リチャードカールソンは言った
期待を捨てれば
自由になる と
あたしは頷いた
自由になるためなら
何でもする と
けれど彼は言った
自由になれるという希望が
また期待でもある ...
前を向いて歩きたい
自分だけの長い道のりが
ずっとずっと終わることなく
ゴールは見えない
歩かなければ
風が背中を押してくる
いや
何かが背中を押してくる
前を向いて進みたい
自 ...
熱に浮いた体が悲鳴をあげた
体がぽっきりと折れた拍子に
ごっくりと塊を飲み込んだ私
体中をソレは駆け巡り
ちょっとずつ侵食していく
手足の先が動かなくなった
髪の毛ははらりはらりと抜け ...
うとうととまどろんでいたら
夢の中に君が帰ってきてしまった。
間延びした声で「おかえり」と私は云い、
少し疲れた声で「ただいま」と君は云い、
私は起き上がって、
…起き上がって? ...
庭の片隅で蟻が巣を作る
巣穴から砂を持ち出しては
ぽとりぽとりと落として帰る
(その砂が落ちる力を
私たちは万有引力と呼んでいます)
感心して砂を運ぶ蟻を
見つめているが
...
あるきつかれた鄙びたモーテル
きみは背のたかいテーブルと椅子に
ぼくはその向かいから
きみをぼんやり眺めていた
ふるい鉄マドから差し込む
外界のひかり
照らされ
スパゲティーを丁 ...
ほら、君と僕と。
お月様と。
おっきな三角形。
けど、たまにお月様はかくれんぼ。
僕と君も、手を振って。
僕とお月様、ふたりっきり。
何だか遠くて、淋しいね。
...
学生は撫で合いを求めて学校に行く
彼氏と彼女の意味のない領域を作る
男女間に友達の領域は存在せず
社会人は生きる為に会社に行く
自分の時間を持つ事は許されず
仕事と言うなの課題 ...
まる子みて二度泣く秋の夜は澄み
ある日
「生きることは汚れてゆくことだ」と
あなたは言いましたね
その言葉の意味が分からなくて
僕は不安になりました
またある日
「人の心はダイヤの原石のようだ」と
あなた ...
私はこの茨の茂みの上を
軽やかに歌いながら
飛んでいく陽気な雲雀
ひたすらに陽気に歌い
明るい昼の太陽と戯れ
光を浴びて自由に空を舞い遊ぶ
そんな私ですが
夜になると
この肌寒い茨の ...
凍った星屑が
壊れた金平糖のように
降る十月は
魔物が
楽しそうに笑っているよ
人間たちは
人間に飽きて
あやしい魔物に
憧れているのさ
あちこちに
着飾った素敵な ...
カフェに行きてえ お茶が飲みティー
でも代官山や三宿あたりのオッシャレーなカフェは
俺たちには高すぎる 精神的に高すぎる
お似合いのカフェを求めて 恥をかかない場所を求めて
俺たちは旅をした ...
目を閉じると
楽しかった頃の自分が見える
好きなあなたの笑顔が見える
叶えたかった夢が見える
目を開くと
時刻に追われている自分が見える
愛から情に変わったあなたが見える
夢を忘 ...
ぶんっ
  
風がさそう夜は
目が潰れるほどに 
 眩しく 暗い
銀に輝く夜が
ぶんっ
  
視線をすい ...
今の私にとって
感じることが生きること
感じさせることが生きること
ほらまどのそとがわではかぜにゆれるきぎがへへってわらいながらやねやねこやでんしんばしらとひみつをはなしあっているからぼくはちいさなちょこれいとをかじりながらだれかがあたたかいこうちゃをそそいでくれるの ...
きょとんと首をかしげる
(鬼サンコチラ)
木の実をついばんで
天気雨とかくれんぼ
*
二羽がくちばし
頰よせあって
(フレンチキスっていう ...
生まれて きた それは 事実か?
生まれたのだろうか
産む という 行為に
認められた 事実はあるのか?
生を 肯定すべきか
あの 夕陽に 飲む 女の声
死から 生まれてきても
それ ...
ガラスの破片をしゃぶりながら
鼻歌まじり スキップを踏めば
舌に刺さったガラスも踊るよ、
「♪ダンシング )))
口は血まみれ 胃にも穴があく
じゃりじゃり食べよう 夢のかけら
ば ...
列車を降りて
たどりついたのは
ごく細い町
雨は熟しているのに
建物はアイス・バーみたいなんだ
ホテルのベッドで
ゆっくりとくたばっていく
眠ればプール
...
いつも定められた電車に乗って
東の朝日を窓から浴びる
電車を降りれば
眩しかったことを忘れている
私がいる
いつも決められた時間割に沿って
前の黒板を席から眺める
授業が終われば
...
