吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ
娘の買いしロシヤ民謡の低き声に
ほれぼれと聞く灯を消す部屋に
隣家に毎日来る左官屋の
両肩に今日 サロンパスあり
ま ...
それもスタート地点で何もないのにけつまずく。
一緒に走っていた人はどうやらみんなちゃんとスタートを切ったらしい。
みんなの背中がみるみるうちに遠ざかっていく。
ほどけてもいない靴紐をなおす。
...
空は悩んでいた
そのときそのときで
表情がころころ変わり
僕は
知らなかったわけではない
それでも
ただ眺めることしか
できることがなくて
空は泣いていた
大地に抱かれたくて ...
はじめて雪の降った日に出会い
二人でいるから暖かかった冬
すべって転ぶことまでが幸せに思えてた
でも 春の訪れへの感謝を忘れたあたし達に
うだる暑さの夏を越えられるはずもなく
...
例えば
用を足していて
済み
尻を拭おうとして
トイレットペーパーを
力任せに引っ張ると
安っぽい
「トイレットペーパーを支えてるやつ」は
その安っぽさをいかんなく発揮して
芯の ...
夜、一人じっと手を見る
節くれ立った指の隙間
すくい上げた水は
口元まで届く前に
いつも零れ落ちてゆく
ひりつく喉を潤さず
落ちてゆく水のきらめきを ...
知りたかったこと 知りたくなかったこと
知らなくてよかったこと 知ってはいけなかったこと
とけるとける 落日の坩堝 橙色の窓辺
消える影と影の少女 黄昏の廊下に 一枚の印象を残して
出会え ...
恵みの雨だ
楽しもう
雷の音と
一緒に踊ろう
ベリーダンスで
へそを隠し
ちょっと降り過ぎだ
これから仕事なのに
昔の上司に会う
元気か?と聞かれた。
いつもヘマばかりして ...
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた
スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい
ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ...
空は呟いた
「恋がしたい」
海は泣いていた
「辛いんだ」
私は泣けなかった
(笑顔を見せ続けている)
空と海は交わる
愛し合う
私たちなんか気にしないで
(見せびらかすよ ...
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ここは 江戸の街
桜 満開な 川の辺りを
館船で 遊覧は にこやかな姫君
うぐいすの冴えずる 朝は
姫君を いっそう 美しくひきたてる
桜の花びらが 水辺に奏を描く
ひとひら ひとひら
太陽が ...
とおくみつめる
あの秒針の刻む音が
きこえるほどの しずけさで
あやしくぼんやりとした曇天に
にじむ光の粒子を
私も刻む
時のまなざしは熱かった
始まりは、秋の縁側で
ぶらさがっ ...
シャンゼリゼ通り
喫煙席の私
苦いコーヒーをすすって
軽くビリリと火傷
傾きかけた太陽と
背後に迫る月と
バランスを保つ地球
フーと煙を吐き
流れたそれは コーヒーと混ざり ...
ある日突然
街から空が飛んでいってしまった
青い空は街の向こうへと
逃げていってしまった
残されたこの場所は
街から出される煙で
空をつくっていった
灰色の空はきれいな灰色だが
それは ...
朝一の電車に揺られて
見たことも無い別世界に到着
働き蟻の行列に紛れて
流されながらも蟻塚に向かう
蟻塚の中で手続きをして部屋へ案内されて
白い紙に黒のみの塗り絵
...
ピカソの良さが分からない
そう公で宣言してみれば
私は世界中の評論家から
反感を買う事になるだろう
展覧会に並べられた
一流の絵画や彫刻
それらが町外れのギャラリーにあれば ...
昭和44年3月、神田駿河台の山の上ホテルの一室で父とふたり。曇った窓ガラスを掌でふくと、夕闇の学生街に純白の椿が空から無数に落ちてきた。近所の氷室さんちのおじいさんが丹精込めた庭に咲く八重の、あの白い ...
猫来るな
猫来るな
猫こっち来るな
ああ嫌だ
こいつはこうやって
私の側にさえ来れば
その美しい漆黒の毛並みを
私が撫でないわけにはいかない事を
知っているんだ
どんなに ...
長い間雨が降らないので
涸れた池がある
長い間話さないので
枯れた声がある
長い間誰とも会わないので
忘れられた人がいる
長い間続きを思いつかないので
書き終えられない詩がある
雨 ...
はるは ひたひた湧いてくる
はるかかなたの 地殻の置くから
ひたひたひた
毛細血管を駆け上り
地上にある草木という草木のすみずみまで
ひたひたひた
...
陽炎は空気が熱されたからだと
薄々 気付いていた
視認し 綺麗にラッピングして送りつけ
そして声を聴き 満たされたとしても
隙間から冷水が湧き出続けて
真皮を冷やしていく
一言でい ...
