わたし、総理大臣のあくびについて観想を述べたいの。あくびの尖端はからっからに観想してますね。あくびはフルマラソンを観想できそうですね。あくびにはどんな観想曲が似合うかしら。
わたし、川に記録され ...
どのくらい
どのくらい経った
最後に声を聞いてから
あの青年がなにを言ったのか
耳よ、覚えちゃいないのか
タバコの煙と溜息が
不恰好に入り混じる
思い出し笑いを殺した後で
...
高い塔がある
空を突き抜け街を{ルビ睥睨=へいげい}するように
その塔はそそり立っている
塔には一人の姫が住んでいた
囚われているのではない
自ら閉じこもっているのだ
目も耳も口も絹糸で縫 ...
虹が遠いね
暗がりのなかからは
遠すぎるね
ゆらり、ゆらゆら
ふわり、ふわふわ
くらり、くらくら
あおく、くらいそこを
残像をのこしながらまた
浮遊して
下へ下へ、深く深く
小さな酸素の気泡と比例して潜っ ...
なんだこれは
ドス黒くて
塊だ
触ってみる
ズッシリと重い
塊だ
嗅いでみる
牛乳の腐った臭い
塊だ
こんなのが全身についてるなんて
吐き気がする
こんなのが全身についてるなんて ...
マンジュシュリ・ミトラの死んだ朝
わたしは聖河で衣を洗った
水の底でゆらめく草が
女の黒い髪の毛に見えた
空はおぼろな光に満ちていた ...
音は高く
鳥の背にのり
光はにがく
水をつぶやき
道にこぼれる
日々の花房
砂の花 花の乳
うすくくゆる みどりの
建物は泣き
門は目をふせ
かつての幸は
...
泣いても笑ってもただただ醜いだけだった少女はやがて年を取り大人になり老人になり灰になった
彼女はただただ醜く
自分を呪い
両親を呪い
周囲を呪い世界中を呪い
(友達はいないので友達は ...
雨上がりの砂利道を
そろりそろりと踏む石の
聞こえてくる砂音に耳を傾ける
それは優しさ
道の左の林より
枝から枝へと飛ぶ鳥の
聞こえてくる羽音に耳を澄ます
それは温もり
どこか ...
いまからみんなでたのしくげきをします
お前は何をしとんねん
お前は何をしとるんか聞いているやろ
答えんかい
同期があっこまでやっとるんやぞ
お前も脱げや
ええか
主役はお客さんや ...
赤い、地下の
ハードバップ・バーで
奥行きのない顔が
黒に塗り潰されて並んでいる
冷え切った
巨大なJBLからは
バド・パウエルさえも
押さえらない
その指先の
鍵盤も視線も
...
山になった洗濯ものの回りで
君は
春のような
スキップを踏む
{引用=おうちを買わなければ、よかったね
だって、お金持ちだったんでしょ?
たた、たたん}
ちいさな袖をそろえて
重 ...
黒いカラス、黒い羽
世界の果てを見に行こう
神様は死んじゃった
つまりは神様は存在していたと言うこと
足跡を残したぬかるみは
ほどよい弾力で有る限り
アタシの痕を残しつづけ ...
カモメは海沿いの線路上を飛んでいる
超低空で
軌道をいささかも外れることなく
線路は間もなく
海を逸れて山間へ入る
線路に添うか
海に添うか
カモメにとっての岐路だ
カ ...
昨日の日記
最近は閑職にあるせいで、ゆったりと1日の仕事ができる。
それもあたりまえ。
来月、退職するんだから、いまさら仕事持たせない。
...
こころのバランス。
わたしは、月の流れのように、
ときに、その波にのまれてしまう
自分を見失うことにも 慣れているのだけれど ...
『僕は無知で』
僕は無知で何も知らない
僕は無知で常識を知らない
僕は無知で物を読むことを知らない
僕は無知で知識がない
僕は無 ...
朝は失望の青い匂い
小さなテーブルの上には
ビールの空き缶が並び
頭に鈍痛を抱えたまま
ネクタイを締めて鏡に向かう
寒々しい街路樹を駅へと辿る
前を歩くOLの後姿が
い ...
理性の時
創造の野
脳髄の遊撃は
この地に印を刻みつけ
この空に線を強く引く
理性の爆発
論理の爆風
そして この地は空は
霊的な焔に包まれてゆく
上げ潮のごとく
...
おもちゃをかたづけなさい!
