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同心円をえがいて僕らはまわる
軌道上の夏はいつもただしく狂ってゆく

微調整のきかないままに歴史は確定してゆき
人生は大概は傾斜しているものなんだって気づく

僕らはいつも延着して船荷 ....
美しい桜は子供たちだ
しかしカメラのメモリーには
扉ばかりが写って居て
警察を呆れさせる
俺の胸の皮膚が突き破られたのだ
二回も破談になるお見合いに
猫もあきれたのだ
昔とは違う
たっ ....
夜の月光に
静かな羽根がやさしく舞います

てのひらを胸にあて
赤い血のつながりを確かめます
メガネの少女をいつものバス停でみかけました
そのときのその心には、
けっして忘れない ....
朝日が眩しくて
日曜なのにこころに突風が吹き
目がさめた
痛むあたまが夜を恋しがる
愛を欲しがらない若者を演じきったのは
ほんものの歌を歌いたいからだ

こころを破った本を棄 ....
アップデートに本体が耐えるかどうかが心配なんだが
そんなに最新のVer.でいきてゆける訳ではないんだ

情報格差とは素敵すぎる造語で仕掛けられた欺瞞なんだろう
いつも調整しながら生きている老体 ....
雨と点滴はどこか似ている

涙のようにつたい落ち
大地なる体を潤そうとする

友の瞳が夢を見ているうちに

雨よ止んでおくれ

彼が誰かに恋するには気恥ずかしく
与えようとするのが ....
ヘンゼルとグレーテルよ
お家に帰ってはいけません
お前たちの薄情な父と母を
決して許してはいけません

両親はお前たちを捨てたのです
それも一度ならず二度までも
確実に死ぬとわかっていな ....
2年前に脳出血で死にぞこなって
子供の都合に出掛けるために
生き延びたのだと幸せを実感して

今このままの宝物ハウス

別名献本たっぷりゴミ屋敷

わからないから
わたしが死んじゃっ ....
身を切るナイフが、降ってくる
心になんか、刺さらない

オレが立てずに、しゃがみ込み
震えあがって、詩を詠みながら

嫉妬の氷が、降ってくる
心に過去の、友がいる

オ ....
良くない話が心に棲みつきスイッチを押せば
遠慮もなく増えてくから 見えない鎧になっていく

時計が壊れるほど速く永い黒も
宇宙に憧れるくらい重たく深い青も

少し立ち止まって時間(とき)に ....
利き手が庭を襲う
利き手の猛威が教室を吹き荒れて
先生をなぎ倒す
飛行機の旋回も許さない
利き手の猛威
ダリの絵を飾って終息を願った
飽きるほど梅酒を飲むと
エンジン音が鳴るだけで
利 ....
僕には、聴こえたんだよ、あの娘の
こころの(それこそ、まごころ笑、の)、
声が。

───────────────────────

あたしにはまごころしかないけど、
じぶんでじぶん ....
最期は他人の手が
あなたを最も丁寧に整えてくれた

半開きの口の中は
いつか見た洞(うろ)のよう
きっと
永い時間に繋がっている

(あなたとわたしを分かつものが
(部屋に満ちて苦し ....
重たい過去の
荷物は降ろして

笑いあえれば
それがいい

ツイてないだとか、
そんな話しは
吹き抜けてゆく

うわさ好きの
風に流してしまい

肩ヒジ張らずに

ふたり ....
君が君とはまるで違う小さな花に水をやる時
じょうろの中に沈んでいる冷たい一個の星が僕だ
ビー玉越しの景色を一通り楽しんだなら
必ずベランダから放ること すべて朝食前に
僕の口笛が余韻を引いても ....
たそがれよいとこいちどはおいで

やってくるなつ夢みてうきうき

うたをうたってようきにわらおう

しあわせいろのみらいがみえる

やまのかなたのおれんじそまった
 ....
先輩死んじゃったの
同窓生だと聞いてAmazonで古本買っていたけど誰かわからなかった。

先輩死んじゃったの
ネットで本名を検索して誰だったのかわたしの中で一致した。

生きている時に先 ....
江夏豊の剛速球を受けて
今日は何時もよりジェイソンだった
畑の帰りに
高ぶるスタンドに
配管工の私はチューブをいじくり
ディープインパクトを走らせる

