野の果                    
薔薇 が ああ 馳ける しらしらと ため息               
柔らかさ から 聳え、 そして 語るな。                
...
きみの隣りで微笑んだ
綺麗な横顔のあの人を
こんなふうに羨むほど
今のあたしは情けない


満ちる月より欠ける月

夢に出てきた忘れもの


どうか どうか 冷たいままでいさせ ...
ずいぶんと歩いていた 
ぼんやりとそれだけはわかる 

ふくらはぎの痛みの感覚は通り越して 
いつか読んだ本の陳腐なストーリーのセリフみたいに
「それでも行きたい先がある限り歩くんだ」 ...
闇が聞こえて、螺旋の階段を写す

かたり、かたり、と降りる音がする

圧迫されるようなまでの重い空気が止まることなく、変動する

上がっているのか、下がっているのかはわからない

少し ...
            080911


暴力的な
対立が
心を無くし
武器の備えを
唆す

大陸間弾道弾が
発車される度に
歓声があがり
戦果を期待する
勝った負けたと ...
どきどきするほど魅力的だな
と思うと
それは大抵架空の人だ
劇中とも言う
原稿用紙や
ワードの上に
認(したた)められて
書籍に引っ越し
そこに訪れて読みだすと
私の調子で会話が始ま ...
いつかのぼくは天才だった
ように
明滅しているのです
この世はしばらく
眠りにつくでしょう
花が枯れても
かなしむことはない
ふたたび色は戻ってくるのさ
だれも約束しなくても
か ...
好きって漢字はすごく好きだってあたし女の子しか愛せない。

きみのこと嫌いになったから嫌いという字が男兼になりました。


肩に糸誰かが手ぐすね引いて待ってい ...
窓からさしこむ光が
なんとなく紫色だったので
空を見てみたら
すっかり桃色になっていた

チョコレートを砕いて
ほおばっていた
飲み込む紅茶がすこし
甘くなっていた夕暮れ

秋 ...
石ころ転がる山道の上
船を担いで登りゆく男前
船頭が多くいた訳ではない
ただ山を登るべき船だった

夏はいつでも暑いものだが
太陽弱まる黄昏のなか
通り雨の走り去るひと時が
大地を労り ...
空が流れて
夏が止まって
指をのばせば
静かな想いを

星をみつけるまで
まだ帰らないで

とまった景色を
衣にして
まとう

無言蜻蛉、するりするり
夕陽が焼ききる
あな ...
いそいそとウサギがやぶを駆けていく。「なになに用意するだっけ〜」


「お団子とススキを用意するんでしょ〜」追いかけるまたウサギが駆ける。


「重要なこれを忘れちゃ駄目でしょう!!!!」 ...
生きる意味について
考える事ができる

食べ物がないのなら
飲む水がないのなら

意味など考えないだろうに
明日生きることだけを
考えるだろうに

自分の中の本能に忠実に生きるだろ ...
テレビの電源を
オフにする
それだけでは
現実と私は切り離せない
と知ると
カーテンを開け放って
現在と対峙する

朝焼けも
夕暮れも
物悲しく過ぎた日の
言葉を吐くことを
一 ...
切羽詰まって
吐き出される言葉より
感じ始めて 喋る言葉のほうが
人は豊かなはずだ


 時代(とき)よ 追い詰めないで


なんとなく 
一緒に過ごす時間を大切にしよう
たとえ ...
炎の舌は短歌となれ呪を帯びて
        放射能の妖艶 細胞を変質す


原子爆弾落とされても訳のわからぬ
       ファシスト日本 たぶん根絶やしに・・・


衣装住足りてま ...
「言葉が生まれる場所 魂の行方」
                  


おおきく羽根をひろげて色を放射する孔雀のように
深い色合いで水をたたえている湖に
天上からこぼれおちるやわらかい ...
泣きそうなsex 君とパプリカと

シャツを着て隕石だった砂時計

軽い波 教授の舌の数え方

すねの痣バニラアイスをのせてみる

アナコンダ捌く淋しさ遊歩道

夏満ちてグラニュー ...
はふり はふりと
絶え間なく吐き出される
うすく くもった溜め息で
部屋の中のこまごまとした輪郭は
ほとんどなくなってしまった
あいまいにぼやけた世界は
色々なこと を
許してくれそうで ...
  片隅に
  猫の
  死体



  ぼくの
  腸を
  固く
  重い
  瞳が
  掴む



  完全な
  体
  凍った
  時
...
昔、砂場でよくあった
棒切れを手に取って
自分と、自分以外の人間のあいだに
いびつな線を引く
こっから先おれの陣地だかんなー、
そう言って嬉しそうに、
そして、意地悪そうに笑う