またしてもかおりちゃんちで怒られた
かおりちゃんのおばちゃんはこわい
そしてかおりちゃんは秘密をささやく
「お母さまはほんとのお母さまじゃないの。ごめんね」
...
覚えたての言葉で
精一杯表現していた頃
小さな町の小さな囲いで
小さな喜びを模倣していた
道端に咲いている花は
意識して歩かなくても
簡単に見つけられた
そっと顔を近づければ
鮮明 ...
事象の地平へと
私は翼を広げて翔び立った
すぐに行き着くかに見えたが
翔べども翔べども
それは見えてこない
続くのは
大いなる地平のみ
翼は上昇気流をつかみ
さらにさらに高みへと舞 ...
僕はまるで海から川へと産卵の為に戻って来る鮭のよう
歳も三十路を越え、人生の折り返し地点までも超えようとしてるのに
病気に掛かり、その薬の副作用のせいで、10000人に一人とゆ ...
穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
心亡き者が一石を投ず
心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
ベッドの上の枕が震える
執着する人
努力する人
無欲な人
流されるままの人
...
高級なニシキヘビ を
自由自在に操る
あの男 は
決してあの人に
興味なんか持たない だろう
暗い夜道を独りきり歩く
ビルディングの四角い隙間から
零れ落ちる白い光の柱
あの中できっと誰かが呼吸をしている
そう思うとなぜか悲しくなって
紺碧の夜空はどこまでも続くのに
どうして僕 ...
夏風にゆれる草原のようなもの
夏風と混じったシャンプーの香りそのもの
睡魔の奥で見つける愛しさ
電話回線の雑音そのもの
(ハロー?もしもし ハロー?ハロー?)
今 ...
バナナを 全部食べる
ずいぶんえらそうだ
何様だ、ユー
言われるまでも無いぜ
オレは自分で自分の肩をはずす
ブランチは午後六時で
日が変わるまでにもう三回転
カエルイーターの付けッ鼻
卒業チョップ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
延長
葉leaf
自由詩
11*
06/11/28 17:56
How long
リュカス
自由詩
0
06/11/28 17:18
鳥籠あるいは高い塔
石瀬琳々
自由詩
19*
06/11/28 16:19
分光の距離
たりぽん(大...
携帯写真+...
11*
06/11/28 16:03
ふらり、ふわり
し ん
携帯写真+...
2*
06/11/28 15:51
肉
kei99
自由詩
2
06/11/28 15:35
聖と死と
月夜野
自由詩
7*
06/11/28 14:45
ノート(庭)
木立 悟
自由詩
5
06/11/28 14:37
涙
由香
自由詩
2
06/11/28 14:31
雨上がりの砂利道
ぽえむ君
自由詩
15*
06/11/28 14:25
大人の学芸会
ねなぎ
自由詩
1
06/11/28 13:52
黒の歌
はらだまさる
自由詩
2*
06/11/28 13:49
はだかんぼう
佐野権太
自由詩
45*
06/11/28 13:16
黒いカラス
なかがわひろ...
自由詩
6*
06/11/28 12:49
一羽のカモメ
杉菜 晃
自由詩
15*
06/11/28 12:21
衝撃がとおりすぎてもここにある
逢坂桜
未詩・独白
6*
06/11/28 12:20
街をみる 顔をみる 空気を感じる
わら
自由詩
8*
06/11/28 11:58
僕は無知で
李恵
自由詩
3*
06/11/28 11:25
誰かの呼ぶ声
快晴
自由詩
4*
06/11/28 11:16
焔(ほむら)
アハウ
自由詩
1
06/11/28 10:17
青い目のお人形
渦巻二三五
自由詩
2*
06/11/28 9:37
あの頃
青山スイ
自由詩
22
06/11/28 8:26
地平
渡辺亘
自由詩
1
06/11/28 5:39
鮭
Direct...
未詩・独白
4*
06/11/28 4:59
暁
山崎 風雅
自由詩
10*
06/11/28 4:47
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
6*
06/11/28 3:12
あの角を曲がってから、
AKiHiC...
自由詩
7
06/11/28 2:31
you
ナイトー
自由詩
2
06/11/28 2:15
無題
馬野ミキ
短歌
3
06/11/28 2:10
とてもそんなタイトルはつけられないぜ、オレには
知風
自由詩
1
06/11/28 1:31
5975
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6000
6001
6002
6003
6004
6005
6006
6007
6008
6009
6010
6011
6012
6013
6014
6015
加筆訂正:
はだかんぼう
/
佐野権太
[06/11/28 15:08]
あちこち修正
8.86sec.