外へ出ると
いつもキョロキョロしています
誰かが僕を殺してくれるかもしれないと
いつもキョロキョロしています

内にいると
いつもブルブル不安です
誰かが僕に声をかけるかもしれないと
...
時間が
僕を追い立てるんだ
人の気持ちも知らないで
先へ先へと追い立てるんだ
もう少しゆっくりと頼むよ
そんなに簡単じゃないんだ
かちかちと鳴らされる奥歯
雄弁な皮膚が翼を得て飛びたつ
積もる雪を見るとたかぶりが生まれた
それをもって、かろうじて自身の鼓動を聞く

雪の上で横になると、人を作った
物言わぬ彼は、定めら ...
星は巡る
遥かな宇宙の揺らぎとともに

僕は痛みを抱えた穴ぼこを
埋めるように
光を見つめる

やがて昇ってくる朝日が
君と僕を
つなぐ気がした

朝焼けの
グラデーション

その向こうに広がる
今日 ...
うろたえ、戸惑い、日が暮れました。

昼は、バーガーセットを買う時に
お金を出すのに手間取ったから
店員の若者に冷たい声で
「御会計先にいただきます」と言われ
思わず
「は?」
と聞き ...
病棟の
もっさり八兵衛 我が道を行く
すかっと刈った髪 背筋をすっと伸ばし
九九の暗唱の次は
社会科の勉強だ

でも
八兵衛にはこだわりがあってね

トイレの履物は数ミリの誤差で整頓 ...
これが最後の挨拶だ 
もうここに戻ることはない
旅立つ準備はできた 
喉の裏を空気が入り込む


感情が絡み合い
脳内で火花を散らす
まだ悩みがあるようだ
9時前にはおいしい
トー ...
おっす生きてるか?
俺はよく分からねえ
飽きもせず、墓標みたいなのを背負ってとぼとぼ歩いてるからな

よく「生きる意味」「生きているという実感」と言うが
俺にはねえ
まったく
じゃあ何だ ...
君との愛を冷凍しておけばよかった
そしたら欲しい時にチンして手元におけたのに
だけど想いは儚く
甘いアイスクリームのように溶けてしまった
さよならは平行線
ただ違う道を行くだけ
君の行く先 ...
午前零時のもやもや月明かりの先に
お猿のシンバル リズムを刻む

 シャンシャン

  シャンシャン

少しずつ大きく
風にそよぐ待宵草も
霞んで遠く消え隠れ

 ジャンジャン
...
これを歩いてけば

あなたの住む

あの町に

行けるかな?



無理だよ



って 笑うけどさ





会いたいんよ





ものすごく
...
ウチのそばには割と大きなお寺がある。

そのお寺を写生しているジーサンがいた。

買い物帰りに覗いてみると、そのお寺は実物よりもはるかに色鮮やかに描かれていた。

ジーサンの目にはそう映っ ...
嬉しい事や哀しい事がいっぺんに詰まって

ボクの心は急スピードできない

時間と共に階段の途中で一時停止


哀しんでから悦べば良いのか



答えは何処 空は青 ...
眠りは浅い
でもソコソコ満足してる

新しいモノにあまり興味はない
アンテナはアッチとコッチを行ったり来たり

あの空でもこの空でもたいして変わりはない
うつむいたままじゃつまらないし
...
夜の海で鳥の嘴が風を食った
 
海賊旗を掲げた僕達の船
 
嵐の夜も月の雲も
 
いつか辿り着く事を約束した大地
 
帆を立て荒れる海へ出で
 
仲間と暗い大海へ出で
 
掲げ ...
しんどいっていって、こころとからだがしびれるようなの、みすごしてね
 
たのしいことわすれて、しんどくなるの
 
しんどいてことば、もうつかわないの
 
こころとからだしびれちゃってうごけ ...
あったかいと
 
きもちがきれて
 
またあったかいと
 
ゆるやかにいたみなんてわすれて
 
それでもかんがえてるふりをなんて、しないしないのよ
 
ねぅ、あったかいとき、きもち ...
 
