心が脈を打つ。
トクン、トクンって。
痛いくらいの感情が、
体中を流れる。
手や足が震える。
溢れた感情が、
涙になって零れた。
トクン、トクン。
涙が ...
朝から
お経が流れている
それはどこからともなく
流れてくる
となりの家の屋根を越えて
うねりながら
からまりながら
長くねじれた
二重らせんを描いて
川岸の水辺へ
つづいている
...
埋立地に学校を作る計画が生まれ
超高層小学校は数ヶ月前に着工された
現在建設中のその建物は黒い外壁と窓が
オフィスビルのように鈍い輝きを放っていた
すぐ目の前にはコンクリートで固められた海岸
...
月
雫
光
地
星
エキゾチックな弁当
ふたりは夜を待てないから
愛人弁当は夜食べる
月
雫
光
地
星
食卓 ...
自動販売機に着くのが怖くなるほど楽しい道路。餓鬼が拳銃撃ちあう時代の遠く離れたところで笑い合うヤンギンヤンギン。
ガルルルルルル。ホウゥーーンーーー…
「人を嫌いになるならあいつら一生 ...
拝啓マグロ
この一週間
雨ばかりで
少し嫌気がさしていたところです
海の方はどうでしょうか?
3日くらい
休みをとって
こちらの方に
来れないものでしょうか?
ところで
エミリー・ ...
夜明け、静かな街に若い男性の笑う声が響く。ビルとビルの間を反響しながら明るくなった空へ放たれる。カラスの漆黒の鳴き声。かすかな雀の声。ゴミ収集車のエンジン音と世間話。夜勤明けだった。体は疲れていただ ...
ただ生きてゆくための幸せなら
わたしは要らない
もしも人が
幸せを呼吸する生きものだったら
息もできずに倒れる人が群れると思う
それほど幸せは少ない
けれど
簡単に見過ごしてしま ...
天井の更に上からの雑音
横からの寝息
下からの破壊音
カーテンは〆切
ヒューズは全て落とす
スーパーで買った人形は
食べ物の代わりにはならなかった
部屋
季節
止まらない時計
停まらない鼓動
孤 ...
携帯の着信音が言っている君に逢いたいできればすぐに
デニーズでおっさん二人ココア飲む
今夜だけ輪切りにされた檸檬のように
君のいう何でもないよは嘘ばっか
ぴった ...
容赦なく不機嫌であるまなうらにひろがる無数の鶏頭の赤
いちにちを作業療法すると言いビーズ細工にこめるかなしみ
いけないよ爪を噛む癖孤独癖マニュキア塗って待ち合わせしよ
右足をアンクレ ...
[星]
星は、ちょっと寄り道をして、
俺んちで遊んで帰る、
幼稚園ときからのともだちだかんな、星は。
[さよならの国]
うさぎが泣いている
らくだが泣い ...
あめに溶ける
{ルビ鉛色=にびいろ}の
錆びた涙が
寂しくて
カラカラコロリと
音たてる
枯れた風鈴
紙風船
褪めた目をした
をとぅとよ
拾ってくれよ
ビィドロ ...
いらないと思ってたけどいらなくなかった
忘れられることが何より怖いくせに
忘れればかなしいことはひとつ 消える
わかっている
雪がとけるのは誰のせいなんだろう
明日の死と永遠 ...
夜がきたら
煙をはこう
霧みたいな部屋でさ
苦しんでる
キミの
歪んだ口の中に
パーツの
みつからない
フィギュアを
つめこんで。
キミの書く文章が
一ヶ所にあつまっ ...
パレードの喧騒にわかに散ってゆくここから遠いこころを想う
思い出す前のぼくらは幸福で雨雲は必ずしも雨を孕んでいるのだろうか
マタニティブルーできみは海の中ほんと ...
あからさまに媚を売るエレジー
いい加減に反骨するジレンマー
二袋追加してプリーズ
またしても跳びはねるその日
一袋目でフロウ
当たり前の風邪のふり
レディとろけてしまう
一人じゃしか ...
銀色の手摺に凭れ掛かる
太陽は金
嗚呼‥
銀色の手摺に凭れ掛かる太陽は
私を金色にしてしまった!
シルバー剥き出しのステンレスカーの丸みを
帯びたそのフォルムは柔らかくて東武線の武
骨な旧型車より洗練されていた
(実は武骨に見えた旧型車は日比谷線の車両
が登場する直前まで製造されてい ...
広場は
すっかりと
犬たちで
埋めつくされていた
進歩的な犬は
後ろ足で立ち
保守派は葉巻を咥え
その時を待った
犬たちは
太陽信仰の信徒たちで
ピーっと
指笛を鳴らしたり
足 ...
