覚えている?
遠い遠いあの昔
あなたもわたしも 一人残らず
(胸を張っても良いわ) 皆裸のビーナスだった
つんと澄ましたそよ風とお気に召すまま たむろして
竹やぶの中を心は解け 駆けて行った ...
雨が止んだので
図書館に行きました
誰が書いたのか
忘れてしまいましたが
旅行記に読み耽っていたことは
覚えています
雨が止んだので
靴屋に行きました
どこの会社の製品なのか
覚 ...
楔形文字で時を刻んでみた
シュメール人ではなかったことに気がついた
なので
時を楔形にすることに決めたが
そもそも見えるものでないことに気がついた
亀の甲羅に刻んでもみたが
鼈甲の髪飾りに ...
◇コスモス
炭鉱の閉山跡を
コスモスが埋め尽くして
炭鉱夫の青春が還つてきた
背景はあまねく
コスモスと青空
◇金魚
金魚は
いくら ...
走るスピードを刻むように
街の広葉樹に遮られ明滅する
青と黄色ときみどりの
太陽の光を
めちゃくちゃに掻き回して
そいつをたっぷり指にとって
瞳をぬりつぶそう
たちまち涙が溢れだして
...
どこにいるの
あなたは
どこにいるの
かすかに残る
匂いだけで
正気を保っています
あの時見た空は
本当かな
もしそうなら
また
いつか
...
時の数だけ 愛が生まれ
幾つもの 物語がつづられる
俺の傍から君の笑顔が消えて
1年が経つ
いま思えば 俺は君のために
何をしてあげられたのだろうか ...
ひとりの時も私は
うつくしく
うつくしく
している
鏡を何度も見て
うつくしく
うつくしく
している
私がもしも醜く
映ったら
その時私は
自分を葬ることでしょう
...
夜明け前 ぼくらの宇宙(そら)では
屋根ではじけた流星が うるおいの濃紺に飛び散るんだ
プレアデスの向こう 溢れ出てくる流星を
君の瞳に刺しゅうして
対になった星の光が ちかちか燃えるのを見て ...
巡りあわせ 人と 人は
縫うように 生きて
ゆく宛てを描きながら 暮れながら
語りながら 夜も更けて
欹てて眠る人も
宿の明かりと 消ゆる人
たいそうな代物ではないけれど
ちょっと見てくれないか
つんと清ましたその顔で
てに取って見てごらん
とても綺麗だろう
そんな「たちつてと」作文
君の ...
閉じていく今日
光の輪郭を形成する自由な太陽が
緑色の淡い円を発光させながら
次第に抽象に移りゆく
不規則にこんがらがって
結ばれた約束は
シンプルに解ける
目を瞑る/目を開く
何 ...
私へのそんなもの
日常の発生
その人たち
主張している希望と自然に打ち合せをする
正直な真実などが
心の底から見られたra
不潔な偏見視界と
区別されるべきでない
理解 ...
あなたが大きな声をはりあげるたび
僕は嬉しい そして安らか
何かをさらけ出す悲しさを知っているけれども
それよりも大きな
大きな大きな安堵をきっと手に入れたがっている
そうでしょう だっ ...
覚えているでしょうか
始まりはとても深い海の底
それよりも少しだけ明るい窓辺の椅子
の上に、小さい体を完璧な球体に近づけようとして
息を止めていた、午後の
そこでは、君と出会った
...
煽る役
煽られて
炎が立って
こんにちは
ご機嫌よう
では、では
なんて
曖昧なことを言いながら
ゆらゆらと揺れて
揺れていることも忘れて
下重
なんて言ってみる
シモジュウ
...
褐色の髪の毛が柔らかに浮かび
回転したあなたを見つめた手を止めた時
言葉は何もないために作られる
互いを見つめて
切羽詰まっている
単にゆっくりこの時を評価できるだろうか
すぐに起 ...
白い風船が
闇色の空に 吸い込まれて
赤い 月が
次第に 膨れてく
ぼぅっと 見上げていた
その 景色
どうして 誰も 気付かないんだ。
星の光も無い
ただ 闇と 月が見ている
不思議な 夜
不 ...
もはや、部屋の中にあるのは蝋燭だけ。
溶け出した蝋に固められていく、僕の頭蓋骨。
最初に火を燈したのはきみだった。
―吹き消したのは誰だった?と、冷たくなった
マッチ棒に語りかけたのは、僕 ...
赤と書かずに赤。
青と書かずに青。
海と書かずに海。
太陽と書かずに太陽を!
