ギー
バタン

ドアが閉まる陳腐な比喩が威勢良く飛び込んできて
着た切り雀のお兄さんが驚いて二階の窓から飛びだして
倶利迦羅紋紋のお兄いさんが三列乗車の列から押し出され
だらしないなぁ!と ...
鍵はすぐになくなって誰かが拾った
落とし物は行ってしまった

落とし物は鍵を拾って
彼らもどこかへ行ってしまった

落とし物は落とされなくなって
後ろ姿は落とされた

彼らはここに残 ...
歩き続けることに疲れた旅人 
巨木の木陰に腰を下ろす 

見上げた冬空の青に 
突き刺さろうと伸びる枝々 

北風の唄に散る 
枯葉の舞 

その{ルビ一片=ひとひら}は 
旅人が ...
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった

どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで


俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった

けれど

...
大抵ひとりが好きな性なんですが
背にハラは代えられん
愛を餌にして飼うプッシーキャット

犯罪とかしてみたい
羨望の眼差し七三リーマン
大好物はアジアンスパイス
そう頑是無きチキンカレー ...
今日、流れ星を見たんだ。

星も疎らな、そらの中で。

ホント、何年ぶりだろうか。

風邪気味の体が、少し楽になってね。

ちょっと恥ずかしかった。

願いごとなんて、云う暇なかっ ...
{ルビ寒空=かんくう}に薄着となるや冬の雲 ありがとう この響きに 精霊が宿る

大丈夫? この響きに 精霊が宿る

ごめんね この響きに 精霊が宿る



可愛いね この言葉に 愛が伝わる

綺麗だね この言葉に  ...
充実感を持って仕事をしたい。給料は、衣食住がそこそこ満たされればいい。清潔に生きたい。清潔な家で、清潔な衣服を着て、清潔な食器を使って食事ができればいい。休日には、好きな本を読んだり、たまに親と旅行に ...  弱音を吐くのは
 辛いからではなく
 お前に甘えたいから
 優しく
 俺の頭を撫でてくれ
 お前の胸で眠らせておくれ

 大事なものが日々失われていくよ
 不安なんだ

 俺の指 ...
大嫌いなのに
「あんたなんか大嫌いだ!」と言えないのは
言えないからだよ

なんでって?

心臓が張り裂けそうになるからだよ

自分にも同じ矢が刺さるってこと
離れてゆく



あの人の日々に
なんとか映りたくて

いつも目で追って
あの人はいつだって
私を見たりはしないのに

悲しい希望を胸に
私があの人の日々のすべてになると
来 ...
心をゆさぶるの

ねぇ

そんなにもわたしを巻き込みたいの

ねぇ

もうだめ

わたしも





そっちへ行きたい
あたたかい午後

ふんわりして

ほわぁ、

  …おやしゅみぃ
銀色の穂波は
斜陽に映える芒の原
光と戯れ
丘の向こう側まで
続いている

風は止むことを知らない
運ばれる匂いは
ひとつの季節の終止符
あるいは序曲として
わたしに交わるけれど
...
なにを おもっている?


なにを 悟る?


すべては さみしさのそばにある。




酒が滅びのそばにあるのならば

とめどなく それをあおることもできようとも。 ...
わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。


それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ...
あなたが

余りにも  

輝いているので ...
繋がって、

繋がって、

交わって。

脈を、

どくどく、

流れてる。
その石は座ったまま
足を出さないで
意志は黙ったまま
その意地だけは
味を出しながら
維持している

重い心を思い
なぜか恋しい気持ちが濃い
その力に負けて
自分の視線を曲げてしま ...
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――




心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
...
あなたを待つ部屋で
私は時々シチューを作ります
その時は月桂樹の葉を
一枚入れておくのです

