言葉少なに伝えることと
抽象的に伝えることは
全く別物
無理やりひねり出した言葉より
考えに考え抜いた文章より
言いたいことだけ書き殴った詩のほうが良かったりもする
でもどれも伝わ ...
物干し竿に並んだ肉を持たない白の骨たちは
濡れたカシミヤのセーターが掛けられるのを待っている
あるいは真白いワイシャツでも
季節はずれのノースリーブでも良いのだけれど
記念写真を撮 ...
うみのうえで
きらきら
きらきら
右手も
左手も
えがおいっぱいのV。
・
。
・
・・・・・
。。。。。
V、したい。
左腕
だめみたい。
右手 ...
その中年男性は、まだ少し油っぽさを残した額を光らせながら
街の暗く入り組んだ路地の突き当たりの二階に居た
秘密に仕立てられた魅惑的な部屋
彼は都市型仙人と呼ばれていることを知らない
迷路は迷い ...
静かで力強く穏やかな景色を前にして
この仮面を脱いで惚けている
間違わないように、崩れ落ちてしまわぬようにと
危ぶまれる時々に
薄い木叢に透かして見える文明の雑音と
止まない川音とのあわいに ...
雨にさえ取り残されたこの灰色の殻の中には
心地よさにも似た悲しみ、
急ぎ足の夕焼けを追いかける時の心が満ちていて
言葉にならない言葉たちの反響がふざけ合っている
外殻を打ちつけるつぶての丸い表 ...
「ああ私達もう終わりね」
そう移ろう木々が囁いていた
人生の挽歌を唄いながら
僕らの終焉を見送る様に
木枯らしのもたらす冷たさが
君の手を凍えさせているのに
もう僕は君の手を握る術を知 ...
愁人
詩想十年方断腸
愁人独詠酔余狂
飛花何処秋山謐
落涙何心秋夜長
一夕一朝虫切切
千秋萬歳月蒼蒼
詩人一命虚空否
遮莫吟魂不可忘
愁人
詩想十年 方(まさ)に腸 ...
だれかに渡した
ことばが迷子
あーとか
うーとか
声だけ響く
いっつも
いつも
たどたどしいこと言ってるねえ
ちかづいた
さあはりきって間近
チ カ チ カ
ちか 力になりた ...
すると僕は肺になる。イエスしか言えないほどの、肺になる。
今夜も夜に出会えた。自然にはない自然な光が力を見せる。自転車で駆ける僕は、むせぶ幹線道路をスッとヌけ、大好きな静かな住宅地に肺る。幹線 ...
花のように
性器をさらし
相手を見つけることが出来るのなら
どんなに楽だろう
きこえない
きこえない声を
ずっとぼくはさがしている
なんのたよりもないから
なんにもできていないけど
ずっとぼくはさがしている
空と海とのすきまかなんかに
ひっかかっているような気 ...
デジタルの時計を見ている
タイムスリップを繰り返している
1が出て唐突に2が来て
3がその上に重なっていく
分の十の位が一の位に話しかけていて
突然相手が変わったので
びっくり ...
降るみどり 降るみどり
天の曲線
鏡面の黄泉
しずくをすぎる
たどりつかない重なりの
降るみどり 降るみどり
人はとどまり
音は昇る
響きは何を重ねたいのか
感じなく ...
私が死ぬ時になって
永遠に解けない謎が解けますように
私が生まれる時と同じように
私が眠る時になって
永遠に解けない謎が解けますように
私が起きる時と同じように
私が夢から醒める時 ...
犬よ
お前は言葉を話せない
それでも私はお前が好きだ
だからこそ
好きでいられるのかもしれない
犬よ
お前はどういう気持ちで私に近づいてくるのだ
私は相思相愛だと ...
らむねのビン色したビー玉を
プレスして、スライドしてゆく
あの頃さえ 擦り切れて
道の中に染みてゆく
よるに出会えば
あさに割かれて
走りだせば時間と今が
からだからすりぬける
か ...
魚は水に
鳥は空に
私はあなたに
それが本当の居場所なんです
ペアで連詩
「紙ヒコーキ」
17ピース&ペポパンプ合作
くだらない情報に僕らの毎日は{ルビ溢=あふ}れていた
カップラーメン食って
そ ...
狂ってない、今日も正常に動いてる
君は一生籠の中
皆に愛でられ息絶える
僕は一生溝の中
皆に嫌われ息絶える
「世界が平等」だと
唱える人がいるのなら
大声で否定し ...
仲仲治さん
自分なりのやり方でお考えになっているようだから疑問があっても茶々を入れないようにしてきたのですがどうも行き詰っているというか、もう書くことがないと書いてらっしゃるので話しかけてみます。直 ...
