なんか苦しくて なんか辛くて
理由は分からないけど 今にも泣きそう

だけどひとりで泣く勇気なんてないから
誰かの側で泣かせてほしくて
妙にタイミングをうかがっている

そうやってあ ...
ようやく晴れた青空に
風船がひとつふたつ みっつ
きっと誰かの夢にちがいない

あそこの空からも
風船がひとつふたつ

いつの間にか
空には風船でいっぱい
大きいものや小さいもの
...
ぽち、おすわり
ぽち、おて
ぽち、おまわり

ぽち ぽち

ぽち、おかね
ぽち、ぱしり
ぽち、じさつ

ぽち ぽち
あなたの理想は
わたしの苦痛
あなたはそれを判ろうとはしない
(寝化粧なんて誰がする
腰に手を当て拳を振り上げて
いつから偉くなったのか
わたしには苦痛そのものなのに
(朝は誰だって眠い ...
にっちもさっちもって
そろばん用語だったんだなあ
知らなかった

こころは動いてるさ
だけど
頭と身体が動かない
どー にも駄目だ

あしたが
止まってしまうような
この世の仕組 ...
鳴り踊る携帯電話
くるくると巻かれたエクステ
ゴミとなった教科書

勉強? してない
将来? 知らない
演技? 忘れない

義務となったTV見学
胡散臭いリアル
他人を蹴落とすトー ...
人生とは大きな{ルビ河=うみ}

若い時は船を造る事が出来たが
歳を重ねるとその技量だけが残る
彼の体力は静かに老化した

彼の肉体は思いの他にガタが来て
少しの力で骨は折れて ...
もうすぐ3かげつになるぼくのいもうと「ヒカリ」は
ぼくのひとさしゆびをぎゅっとにぎりながらねむる。

かわいい。

きょねんお母さんとお父さんから
「ヒロくん、もうすぐお兄ちゃんになる ...
僕ら今死ぬとして何を思うだろう。


漠然と吸っていた息が止まり。悠久に擬した道が蜃気楼だと知る。



踏み出した足が空を掻いて落ちる時、僕ら何を観るだろう。


...
敵をもたぬ者は まずしい
誰よりも わたしのことを
かんがえてくれる あなたのことを
何よりも かんがえぬいて 完膚なく
やっつけて しまいたい
この辺で降ろしてください今日からはハチマキ締めたり卵を茹でたり



雷鳴とドライアイスと汽車ポッポ抹茶アイスはひとまず置いとけ



平成と昭和の境に生まれてからは二位とビリとを行っ ...
 絶対変わらない。


 それがあなたの口癖
 私への想い
 あなたは真剣な眼差しでわたしに誓った
 時に笑顔で
 時に泣き顔で。


 私はほんとに幸せものだ。


  ...
死ぬことで
何かを残そうとする人は
とても とても
寂しい人

残される人の心をを知らないんだ

生きることで
何かを伝えようとする人は
とても とても
美しい人

伝えるもの ...
 斜陽。窓が次第に夕暮れになっていく
このところの自室の空気は 白いカーテンを覆っていて 収納棚の内側から大勢の女子供たちがガヤガヤと騒ぎ「はやく、はやく、」と叫んでいる。布団の上に倒れこみ目を瞑る ...
嗚呼

聴こえますか?

わたしの想いが

強い音を立てて

貴方に

気付いてもらおうとしているのです

わたしの

たったひとつのチャームポイント

色白の肌

...
 






 なんて朝だ
 頭が取れて落ちそうだ
 二日酔いの後じゃ
 はらわたえぐられた青魚のように
 水面に浮かんで
 早く消えてしまうことを
 望むばかりだ
 パ ...
 戦争を知らない。
ぼくらは戦争を知らない、と、いいえるのだろうか?
「イラク」とか「サマワ」とか「アフガニスタン」とか
いろいろな地域の言葉がテレビに映っていたけれども
さっぱり判らなかった ...
雑踏が、病死した町に流れる。空想上の子供が、まるで、のた打ち回ったような、町の静けさとあいまって、生死の雑踏である。全てが合掌のようにも聞こえるので、町中の老人は、神の頂で、天を打つ。
病死している ...
押入に夕闇はつと隠れてる
    「もういいかい」と「まあだだよ」とで


庭先にブランコだけがゆれていて
    昼のサイレン明日はとおく


陽のひかり障子にさせば心痛み
    ...
おひょろ


こわいねえ、
こわいよう、
にんげんよりこわいの。
そりゃ、おひょろだぜ、こわいよ。
おひょろは、こころがないんだもん、こわいよなあ。
にんげんは、こころがあるから、わる ...
頻繁にこうなんです。  おいら会社の3等兵
 吊るしのスーツで地獄を進め
 命はとっくに天に預けた
 靴は蒸れ上げ水虫上等
 ペコリペコペコ頭を下げる
 時に地面にこすり付け
 百円拾いてやや救われる

