準工業地域を抜け
畦道を抜けると
大きな門構えに
由緒ある大ケヤキ
視線のかたすみに
逃げる影
それに引かれて
すこし歩いてふり向く
ふり仰ぐ
好々爺の大ケヤキ
椋鳥 ...
誰もいなくなった店
BGM と ペン
を叩く音だけが呼吸する
灰皿からこぼれた灰や
コースターの跡の水滴
そんな光景はどこにでもあり
反芻して迷路に迷い込む
信号 ...
中指は上に向けてよその中の愛を探っているつもりなら
嬉しげにぬらぬらの指見せつける…絡め捕られているとも知らず
わたしの声帯から延びた
蔦が
ビリジアンの意地悪だった
集合体は頑丈で 瑞々しい
唇をつたって、ずるずると
出ていく
あのひとの唇をつたって
入っていく
取り返しのつかない色
取 ...
川辺にて、そっぽ向く猫背
歌を口ずさんでは知らんふり
肌寒い夜が君を照らして
片思いしたままの猫戯らし
優しく優しく揺れている
浅い川が流れるのをみて
そこに漂いたいと思うけれ ...
ああ死にたい
死んでしまいたい
指の先から煙になって
心臓まで燃えてしまえ(なるべく痛くないように)
ああ死にたい
しかし誤解しないで欲しい
私は死にたいと口にすることが快感なのである ...
優しい目覚めに不意をつかれて
困難なはずの呼吸を意識する
低い体温と冷たい掌と窓のない部屋
窓がないので知ることの出来ない
世界、世界は常に緊急ニュースを発して
頭痛と共に鳴り響くサイレ ...
サイクリングを兼ねて大垣から垂井まで歴史散策をした。垂井は隣町のことなので、自転車で1時足らずで、町の中心地までたどり着ける。サイクリングの最終目的地は、竹中氏の陣屋跡だ。
大垣と垂井では、景色 ...
夜の窓を騒がして
昨日の風が行き来する
慌ただしい肉体
またたく感情
吹き流す煙草の心境に
けむりは青く
はためく
おまえのやせた背中に
描かれた
微細な地図
それから
晩の ...
生まれ出づる場で知らず望んだ言葉を
酸素のように分け与えて
冷えた指先を温める間さえも耳に届く声色。
堅く絡まった糸のほつれをあなたは容易く見付けて
ゆるり
...
割れた月を見ていた
窓には冷えた空気が淀んでいた
振り返る
君の惨めな横顔が見える
その青白い頬
笑えないよ
割れた月を見ていた
窓には冷えた空気が淀んでいた
絶望も希望 ...
駅の端の小さな改札口で君を待っている
電車がくるたびにパラパラと降りてくるひとりひとり
ここではそんなに多くの人間が行き交うわけでは決してなく
鳥かごみたいな短い階段を
家路につく人たちが通り ...
カーテンを開ける
今日
彼女は何を見るだろう
地上17階
いつもの街並
いつもと少しだけ違ってく景色
夕べの事がまだ
部屋のそこここに残っていて
ほのかな風の粒子となって
揺れるカー ...
目覚めたら、
大昔の神殿が目の前にあったんだ。
或る街で眠るお爺さんの夢
目覚めたら、大昔の神殿が目の前にあったんだ。
中からは呻き声や溜め息や嘆きの叫びが聞こえて ...
{画像=081025210836.jpg}
手をかざし
光を遮る
目を彷徨わせる街並み
風が吹いている
その風は北の街から
吹いてくるのだろう
白っぽい風に夏のなごりは
吹き流され ...
囲まれてクマのプーさんマワされる
お茶の間でドラえもんを押し倒す
オバQを脱がした夜の熱にうかされ
ポケモンを発光させて暖をとる
僅かな光が教えてくれる
小さな世界があることを
僅かな人影が教えてくれる
小さな足跡もあることを
僕は平伏して僕は平伏して
僕のことを考えたり
知らない国の音楽を聞いた
部屋 ...
知りすぎたことは あなたの初めてのキスの思い出 従兄弟のなまえ
真夜中の無言電話 座標軸の真ん中に赤い点がふたつ
どれくらい好きかを聞きたいのに いつも「ごめんね」ばか ...
毎晩頭がボーッとして
ごちゃごちゃになる
舞い上がる
頭が痛い
首が痛い
肩も凝る
あの{ルビ娘=コ}の「ばれたか」と
言う言葉が私を癒す
あの{ルビ娘=コ}の「頑張ります」と
...
あるいくつかの凶暴で傲慢な視界について。
団地に女の子が一人、生活をしている。名はモモヨ。彼女は半年おきに形態を変化させる。緩やかに30キロ太り、緩やかに30キロ痩せる。何度もそれを繰り ...
