秋の夜の小宇宙など見つけむと塩と砂糖を眺めたりけり 実に 簡単な方法 石の 狭間に砂 置いて駆け巡る 自分自身 の信号売る 警戒 焦燥の中で 焦燥という ロッカー 籠 空き箱 皿 図 の中 焦燥 実に 二年(12)簡単な(15)方法で 蔓を巻くな 二度 ... 日曜日、妻は眼鏡をはずした顔で
ハムエッグとデニッシュブレッドの朝食をとりながら

やつらに全体を見せてはならないの」と言い、

世界は分裂させて統治するのがふさわしいのよ
思想も宗教もそ ...
1.

「また来ます」
先々月のことだったかな
確かに言ったんだけれど
未だに行ってない
先月、行くつもりだったんだよ


2.

しらないひとの葬式に
飛び入る



むし


3.

右目が ...
体のまあるい婆ちゃんが 
ぜいぜいと団地の階段を上っていた 

通りがかりの少年は 
後ろから両手で腰を抱えて 
ゆっくりとした歩調と合わせ押し上げた 

( 振り返ると 
( 団地の ...
流れる水を、手で止めても。
いつかは溢れてしまって。

流れる時間を、止めてみても。
やっぱり、止めることは出来なくて。

ねぇ、1秒、また、1秒。

流れて行く時間は、大切だから。
...
朝の車の中で 
おばあちゃんは 
他のお婆ちゃん達に 
七色のあめ玉をくばって 
僕にもくれた 

「 このあめ玉をなめると 
  元気百倍ですね    」

というと 
おばあち ...
世界は僕たちのなかを
通り過ぎて行った

まるで

ただ通り過ぎてゆくことだけが
世界であるかのように

あらゆるものが
あらゆるものに
置き換えられていった

なのに

...
仕事を終えて入った喫茶店の夕食前 
紅茶をすするカップを置いてほお杖をつき 
今日という日を振り返るひと時 

名も無き群の
無数の足音が響く 
駅構内の朝

職場の仲間と 
腹を抱 ...
ポ タリ



血が落ちて、初めて気付く



君の傷



ね、どうしたの?
どこが痛いの?


ポタ


見え隠れする、真っ赤な雫
滴り落ちては、吐息に ...
止めて
教えて
今 僕の胸から手が伸びていて
何かを欲している
空に飛んでいくって
どんな気持ちかな・・・

涙って何だろう
僕の目から
鼻から
痛々しい感情が
真っ直ぐに伸びて ...
ん?
うん
 ん

ううん

お蚕ぐるみの
コバンザメに
たかられたんだぁ〜

だぁ〜!

ひゑぇ〜

かちどき橋を渡る
小型機が墜落する

舟が出た後で
だれ ...
ピンポン。
宅配便です。
ピンポン。
ドンドン。
宅配便です。
科学的見地に立てば
推し量ることは到底不能な
矜持をお運びしてまいりましたが。

ピンポン。
宅配便です。
ピンピ ...
仕事帰りの274号線
携帯電話のテレビ機能で
日ハムが優勝を決める その
しゅんかんをもくげきした

野球なんていつもは観ないのに
稲葉が打ったとき
おれは
イナバァァ
って言った
...
今日の空が知りたくて
朝から空を見上げれば
昨日と同じ秋の空

でもどこかが違う
昨日はつぼみだった山ゆりが
白く大きく咲いている
今日の空は少しだけ
昨日の空より白かった

今日 ...
そらにもよ
でっかいそらが まつんだと

まんずだまって みあげてみれ
そっだらここちが するもんだでよ
ふしぎなもんさな
なしてかな

はらっぱはよ うみのすみっこなんだと
うなば ...
ドアを一枚隔てて夜と昼がありまして
月夜の晩にウサギの着ぐるみを着た狼が
こんこんこんと3回ノックした向こうは
太陽の頬が渦巻き灼熱の風が舞う砂漠で
一匹のさそりが穴の周りでクル ...
★調整中 苦しみの果てに何が見える?