それ ...
 島のことを思いながら
 島を眺めている
 島にはいない
 鳥は風穴も開けず飛んでいく

 船尻は尾ひれをつけてゆく
 吃逆の止まらぬ胸辺り
 持ち上がっては黙る気の迷い ...
その名前で呼ばれるたびに
本当の名前が海の底に沈んでゆく
こうしている間にも
想い出はつくられているというのに
似たような体温で君は僕の名前を呼ぶけれど
君は僕の本当の名前を知らないし
僕 ...
朝は輝きの中にある。
射るように、この体を突き抜ける光が
朝のすべてだ。

闇が絶え
やがて訪れたキラメキの洪水は
闇の中の深海に果てなく沈んだ思いを
光の中に解き放つ

闇に遊んだ ...
 絶えず変化する状況に対応する。何が起こるか分からないなかで、起こった一つひとつを認識し、分析し、それに対して何が出来るのかを判断し、最適な行動をしてこちらのダメージを最小限に抑える。抽象的だけれど、 ... 目をとじてそれでも残るまぶしさを手もかざさずにすい込んでみる


透明な音が響いて瞬いて少年の胸のかけらが落ちる


ほうきぼしテトラポッドのうえ踊る波のリズムでステッキを振る


...
 
野菜が野菜の味がしないし
なによりも
僕が僕の味がしないから
ごはんは船に乗った

旅に出るつもりではなく
綺麗な女の人に会うために
船は川でも海でもない
水があるところならどこ ...
首の毛は抜けくちばしは開いたままボロのカラスが飛ぶには飛んだ  
見た記憶と
見たかもしれない記憶を
理解しあおうなんて思わないほど
ふたりで見つめ続けてしまう
ひとつの景色
 
もっと柄になる
ぶったなおれた後に 服を着ている
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
モンパルナス《81》柴田...自由詩2*08/9/11 21:01
嫉妬しずく自由詩308/9/11 20:35
Bobわら自由詩22*08/9/11 20:06
或る夢のナカの話梨玖自由詩008/9/11 19:43
親分あおば自由詩2*08/9/11 19:38
架空の人ススメ自由詩008/9/11 19:19
あえて名前はつけないゆうと自由詩0*08/9/11 19:05
「 こんなにスカタン!やったんか。 」PULL.短歌1*08/9/11 18:56
創書日和「夜」 秋のはじまりゆうと自由詩2*08/9/11 18:31
遡航木屋 亞万自由詩1*08/9/11 17:56
なぎのいろ唐草フウ自由詩9*08/9/11 17:56
準備ユメサキハル短歌0*08/9/11 17:21
探しものは見つからない三奈自由詩9*08/9/11 17:02
もの言わぬ人かんな自由詩11*08/9/11 16:25
会話青い風自由詩4*08/9/11 16:25
炎の舌アハウ短歌008/9/11 16:18
言葉が生まれる場所 魂の行方飛鳥 彰自由詩108/9/11 14:38
乾くものたち中山うる俳句1*08/9/11 14:06
秋空明楽自由詩4*08/9/11 13:49
死体草野春心自由詩1*08/9/11 11:02
砂場あそびつばくらめ自由詩2*08/9/11 10:58
おびれ(草稿)れつら自由詩208/9/11 9:22
名前皆月 零胤自由詩4*08/9/11 8:05
朝〜輝きと希望の世界籠球次郎自由詩2*08/9/11 6:50
OFFENCE深水遊脚散文(批評...4*08/9/11 2:34
朝いちばんのバスに乗ってしろたしろ短歌4*08/9/11 2:25
遡航小川 葉自由詩5*08/9/11 1:50
ボロガラスA-29短歌2*08/9/11 1:22
ひとつの景色小川 葉自由詩308/9/11 0:17
天億光年十二支蝶自由詩008/9/11 0:14

Home 戻る 最新へ 次へ
4730 4731 4732 4733 4734 4735 4736 4737 4738 4739 4740 4741 4742 4743 4744 4745 4746 4747 4748 4749 4750 4751 4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758 4759 4760 4761 4762 4763 4764 4765 4766 4767 4768 4769 4770 
加筆訂正:
蝶々結び/三奈[08/9/11 15:36]
9月11日 修正いたしました
畑の花/小原あき[08/9/11 10:08]
題名変更 農婦→畑の花
畑の花/小原あき[08/9/11 9:57]
題名変更 百姓→農婦
6.89sec.