人間関係へたくそなはずなのに
達人のように思われている違和感
逃げ出せないルーレット回っている
頭ばかりくるくるキレて
間違いがあれば素直に謝る術も
身につけている薄っぺ ...
煮詰めたシロップを
さらに煮詰めて
濃厚に
想いは
まさにそのようなもの
願いは
いつしかそのようなところ
跨いでゆく
艶のある微笑みに
触れる
甘美な快感に
時を預 ...
その場所で愛した人を抱いていた
抱いてくれ!赤ちゃんパンダが俺を見る
ガン見されガン見仕返しオヤジ狩り
六本木朝までアンパン齧ってた
テーブルの下でマス掻く保健室
保健室 ...
どこかに飛んでいくはずだった帽子が
西日のさすテーブルの上で丸い影を作る
流し込む午後のコーヒーは
ざらりとのどを茶色に染める
丸い影の中を
赤茶色のありが
右に左に 左 ...
色鮮やかな薄衣をまとった山あいは
戯れて欲しいと無言でせがみ
得も知れぬ愛おしさと
恋の味とは甘さばかりでは無いことを知る
その味わいのほろ苦さよ
古い峠道の傍らで人知れず朽ち果てた祠で ...
疲れたときには本を読む。
出発前に友人から借りた小説をゆっくり読んでいる。本は与えてくれるだけだから優しい。言葉を与えてくれるものはそれがどんなものであれ優しい。
それでも、私を可哀想 ...
完璧な糸を喰う 完璧な蛇を喰う
雲が自分の汚い夢をみてだえきでだゃにきだゃき洗う
はううが 人は叫び
む んっかは 真蓋はわらう
あなたの鼓動 あなたの首
みつめられいるわ
あなたの事 あなたの子動
みつめられているわ
あなたのほど あららなごど
はらら ああ いわい
血走る毒が
多分星の横上を蹴る時間が揺れる
銀色の音楽が取れそうだ
沈み込まずに 首に入りそうだ
血走る毒が
僕を好きだ 少し伸ばしたゆびさきに
多分時間が揺れる
ニュータウンに大量発生した
クジラの話を
君はもう聴いたことがあるだろうか?
まだ小学校に入りたての小さな女の子が
クジラに噛まれただとか
男の子がこっそりと
クジラをベットの下に隠してい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
門沢橋6丁目通り
tomtom...
自由詩
0
08/10/26 0:53
Osaka at 6:00
crowd
自由詩
0
08/10/26 0:38
情事
山田せばすち...
短歌
1
08/10/26 0:32
蔦狩り
伊月りさ
自由詩
15*
08/10/26 0:29
照らして
湿児えのき
自由詩
2
08/10/26 0:25
永久脱亡
木屋 亞万
自由詩
1*
08/10/26 0:19
君にあいたい
湿児えのき
自由詩
0
08/10/25 23:37
ある日のサイクリングから
寺岡純広
散文(批評...
2*
08/10/25 23:14
夜の窓
オイタル
自由詩
2*
08/10/25 23:05
陽戀-yoko-
リュウセイ
自由詩
1
08/10/25 22:54
割れた月
梨玖
自由詩
0
08/10/25 22:47
高田馬場駅戸山口
フミタケ
自由詩
7*
08/10/25 22:25
空を見上げる
〃
自由詩
1*
08/10/25 22:23
或る街で眠るお爺さんの夢
セルフレーム
自由詩
0
08/10/25 21:16
白日の街角
beebee
自由詩
6
08/10/25 21:08
ネツアイ
真鍋 晃弘
川柳
3*
08/10/25 21:01
眠りに入るときのこと
熊野とろろ
自由詩
2
08/10/25 20:31
秋のリハビリ
メメズワイ
短歌
1
08/10/25 19:43
一日一日
ペポパンプ
自由詩
2*
08/10/25 19:37
昨日は孤独な世界①
錯春
散文(批評...
1
08/10/25 18:05
暗示
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/10/25 17:38
真夜中のアイスクリーム
ここあこころ
自由詩
8*
08/10/25 16:49
よそ見
真鍋 晃弘
俳句
0
08/10/25 16:41
右往左往
伊那 果
自由詩
1
08/10/25 16:26
まるみ
恋月 ぴの
自由詩
22*
08/10/25 16:18
過日の怪物
猫のひたい撫...
散文(批評...
0*
08/10/25 15:56
竹空
十二支蝶
自由詩
0
08/10/25 15:56
床か
〃
自由詩
0
08/10/25 15:55
毒猫
〃
自由詩
1
08/10/25 15:55
クジラの氾濫
真鍋 晃弘
自由詩
2*
08/10/25 15:50
4726
4727
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4762
4763
4764
4765
4766
5.61sec.