{ルビ銀=しろかね}の雪が空より
舞ひ落つる冬枯れの森
侘びしかる風の音聞けば
時移る草葉の思ひ

細やかに流るる川は
透き落つる冬枯れの森
悲しかる水の音聞けば
時映る雫の思ひ

...
私の部屋には一つの

こたつ

がある



ここ最近の冷え込みから考えると

今の部屋の重要拠点は

こたつだ



そんなこたつの中には

必ず一匹の猫がいて
...
ママが死んだの
私が高校を卒業して間もなく
ママが死んだの
ママと二人だけで生きてきたのに
そのママがこの世からいなくなってしまったの

ママはパパのことを私に教えてくれなかった
私 ...
 二年前、私は仕事を終えると毎日病院に通っていた。
 夫を車椅子にのせ、夜の病院内をさまよった。病院から出ることができないなら、せめて外気にに触れさせてあげたいと思った。
 屋上テラスの扉は鍵がか ...
半分の月を見ていた

半分の月を見ながら
僕は半分だけ眠りにおちて
残りの半分は現実にとどまった

半分の夢の中では
浜辺に立った自分が
遠くの景色を見つめていた

半分の月を ...
オールドスクールなダンスナンバー
晴れた海岸線を
オープンカーですっ飛ばすような
晴れた休日の遅い朝
風呂上りに窓を全開にして吸う煙草のような
雨の日に
締め切った窓の内側で楽しむ珈琲 ...
硬直した光のように
景色が泥沼に沈んでゆく

音のない世界から
チェンバロの音が響いてきて
三毛猫の背中が艶々してきた
足音を忍ばせて
万年塀を伝わり
音もなく地上に降りて

夕方 ...
想いは風の彼方
いつだって私を追い越して行く
つかまえようと急いでも
今の私には追いつけなくて
ただ風に吹かれ続け
空の青さに心哀しくするだけ
嘘つきのチョッピリビン
私の願い叶えておく ...
乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
私は逃げ続ける

乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食は前にしか進まない
乞食は引き下がらない

乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食 ...
一片のことばに、
色がなくても、
それでいい。

一編の詩として、
彼らが息づいていれば、
それでいい。

どんなに醜い、
汚物であっても、
それで ...
俺 豚 肉喰う
俺 豚 糞喰う
俺 豚 飯喰う
俺 豚 金喰う
俺 豚 米喰う
俺 豚 麺喰う
俺 豚 鳥喰う
俺 豚 草喰う
俺 豚 俺 豚
人を喰う
あだしのくんは、
ときどき冷たくなる。

あたしの隣で眠っていると、
あだしのくんのからだが冷たくなる。
あだしのくんの蒼白い肌が、
さらに蒼く透きとおって ...
赤い絵の具に緑を混ぜたら
茶色になりますね
それがどうしたと言われても
こまるのですけれども

すっかりパレットが汚れましたね
絵は完成しましたか
ここからその絵は見えなくて
ただ汚れ ...
捨てたつもりはなかったのです
だってこの国にゴミはないのですから
ええ だから 捨てたつもりは全然なかったのです

あのひとの影を いえ あのひとへの愛を
私はあのひとが残していった家にきち ...
富士がみえ大島がみえ茅ヶ崎の空は冷たく風が真っ青  ここは北窓で
 日の光は入らない
 
 暗闇で飼い猫のニンが目を光らせて泣いている
 腹が減ったのか?
 お前はよく食うな

 今の天気はどうだろう?
 一日中暗い部屋では天気が ...
恋、してるのかな。

始まりが、唐突過ぎて。

何だか、夢のようです。

明日には、覚めてしまっても。

何だか、よさそうで。

恋、したいのかな。

終わった、ばっかりで ...
 友人Tよ
 我が友よ
 お前と知り合ってもう4年になるよな
 一緒にふざけあったり
 人生を語りあったり
 愚痴を聞いたり
 聞いてもらったりしたよな

 お前は今まで苦しんできたよ ...
俺の夢を喰って消化不良を起こした
そんな貘を捕らえるのは簡単さ
よっぽど腹が減っていたのか
喰い終わってすっかり夢の中

起こさないように
そっと近づいたら
両手足を縛って ...
生まれるべきじゃなかったと
あなたが言うから

「こんな歳まで生きてきたあなたなら
家族に必要とされてなかろうと
会社に必要とされてなかろうと
そんな些細な事で
自分を否定するなんて ...
私たちが住んでいるこの地球は

