血走る毒が
多分星の横上を蹴る時間が揺れる
銀色の音楽が取れそうだ
沈み込まずに 首に入りそうだ
血走る毒が
僕を好きだ 少し伸ばしたゆびさきに
多分時間が揺れる
ニュータウンに大量発生した
クジラの話を
君はもう聴いたことがあるだろうか?
まだ小学校に入りたての小さな女の子が
クジラに噛まれただとか
男の子がこっそりと
クジラをベットの下に隠してい ...
唇を噛み締める、あなたの口の中をみせて
血が出ていたならキスしてあげよう
傷でもないのに、舐めてみたいな
いたいって言えない あなただけにする話
重い身体を引きずって
けだるい空気を身に纏う
手の届かないものを愛して
非現実的な歌を歌う
僕の太陽
僕の慈しみ
何処を探しても見当たらないから
雨上がりの重苦しい雲が垂れ込めて
...
{ルビ盲目=めくら}のまなこに日は落ちて
夜のとばりが垂れこめる
夜のしじまはゆらぎだし
月の明かりを浴びました
なまめく霧のあやしさに
おぼろな姿態がゆれうごく
目元ばかりが ...
シャワーヘッドから
ほとばしる呪文で
昨日までの身体を
洗い流したら
有効期限切れの
プラシーボを
ペリエで飲み下して
街へはみ出る
手にした青が
全部フェイクだったから ...
081025
くつしたが
くつしたがくつしたがと
悲鳴を上げるので
靴下がと
穴の開いた靴下が
靴の中で欠伸する
石ころを蹴っ飛 ...
立ち漕ぎの サドルになってみたかった ああ空に湧く入道雲よ
陽だまりに 眠る仔猫を抱き寄せて 春とは何かもう一度問う
生ぬるい シャワーのコック握り締め 純白の息 乳白の液
...
没入する
汚して食う
汚して食う
かき混ぜて絡ませて
汚して食う
没入する
没入する
汚して書く
汚して書く
切って貼って うごかして
汚して書く
没入する
そ ...
轟音 電車 闇
この世はそれだけ
そうして できあがるのは
嘘 騙し合い 猜疑心の世界
ぼくは 生きている
そんな中で 生きている
...
だまって
私を見つめて
その綺麗な指で
私の指をからめて
白いうなじにキスして
今宵 私は
あなたに堕ちる
歌わない小鳥を生かしておいても
どうなるでしょうか。
捨ててしまえ。
殺してしまえ。
生きる価値がないのなら
いない方がよいのです。
歌わない ...
金網のまえに
クルマ乗り上げて
外灯を避けるように
きみを待つきみを待つ
時間どおりには絶対来なかった
忙しいのだそうだ
笑顔だから
すこし素直に寂しく照れた ...
某所で、
>意味がわからんと言っていた軟弱者が何人かいましたが、
>意味を伝えるだけなら詩なんか必要なないじゃん。
>詩は作者と読者の共同作業であるべき。
>僕が1から ...
いつ見ても
仰向けにひとが寝そべっている
その山のかたちを
いくども夢でなぞった
あれからずっと
山はおだやかに眠っている
なにも変わらなかった
夏のあいだ飼っていたコオロギを
...
あなたは
「&」という記号を
上手に書けない
あなたが「&」と何度書こうと
ただ紙上に首のひん曲った
醜いアヒルが出現し
不器用な水浴びと遊泳を始めるだけで
事物は結合も 強調も ...
恋文を書いたつもりでした
まったく何年ぶりなのでしょう
こんな気持ちは
なんども破り捨てようと思いましたが
結局そうすることもできずに
他の誰にもわからないように書きました
あなた以 ...
葉脈のない手で
壊れそうな
きみを複製して
アロエ
愛がひざまずいて
ここに痣ができたの
ぎざぎざの記憶の痕
なぞるふたつの指
触れる粘液の
とろりと滴る
...
センセーが言った
内申点だけは取り返しがつかないから
今精一杯頑張りなさい
今辛くても、頑張った分
将来の夢に繋がるから
さぁ、もう言ってる間に期末テストだよ
センセー、ぼく ...
心が脈を打つ。
トクン、トクンって。
痛いくらいの感情が、
体中を流れる。
手や足が震える。
溢れた感情が、
涙になって零れた。
トクン、トクン。
涙が ...
朝から
お経が流れている
それはどこからともなく
流れてくる
となりの家の屋根を越えて
うねりながら
からまりながら
長くねじれた
二重らせんを描いて
川岸の水辺へ
つづいている
...
