かみさまという鏡のような未来は
ぽろぽろとこぼれながら
なにか悪い事を口にしかけて、
小さくなっていく産声
どうやらここは初めから
ちきゅうという
名前もないどこか遠いところ
...
骨 透かして見せて秋の日の
        豊穣の肉体が季節を刈り取る


遠く南海の暴風に思いを馳せており
          日和 麗し洗濯をなす


日差しが部屋に染みいりて書架 ...

掃除をすると
部屋の四隅から
無限に白い米粒が出てくる
表面は乾いて
埃にまみれて
まるで
昔わたしが産み落として
そのまま捨てた卵のようだ


遠くに見えるラブ・ホテルの ...
先生、あのね
アメンボ赤いなあいうえおっていうけど
僕は黒いアメンボしか知りません

先生、あのね
今日もお父さんはいろんな人を裁きました
テレビの前で、ビールを飲みながら、ニュースを見て ...
風の音がした
ふり向くと誰もいない
十八歳のぼくが
この街をつっと出ていく

いつも素通りしていた
その古い家から
いつか誰かの
なつかしい声が聞こえた

敷石を踏む下駄の
細い ...
 ネズミ寝ず ミミズ見ずして 寝耳に水


 どうしよう 後ろも前も 牛同士


 虎穴入り 虎捕らずして 虎を撮る


 太陽さ ギラギラ赤く ウサギの目


 時経って ...
五線譜の上で
小切手を握り締めた 小指のないクラウンと
骸骨の医者が口論していた
どちらがどちらを言い負かしたのか
切り取って確かめよう
ナイフ

誰もが平等に犯す罪に
コンクリートを ...
[熱を低温の物体から高温の物体へ移動させ、それ以外に何の変化も起こさないような過程は実現不可能である]
 科学者クラウジス(クラウジウスの原理)

[美はあらゆる所に]
 芸術家ロダン

...
蓋を開けたら
いい意味で
底がなかった
だから
蓋を閉めるのがもったいなくて
いつまでも、いつまでも
中に見える
星々を覗いて
呆けていた
でも
いつか
みんなと生きていくんだか ...
右に廻せば締まる

左に廻せば緩む

地球は常に廻り続ける

緩み続ける北半球と

締まり続ける南半球
十五日 伝説の波が 来たらしい もう広島は 残っていない


「誰しもが就職しないとならない」と書いてある本捨てられずいる


君はいつも「注文なんてしないわ」と僕の心を試そうとする

...
愛を口からしか伝えられない男を可哀相に思う
女はじっと見つめるだけで相手をその気にさせるのに

朝起きたならインスタントコーヒーを掻き混ぜるスプーンの音
おはようという言葉が静かな猛毒のように ...
季節も
コンピュータも
風も
液晶画面も

叫びたいほどの
この孤独を
呑み込んでいく

そのたび
余計に孤独になりそうな気がして

あてもなく
答えのない何かを
探し始め ...
ああようやっと読めました
ほんとうにほんとうに久し振りに
ともするとひとところばかり
見る羽目になるところでした
睨みがちでぶくぶく
凝らしてちりちり余計に霞んだ瞳
眼圧がいち ...
不機嫌そうな空は好き
よくできた心模様

ぐずりかけた空が好き
声を上げて泣きだすといい




突き抜けるような空が
心から憎い日は
本当の気持ちを ...
優しいことから始めよう。私がまだ深く悩んでいたとき、古くからの友人がそう言った。まさかまたその話をされるとは思ってもいなかった。あれは冬の誕生日、私がまだおさなかった頃の話だ。多くの事柄にまつわるもっ ... かなしくなるから目をつむれない
ぼくはあたたかくなるのを待ってる
それが春でなくてもいい
それが冬であるといい


あなたの声がきこえていても
それがぼくのものではないということ
...
リンゴの皮を剥くようにクリトリスも剥ければいいのにねと童貞。

ロールキャベツみたいに包茎の皮も巻ければいいのにねと彼女。

アダムとイブになればこの男だけは絶 ...
物怪たちが目を塞ぐ
暗い夜空に たった数時間だけ
白い何も無い何かが横を渡る
明るい星空に たった数時間だけ

涙ぐむ奇跡を流して 頬紅を汚して
荒れ狂う様に  信じている

重なり邪 ...
無造作に投げ出された夕暮れの
狡猾な腕がきみの背中を突き飛ばす

孔雀がけたたましく笑い
スポーツ事務ではブルジョワどもが汗みずくになって肉体労働に勤しむ
彼らの心臓では無数のパラシュートが ...
あの日
ママは誕生ケーキを買って来るはずだった
四角くてイチゴが四隅にあって
もちろんバタークリームのいっぱいのってるやつ