大気があり

水があり

そして生物がいます



太陽系の9つの惑星と60個以上の衛星のどこを探しても

そんな星は地球だけです
...
青白い大人達が
おくびょうな大人達が
ぼくらをとおざける
カンバン方式で
育っていく
生まれたことも忘れてしまい
死なないことだけを教わる
正しい生き方だけを教わるから
間違った生き方 ...
もういいかい。

まあだだよ。

もういいかい。

まあだだよ。

もういいかい。
もう探してもいいかい。
もう見つけてもいいかい。
探すことで見つかる程度のことを、
もう探し ...
         宅地がいつのまにか更地になり
     売地の立て看板が寂しそうに立てられた
                    そして
            まもなく枯れ尾花が群生
...
一人の少年の出現に
森はざわめき始めた

樹々に宿る精たちが
その瑞々しい肌を巡って
争うこととなる

乳房のような
臀部のような
熟した果実をふくらませ
森は目覚めに入った

...
たくさんのさよなら見送り
ふりかえると
行きそびれたものたちが
思い出たちが
おかえりと言った

いつか君の町で
君のうたで
体で繋がるしかない

気持ちは見せたくもないし

伝えようもないから

体で繋がるしかない


少し震える右手を

気丈な左手で押さえつける

すべては

結果でしょう? ...
今あなたが見ている空は
どんなにがんばっても
裏側までは見ることができません
けれども
その裏側を想うことは
できるはずです

今あなたが見ている人は
どんなにがんばっても
心までは ...
ついに飛ばされた/待っていたのかもしれなかった/
この時を/この場所を/

<ああ ふたつめのじんせいはひとつめよりもはやくおわるなんて>おもしろいね</ああ>

フラッシュからブラック ...
 キラキラとした日の光の中
 私たちは真っ黒な服を着て歩く
 眩しくて目が開けていられない
 道は真っ直ぐあの方の元へ
 皆無言で手に持った鞄を握り締めて
 
 会場に着くと見覚えのある人 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬枯れの森ぽえむ君自由詩12*06/11/15 13:58
ねこたつおっとっと未詩・独白2*06/11/15 12:38
ある少女の独白杉菜 晃自由詩15*06/11/15 12:25
そのとき「詩」は私を救わなかった渦巻二三五散文(批評...28*06/11/15 11:58
半分の月を見ていたベンジャミン自由詩13*06/11/15 11:50
ジャミロクワイ(冬の子)虹村 凌自由詩2*06/11/15 11:42
あおば自由詩7*06/11/15 11:22
嘘つきのチョッピリビン未有花自由詩8*06/11/15 11:11
乞食肉食のすずめ自由詩2*06/11/15 9:22
「 わたしの詩。 」PULL.自由詩19*06/11/15 8:55
kei99自由詩106/11/15 7:49
「 あたしのあだしのくん、三。 」PULL.自由詩20*06/11/15 6:15
汚れたパレットのソネット佐々宝砂自由詩1206/11/15 5:53
ゴミのない国で リターンズ自由詩906/11/15 5:48
茅ヶ崎A-29短歌1*06/11/15 3:05
光りの届く場所へ山崎 風雅自由詩606/11/15 2:25
始恋。狠志自由詩306/11/15 1:46
友人Tよ山崎 風雅自由詩606/11/15 1:46
バクの夢なかがわひろ...自由詩4*06/11/15 1:31
ナク理由mac自由詩2*06/11/15 0:34
宇宙人、襲来むむ自由詩506/11/15 0:00
白地図を、くださいたりぽん(大...自由詩12*06/11/14 23:57
哲学かくれんぼブルース瀬戸...自由詩2*06/11/14 23:47
ひかりの雫(二十)信天翁自由詩106/11/14 23:39
森の目覚め三条麗菜自由詩7*06/11/14 23:30
okaeri.comAB(なかほ...未詩・独白606/11/14 23:24
媒体ごまたれ自由詩2*06/11/14 22:54
今あなたが見ているものはぽえむ君自由詩20+*06/11/14 22:43
sayonara.comたたたろろろ...自由詩5+*06/11/14 22:42
レクイエム茉莉香未詩・独白006/11/14 22:38

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