  ...
君の街に雪が降ったとニュースで聞いた
君はどうしているだろう
僕の街にはまだ雪の便りはないけど
日に日に冷たくなる風の冷たさに
雪の気配を感じているよ

君が学校を辞めたと風の便りで聞いた ...
煙草の煙柔らかい朝
煙草拾ってうれしい
煙草高くなった腹の立つ
スーパー安売りでうれしい
スーパー閉まってて帰る
炊飯器にこびりついた米かたい


佐々木君得がたき友だ
佐々木 ...
        1

寒さが沸騰する河岸に、沿って、あなたの病棟は佇む。
粉々に砕けた硝子で、鏤めている実像が、
剃刀のような冷たい乳房のうえに置かれる、
吊るされた楽園。
顔のない太陽は ...
浜に打ち上げられたクジラは
良く見えなくて
そこだけ先に行けなくて
みんなよけて行く

サクリファイスは悲しい響き
どうしてその意味が
犠牲なのか

犠牲
儀式

教会の古い扉 ...
蒼い空に貼り付いている木の葉と
舞い散るとりどりの色を眺めていると
あの時の涙の味をほろ苦く思い出す

人の気持ちは葉っぱのよう
一年で様々に変化していくものなのに
あのとき言えなかっ ...
俺の神経を逆撫でするな
誘ってるのか
そんな薄い服着て
ブラジャーが見えてるぜ
揉んでやろうか
誘ってるのか
そんなジーパン履いて
パンツが見えてるぜ
突いてやろうか
この野郎
俺 ...
踏み切りを
越えて
交差点を
左に曲がれば
君の家のはずだった

しばらく来ないうちに
ずいぶんと変わってしまったみたいだ

君の笑顔青空に描いた

「また逢いに ...
僕はまるで夜光虫、夜になったら動き出す

決して飛べなくなった夜光虫

羽は折れ、地面を這いずる夜光虫

傷ついた羽を休めたくても

休める場所さえない夜光虫

アルコ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
隣のあの子蒼依自由詩4*06/11/24 22:42
空には風船ぽえむ君自由詩20*06/11/24 22:39
ぽち、おいでさえ未詩・独白5*06/11/24 22:27
理想と言うこと恋月 ぴの自由詩22*06/11/24 22:25
にっちもさっちも幻想蒼木りん未詩・独白106/11/24 22:25
女子高生さえ自由詩7*06/11/24 22:17
海月自由詩3*06/11/24 21:58
ヒカリはるこ散文(批評...1*06/11/24 21:54
『例えば、』しろいぬ自由詩206/11/24 20:46
そろもん(宿敵の話)みつべえ自由詩406/11/24 19:20
とめだがすふめぢ加藤泰清短歌006/11/24 19:19
かわらなきもの侍フィクショ...自由詩9*06/11/24 19:01
対称eris自由詩4*06/11/24 18:37
第二外科壕より結城 森士自由詩3*06/11/24 18:22
スイッチ愛心自由詩606/11/24 17:49
アロンアルファを塗りだくれカンチェルス...自由詩406/11/24 17:43
戦争を知らない竜一郎散文(批評...306/11/24 17:40
奥津 強自由詩4*06/11/24 16:20
押入の夕闇石瀬琳々短歌17*06/11/24 15:03
おひょろm.qyi自由詩706/11/24 14:40
4コマポエム(No.10)ぽえむ君携帯写真+...7*06/11/24 13:52
最前線。もののあはれ自由詩9*06/11/24 13:00
祈り〜遠い空から〜未有花自由詩13*06/11/24 12:39
風が強い 肉食のすずめ自由詩7*06/11/24 11:57
永遠のむこうにある空  デッサン前田ふむふむ自由詩25*06/11/24 10:53
サクリファイスふるる自由詩15*06/11/24 10:31
*セミの抜け殻パズル*かおる自由詩8*06/11/24 9:13
通りすがりのこの野郎kei99自由詩006/11/24 7:51
青空れるむ自由詩206/11/24 5:24
夜光虫Direct...自由詩8*06/11/24 2:01

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加筆訂正:
永遠のむこうにある空  デッサン/前田ふむふむ[06/11/24 22:32]
若干の訂正
丸い椅子に座りたくなかった/たりぽん(大理 奔)[06/11/24 19:01]
少し校正しました
永遠のむこうにある空  デッサン/前田ふむふむ[06/11/24 14:51]
1箇所訂正
永遠のむこうにある空  デッサン/前田ふむふむ[06/11/24 14:16]
5箇所訂正
階段の滲む朝/結城 森士[06/11/24 11:59]
(椿の色が好きです)→(椿の色が好きだった)
言葉ではなく涙で/lazy[06/11/24 4:13]
編集して、未詩から自由詩にしました
5.89sec.