ひとつの自信がわたしを暴く
押し出す日中に
無防備な顔は灼かれていて
爛れたままで外出をする
十月の風が痛みを冷ます
脱いでいる
わたしの鱗粉が付着しなくとも
きみは変わらず胸を張り ...
風の強い日には
ため息、宙にばら撒いて
ただ遠くまで届けばいい
その胸潰れるまで
吐き出したムジカ
霧のように消えた
夏草色の景色
もう忘れようかな
黒い服に身を包み
光のように ...
つうか 買いものがえりのいちじく
にしんを三枚 ひらきまして
えぐるのです つまり私は
あとに残した いいわけ
ショートケーキならどんなにでも
ショートケーキだと知っております
つまり ...
遅かれ早かれ気付くだろう
あの時犯した過ちとその意味に
遅かれ早かれやって来るだろう
別れと始まりの繋がりが集う箱の中
遅かれ早かれ味わうだろう
きっと誰もが彷徨う長い夜を
遅 ...
「Nさんはどうしてミュージックプレイヤーなんかに詳しいの?」と同僚に聞かれたが、不眠症だからだ、とは答えない。
俺は夜になるとくだらない事ばかり考える。たとえば、三日前の会話のとき、話し相手 ...
本家の夜更け
障子のむこうの影を
目で追いながら
人の鼾と鼾を調和させ
命のありかを探すように
それらの影と音は
まだ幼い眠りの夢のように
瞬きを絶やさず生きのびていた
これ ...
CMで流れるあらゆるラブソングが
(もしかしたらラブソングじゃなかったかもしれないけど)
今はまだ隣に居ない君をキンモクセイよりも強く匂わせる
僕を取り巻く全てが君を求めて夜が永くなる
間違い ...
知らないうちに
窓の外が雨になっていて
そして知らないうちに
雨は止んでいて
私は変わらず
想っている
雨が生まれる
辺りのことを
そこに住んでいるであろう
人た ...
今夜は満月だとニュースが伝えた。
風呂に入る頃にはそんなことは忘れていた。
ふと窓を見ると月光が曇り硝子の向こうに見えた。
何の気なしに窓を開けた。
しばらく月を見ていた。
十字架のような形 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
じゃあこの詩はどうなんだ?
真紅
自由詩
1
08/10/16 23:25
十月十六日午前八時のハンガー
しろう
自由詩
1
08/10/16 22:11
V、したい
草野大悟
自由詩
3
08/10/16 22:00
都市型仙人
HTNYSH...
自由詩
1
08/10/16 21:45
妄想家の仮面
〃
自由詩
1
08/10/16 21:44
雨つぶて
〃
自由詩
2
08/10/16 21:42
色彩
aidani...
自由詩
4
08/10/16 21:33
漢詩 愁人
三州生桑
伝統定型各...
4
08/10/16 19:55
reflecting telescope take2
あすくれかお...
自由詩
4*
08/10/16 19:47
High
詩集ただよう
自由詩
1
08/10/16 19:21
花
僕
自由詩
1
08/10/16 19:21
創書日和「声」 きこえない声
ゆうと
自由詩
1*
08/10/16 19:04
デジタル時計
小原あき
自由詩
19*
08/10/16 19:02
降り来る言葉 XXXIX
木立 悟
自由詩
1
08/10/16 18:14
無題
渡辺亘
自由詩
1
08/10/16 18:11
犬と愛情
高橋魚
自由詩
1
08/10/16 17:33
スライドショー
唐草フウ
自由詩
4*
08/10/16 16:10
居場所
ゆきこ
自由詩
1
08/10/16 14:07
チョコレート同盟企画第九弾 「紙ヒコーキ」
ペポパンプ
自由詩
5*
08/10/16 12:58
僕は影
三奈
自由詩
5*
08/10/16 11:10
敵を知り己を知れば…仲仲治さんに恐る恐る話しかけてみる
石川和広
散文(批評...
3+*
08/10/16 10:40
粧飾
伊月りさ
自由詩
4*
08/10/16 10:34
beautiful dance
くろね
自由詩
4*
08/10/16 10:25
はなし
さわ田マヨネ
自由詩
2
08/10/16 9:14
イーヴン
BOOKEN...
自由詩
0
08/10/16 8:33
テレフォン☆ショッキング
影山影司
散文(批評...
1
08/10/16 5:01
本家
小川 葉
自由詩
5
08/10/16 3:42
雪の香りがする頃に
智哉
自由詩
0
08/10/16 2:30
雨
松本 涼
自由詩
1
08/10/16 1:40
一番嫌いな人種
真紅
自由詩
1
08/10/16 1:21
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
4749
4750
4751
4752
4753
4754
4755
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
加筆訂正:
敵を知り己を知れば…仲仲治さんに恐る恐る話しかけてみる
/
石川和広
[08/10/16 17:10]
加筆・修正
5.06sec.