青山 靄に 煙り
湖面を 船は 走る
静寂の朝に
日いずる 場所に
気功を練り続ける 古老
樹木に 鮮やかに その緑 輝く
僕たちは 近未来から やってきた
僕たちは 仙術の ...
何でこんなにも苛々してるのだろう?
何もかも厭だ。
消えたいよ。
人の声が、水の音が、全てが雑音に聴こえる。
何も要らない。
疲れたよ。
一番助けを求めてる人は遠く ...
春の日 降られたし
パステルカラーの洋服が目立つようになった最近
冬のうちから季節を無視していたあたしは
回りに溶けてしまいそになるのが怖くて
茶色と黒の服を買い込んだ
...
腰折れて溶け行きしもの花冷えのあくる日風の光り増しけり
一。
この春から、
駅の売店で働いている。
駅は人通りが多く、
適度に乱雑で、
我々が潜入するには最適の場所だと、
新人研修で総統が言っていた。 ...
自分を信じる事が出来たから
眼の前の景色が
こんなにも彩鮮やかだって
気付く事が出来たんです
霧が晴れたら
あなたに会いに行きますね
春の雨になりたい
あたし 春の雨になりたい
あなたはすぐに 春の砂にまとわれて
その嵐の中に {ルビ荒=すさ}ぼうと揺する
小さなオルゴールの中に
こころ を 忘れてきた ...
木に登った 景色が見えた
君の街並が海岸に沿って大きく左にカーブしている
僕は時間のことを忘れた すると本当にこの世界から時間は無くなっていった
ここの眺めは最高だ まだ昼ご飯を食べてな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
6P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...
むさこ
短歌
16*
07/4/4 19:05
また転ぶ
weed &...
未詩・独白
1*
07/4/4 18:59
もうひとつの空
乱太郎
未詩・独白
12*
07/4/4 18:49
あなたと季節
よしか
未詩・独白
3
07/4/4 18:34
濡れたトイレットペーパー
チグトセ
自由詩
11*
07/4/4 17:52
「掌に残るもの」
広川 孝治
自由詩
4
07/4/4 17:44
落日の坩堝
曳舟
自由詩
3
07/4/4 17:00
恵みの雨
ペポパンプ
自由詩
3*
07/4/4 15:46
決算
たもつ
短歌
15
07/4/4 15:35
水平線
美月朱恋
自由詩
7*
07/4/4 15:22
Sexy一行詩——くびれ
木棚環樹
自由詩
0
07/4/4 15:09
桜 桜
鈴鈴
自由詩
5*
07/4/4 14:18
時雨れる少女
こしごえ
自由詩
28*
07/4/4 14:07
カフェテリアにて
柴田柴助
自由詩
2
07/4/4 13:45
青空が逃げてしまった
ぽえむ君
自由詩
11*
07/4/4 13:37
運転免許ができるまで
テルテル坊主
自由詩
2*
07/4/4 12:58
美術批評
1486 1...
自由詩
9*
07/4/4 12:53
美しい朝についての記述
芳賀梨花子
自由詩
5*
07/4/4 12:29
震える
tibet
自由詩
7*
07/4/4 12:17
大旱
楢山孝介
自由詩
9*
07/4/4 12:01
おひたし慕情
るるりら
自由詩
11
07/4/4 11:28
chrysalid crack
黒山羊
自由詩
1
07/4/4 11:12
東方の回帰 (夢見は・・・
アハウ
自由詩
5*
07/4/4 10:34
嗚呼
依玖侘 なつ...
未詩・独白
0*
07/4/4 10:16
各々の春
瑠音
未詩・独白
5
07/4/4 8:37
光り
A-29
短歌
1*
07/4/4 8:30
「 春からぼくは、 」
PULL.
自由詩
6*
07/4/4 7:10
霧が晴れたら
優飛
自由詩
7*
07/4/4 6:35
春の雨
もも うさぎ
自由詩
27*
07/4/4 6:26
埋葬
はじめ
自由詩
3*
07/4/4 6:09
5677
5678
5679
5680
5681
5682
5683
5684
5685
5686
5687
5688
5689
5690
5691
5692
5693
5694
5695
5696
5697
5698
5699
5700
5701
5702
5703
5704
5705
5706
5707
5708
5709
5710
5711
5712
5713
5714
5715
5716
5717
加筆訂正:
おひたし慕情
/
るるりら
[07/4/4 14:53]
「花を太陽の方に向きなおして」をつけたしました
センヤイチヤ的
/
はらだまさる
[07/4/4 11:59]
若干修正。
春の雨
/
もも うさぎ
[07/4/4 8:36]
サティ
さくらの日
/
松本 涼
[07/4/4 7:17]
ちょっとなおしました
7.39sec.