“鬼さん、こちら”
“手の鳴る方へ”
駆け寄っては消える音
遠くで掌が誘うも
先には闇でもなく光でもない
果てない草原のような
落ち着かない風景が広がっている
触れた一瞬の感 ...
なくした指その傷口は塞がり
瘤のように堅くなった
掴めない手で押す嗜好品の一種
めくらなら不思議が増えるのにと思った
蓄積のない軟らか過ぎる脳みそはずり落ち
最近では丹田のあたりで下のことば ...
チョイスだね
チョイス以外にもう
ボクらの宝は残ってないんだね
むやみやたら
ケツを動かして
ドクドク出すだけ
それともなんだ
よりそって
じんわりね
どちらもチ ...
人が舞い 風が舞う
剣が斬り 扇が切る
ササラ 舞い 黒尾 舞う
風を 纏いて 舞い踊る
風を 切り裂き 舞い躍る
ヘンバイ 踏みて 風も踏み
ササラ 倒して 風 倒す
鹿が舞い 鬼が ...
少しずつ目蓋を上げよう。唇の形に広がっていく眼界には自室の玄関から去ろうとする女、幾人ものイメージが重なり識別することができない。色濃いものから抽出してみるか。生島先輩は再び目を閉じた。まず一人目を ...
重い踵の前に爪先がある
その先端から前方に
どす黒い影が伸びている
なあ、お前
私を殺してくれないか
闇のように長いその手で
この首を絞めてはくれないか
車道の脇に突っ立った
...
朝は、
最寄りの駅まで走るための時間ではなく
ラジオから流れる落語の人情噺を聴きながら
渋い野菜茶をゆっくりと喉に通過させる。
そんな涙を流すための「ひととき」でありたい。
ぜいたくぜいたく ...
見てますか?
あなたにはほど遠いけど
作る仕事に ほんの少し近づいた
ありがとう
手一杯であっぷあっぷだけど
生きていますよ
いつかあなたの目にふれるような
そんなものを作れるよ ...
空も晴れ渡り
高校の同級生が笑う
そよ風
ルーララルー
水玉模様のワンピース
2年後に知った事実
悲しみは
トンネルの向こう側
僕らは希望に
向って走っていった
耐えて耐え ...
青い光のなかを
(俺は孤独だ)
防砂林のむこうで轟音がしている
林を抜けると
(焦がされていた)
いつものおまえだ、海だ
朝の雨の海に泳いだ
ぼんやりとし ...
離職された皆様へ ハローワークは あなたの 就職サポーターです。
失業給付を受けようとする方は 必要書類を持参の上、
求職の申し込みをする必要があります。
ハローワークは ハローワークです。 ...
路地にホクロが出来て、増えて、
ホクロだらけになったアスファルトは
最早ねずみ色でなくって、虚実反転する。
白黒はっきりする。
下水が注ぎこむと流れになって、止まらなくって、
...
ネットから生まれたいわゆる「作品」の価値と可能性について「共同体意識」という観点から考えてみた。
掲示板(主にネット内)というのは「読者であり作者である」ことが可能な世界である。(ネットの掲示 ...
自分の話聞いて欲しいだけに
みせかけて
気にかけてほしいだけに
みえるんですけど
冷たい雨の中で
切ない花のように頭を垂れて
一秒先にも、一秒前にも動けないまま
美しかった日々に怯えて
日々の脆さに怯えて
今日が寂寥に沈んでいくのを見ていた
骨も冷える雨に濡れても
...
何処から来たのか知らないけれど
擦れ違ったから
おはようと声を掛けた
でもその人はチラッと僕に目を遣って
道に戻っていった
求めるな、とか言うけれど
求めるのはいけないことかな
...
小鳥は一羽だった
籠にやさしく啼いていた
あの子はお気に入りのデイジーの花飾り
スカートを大きくふくらませ
まわる まわる 歌いながら
笑いながら 泣きながら
きらきらと踊る あれ ...
娘とふたり
バスに揺られている
おまえが置き去りにした
ウサギの手さげ袋は
そのままバスに乗って
湖近くの営業所まで
運ばれたらしい
忘れ物はぜんぶ
そこへ運ばれてしまうのだ
...
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら
階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ...
大好きだった君
もう何年も 過ぎた時の砂
君は変わっただろうか 僕は変われずにいます
きっと君は忘れているだろう
君に僕がいたあの頃と同じところに
誰かがいるんだろう
自分勝手に ...
ねぇきいて
今日の風は黄色だったの
あなたの瞳にはどう映った?
今日の風がささやいた
足元気をつけて
黄色い落ち葉が落ちている
きっと今日の風が塗ったのだろう
足元に佇む ...