真夏のアスファルトからの熱気に倒れそうだった

僕自身を映した蜃気楼はゆらゆら揺れる

あの日のままの気持ちでいるのに

君はそれを気が付かないふ ...
{引用=





青と蒼のはざまに
すれ違う風
伝言は儚く
雲は 日常を
虚しく過ごすばかり

遙かに空を
跨ぐ人がいるのだが
躰が透けているので
気づく者はほとんど ...
乾きたてのネグリジェーは柔らかく
僅かに生臭いにおいがした
貝のぼたんが付いている
それを
人差し指で
上から順にさわってゆくと
真ん中のぼたんだけ
緑色の丸いぼたんに
付け替えられて ...
しらないものが多すぎて
わたしたちはいつも
上手におぼれる

陽射しとは
なにを探し出すための
あかりだろう
こたえなどわかる筈もなく
求めるわけもなく
わたしたちはいつも
上 ...
回る回る
メリーゴーランドが
回る。
夢を乗せて回る

警戒音が鳴る
ベルが鳴って
停車。寂しい
次のお目当て

夢を見ていた
いびきをして
寝ていた。
時間が分らなくなる。 ...
めぐり めぐる時と共に

あの花の香薫る 季節

甘く むせる 思い出の色も

今は {ルビ永久=とわ}に

鼻先を 掠めて

通り過ぎていく 季節に

涙は 見せない で
十月の
夕刻にしては
あたたかい風が
秋の
冬の
装いを始めた草の
乾いた匂いを運んでくる

霞がかった空は
穏やかな表情で
まだ染まるには早い
青く連なる山々に添う

静か ...
  想い出は焦げ茶色
  今は 今すぎて
  昔は 昔すぎて



  アキ
  君の笑顔には この空が とてもよく似合った
  うまれたての青い空
  もっと君に見せたかっ ...
あなたをね
叩いたらティーンって
鳴いたのね

あなたをね
撫でてもティーンって
鳴いたのよ

チクタク チクタク ティーン

チクタク ティーン

チクチク    ティーン
...
今夜
世界中の
すべての大阪弁の女の子が
ただ
しあわせでありますように
流れ星ひとつ


もう会えないあのこの
しあわせ願うほど
ぼくはおひとよしになりたくない


いいひ ...
浴室に腰掛けて身体を洗っていると
虫の声が
地面を敷き詰めるように湧きあがって
ワッショイワッショイ
ジーンリージーンリー
私を神輿にかついでいるつもりらしいのだ
それならこちらも ...
その爺が傘を持っている時は
必ず雨が降るので
わたしは爺が通る
朝7:42の窓を
「天気予報」と密かに呼ぶことにしている

爺の背筋は驚くほど真直ぐで
たぶんあれは針金で出来ているね、と ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
塩と砂糖A-29短歌006/10/13 1:20
アーシーズ黒川排除 (...自由詩006/10/13 1:14
芝居の合間atsuch...自由詩5*06/10/13 1:12
グラスをあらうのをためらっているたいにぃぼい...未詩・独白006/10/13 1:08
少年と老婆服部 剛自由詩13*06/10/13 0:51
創書日和「ナガレ。」狠志自由詩106/10/13 0:45
あめ玉 服部 剛自由詩7*06/10/13 0:40
痕跡/擦り傷加藤小判自由詩006/10/13 0:38
砂丘の少年服部 剛自由詩9*06/10/13 0:27
ポタリことは自由詩1*06/10/13 0:17
抽象狂騒。詩結城 森士自由詩2*06/10/13 0:03
あおば未詩・独白1*06/10/12 23:48
宅配便のビートブルース瀬戸...自由詩306/10/12 23:31
イナバァァたいにぃぼい...自由詩106/10/12 23:05
明日の空が知りたくてぽえむ君自由詩12*06/10/12 22:36
したっけな千波 一也自由詩21*06/10/12 22:25
狼と蠍shu自由詩406/10/12 22:05
君待月Rin K自由詩19*06/10/12 21:56
酷く楽しそうにでも切なく響く声こめ自由詩1306/10/12 21:44
ジャイアントステップス &まどろむ海月自由詩5*06/10/12 21:42
洗濯物と海吉田ぐんじょ...自由詩906/10/12 21:37
八月のさかな千波 一也自由詩21*06/10/12 21:35
遊園地ペポパンプ自由詩3*06/10/12 21:29
金木犀李伍 翔携帯写真+...8*06/10/12 21:12
サンセットLEO自由詩22+*06/10/12 21:10
アキ草野春心自由詩106/10/12 20:46
ティーンアサリナ自由詩13*06/10/12 20:25
世界中のすべての大阪弁の女の子がしゃしゃり自由詩806/10/12 19:57
裸の大将杉菜 晃自由詩10*06/10/12 19:25
わたしの中のリアリティ小松 Ann...自由詩3*06/10/12 19:18

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