檻の中
待ってる
貴方の言葉
貴方の仕草
貴方の 声
貴方のぬくもり
ひとつ ひとつが
僕の 鎖
「ねぇ、 目茶苦茶にしてよ……」
耳元でささやく声に
言葉 という名の
毒をそえて
「もっと 近く にいきたい」
思考を侵食する
黒い 欲望
四角いビルの建物が
窮屈なので
海を見に行きました
岩がビルの尖った角を
削ってくれました
パソコンデスクが
狭いので
海を見に行きました
波がキーの叩く音を
飲み込んでくれまし ...
人は誰かと支えあって
心を通わせて
生きていく
私もその一人だけど
私を支えることの出来る人を知らない
心を完全に通わさず
たまに
わずかにかする
誰かの声
その声に出会 ...
雨は降る
無情の
恵の
日は注ぐ
旱魃の
神の
一本の幹に触れる
真っ直ぐな
曲がりくねった
別れた妻を想う
不肖の息子を想う
置いてきた過去 ...
水の壁
これをね、くぐりぬけたら
あたらしい っていうか
違う自分になって
君に会いにいけんじゃないかと思ったんだ
風邪なんてひいてられないの
わたしを
わたしを
わたしにください
からっぽの海。
からっぽの空。
そして、からっぽの
からっぽの。
茶色の髪がふわりと浮いた
振り返った貴方を私はみつめた
手を止めると言葉なくして
私と貴方は見つめ合った
余裕なんてなかった
ただこの時をゆっくりと噛締めて
やがてくる別れの予 ...
恋する感覚は
誰に教わったわけでもないのに、
勝手に結びめを作っては
ひとりでにほどけてしまう。
こんな蝶々結びのしるし
望んだわけじゃ、なかったよ。
すきだよ。とメールします ...
言葉には、意味と別に音そのものがもたらす印象があります。
例えば「こんにちは」は明るく強い印象なのに対し「さようなら」はやさしい印象を与えるといった具合にです。
そこで、音のもつ印象を独断で分類し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
田舎町の女の子
きりえしふみ
自由詩
7*
06/10/29 15:16
雨が止んだので
ぽえむ君
自由詩
13*
06/10/29 13:07
刻印
アマル・シャ...
自由詩
7
06/10/29 12:40
コスモス 金魚 ・・・・・
杉菜 晃
自由詩
13*
06/10/29 12:28
僕を起こしたのは
水町綜助
自由詩
2*
06/10/29 12:12
どこ?
水平線
自由詩
1*
06/10/29 11:50
君だけに
明香璃
自由詩
3
06/10/29 10:38
うつくしく
三条麗菜
自由詩
3
06/10/29 10:02
流星を刺しゅうして
たちばなまこ...
自由詩
9*
06/10/29 9:55
一夜
ひより
未詩・独白
6*
06/10/29 7:01
こんな梅雨の日には
れるむ
自由詩
3
06/10/29 6:34
一重日(ひとえび)
結城 森士
自由詩
1*
06/10/29 4:45
生きることができること
言語破壊機械
自由詩
0
06/10/29 3:05
関係性
田島オスカー
自由詩
3*
06/10/29 2:33
群生
霜天
自由詩
13
06/10/29 1:38
小田急電鉄のトフ
あおば
自由詩
4*
06/10/29 0:54
私は成功する
言語破壊機械
自由詩
0
06/10/29 0:44
トマソン
李伍 翔
携帯写真+...
1
06/10/29 0:43
「暗闇」
プテラノドン
自由詩
2*
06/10/29 0:11
(メモ)
「ま」の字
未詩・独白
0
06/10/29 0:01
M
李伍 翔
自由詩
0
06/10/28 23:50
S
〃
自由詩
0
06/10/28 23:49
海を見に行きました
ぽえむ君
自由詩
11*
06/10/28 23:15
通じる
緋月 衣瑠香
自由詩
3*
06/10/28 23:14
正誤と言うこと
恋月 ぴの
自由詩
24*
06/10/28 23:09
ほしがり
瑠音
携帯写真+...
1
06/10/28 22:59
無と言うこと
恋月 ぴの
未詩・独白
10*
06/10/28 22:45
悲愛
茉莉香
自由詩
1*
06/10/28 22:27
シュガーポット
なつ
自由詩
2
06/10/28 21:46
音の構成で詩の印象を説明してみる
青色銀河団
散文(批評...
19+*
06/10/28 21:43
5969
5970
5971
5972
5973
5974
5975
5976
5977
5978
5979
5980
5981
5982
5983
5984
5985
5986
5987
5988
5989
5990
5991
5992
5993
5994
5995
5996
5997
5998
5999
6000
6001
6002
6003
6004
6005
6006
6007
6008
6009
加筆訂正:
無と言うこと
/
恋月 ぴの
[06/10/29 12:02]
1行削除しました
正誤と言うこと
/
恋月 ぴの
[06/10/28 23:39]
大幅に改稿してしまいました。すみません
7.55sec.