そういえば
結婚式しなかったね
ときどき妻が言う
僕は聴こえないふりをする

本当に
妻がそう言ったのか
確証のないまま過ぎてしまう
日々の幻聴のように

出会ってから
十 ...
1 岐阜

(斎藤道三、織田信長ゆかりの岐阜城を訪れて)


難攻の城四度落ちなお聳え


信長の天下布武へと岐阜起こり


絶景の天守に治む濃尾かな




2 大垣 ...
さびしくなるようなことばかりしている
ずっとずっとねむりたいのに
じぶんじゃないひとと つながっていたい
だれかじゃないひとと つながっていれたら
よるはかがやくのにね
つきをみあげなが ...
ひとはかわることができる
そのしょうこにぼくたちはちょくちょく堕落する
蛾を供えにいく/
かつての田んぼを新古書店にかえてしまったため
記憶のモザイクをひっぺはがしに

やわらかい胴体を
すぐにでもつぶしてしまいそうな
半切れの胴体を
モザイクには耐え難く
...
町をくりぬく動物園は
真っ先に命の営みを捨て去って、
太陽、ポンと放り投げる
イメージを垂れ流しにするテレビみたいに
命はすり減らされることばっかり。

ここ、
行きたいとか、なんとか、 ...
ずっとこういうことばかりしていたい。
ずっとこういうことばかりは、していられない。
げんじつってなんなの、げんじつってなんなのって
いいながら、ゆめをみている。
いつだって、そう。
そう ...
我が偏頭痛は
シリウスへと羽ばたいて
ディラックの海が
泡立っている

くるぶしは水晶で
水と夜との境目を
滑ってゆく詩人の姿

ヒルベルト空間の果てに
夢を見る
吸う空気も青く滲む
朝はやってこない

黒の牢獄で
冤罪の者も、変わらず
皆と窓を眺める

暖かく使い古された
楽器はお手製の橙
だれともなく

響く、白、青、翠
次第に、黄、 ...
  境界線の向こう
  息苦しさで
  誰かのため息のための感想文
  見知らぬ町の役場に
  送りつける

  名前も知らない
  臨時職員か派遣職員が
  まじめに職員に相談す ...
無数の 魚たちが 沈みゆく
月光を 浴びて 銀色に 輝いて
すーっと 静かに 落ちて ゆく
ぎっしりと 魚に 満ちている
ウロコの涙を ポロポロと 落としながら
銀色の 悲涙のごとく
細長 ...
            081017


横を向いて歩いていった
強者達が
立ち止まり
上を向いて
叫ぶ
ユーフォーだ!
ユーフォー!

駄洒落の神様
怒り出す
強者共をつ ...
即興で作られた天井から雨漏り
そして飛行機に乗って銃撃する夢に酔った
鉄分を含んだ汗が苦いのに
どうして電気をつけてくれないの
頭の中から放たれていく白い繊維
そうだよそれこそ雲だったんだよ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
外内自由詩008/10/17 19:47
時間波大木円盤自由詩2*08/10/17 19:13
雪の日いっと自由詩008/10/17 18:34
朝光ヒロシ自由詩108/10/17 17:47
小銭入れと札入れうめバア自由詩308/10/17 17:39
もっさり八兵衛 我が道を行くけんご自由詩3*08/10/17 17:28
9時前のトーストcrowd自由詩108/10/17 16:16
生きてるサナギ自由詩208/10/17 15:37
Bon Voyageゆきこ自由詩308/10/17 15:13
聴こえないふり紫音自由詩3*08/10/17 12:26
羨路愛心携帯写真+...5*08/10/17 12:00
最初の角ひだりBOOKEN...散文(批評...008/10/17 9:57
バスがまだ来ない。LOW自由詩008/10/17 9:26
フツーでいいんじゃんBOOKEN...自由詩2*08/10/17 8:39
『鳥の歌』緑茶塵自由詩008/10/17 4:41
あるこうね自由詩108/10/17 4:41
ねぅ自由詩008/10/17 4:39
聴こえないふり小川 葉自由詩12+08/10/17 4:25
岐阜から大垣、伊吹山へ(歴史を歩いて) 寺岡純広俳句008/10/17 3:24
まよなかゆうと自由詩1*08/10/17 3:17
_夢頭制作委員...自由詩108/10/17 3:11
わたしが蛾ふもと 鈴自由詩008/10/17 3:05
冷たい柵自由詩008/10/17 2:51
いつかのジョークゆうと自由詩0*08/10/17 2:45
量子の夜ぎよ自由詩308/10/17 2:24
ヴァイオリン夜恋自由詩108/10/17 1:54
脅迫たりぽん(大...自由詩1*08/10/17 0:58
沈魂guchi_...自由詩008/10/17 0:49
聴こえないふりあおば自由詩5*08/10/17 0:34
右の窓から抜け出してしまったのKETIPA自由詩108/10/16 23:33

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5.06sec.