すべてのおすすめ
自販機で
ぼーっとできる時間を買って飲んだ
なんだか
すごくぼーっとして来て
久しぶりに
ぼーっとできたなあと
思っていると
Nさんがとなりの自販機で
ぽけーっとできる時間を買っていた ....
風になびく
ススキの穂が
水面を滑る
 
 眼差す太陽にギラリと光り
       
到来した冬は
情け容赦なく
すべてを裸にし
覚醒の輪郭を
与えていく
 
 透徹として刄の ....
君の膣に僕の肉棒が入ったけど、
僕の肉棒が君の膣の中に入れるのは、
お金を払ったからだけど、
そのお金は、人を騙したり人を脅したりして、
得た金ではないけれど、
そのお金で君の膣に僕の肉棒が ....
繭を羊毛を麻を綿花を紡ぐよに
するすると解けてきたのならいいのにね

糸巻き巻きを歌いながら

とんとん しゃー
とんとん しゃー

ひと目ひと目
一段一段
頭に図柄を描き
まだ ....
ぼくはそんなことを言ってるんじゃない。

君は、ぼくの言うことを大げさだとか。
的外れだとか、言うけど。

ぼくは、そんなことを言ってるんじゃあ、ないんだ。


女と男が全然違う生き物 ....
じゃがいもの皮は上手く剥きたい

何かがきっと変わることを実は信じている

だから一回り大きなシクラメンを買う

似つかわしくないクリスマスは

リップ・スティックのようなもの

 ....
旅に出るなら
天使と一緒に
そこには平安があるから
気ままな1人旅
退屈も楽しもう
お喋りの相手はいらない
ただ深く自分の中に沈んで

雪の中を行くなら
天使と一緒に
不安を抱える ....
近く微かに揺れる紅葉
呆けた顔して立ち尽くす人

全てが忘却された雨上がりの朝、

男は綺麗に髭を剃り
キャベツを買いに街に出た
ガラス越し
ひとつの思い出が横切る午後
指をのばしてももう届かない影よ
その横顔はいつか見たシネマ
唇が動いて――と言った

    
    蒼いカモメの夢を見た
    夜明けの波 ....
横断歩道の罫線を歩きながら、胸中であなたにお手紙を書きました。
青信号は行って良しの合図ですからね、少々大胆な愛のお手紙です。
{引用=ゆうやけに
金平糖をこっそりと盛る
あらむ抒情には
粉雪よふれと
いみもなくスナフキンのように

科学館のある丘に
今日もなびいていた
なびきながら
横目を拾い集めていた
 ....
夕暮れが来て
昼間高曇りの空の下
白っぽかった街並みが
闇に呑まれて行き出すと
高く豆腐売りのラッパの音、
響いて意識は遥か彼方に
散逸しながら
飛んでいく

遠い過去と遠い未来、
 ....
自称詩人の自称詩朗読会で
クラスターが発生しましたが
幸運にもコロナではなく
エボラ出血熱でした
朗読会を主催した
自称詩人Mr.chindonyaさんは
全身の穴という穴から
血を吹き ....
二〇一四年十一月一日 「She’s Gone。」

風水って、よう考えてあるえ。
そなの?
東西南北すべてに地上があって宇宙があるのよ。
東に赤いもんを置くのは、あれは、お日さんがあが ....
道草を食っていたら
道のおじさんに怒られた
おらの道の草よくも食ったな、と
ぼくは頭にきたから
走って家まで帰るとミケの耳をつねった
ミケはミャッと鳴いて逃げていった
次の日先生にその話を ....
風に振り回され
壁にぶち当たり
人に踏まれ続け
雨にびしょ濡れ

僕は誰にも読まれない詩

優しいおばさんが
ぐちゃぐちゃの僕を拾うと
めんどくさそうに広げ
外れた鼻眼鏡で
じー ....
ネジをうまく回せたり
紐を間違えずに結べたり
ファイルにプリントをちゃんと綴じられたり
そんなことができたら
他にはなにもいらない
書くことも捨てていい
ぼくはまともに就職できるんだろうか ....
ぼくと直交するものすべてが好きなのだ
遮るものが弾き出す座標に抵抗して
鉛直する何かがあれば良いのかもしれない

古い団地の一階の北向きの僕の寝室
書斎でもありギター2本とキーボード

 ....
二〇一四年十月一日 「ネクラーソフ『だれにロシアは住みよいか』大原恒一訳」

血糖値が高くて
ブタのように太ったぼくは
運動しなきゃならない。
それで
自転車に乗って
遠くのブックオ ....
みんなが笑っている
みんなが怒っている
みんなが泣いている

