寒くなる空。

君の手の温もり。

冬の訪れ。
幸せな日があった。
それはどこにいったのか
誰にもわからないけれど
幸せな日があった。

やさしい風と流されて
恋を恋とも気づかずに
二人して夜を歩いたよ
僕らただ夜だけを歩いたよ
...
たぶんもっと速い速度で
きみに近づいている
あした、なんていうものは
きのうで忘れた

だいじょうぶ
向かうところ敵なし、どころか
敵しかいないのでわかりやすい
さっさとやろうよ
...
あなたは覚えてくれてますか
二人で飲みに行きましたね
あの日は同窓会の後で
みんなが帰ったあとなのになぜか二人で飲んでました

気が付けば
終電の時間を過ぎて
それでも飲み続けていました ...
道と緑 弦の脚
紙より重い ひとつの羽根
前へ 前へ 
鳴りつづく


雨とはざま
空に触れない
遅いはばたき
銀の冬の糧


水は見えず ただ聞こえる
...
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ

おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ...
もうそれ以上
近寄らないで
もうそれ以上
腕があたるから

もうこれ以上
本気にさせないで
もうこれ以上
好きにさせないで

君はまるで{ルビ蝶=バターフライ}さ
自由気ままで良 ...
あんた

さけ

のみなはれ

のみなはれ

ってうたってんのか

千葉の空が高い

ツーストのゼッペケのハチの羽音みたいな排気音も高く


犬吠埼へ行った昔

犬は ...
偶然の思いつきで始まってしまったんだ。
何となく後には引けなくなっちゃって、
自分と誰かを傷つけてしまいそう。

離れてしまえばそれで済むと思ってたけど、
君が履いてるのは今も煤けたシューズ ...
昨日見た夢を思い出せなくて
描きかけた画用紙を白紙にした

ひどくのどが渇く 
あなたの輪郭が霞むころ

部屋に残った器は
あなたのかたちをふちどったりするから
急いで水を注いだ

...
人は人にしかなれぬ
それがゆった時の
人らしい言葉
心臓 綱を渡ろう
白い めぶたを渡ろう
かけがえのない きっと かけがえのないと待っているから

臭くなると響く擦る目の糞元で
からだにささろう

闇 綱を渡ろう
手を繋ごう
かけが ...
心臓 綱を渡ろう
白い めぶたを渡ろう
かけがえのない きっと かけがえのないと待っているから

臭くなると響く擦る目の糞元で
からだにささろう

闇 綱を渡ろう
手を繋ごう
かけが ...
檻ごしの瞳の圧倒的な力を知らない娘は
不遇な出会いを恨めず
ただ無邪気にはしゃぐしかない
不憫な娘に、私は
一体何を伝えられるか

空間が違えただけで
私たちは安全に包まれる
遠く離れ ...
ジョシ.ムーアが歌を作ってくれた
新しい歌だ タージリンティーを

2つのカップに入れながら聞いた

感想を求めず彼はお茶を飲んだ

「最近の寒さのせいでマフラーが
 必要なんだ」と言 ...
 
ひとり遊びしてると
きゅうに孤独を感じることがある
ひとり遊び
という言葉を知らなくても
たしかに僕は孤独だった

夜遅くに
父さんが帰ってくる
忙しくて食べられなかった
と言 ...
固く握りしめた
拳をぶつけあうような
ギラギラした発芽だった
街をなぎ倒すような
雨が降り続く深夜
裏口からもぐりこんだ
潰れた小さなブティックのフィッティング・ルームで
言 ...
今日 キミの夢を見た
もう居ないくせに
「いつも見てるよ」と言うのだ

薄曇の外光が窓から入り込んで来て
中途半端な空間を作るので
夢の端っこを掴んだまま手放そうとせず
意識が行った ...
触るとすべてを溶かしてしまうだからみんな
溶かしてしまった
触ると溶かしてしまうから
三日前に投函された手書きの手紙も封を開ける前に
アメーバのように指の間からぽたぽたと
がくりとポストに手 ...
味わう前に
切れてしまった賞味期限



消費して、
何のチカラがつくだろう



それでも、

食べたかったのよ





身体を駄目にしても、
食べてみたかっ ...
 それからどうだったか。愛の告白をした友人は二度とナイフを手首に添えることはなかった。彼が命を賭して口説き落とそうとしても、誰一人として落ちる女性はいなかった。それが、たった一夜限りの関係であったとし ...  
*
ずっと泣いていたの?
溜まった水の中
新しい命 光るよ
 