もう
ここは冬
になってしまった
日は短くなり
昼からすでに夜の気配がする
けれど迷い人よ
冬のせいではなく
この森はずっと昔から
喪服の切れ端のように暗い
鳥は言う
「さ ...
寒くなる空。
君の手の温もり。
冬の訪れ。
幸せな日があった。
それはどこにいったのか
誰にもわからないけれど
幸せな日があった。
やさしい風と流されて
恋を恋とも気づかずに
二人して夜を歩いたよ
僕らただ夜だけを歩いたよ
...
たぶんもっと速い速度で
きみに近づいている
あした、なんていうものは
きのうで忘れた
だいじょうぶ
向かうところ敵なし、どころか
敵しかいないのでわかりやすい
さっさとやろうよ
...
あなたは覚えてくれてますか
二人で飲みに行きましたね
あの日は同窓会の後で
みんなが帰ったあとなのになぜか二人で飲んでました
気が付けば
終電の時間を過ぎて
それでも飲み続けていました ...
道と緑 弦の脚
紙より重い ひとつの羽根
前へ 前へ
鳴りつづく
雨とはざま
空に触れない
遅いはばたき
銀の冬の糧
水は見えず ただ聞こえる
...
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ
おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ...
もうそれ以上
近寄らないで
もうそれ以上
腕があたるから
もうこれ以上
本気にさせないで
もうこれ以上
好きにさせないで
君はまるで{ルビ蝶=バターフライ}さ
自由気ままで良 ...
あんた
さけ
のみなはれ
のみなはれ
ってうたってんのか
千葉の空が高い
ツーストのゼッペケのハチの羽音みたいな排気音も高く
犬吠埼へ行った昔
犬は ...
偶然の思いつきで始まってしまったんだ。
何となく後には引けなくなっちゃって、
自分と誰かを傷つけてしまいそう。
離れてしまえばそれで済むと思ってたけど、
君が履いてるのは今も煤けたシューズ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
涙の鼓動。
狠志
自由詩
0
08/10/25 2:10
しらさぎ
ばんざわ く...
自由詩
2*
08/10/25 1:18
解凍パニック
木屋 亞万
自由詩
0*
08/10/25 1:16
朧月
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/10/25 0:52
ファックユー野郎と歩き食いしたハンバーガー
詩集ただよう
自由詩
0
08/10/25 0:47
拝啓マグロ
真鍋 晃弘
自由詩
2*
08/10/25 0:14
<SUN KILL MOON>
ブライアン
散文(批評...
1
08/10/24 23:59
幸せを呼吸する
タマムシ
自由詩
5*
08/10/24 23:46
眠れる猫を起こす前に
棟倉 冢稀
自由詩
1
08/10/24 23:31
チクタク
真鍋 晃弘
俳句
1*
08/10/24 23:25
うつうつうつ
白糸雅樹
短歌
6*
08/10/24 22:57
ぼろぼろのつばさ 3
青色銀河団
自由詩
3
08/10/24 22:43
あめに
ようちゃん
自由詩
1*
08/10/24 22:36
未だ降らない雪のとけることを思って空の向こうばかりを見る日々
因子
自由詩
4
08/10/24 22:31
ネジの働き
このえ
自由詩
0*
08/10/24 22:31
今日ここから出て行ったものがやがてデッドエンドの果てからふた ...
本木はじめ
短歌
12+
08/10/24 22:17
オンリー・ポエトリー
掛川かるやと...
自由詩
1
08/10/24 21:28
10月
熊野とろろ
自由詩
0
08/10/24 21:18
日比谷線
kauzak
自由詩
2*
08/10/24 21:10
太陽信仰
真鍋 晃弘
自由詩
3
08/10/24 20:32
暗い森
ふるる
自由詩
10*
08/10/24 19:39
冬の空。
狠志
携帯写真+...
2
08/10/24 17:47
幸せな日
清水勇介
自由詩
0
08/10/24 15:06
たぶんもっと速い速度で
ゆうと
自由詩
2+*
08/10/24 14:33
「運命の人」
広川 孝治
自由詩
0
08/10/24 14:32
岸と岸
木立 悟
自由詩
2
08/10/24 14:15
まぶしい雨
唐草フウ
自由詩
14*
08/10/24 12:19
それ以上これ以上
ペポパンプ
自由詩
2*
08/10/24 12:08
さきっぽ
水町綜助
自由詩
7
08/10/24 11:39
夢の瀬戸際
BOOKEN...
自由詩
1
08/10/24 8:37
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
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4748
4749
4750
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4752
4753
4754
4755
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
加筆訂正:
透きとおったラヴレターを携えて
/
りゅうのあくび
[08/10/25 0:18]
秋バージョンに切り換えです。
7sec.