僕が六本のろうそくの火を
吹き消すはずだったんだ

だけど ...
空にかかるあれはどうしても瞳に見える
星々よりも太陽よりも瞳に見える
悲しむように伏せていたり
驚くことがあったかのように見開いていたり
海を手繰り寄せては手放してみたり
頷いたり里芋をとっ ...
無数の波紋が浮かんだ。
灰色の彼方。
小声で鳴く魚。
境界を越える。
雨は川に降る。
雨は海に降る。
けれど、海の向こうまでは続かない。
誰にも言えない 言わない 私の悩み
だって言ったところで解決しないでしょう?
話して楽になる人は居るけれど
私はそんなに簡単じゃない

曲がって
歪んだ
私の心を誰にも見せたくない
微 ...
太陽                    
ベッド は けれども 移動する 恒常的な 外部               
それ は うながす。 この 移動する                
...
野の果                    
薔薇 が ああ 馳ける しらしらと ため息               
柔らかさ から 聳え、 そして 語るな。                
...
きみの隣りで微笑んだ
綺麗な横顔のあの人を
こんなふうに羨むほど
今のあたしは情けない


満ちる月より欠ける月

夢に出てきた忘れもの


どうか どうか 冷たいままでいさせ ...
ずいぶんと歩いていた 
ぼんやりとそれだけはわかる 

ふくらはぎの痛みの感覚は通り越して 
いつか読んだ本の陳腐なストーリーのセリフみたいに
「それでも行きたい先がある限り歩くんだ」 ...
闇が聞こえて、螺旋の階段を写す

かたり、かたり、と降りる音がする

圧迫されるようなまでの重い空気が止まることなく、変動する

上がっているのか、下がっているのかはわからない

少し ...
            080911


暴力的な
対立が
心を無くし
武器の備えを
唆す

大陸間弾道弾が
発車される度に
歓声があがり
戦果を期待する
勝った負けたと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひかり/音楽石田 圭太自由詩3108/9/12 9:48
初秋アハウ短歌0+08/9/12 9:23
家事吉田ぐんじょ...自由詩1908/9/12 8:07
先生、あのね不可思議/w...自由詩14+08/9/12 8:00
風のおとyo-yo自由詩14*08/9/12 6:32
エトセン桜 葉一川柳208/9/12 5:30
涙でふやけたノート餅月兎自由詩208/9/12 4:48
はじめに影山影司散文(批評...108/9/12 4:25
我が子へ-sokoに桜秋也自由詩2*08/9/12 4:04
ネジの法則桜 葉一自由詩208/9/12 3:27
指先で弄んだ結果高島津諦短歌208/9/12 2:49
ぺぺ木屋 亞万自由詩0+*08/9/12 2:22
孤独のつぶやきヒロシ自由詩7*08/9/12 2:08
剥離鎖骨自由詩208/9/12 1:54
明日の迎え方caleha自由詩508/9/12 1:20
奥にあるコーナー詩集ただよう自由詩008/9/12 1:09
腫れぼったいまぶた、祈る赤い目ゆうと自由詩1*08/9/12 0:46
「 アダム三年殺し。 」PULL.短歌0*08/9/12 0:15
十二支蝶自由詩008/9/11 23:43
1餅月兎自由詩308/9/11 23:37
September,11広川 孝治自由詩108/9/11 22:18
月の眼差しを閉じて海里自由詩208/9/11 22:15
この水は、ブライアン自由詩008/9/11 22:08
想い、儚く海渡自由詩008/9/11 21:34
モンパルナスⅡ《81》柴田...自由詩008/9/11 21:06
モンパルナス自由詩2*08/9/11 21:01
嫉妬しずく自由詩308/9/11 20:35
Bobわら自由詩22*08/9/11 20:06
或る夢のナカの話梨玖自由詩008/9/11 19:43
親分あおば自由詩2*08/9/11 19:38

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7.8sec.