ここで待ってたの?
不足気味の酸素
だけどさ 少し温かい
 
 
やがて ここは海
海になるよ
 
 
...
わたしがどんなに折れた線を描いても
きみと交わることはないようだ
なら、わたしはきみの存在を忘れ
線を描くのではなく
点を打とう
わたしは
線を描きたいのではなく
点で描きたかったんだ
...
7月の朝
ピアノのある部屋の
ソファーの上にある
馬鈴薯に
花がついているのを
見た
夜露で濡れていた
そいつを
僕はタオルで
ゆっくりと拭った
馬鈴薯
受刑者のような
放浪者 ...
ピンボールマシンの
メッキボールが
欲しかった


ラムネのビー玉より
重たく思え

それが
なんとなく魅力的で

惑わす鉄のボールは
ゆっくり放たれると
知らない道を駆け登り
ポコンと落ちる ...
 こんなに辛いのに、悲しいのに何度も思い出すのは、大切だと思ったあの人がその記憶のなかにしか居ないからだ。また出会ったら同じことを繰り返すと思う。何度も好きになって嫌いになって離れていく。それでも私の ... 『プラットホーム』



月を見てた



満月でも新月でも


三日月でも半月でもない






見てたら


そのうち


ぼやけていた

...
冬の立つ前の最後の雨です。
サルビアの花が燃えるように赤くなる。

 (巷に雨の降るように)

  さびしいさびしい晩秋です。
  山ははらはら葉を落とす。

   (巷に雨の降るよう ...
好きになってもいいですか
貴方を好きになってもいい?
貴方を信じていいですか
口づけをしてもいい?

貴方の事をもっと知りたい
過去も現在も未来も
好きな事を、
そして私を知って欲しい ...
本当に

本当に

好きだったんだ

愛してたんだ

・・・本当に




世界が反転した夜に




オリオン座流星群が
真横を通り過ぎて
その残像がある ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬の空。狠志携帯写真+...208/10/24 17:47
幸せな日清水勇介自由詩008/10/24 15:06
たぶんもっと速い速度でゆうと自由詩2+*08/10/24 14:33
「運命の人」広川 孝治自由詩008/10/24 14:32
岸と岸木立 悟自由詩208/10/24 14:15
まぶしい雨唐草フウ自由詩14*08/10/24 12:19
それ以上これ以上ペポパンプ自由詩2*08/10/24 12:08
さきっぽ水町綜助自由詩708/10/24 11:39
夢の瀬戸際BOOKEN...自由詩108/10/24 8:37
蕾のココロ さくら自由詩9*08/10/24 7:29
踏み場十二支蝶自由詩008/10/24 5:11
サル自由詩008/10/24 5:05
_自由詩008/10/24 5:04
動物園にていっと自由詩208/10/24 1:47
赤いマフラーcrowd自由詩108/10/24 1:16
ひとり遊び小川 葉自由詩12*08/10/24 0:43
火傷ホロウ・シカ...自由詩4*08/10/24 0:12
キミノコエ千月 話子自由詩21*08/10/24 0:02
サイダーは引き戸を開けたからKETIPA自由詩408/10/23 23:32
賞味fluffy...自由詩208/10/23 23:17
夜のナイフ、君はとても美しい。ブライアン散文(批評...008/10/23 22:53
グレード・マザーからくり自由詩108/10/23 22:48
印象ここ自由詩208/10/23 21:43
馬鈴薯真鍋 晃弘自由詩3*08/10/23 21:39
ピンボールの行く先北斗七星自由詩208/10/23 21:18
朗読湖月散文(批評...108/10/23 21:00
  『プラットホーム』瀬田行生自由詩308/10/23 20:52
ノスタルヂア亜樹自由詩208/10/23 19:42
好きになってもいい?ペポパンプ自由詩3*08/10/23 19:11
世界が反転した夜にセルフレーム自由詩208/10/23 15:44

Home 戻る 最新へ 次へ
4729 4730 4731 4732 4733 4734 4735 4736 4737 4738 4739 4740 4741 4742 4743 4744 4745 4746 4747 4748 4749 4750 4751 4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758 4759 4760 4761 4762 4763 4764 4765 4766 4767 4768 4769 
加筆訂正:
( 秋の日の断章 ) /服部 剛[08/10/23 21:46]
仮タイトルをつけました。  
5.67sec.