今日の買い物
夕方
うす曇り
で
さとう
牛乳
パスタ
とか
ハーゲンダッツのラムレーズン
とか
足りないものと
欲しいもの
買って
今晩何食べるんだろ
さ ...
電柱にまで巻きついた朝顔を
不気味だと片付けないで
あれはね
わたしの母が
実家で育てた朝顔の分身なのよ
毎朝
たくさん咲いて
空の青と同じくらい
わたしのすきな青なの
...
苺ジャムから
苺を引いたら
夕日が残った
誰も地下鉄になど
乗ったことの無い町だった
くすんだ陽射しの中
食品工場の隙間では
猫たちがよく逢い引きをしていた
友だちにもみな両親 ...
あの人が眩しく見えたのは
わたしが光に弱いだけで
あの人が美しく見えたのは
わたしが色彩に弱いだけで
あの人の言葉にクラクラしたのは
わたしの心が欠陥建築だったのであって
いえ
きっ ...
こんなことまで詩にしてみました
「おーにさーん、こーちら。」
「てーのなーるほーえ。」
何気ない遊びも。
いつかは、勝利者。
いつかは、敗者。
いつかは、片思い。
いつかは、親友。
いつ ...
ヒラリ 舞い落ちる
赤い 小さな紅葉が
風に吹かれ そっと流れ
地面に落ちていった
秋の匂いが包んでく
私と君との時間
君の頬に キスしてみたよ
照れた横顔 ...
君に会いたいのは 夢を
差し込むから ぼくの額からきみのおでこへ
僕がここにいるのは決められたから
赤の他人に 座っていろと命令を受けたから
そのまま留まり続ければ
春訪れるだろうと ...
反対側のドアしか開かないんだ、と
キュートな顔をして言うものだから
わたしは安心しきって
そのちょっと不便な助手席に座る
もちろん、運転席側のドアから
ドアを開けると
異国のチュー ...
秋の日の涼しい夕暮れ
散歩から帰り家の門を開くと
上から ばっさ ばっさ と
木の枝が降ってくる
数日前66歳になった親父が
はしごの上から「お〜い」と呼ぶので
もうすぐ3 ...
攻撃的な僕
受身的な君
私は火
君は水
快楽を貪り食うオイラ
苦痛に耐え忍ぶオマエ
結局は君に飲み込まれ
おとなしくなる
僕は走り
君は歩く
俺は男、お前は女
それぞれ一 ...
地面へ落とされる途中
君と目が合った
その目には
恐怖や
不安の色が映らず
真っ直ぐに地面へと向かう
怖くないの?
僕は問う
怖くないよ
大丈夫、僕らは一つになる
地面で一緒に ...
ちいさなひかりが
あたたかな狭い部屋に点れば
冷たい空気を一息に吸い込んで青く爆発する
四本のシッポ銀色に流れて
吹き出している細かな塵は
ヘッドライトに照らされるまま延びて ...
目の前をみつめると
十字架は橋となり
わたしの明日へと架かっていた
振り返ると
両腕を広げたまま
横たわる人の体の上を
気づかぬうちに踏みながら
産声を上げた日から今日ま ...
頭が数字でいっぱいになると
詩が書けなくなる
不満が解消されて
悩みがなくなると
詩が書けなくなる
人に伝えたいことなんてないときには
詩なんか書かなくていいの ...
ちぎれ飛んでゆく
ちぎれ飛んでゆく
それぞれの痛みを
誰もがみな
語りうる限りの言葉を使って
それぞれがぶっ放しあう
あらゆる方法を試みたところで
結局は
痛みを分かち合う ...
父去りて夏去りて今日ほどく紐
熱を捨て陽は降り急ぐ石の丘
涼やかな花には寄らぬ鳥と虫
触れるほど水はすばやく風深く
誰ぞ置く錆びし{ルビ ...
あらかた片づいてしまって
のどが渇く
コンビニの廃墟の前で
自販機ばかりが新しい
削る自分に
どこか遠くから
別の何かを削る音が降り
崩れそうに震え重なる
...
酒呑んで見よ!なだらかに腹の出る
真面目すぎ優しさのない体重計
「わたしにはあなたしかいない」馬鹿が見る
自分から自分を取れば残る馬鹿
...
一、 銀色の背中
飯も喰わずに、カピが月ばかり見ているので
座敷に上げて訳を聞くと
長い沈黙のあと
神妙な顔で
片想いなのだという
いったいどこの娘かと問えば
まだ逢ったこと ...
昨日の夜に積もる雪
山も畑も野も川も
どこもかしこも一つ色
朝の光に木の枝が
まばゆく光るこの大地
新たな生が起き上がり
草も若葉も木も枝も
日なた日陰も一つ色
朝に流れるせせらぎ ...
今のわたしの生活にはぴんとこないの
あなたの言葉は
考える暇がないの
いそがしくて
目の前にあることで精一杯なの
愉快に私を笑わせて
考えることなんてこれ以上要らないのよ
今の ...
