まるで偏執な物体が希少に向かいあい
執拗に岸辺を凌駕しきれないでいる
“失う”とは時になんと甘美な転生なのだろう
在るべき場所にモノが無くなる便宜上の不備
モノローグの反響が外界の冷旋 ...
こちらはジェットストリーム
今宵貴方に夢をお届けします。
ラブソング・ゴスペル・シャンソン
何でもござれ...。
頭を振ると気持ちはハッピー
疲れが吹き出す
話し相手はいない
ロウソ ...
繰り返すことが日課になっています
歯並びはがたがたになってしまいました
またたくまに
バリボリ暇を潰している毎日です
遊びたいと思っていたんだけれど
叶いそうにありません
しょうがないです ...
星空を見たかったのに。
外は青空だった。
夜まで待ったら。
曇空で。
夜空は、冷たかった。
街路灯に照らされた千万粒の雨は透明で
幾条もの細い線が夜のアスファルトに吸い込まれる
上目遣い
僕は小さな赤いアーケードの下でそれを眺めていて
耳には降り始める雨の湿ったにおい ...
音をつまみ
降りてくる
曇の端に
奏でられるとき
わたしのなかの
水であるもの
いつわりをとく
筆を洗う
ふりつもる底
浅い水紋
沈みひろがる
音を見 ...
しとどに雨が降る
大粒の雨が
ブリキ屋根に穴をうがつ勢ひで
降り募る
降つて 降つて
怨みを晴らさうと
降りまくる
中に侘び暮す人のうらみを
...
金槌の音ふたつみつ暮れの秋
調子が悪いといって
約束してはドタキャンばかりする友人と昨日ようやくであった。
会ってみれば元気にしていたので、
「元気そうだね」といったら、
ひどくいやな顔をされた
「朝は元気じゃあなかっ ...
Ar
天使の手繰る、糸
それぞれに
太陽が(雑多な、点 手繰ル)
ぶら下がって イル、
永いメールワークの
合間、に
君の眺める
旭日に、酩酊して
T字路に射す
光、針の様な ...
いつも一人で帰った通学路
部活でレギュラーにはなれなかったけれど
この道ではスーパープレイの連続で
この時ぼくはヒーローだった
いつも一人で帰った通学路
テストは平均点より少し下だったけ ...
{ルビ石仏=せきぶつ}のこけむした肌が
しゃんわりと日に照らされて
青く反射している真昼すぎ
山山は遠く波打って青白くかすんでいる
地際にひとり
うっすらと真っすぐに立つからだ
ポシェット ...
床に教科書が転がっている
硬くなった茶色い吸殻が転がっている
トイレットペーパーが丸ごと転がっている
巨大なキャットフードみたいな
テトラポットが好きだった
のを
思い出したんだよ
...
積んだ石が流されてきた庭を掘って、埋めたいものが見当たらない。怖い色があった夜。あれもこれも気の済まない形ばかりの空に、囲まれていた。しゃがみこんだ足の下に押さえ付けた砂利の尖り。たくさん作った傷の ...
*
もはや
時の流れは緩やかです。
それはそれは
気が遠のくばかりです。
ええ
そういえばあれから
もうずっと人間を
見ていません。
けっきょく ...
*
彼女は
心音の優しい娘でした。
共に暮らした日々に
確かな安らぎと幸せを
感じました。
きっと
愛していたのだと
思います。
なのに ...
あの
白い薬局で手に入れた
不老不死の薬は
思ったよりずっと甘くて
胸やけなんかしたりするのでした。
どうやら
それが最後の2つらしく
ちょうど「売り切れ」の札が置か ...
アマデウスの瞳の中へシャボン玉消え
器に水を湛えたけれど
罅の隙間から零れ落ちてゆく
いくら注いでも満たされないままで
床に指を腕を伝って溜りを作れば
そこに逆さまの僕が映る
明日は雨だと予報が告げていた
傘を持って出掛 ...
言葉を呑み込むのも、言葉を吐き出すのも
なかなかに難しい
レンタルショップにてエロビデを借り
帰り道、ウキウキしながら電車に乗ると
なんとそこは女性専用車両だった
最近そんな気分に陥るので
正直なところ書くのが辛いです ...
死んだ
友の闇に消えつつある頭
抱きながら
指の甲に刻まれた紋様を
継承する 儀式は終わった
透明な下半身を左手に
とくに射精をこころみ
わたしたちは壁の中
もう友が誰だったか
...
俺が、音色であれば、彼は、天使になりえたものを。
旭日は上がる。どこへでも。全ての人々のやつれた眼孔に落ちる太陽の醜さよ。そう、だから俺は太陽が好きだ。
孤独は、行ってしまった人さ。なぁ、お前。
...