入れると入れないでは
香りもずいぶん違うのですが
あなたのいない部屋で
私は夢を見るのです ...
遅刻すれすれの電車に駆け込み 
腰を下ろしてほっと一息 

気がつくと 
握りしめた手のひらにささる 
いつの間に伸びた爪 

ふいに
携帯電話を取り出し 
日付を見る 

( ...
河川敷でオギの群生が燃えて
大量の灰が河を流れた
きいろいでかいはな
きいろいはやいでんしゃ
それ以上は小さくならない単位からの
新しい組成の可能性が
河原をすすむほどに薄れて
遠いとこ ...
車内、を 満たす
爆音、ムスクの 香
それらに
巧みに 織り込まれ、た
幻聴、二百台 目の
サイレン、と 瀕死者 等の
呻き、に 魂、其の、或る種、は
ゆっく り、と 白い
城、 ...
白く大きな建物が倒れ
道に大量の湯を噴き出していた
蒸気と飛沫がとびまわり
離れても離れても熱さは変わらず
自転車を手で引きながら
白いかたまりを見つめていた



...
 朝目覚めた瞬間より疲れている

 カーテン越しの空が青いほどに煩わしい

 早朝からテンションの高いニュースキャスター

 辛過ぎてつけた瞬間に消してしまった

 起きてから30分で ...
また一つ
また一つ
祈りました。
そして叶いました。

しかし満足を知りません。
次々と願い事ができます。
得ると有り難味を忘れます。
そして悲しみができます。

今私の心には大き ...
前にあなたが言った言葉
「おまえ、強いよな」

「そうかもね」
なんて返してみたけど

本当は
ちょっと悲しかったんだ

あなたの前で弱音なんて言わなかったけど
それは
私が強い ...
冬が秋に流れ込むとき

夜に長い雨が降って

切れ味の鈍い刃物みたいなつめたさの水が

体と体の間に滔々と流れた

僕はとある地方都市の道の真ん中で生まれて

都市計画がめずらしく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
師走の具沢山汁あおば自由詩4*06/11/26 1:05
鍵のありかアサリナ自由詩14*06/11/26 1:04
落葉の栞 服部 剛自由詩1406/11/26 1:00
クラヴィ ヴィエイヤールもも うさぎ自由詩58*06/11/26 0:42
でかい女が必要だ知風自由詩606/11/26 0:07
こいぶみ。狠志自由詩306/11/26 0:01
冬雲WILLY俳句006/11/25 23:50
言霊Direct...自由詩8*06/11/25 23:42
思うこと。藻羅未詩・独白0*06/11/25 23:40
間違っていたのは俺山崎 風雅自由詩10*06/11/25 23:34
いまはまだ言えない蒼木りん未詩・独白206/11/25 23:28
こいのさいご哀音自由詩3*06/11/25 23:19
lazy携帯写真+...7*06/11/25 22:48
あふたぬーん・すりーぴんぐ携帯写真+...4*06/11/25 22:30
口笛は何処へも届かないLEO自由詩34*06/11/25 22:25
なにを おもう?わら自由詩7*06/11/25 22:24
子どもの隣り (灰谷健次郎さんを偲ぶ)まほし未詩・独白14*06/11/25 22:17
輝き愛心携帯写真+...8*06/11/25 22:08
生命線。狠志携帯写真+...306/11/25 22:07
その石はぽえむ君自由詩9*06/11/25 21:59
雪とバニラと僕らの関係Rin K自由詩29*06/11/25 21:50
月桂樹よ太陽を呼べ三条麗菜自由詩9*06/11/25 21:46
冬の手紙 服部 剛自由詩14*06/11/25 21:25
トーエ砧 和日自由詩9*06/11/25 21:12
カー.ト六崎杏介自由詩6*06/11/25 20:56
ノート(ひろく 白く)木立 悟未詩・独白506/11/25 20:39
月曜の朝。もののあはれ自由詩9*06/11/25 20:08
ささやかなる祈りペポパンプ自由詩6*06/11/25 19:51
イメージチェンジえりす未詩・独白1*06/11/25 19:45
体温水町綜助自由詩5*06/11/25 19:41

Home 戻る 最新へ 次へ
5980 5981 5982 5983 5984 5985 5986 5987 5988 5989 5990 5991 5992 5993 5994 5995 5996 5997 5998 5999 6000 6001 6002 6003 6004 6005 6006 6007 6008 6009 6010 6011 6012 6013 6014 6015 6016 6017 6018 6019 6020 
加筆訂正:
輝き/愛心[06/11/25 22:49]
携帯バージョンは慣れていなかったので失敗しました
6.41sec.