朝に 昼に 夜に

やるせなくて
どうしようもなくやるせなくて

夢は終わっていく
人生は続いていく

地球が廻り ....
何かとても感動した夢を見たのに
きれいさっぱり忘れてしまった
忘れたことはまだ辛うじて覚えている
だが、もうじき
夢見たことも忘れてしまうはず
だからこうして書き残しておく
ぼくはいま
 ....
弁当を開けると
見たことも無い空が入っていた
妙に縁どりのギラつく雲と
エメラルド・グリーンの空が一つだけ
箸で一口くちに運ぶと
ジャリっと歯に何かが当たった
たまらず吐き出すと
プテラ ....
人生を全うしたとき、命は何層のパイ生地に仕上がっているかな。
僕、死ぬのは怖いけど、棺の中で美しいパイに焼き上がりたいな。
二〇一四年九月一日 「変身前夜」

 グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた ....
黄金の虫
炎に包まれ
檻の中から
飛び立った

見学していた
子供達の間から
歓声が上がった

黄金の虫
ドーム状の
天井近くまで
炎に包まれ
舞い上がり
ふらふら堪え揺れ ....
11月の今頃になって
ハムスターが死にかけている
妻が巣箱の入り口に芋を置いても
出てくる様子がない
ペットショップで買って1年半
秋から急に痩せてきて
数日前から餌を食べなくなった
廻 ....
重力
塵埃へのやさしさ

文節の捻挫
ベルヌーイの包帯

飛躍とは
極性
S極でもN極でも

痛点
必要の居候

風景は無芯だと
水彩の目

風下は風上でもあり
 ....
零、煉瓦に囲われ取り憑かれ

一、私は拳を握りしめ辺りを壊し続けた

二、隣には空へ飛ぼうと脚を壊し続けてるものが

三、それを壁の上に座り覗く哀獣たち

四、猟銃たちに睨まれる哀獣た ....
波の音が聞こえる
私の心はざわつく
どこかで天使の泣き声がする
安らぎはこない

無茶な要求ばかりを押し付けられて
すっかり嫌気がさした頃
どこかで天使の泣き声がする
平安は何処?
 ....
暗くなる前に帰ってきて
そんな願いも空しく
無情にも日は暮れる
私の期待は尽く裏切られ
白い骨しか残らない

はらはらはら
白い骨は崩れて落ちる
どうか私を探さないで

夕闇に包ま ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1964)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
交わりについて- 道草次郎自由詩1*20-12-15
冬よ、進め!- ひだかた ...自由詩920-12-15
ソープランドで- 浮蜘蛛自由詩220-12-15
悠久錦- 鵜飼千代 ...自由詩15+*20-12-14
少ない人- 浮蜘蛛自由詩3*20-12-14
もうじきクリスマス- 道草次郎自由詩120-12-14
天使と一緒に- 無限上昇 ...自由詩220-12-14
お買い物- ひだかた ...自由詩620-12-13
冬のシネマ- 石瀬琳々自由詩11*20-12-12
罫線- クーヘン自由詩5*20-12-11
日付け変更線からの距離- 道草次郎自由詩320-12-11
夕の幻聴- ひだかた ...自由詩420-12-11
小鳩- 花形新次自由詩420-12-11
詩の日めくり_二〇一四年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*20-12-9
道草を食う- 道草次郎自由詩1*20-12-8
紙屑- 宣井龍人自由詩14*20-12-8
ネジをうまく- 道草次郎自由詩8*20-12-7
minimum- 梅昆布茶自由詩720-12-7
詩の日めくり_二〇一四年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*20-12-5
このまぁるい地球の上で- ひだかた ...自由詩920-12-3
はるかな記憶- 道草次郎自由詩420-12-2
白亜紀の弁当- 道草次郎自由詩7*20-12-1
パイ- クーヘン自由詩4*20-11-30
詩の日めくり_二〇一四年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*20-11-29
黄金の虫(改訂)- ひだかた ...自由詩520-11-28
立会- 大村 浩 ...自由詩13*20-11-28
塵のデッサン- 道草次郎自由詩220-11-28
数え歌- 月夜乃海 ...自由詩1*20-11-28
天使の泣き声がする- 無限上昇 ...自由詩320-11-27
晩秋の日に- 無限上昇 ...自由詩320-11-27

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