の傍らに
  ときに割れた皿で心臓をえぐり
手相が ....
耐えきれないことを冷蔵庫に押し込んで
明日の朝になれば食べごろになったりして
そうやって生きていくそうやって目を覚ます

多くの間違いのたったひとつだよ
また増えても大丈夫


消 ....
どういふことだ
まだ
ひとのかたちをして
星の上にゐる

急がなくてはいけない

廃村のはずれの小さな草むらに
菜の花が咲きはじめてゐる
……風にゆれてゐる
やさしいやうな ....
青よりも青い空から
工事用クレーンで
吊り上げられた太陽は
高層ビル群にロゴマークの入った
希望をぶちまける

ぼくの視覚と触覚は
ガラスとコンクリートに跳ね返され
聴覚は重機械に押し ....
 
描くのは額縁があるからではないのだ
  に切り取るもの

詩をなめる
         同じく         虫眼鏡
  色の点点     あ、あ
 あたまの中では白い       ....
辟易してしまう
理性的な頭でいられる
自分の中で粉散する
超越的態度を
現象に
そうだ
不条理な現象を
他人事として
語る自分のそれは
天才的正論を舌して
悦に没我して ....
街角に溶け込んだ
スーツを身に纏っている「クモ」
時折口角を上げ
会話をしながら下見をする

誰が持つ何を狙うか
手に入れたら何処で落ち合うか
見えない道を頭の中で繋げていく

壮大 ....
よる
あふれる
かなしい
ゆめだけ



あさ
こぼれる
かわいそう
ことばだけ



ひる
みちる
うれしい
ひかりだけ
山のおくの

ごみ処理場のごみの山で

捨てられていた人形のぼくは

捨てられていた人形のきみの手をとって

月明かりのなかを

どこまでも歩いていく


夜が明けるまでに
 ....
散らかる部屋で
ぼくも散らかる物のなかに
転がって
散らかってみる

明るくて冷たい夜だ
今日は満月だ
見なくてもわかる

何も言わない
声が聞こえても
名前を呼ばれても
ぼく ....
お母さんは壊れています
だから私も壊れています
それは決して運命などではなく
残酷で客観的な確率の結果です

私が小さな赤ん坊だった頃から
お母さんは自分の狂気だけを愛した
空腹に泣き叫 ....
向きを変え下り坂を上り
以前は胸が先に苦しくなって
、足もとを止めた
膝頭が訴えてくる。これは筋肉だ。
ふくらはぎの痛みなんて経験したこともない
体重が少し増えたからかな?
よほど運動 ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1949)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヌタ- ナンモナ ...自由詩7*20-2-29
夢夜(改訂)- ひだかた ...自由詩320-2-28
つるんと- クーヘン自由詩1*20-2-26
教室- 梅昆布茶自由詩720-2-25
良識を取り戻せ- ナンモナ ...自由詩4*20-2-24
うどん修行- ナンモナ ...自由詩13*20-2-23
名のない列車- きみのて ...自由詩620-2-23
最後の雨を待ってる- もとこ自由詩9*20-2-23
ページ- クーヘン自由詩4*20-2-22
濡れタオル屋- たもつ自由詩13*20-2-21
サビ- クーヘン自由詩5*20-2-19
あさ- 梅昆布茶自由詩12*20-2-18
おすそわけ- クーヘン自由詩3*20-2-17
蒼穹(白)- 大町綾音自由詩1*20-2-17
蒼穹(青)- 大町綾音自由詩5*20-2-17
哀れむ- もとこ自由詩4+*20-2-16
初春1- ひだかた ...自由詩320-2-15
焼尽- ひだかた ...自由詩420-2-15
母の死- アラガイ ...自由詩5*20-2-15
私の間の大きな骨- カマキリ自由詩220-2-14
初春- 石村自由詩14+20-2-12
太陽- フリーダ ...自由詩320-2-11
エロスと空間- アラガイ ...自由詩9*20-2-11
超越論的マスク- ナンモナ ...自由詩4*20-2-10
クモ- 邦秋自由詩2*20-2-10
一日- ひだかた ...自由詩5*20-2-10
退院- 両性具有自由詩420-2-10
満月- 両性具有自由詩3*20-2-9
お母さんは壊れています- もとこ自由詩9+*20-2-9
股関節の極み- アラガイ ...自由詩6*20-2-9

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