体温が浸食する 無機質の手すりを
握りしめたわたしは冷たさを交換した
優先座席なんて名ばかりで
優しさはみんな 風邪を引いているのだ
戸惑いを持つ 柔らかな座席は
知らないうちに ...
嵐のような日常が終わると、嬉しかったこと哀しかったこと色んな気持ちが絡まって編まれていったものが残る。思いかえすということは、それを井戸のような深い水の底までゆらゆらと下ろしてゆくようだ。水面に浮いて ...
木々は空の下で動かず
静寂は燐と張り詰める
僅かに震える街灯の光は
夜となって歩道に落とされる
昼の間、風と共に遊んでいた白い雲は
いつの間にか隠れてしまった
私の耳は
街灯に群がる虫の ...
どーにもならねんだけど、とりあえずリズムが跳ねてればマシな気分になる。
取り返しはつかねんだけど、とりあえずやたら空が青いってだけで前に進めそうな気がする。
アホだ。
出掛ける準備は出来 ...
なぜ詩を書くんですか、と言われると大変惨めな気分になっていやなのは、つまり詩を書くということに関してたいした理想も意義も見出せていないからなのだと思う。
仕事をはじめて、そろそろ幾許かの稼ぎも出 ...
階段の上に子供がいる
それはぼくだ
ぼくは階段をのぼる
すると
子供はもういない
階段の下に子供はいる
それもぼくだ
ぼくは階段をおりる
するとまた
子供はいない
かつて誰 ...
ずっと気になっていた喫茶で
ブルーハワイを頼んだ
まるいグラスに注がれた液体が
一瞬で差し出された
ストローで青を吸い上げた
地球から北半球が消えてしまった
南へ行くほど薄くなって ...
愛は何処からくるのだろう。
愛し愛されて。
愛を知って。
生まれるのだろうか。
欲にまみれて。
たまたまデキた心に。
愛は、在るのだろうか。
...
牛丼の並を頼んだ後
その人は一瞬間を置いて
「すみません、ちょっと聞いて貰えますか」って
急に口を開けたから唾が絡んでる声で 言った
あたしは一瞬きょとんとしてから
「はい!」ってびっくりし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
盲目の鬼ごっこ
見崎 光
自由詩
2
08/10/29 22:44
オルガノ・ルムガスタ
キリギリ
自由詩
0
08/10/29 21:27
エックス君⑪
よーかん
自由詩
1+*
08/10/29 21:13
風舞
guchi_...
自由詩
0
08/10/29 20:50
子供ではないのだから
鈴木
自由詩
1
08/10/29 20:21
かげ
小禽
自由詩
0
08/10/29 20:02
あたりまえのこと。
きゃっとむー...
自由詩
3
08/10/29 19:40
経過報告
kiyuu
自由詩
2*
08/10/29 19:07
青春
ペポパンプ
自由詩
2*
08/10/29 18:54
青い光のなかを
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/10/29 18:28
無職でニート
猫道
自由詩
17+*
08/10/29 17:43
終わらないオセロ
〃
自由詩
3
08/10/29 17:12
ネットと作品
ふるる
散文(批評...
5*
08/10/29 17:00
職員室にて
詩集ただよう
自由詩
0
08/10/29 16:55
秋の自殺
智鶴
自由詩
0
08/10/29 16:23
信心
高橋魚
自由詩
1
08/10/29 15:19
ダンス
石瀬琳々
自由詩
3*
08/10/29 14:08
湖ゆきのバス
佐野権太
自由詩
30*
08/10/29 14:02
空の匂い
たもつ
自由詩
43
08/10/29 13:47
両忘れ
tatsuy...
自由詩
1
08/10/29 13:44
風の色 (チョコ同盟連詩 夕焼け空+乱太郎)
乱太郎
自由詩
9+*
08/10/29 13:26
優先座席
チェセロロ
自由詩
1
08/10/29 13:04
回復
猫のひたい撫...
自由詩
2
08/10/29 10:39
傍らに明かり
結城 森士
自由詩
2
08/10/29 10:38
コントロール
BOOKEN...
自由詩
1*
08/10/29 8:57
空の時間、断筆まがいと全容
れつら
散文(批評...
5*
08/10/29 7:30
家
yo-yo
自由詩
6*
08/10/29 6:16
水槽とブルーハワイと所有と幸福
青の詩人
自由詩
4*
08/10/29 4:15
あいについて。
狠志
自由詩
1
08/10/29 3:11
す
しょう
自由詩
0
08/10/29 2:36
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
4749
4750
4751
4752
4753
4754
4755
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4.58sec.