馬よりも前に聞いて居た
揚羽蝶
 ....
Tシャツの上にプリントされた
ネクタイの模様は僕のように
子供と大人の顔を持ったまま
世界へ出て行く覚悟がなかった

寿命が伸びてるこんな時代に
敗北を認めるのは早すぎて
夢はひとつでも ....
それはやさしい夢の世界の終わりです。



恋なんて、

煌めく青春その1ページ、

刹那咲き濡れ、枯れ行く花さ。



そのいっとき、

熱い気持ちで突き ....
狂った世界の鼓動からは
もう受け取るものはなにもない
梅雨の晴間のウザったい午後に
少し前に死んだ詩人の詩を読んでいる
俺の世界は幸か不幸か
たいして変化してはいないが
本棚に並んでい ....
昨日のと 一昨日のと 
明々後日の雪は
積もる手前で 出番待ち 

握りしめる欄干に にじり寄る 
この空気感で 

いっそ 溶けてくれないかと 
願い 込めながら

★,。・ ....
Q.
何故私があなたを大事にするって言うか知ってる?
それは、私があなたを大事にしない事はあなたが私を大事にしない事への過大な可能性を持つからなの
だから私はあなたで遊ぶの可能な限り
でもそれ ....
もっとゆっくり話しを
聴いてほしい

もっと心に耳をかたむけてほしい

押さえ付けて、黙らさないで
抹殺しないで、縛り付けないで

同じような目線で
かすかでもいいから

心の琴 ....
暗い道を歩いていた

道端に三色すみれの咲く細い道

月は三日月 傾いて

笑って私を追いかけていたっけ?

その あしたへむかう真っ白な道を

未来へと至る  ....
パズルの誤算は予想できない
「車の入れ替えパズル」があって
極めて世俗的な
ラッキーな蚋(ブヨ)が
やって来て私は吉央と名付ける
父が風呂で吐くのは
相変わらずだが
私が玄関の戸締りを
 ....
忘れられた歌が戸を叩く
風が酒乱の男みたいに木を嬲っていた

(何も知らない子どもがゲルニカを見ている

 あなたは映らない鏡
 恋している
 空白の輪郭の投影よ
 純粋すぎて
 愛 ....
とても大切なことをわすれて
とても大好きなひとをわすれて
それでも生きている

あたえられた課題を
こなせない生徒のように

やっぱり不器用でふまじめで
廊下のすみにたたされているんだ ....
きみのかあさんになりたい
お洋服を手縫いしたり
陽に透けるきれいなゼリーをつくったり
おひざにだっこして絵本を読んだりする
いつも子育てのことで
はらはらと気をもんでいる

きみのとうさ ....
渇きが癒やせなくて
栗の花を見て居ると
梅雨入りした
科研の手入れを食らって
締め切りに間に合わなかったので
私はいじけて石器探しに走る
母はスーパーへ
父は田圃へ
姉は廊下で読書して ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1964)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インディアンサマー- 梅昆布茶自由詩1218-7-23
飲み明かす- 間村長自由詩10*18-7-23
夜を歩きましょう- 秋葉竹自由詩1118-7-22
朝日のあたる部屋- 秋葉竹自由詩518-7-20
アップデート- 梅昆布茶自由詩14*18-7-17
呼吸- まみ自由詩7+*18-7-16
ヘンゼルとグレーテルよ- もとこ自由詩1218-7-15
終活- 鵜飼千代 ...自由詩5*18-7-11
詩とナイフ- 秋葉竹自由詩518-7-9
光合成のうた- 邦秋自由詩5*18-7-8
利き手- 間村長自由詩13*18-7-8
あの娘のこどくな微笑みを美しいと思ってしまった僕は- 秋葉竹自由詩618-7-3
終末の時- いっと自由詩318-7-1
おとぎ話- 八木ヒロ ...自由詩218-7-1
題名を付けられたくない二人- ただのみ ...自由詩13*18-6-30
たそがれおれんじやさしいめろでぃ- 秋葉竹自由詩418-6-29
ただ悲しい- 鵜飼千代 ...自由詩11+*18-6-28
笑うな- 間村長自由詩318-6-26
凡人の爪- ミナト ...自由詩918-6-25
恋はやさしい夢の世界の終わりを告げる(57577Ver.)- 秋葉竹自由詩718-6-25
生温い風邪の週末- ホロウ・ ...自由詩4*18-6-24
左右の階段に積もる雪_- 藤鈴呼自由詩1*18-6-20
- ◇レキ自由詩3*18-6-19
障がい者と呼ばれて- 八木ヒロ ...自由詩418-6-19
花の夜- 秋葉竹自由詩518-6-18
ラッキーなのは- 間村長自由詩8*18-6-17
それ以外に何が- ただのみ ...自由詩13*18-6-13
大切なことをわすれて- 梅昆布茶自由詩1418-6-11
きみのとなりにユーレイのように- 田中修子自由詩18*18-6-10
寺西- 間村長自由詩418-6-9

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