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街灯の下で
佇んで
気づけば乾いた眩しさ
スマホを
みても
ボンヤリと
息をしてる
あっちへ行けって
開放感
が髪の毛の頑なな過去を
ほどいている
髪、乱している修羅場 ....
だれかを待つ時間がだれかを想う時間に変わるスタバの女の子たちって砂場の女の子たちじゃん

しゃがんでパンツ汚してペタペタ固めたお城でアフタヌーンティー赤いスコップと小さなおててでほじくる穴に砂型セ ....
てんじょうから染め物を垂らし ろうそくと鏡が揺れる小屋の もうとっくに知っている怪談に 肩をよせて聞き入った作法が
いとおしい


夜店のカラーひよこに触れた鮮やかな記憶 金魚を入れた袋の向こ ....
リズラで丸めた煙草の葉
風からさえぎるマッチの火
一口吸ったらため息フッ
背の低い塀で引っ掻いた頬

病院は鉄工所のそばにあるから、道は鉄さびの色に染まっている。あなたはいつも電柱や壁にぶつ ....
暑い夏の通夜にゆるんだネックタイ

どの家の戸も開け放たれ
箪笥の匂いが軒先からあふれてくる

ガラスの風鈴が涼やかに鳴り
カラスの群れが電線で毛づくろいし
包丁座が夜空に輝き
エンバ ....
英雄とは母から強く愛された者のことだ ─ ゲーテ


虎の匂いしかない
泳げないきょだいなきょうだいがきょうだいな海に飛び込んだ夏

裸足で夏草の深い抜け道を抜け
踏み板が腐って外れ ....
光が渦巻いていた
熱風が絶えず吹いていた
人々は絶えず歩き過ぎ
俺は串カツ屋の前で
アイスコーヒーを飲んでいた
とても苦い味がした
身体が熱く飢えていた
生きることに飢えていた

す ....
いい臭いがする。
もぎたての臭いだ。
もいだ手も臭ってみる。
いい臭いがする。
もぎたての間、いい臭いがしている。
している間、もいだ手も臭っている。
もいだ唇をもぎりとってみる。
 ....
灯りに群れる虫もいれば
闇に灯る虫もいる

子供と大人ははっきり区別され
子供の目的は大人になること
そのためにひたすら食う
大人の目的は子孫を残すこと
ひたすら交尾の相手を求める
あ ....
隠れ家のような住み処から生まれるものたちの
軽やかなでんぐりがえし
ひんやりとした土間をころがり 野原に消えていくものたち

わたしの貧しさが豊かさにてらされたものではなく 煤けた壁やゴザ ....
凡人ですから
本物を何台も持てないですよ
貧乏ですから
一台のビンテージに絞っても
維持できないですし

本物に対しての
コンプレックスはありますよ
オモチャ集めてもなぁとか

で ....
たなばたさまも終わってはやいっかげつ
あまのがわにであったわたしとあなたの
まぼろしのおうせも忘れられる季節です
ぎんがのいりぐちには夢と絶望があって
にかこくごを話せると喜んでくれたけど
 ....
ぼんやりとしている意識が
連日の猛暑に洗われて
とめどもなく広がっていくとき

病院の中庭で
熱風にかさこそ転がっていく枯葉よ
お前の姿が妙に懐かしいのは何故?

意識のヒューズがとん ....
焦がれるものがなくて焦がれる

どうにもならなさが哲学だったなんて

正常なんだよ、私こそが!

それをサッカーとかにぶつけられなくても

スマホゲーム依存でも

胸張って行き ....
フェリー乗ってる感じで高速をゆく

彼女に彼ができたみたいで

胸にずきって風が吹くんだ

フェリー乗ってる感じで高速をゆく


つまらない奴の方がモテる

壁に背中おしつけて涙 ....
誰か呼んでる

私を呼んでいる

葉の音

羽の音

風の踊り場のような森


光をためる小川

柔らかな太陽

優しい月のような太陽


津波のように
 ....
置き去りにされた筆は
黴びて、いいにおいを放ち

窓の隙間から吹き込んでくる青空は
甘く舌に転がりこんでくる
永遠を誓うように

誓われた永遠はキャンパスの上で
苦しみにのたうち回り
 ....
飼い主だった智子が
湖面をすべるように現れ
ミントを抱き上げる

懐かしいぬくもり・・・
やっぱり
おねえちゃんだ

ありがとうミント
よくここまで

これで・・・私
ほん ....
この世界に蔓延する聖霊は

父なる神がつかわした

ものごとと

ものごととの間にある

縁みたいなものなのだそう


父が死に母が死に

死んでなお暗き壁

希望なんて ....
その冷気に驚いて、振り返ると
君はその夜も凍っていた

孤独は冷たく瞳のはしから
ひとすじツーって流れ落ちたね

うすい赤色の唇が、吐息を漏らすのは
しあわせという嘘を舐めつくした ....
黄昏は雪の精が溶ける
爪を立てて
死んでゆく
そして水になり川になり
海になり
そして
星になる