空とぶセスナの 繰り返される女の声が
街中、凶暴にふりそそぐさなか、彼はいつものように
駅前のロータリーでキャベツを抱いて
坐る。 踵をつぶした革のスニーカーを穿き、
深緑のトレーニングウエ ...
賢しい男であった試しはなく
理性と欲望の区別すらつかなく
1、2、3、4、
千鳥足
認識
認識
この通り
無知の極みはその通り
5、6、7、8、
目も ...
今朝
露にかがやいて
咲いた朝顔が
のこらず
消えてしまつた
―小鳥が来て
食べてしまつたわ―
と
その家の母親は
呆れ返つたが
真実は
その ...
夕立の中で君は背骨を読んでいた。
真っ暗な瞼のうらに現れているみどりの正三角形を、
くうきを吸い上げた則妙筆でなぞるように
繰り返してみる。
大地を這う蛇に似た、
千万(ちよろず)の ...
trick or treat
Jack-o'-Lanternを持った魔女の行進
trick or treat
まっくら洋館で一夜限りの遊戯
蝋燭の灯りに小さな悪魔の笑い声
時計がぐるりぐ ...
流すというよりは
こぼれるという感じ
涙が線を
引いていく
まるで上から下へ
潤いを運ぶ川のように
一筋の流れがかすかに伝い
(ぽ、と)
...
君は畑の太陽さ
そう ハロウィーンの日にはね
君は一晩中輝いて
不気味な笑みを浮かべてる
ハハハ アハハハ
そんなにおかしいかい?
ちがうよ これは魔女のしわざさ
ハハハ アハハハ
魔 ...
難破船
星を跨いで
チュニジアの夜
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
リチャードカールソンは言った
ごまたれ
自由詩
8*
06/10/31 22:56
何かが心を呼んでいる
ぽえむ君
自由詩
9*
06/10/31 22:08
悲鳴
茉莉香
自由詩
1
06/10/31 22:01
はやくあいたい。
朽木 裕
自由詩
2*
06/10/31 21:49
蟻
久部
自由詩
0
06/10/31 21:38
そして小さなワルツ
キメラ
自由詩
5
06/10/31 21:36
君と大三角形。
狠志
自由詩
1
06/10/31 21:15
生き方
海月
自由詩
0*
06/10/31 21:11
まる子
A-29
俳句
1
06/10/31 20:59
「一粒のダイヤ」
ベンジャミン
自由詩
7*
06/10/31 20:01
嘆け雲雀よおまえの悩みを
AKINON...
自由詩
3
06/10/31 20:00
ハロウィン・ナイト
佐羽美乃利
自由詩
4
06/10/31 19:51
非カフェ民
新守山ダダマ
自由詩
7*
06/10/31 19:11
見えるもの
wariow...
自由詩
0
06/10/31 18:44
今夜
藍静
自由詩
11*
06/10/31 17:50
生きること
もち子
自由詩
0*
06/10/31 16:35
愛撫
はらだまさる
未詩・独白
3*
06/10/31 16:15
小鳥
石瀬琳々
自由詩
14*
06/10/31 16:03
現実
奥津 強
自由詩
2*
06/10/31 15:46
夢のかけら
atsuch...
未詩・独白
3*
06/10/31 15:27
Kiss
ふるる
自由詩
7*
06/10/31 15:00
私は私になる
ぽえむ君
自由詩
7*
06/10/31 14:55
キャベツ君 ★
atsuch...
自由詩
9*
06/10/31 13:41
今朝未明、路上に。
tiki
自由詩
1*
06/10/31 12:37
朝顔のゆくへ
杉菜 晃
自由詩
10*
06/10/31 12:19
背骨を読む
はらだまさる
自由詩
9*
06/10/31 11:22
Trick or treat
ルーファウス...
自由詩
1
06/10/31 11:13
創書日和「流」 誘い涙
半知半能
自由詩
7
06/10/31 10:45
Jacko'lantern
未有花
自由詩
4*
06/10/31 10:32
チュニジアの夜
ふくだわらま...
俳句
2
06/10/31 8:33
5965
5966
5967
5968
5969
5970
5971
5972
5973
5974
5975
5976
5977
5978
5979
5980
5981
5982
5983
5984
5985
5986
5987
5988
5989
5990
5991
5992
5993
5994
5995
5996
5997
5998
5999
6000
6001
6002
6003
6004
6005
加筆訂正:
今朝未明、路上に。
/
tiki
[06/10/31 13:13]
行間を調節しました。
抽象狂騒。詩
/
結城 森士
[06/10/31 10:39]
最後。
9.57sec.