祖母はオレンジの光五つ隠し子守唄
昆虫の手足やわらかくかくかみなり
窓に映った雲にさらに窓が映りまたね
逆光に蠢く老人らのゲートボール
なくなるまで月から灰が降り続ける
...
とにかく
はしりだせばいいんだ
ってことはわかっている
さいしょのいっぽ
がむずかしいんだ
みにしみている
くっしんうんどうは
もうにじゅっかいもやった
なんとか
くだりのさかみ ...
この落ち葉を踏む感じがたまんないんだよなぁ
あなたは言った
私は
どちらかというとヒンヤリとした空気を
胸いっぱいに吸い込むのが好きだった
深まる秋の朝
そこここに澄ん ...
{引用=
沈黙するノートに。
わたしは魚。銀色の鱗をいちまい、はがして
秋の流れにそっと放つ。の。
ぐらぐらする、まっかな秋だから。
つないだあなたの手は、はなさない。
あ ...
ずっとずっと子どもたちが熱
ついでに私も熱
私は時々暴れるから
お医者さんで
押さえられなくなったら飲んでね
とお薬をもらいました
お昼は脳を活発にするお薬を飲んで
夜は脳を休ま ...
オレンジ色の猫
今街角にしっぽが消えた
夕暮れに
月が雲を見下ろして
雲が街を見下ろして
街は猫を探さない
オレンジ色の猫
誰も探さないその猫に
...
遠くで犬が吠えている
冷たい雨が降り続く中で傘も差さずに
僕は何処に向かう訳でもなく歩く
季節外れの桜は花弁の代わりに葉を落とす
認めずに生きようとする自分の愚かさに気づく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひたり火
キメラ
自由詩
3
06/10/26 20:38
日々変らず
ペポパンプ
自由詩
1*
06/10/26 20:27
実験は繰り返しやらなければならないという診断書より
アサリナ
自由詩
9*
06/10/26 20:06
空の下。
狠志
自由詩
2
06/10/26 18:15
raindropshotacookiecan
水町綜助
自由詩
4*
06/10/26 18:02
ノート(ひとり うつわ)
木立 悟
自由詩
7
06/10/26 17:47
雨
杉菜 晃
自由詩
6*
06/10/26 17:16
金鎚の音
A-29
俳句
2*
06/10/26 16:51
むつかしい
ワンダー
自由詩
1
06/10/26 16:38
DEAr my frienD (or sunbeems)
六崎杏介
自由詩
4
06/10/26 13:09
いつも一人で帰った通学路
ぽえむ君
自由詩
12*
06/10/26 12:07
幾年(いくとせ)
こしごえ
自由詩
12*
06/10/26 11:00
テトラポット
虹村 凌
自由詩
1*
06/10/26 10:52
雨の庭
佩慈の工人
自由詩
6
06/10/26 10:31
【後編】不老不死の男
橘のの
自由詩
3
06/10/26 10:17
【中編】不老不死の男
〃
自由詩
3
06/10/26 10:15
【前編】不老不死の男
〃
自由詩
4
06/10/26 10:10
瞳
佐羽美乃利
俳句
0
06/10/26 5:02
予報
AKiHiC...
自由詩
3
06/10/26 4:27
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
5*
06/10/26 4:05
ビラ配り
丑
未詩・独白
0
06/10/26 3:57
禊
黒川排除 (...
自由詩
1
06/10/26 2:26
六崎氏にささげる散文詩
奥津 強
自由詩
2
06/10/26 1:58
汚染種八百
黒川排除 (...
川柳
3
06/10/26 1:18
いっぽ
アンテ
未詩・独白
3
06/10/26 1:09
恋道
ささやま ひ...
自由詩
6*
06/10/25 23:57
秋。
青色銀河団
自由詩
4*
06/10/25 23:47
2006.10.25の何でもない日記
初代ドリンク...
未詩・独白
5*
06/10/25 23:35
オレンジ色の猫
mayaco
未詩・独白
4*
06/10/25 23:32
輪廻
海月
自由詩
3*
06/10/25 23:27
5973
5974
5975
5976
5977
5978
5979
5980
5981
5982
5983
5984
5985
5986
5987
5988
5989
5990
5991
5992
5993
5994
5995
5996
5997
5998
5999
6000
6001
6002
6003
6004
6005
6006
6007
6008
6009
6010
6011
6012
6013
加筆訂正:
三つの街—浮遊する断片
/
前田ふむふむ
[06/10/26 0:07]
若干の修正
8.93sec.