そして
朝になる

太陽の微笑みを
遮る雲の波は
小さな白い花ビラ ....
長いあいだ 恋もせずに
眠っていた

営みがいとなまれ
物語は癒着しきって

開かれず 湿った頁を
ほそい指が捲るとき

できるなら まだ
起きたくはなかった
長いあいだ 恋 ....
心の罪は

どうしようもなくて

冷たい風が吹いている
そのとき失った人の名前は

この街の駅のプラットホームに
うずめておいたよ
なんといったか

どうしようもなく
 ....
そっか
もうこの財布は形見なんだな

あっそうだちょっと待って

これを・・
このネックレスを・・
こうして・・つければ・・
ほらこれでいいだろ

財布にネックレスを付けて ....
財布を拾った
ボロボロの財布
いや綺麗だった財布なのだ

噛まれて引き摺られ
よだれでベタベタになり
砂やゴミがくっついて

くわえた猫と目が合った時
落として逃げて行った

 ....
新鮮をたもつことはむずかしい
いつもそれはてもとから去ってゆく

この瞬間の永遠を画布に塗り込めて
とっても地球が重い日にぼくは

だれかの友達 になることを決めたんだ
彼もしくは彼女は ....
あ、

歌が聴こえる

ほら、よく聴いてごらん

なんだかとても寂しげな歌だねえ

あなたには歌ってほしくないなあ

もしもあなたがこの歌を歌うときは

僕は何をしているんだろ ....
崖地から火葬場を見おろす2階建てアパートに生息した 夕焼けのもらい火が6月の風を駆り立てて死んだ
そんな風の噂

あくまでそんな 何処にも届かない声を追い立てた喉を 震わせて
6月から身を ....
アスファルトに落ちている犬のフンを蹴とばして 追いかけて
夏の薄暗がりに溶けてしみる厚化粧


わたしがわたしのものならさいしょから わたしはわたしのことなど考えはじめてない のかな

 ....
ドーナツを食べて
函館へ
とあるドーナツ屋さんは
くだらない公約を
守ってくれた

なんてラッキーな星の下の二人なんだ
そんな幸せもの二人は
そんな安易な旅で
糸くずみたいな些細ない ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1949)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神さまの背中- 秋葉竹自由詩1119-8-9
バニラクリームフラペチーノグランデ- 末下りょ ...自由詩3*19-8-9
多く産まれる- DFW 自由詩11*19-8-8
通院のメモ- ああああ自由詩219-8-7
暑い夏の通夜- 末下りょ ...自由詩2*19-8-6
虎と稲妻と向日葵- 末下りょ ...自由詩3*19-8-5
光の星- ひだかた ...自由詩12*19-8-5
もぎたて- ナンモナ ...自由詩6*19-8-4
虫たち- ただのみ ...自由詩7*19-8-4
古民家見学- DFW 自由詩7*19-8-3
ミニカーで小さくまとまる人生- イオン自由詩1*19-8-3
おにのすわるあまのがわ- 秋葉竹自由詩1019-8-3
熱風(改訂)- ひだかた ...自由詩419-8-2
どういう状況下- 木葉 揺自由詩119-7-29
フェリー- 函館ドラ ...自由詩519-7-28
種が先か花が先か- 丘白月自由詩319-7-28
置き去りにされた筆の言葉- 印あかり自由詩1119-7-28
猫と財布_6話「最終回」- 丘白月自由詩119-7-27
死のドレスコード- 函館ドラ ...自由詩119-7-27
月の声- 秋葉竹自由詩719-7-27
作りたての笑い声- 秋葉竹自由詩519-7-25
物語- はるな自由詩819-7-24
ねがい、その心の扉に風が吹くなら- 秋葉竹自由詩719-7-23
猫と財布_2話- 丘白月自由詩119-7-23
猫と財布__1話- 丘白月自由詩119-7-23
いい加減な- 梅昆布茶自由詩1019-7-22
- 印あかり自由詩9*19-7-21
さよなら、ジューン_アニマルズ- DFW 自由詩10*19-7-20
フーリガン- DFW 自由詩2*19-7-20
登り来る機関車の力- 立見春香自由詩419-7-20

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