埋立地に学校を作る計画が生まれ
超高層小学校は数ヶ月前に着工された
現在建設中のその建物は黒い外壁と窓が
オフィスビルのように鈍い輝きを放っていた
すぐ目の前にはコンクリートで固められた海岸
...
月
雫
光
地
星
エキゾチックな弁当
ふたりは夜を待てないから
愛人弁当は夜食べる
月
雫
光
地
星
食卓 ...
自動販売機に着くのが怖くなるほど楽しい道路。餓鬼が拳銃撃ちあう時代の遠く離れたところで笑い合うヤンギンヤンギン。
ガルルルルルル。ホウゥーーンーーー…
「人を嫌いになるならあいつら一生 ...
拝啓マグロ
この一週間
雨ばかりで
少し嫌気がさしていたところです
海の方はどうでしょうか?
3日くらい
休みをとって
こちらの方に
来れないものでしょうか?
ところで
エミリー・ ...
夜明け、静かな街に若い男性の笑う声が響く。ビルとビルの間を反響しながら明るくなった空へ放たれる。カラスの漆黒の鳴き声。かすかな雀の声。ゴミ収集車のエンジン音と世間話。夜勤明けだった。体は疲れていただ ...
ただ生きてゆくための幸せなら
わたしは要らない
もしも人が
幸せを呼吸する生きものだったら
息もできずに倒れる人が群れると思う
それほど幸せは少ない
けれど
簡単に見過ごしてしま ...
天井の更に上からの雑音
横からの寝息
下からの破壊音
カーテンは〆切
ヒューズは全て落とす
スーパーで買った人形は
食べ物の代わりにはならなかった
部屋
季節
止まらない時計
停まらない鼓動
孤 ...
携帯の着信音が言っている君に逢いたいできればすぐに
デニーズでおっさん二人ココア飲む
今夜だけ輪切りにされた檸檬のように
君のいう何でもないよは嘘ばっか
ぴった ...
容赦なく不機嫌であるまなうらにひろがる無数の鶏頭の赤
いちにちを作業療法すると言いビーズ細工にこめるかなしみ
いけないよ爪を噛む癖孤独癖マニュキア塗って待ち合わせしよ
右足をアンクレ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
毒猫
十二支蝶
自由詩
1
08/10/25 15:55
クジラの氾濫
真鍋 晃弘
自由詩
2*
08/10/25 15:50
日傘、ひるがえして
猫のひたい撫...
自由詩
1
08/10/25 15:36
片恋
あきな
自由詩
3*
08/10/25 15:31
秋の夜に
ようちゃん
自由詩
1*
08/10/25 14:49
ヌード
nonya
自由詩
7*
08/10/25 14:35
焼鳥屋
あおば
自由詩
19*
08/10/25 13:11
密会
真鍋 晃弘
短歌
0+*
08/10/25 11:56
フォトグラファー
udegeu...
自由詩
3*
08/10/25 10:16
闇世
星月冬灯
自由詩
3
08/10/25 9:55
だまって
〃
自由詩
4
08/10/25 9:54
歌わない小鳥
〃
自由詩
1
08/10/25 9:53
愛人弁当
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/10/25 6:55
詩とイメージ −萩原朔太郎 蛙の死−
リーフレイン
散文(批評...
21+*
08/10/25 6:38
山
yo-yo
自由詩
3*
08/10/25 6:37
You & World
かいぶつ
自由詩
3
08/10/25 6:14
解凍パニック
小川 葉
自由詩
4*
08/10/25 3:09
アロエ
shu
自由詩
4
08/10/25 3:01
センセー
智哉
自由詩
0
08/10/25 2:53
涙の鼓動。
狠志
自由詩
0
08/10/25 2:10
しらさぎ
ばんざわ く...
自由詩
2*
08/10/25 1:18
解凍パニック
木屋 亞万
自由詩
0*
08/10/25 1:16
朧月
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/10/25 0:52
ファックユー野郎と歩き食いしたハンバーガー
詩集ただよう
自由詩
0
08/10/25 0:47
拝啓マグロ
真鍋 晃弘
自由詩
2*
08/10/25 0:14
<SUN KILL MOON>
ブライアン
散文(批評...
1
08/10/24 23:59
幸せを呼吸する
タマムシ
自由詩
5*
08/10/24 23:46
眠れる猫を起こす前に
棟倉 冢稀
自由詩
1
08/10/24 23:31
チクタク
真鍋 晃弘
俳句
1*
08/10/24 23:25
うつうつうつ
白糸雅樹
短歌
6*
08/10/24 22:57
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
4749
4750
4751
4752
4753
4754
4755
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
加筆訂正:
透きとおったラヴレターを携えて
/
りゅうのあくび
[08/10/25 0:18]
秋バージョンに切り換えです。
6.16sec.