うばすてやまについて考えている
祖母をそこへ連れてゆきたい
訳ではない
昼下がり
冷えた湯呑みが二つ
並んでいる
祖母が歩くと
割烹着のポッケットから
何かがこすれ合う音がする
...
風ひとつ
赤い首輪の放浪者
立ち止まって後ろを振り返るのは
淋しさを断ち切るため
お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ
風は追い風 君の味方さ
淋しくなんかはないはず
お行きよ ...
中華まんニ割引って、一瞬読み違えるよね。
わざとだけど。
「ぶっかけフェア」も凄まじくイヤラシイ言葉に見えるよね。
これは素だったけど。
空飛ぶ駱駝に乗って行くよ
紅茶の味がわからないよ
髪の毛が伸びてゆくよ
空の星が見えないよ
鼻が詰まってるよ
膣へ帰りたいよ
頭が膨らむよ
眼が萎むよ
今行くよ
嘘 ...
夜の明ける頃
苺ジャムの小瓶を積んだ船が
幅広の海へと出港する
その間にも
私たちには忘れていく言葉があり
その言葉を思い出すために
また忘れられていくものがある
産まれてきたし ...
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい
そういわれ ...
昼下がり
ちょうど
町までのバスが出た頃
青 空
その青空に
ペンギンは
洗濯物をひろげる
真っ白な
雪のように真っ白な
洗 ...
風は太陽を紡ぎ
優しい音で糸を張り
張り詰めた糸は
暖かな香で弾けて
{ルビ奏=かな}でる曲は優しく
そして暖かく響く
まるで生命の力を
{ルビ謳=うた}うように { ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
独り暮らし
ネ々コ
自由詩
2
06/10/18 22:31
青い花
蒼木りん
未詩・独白
2
06/10/18 22:28
苺ジャム幻想
たもつ
自由詩
19*
06/10/18 22:24
陽はまた昇る
アマル・シャ...
自由詩
11
06/10/18 22:06
4コマポエム(No.6)
ぽえむ君
携帯写真+...
8*
06/10/18 21:25
鬼ごっこ。
狠志
自由詩
2
06/10/18 21:07
秋色
愛心
自由詩
4
06/10/18 20:48
海辺の狐
まれ
自由詩
1*
06/10/18 19:35
R4
小松 Ann...
自由詩
5*
06/10/18 19:16
はしごの上 〜親父と息子〜
服部 剛
自由詩
6*
06/10/18 18:40
男女(2)
ペポパンプ
自由詩
3*
06/10/18 18:25
雨粒
倖之丞
自由詩
1*
06/10/18 18:09
mortor seven7five5zer0
水町綜助
自由詩
6*
06/10/18 18:06
道
服部 剛
自由詩
12*
06/10/18 17:56
おさかな
山崎 風雅
自由詩
3
06/10/18 17:36
ちぎれ飛んでゆく
大覚アキラ
未詩・独白
5
06/10/18 16:49
ノート(風にあれ)
木立 悟
俳句
9*
06/10/18 16:27
ノート(木曜日)
〃
未詩・独白
3*
06/10/18 16:25
ノート(朝・昼・酒)
〃
川柳
3*
06/10/18 16:22
カピバラの事情
佐野権太
自由詩
41*
06/10/18 15:10
言葉で染める季節色
ぽえむ君
自由詩
9*
06/10/18 14:47
「いそがしくて暇がない」
七尾きよし
自由詩
3*
06/10/18 14:04
うばすてやま
吉田ぐんじょ...
自由詩
13
06/10/18 10:57
犬
未有花
自由詩
9*
06/10/18 10:16
冷やし中華初めてました
虹村 凌
自由詩
0*
06/10/18 8:52
よよよよよよよよよよよよ
〃
自由詩
2*
06/10/18 8:51
苺ジャム幻想
たもつ
自由詩
11*
06/10/18 8:37
だじゃもん
水在らあらあ
自由詩
34*
06/10/18 5:10
ペンギン日和
橘のの
自由詩
6*
06/10/18 3:46
雲は大きな羽を広げる 僕は裸足で目を閉じる
プル式
自由詩
7*
06/10/18 3:30
5984
5985
5986
5987
5988
5989
5990
5991
5992
5993
5994
5995
5996
5997
5998
5999
6000
6001
6002
6003
6004
6005
6006
6007
6008
6009
6010
6011
6012
6013
6014
6015
6016
6017
6018
6019
6020
6021
6022
6023
6024
加筆訂正:
荒川洋治を読んでみる(六) 『高所の毬』
/
角田寿星
[06/10/18 20:59]
興味ない人にはクソ面白くない用語解説、追加。
向日葵
/
服部 剛
[06/10/18 17:33]
最後から2・3連目を、再度書き直してみました。
湯煙三昧
/
恋月 ぴの
[06/10/18 6:57]
もんもん違いを見つけました
7.59sec.