夜気に退屈をさらけ出すプラタナスが
細い小枝で編んだ投網で上弦の月を引っかけている
葉陰から木漏れ日のように明かりを点滅させて
モールス信号を送る橙色


きっと月の頬には痕が残るほど
...
峡谷を挟んで
街がまた一つ
大きな白い砂漠に
のみ込まれて
消えた報せ

夜空の向こうには
目が醒めるほど
白い砂漠の朝を待ちながら
砂粒は銀色に輝いて
すらりとした紺色の地平線へ ...
1:[identity]

僕が「僕」である場合

僕は必ず「何か」でなくちゃならない


誰かにとっての「僕」
どこかに所属する「僕」
何らかの役割を担う「僕」

僕は一つの個 ...
燃え上がる 自転車!
それが 炎の始まり。
叫びとともに 運ばれた 炎が
対岸に 出現す!
そして、
小舟に 乗り移り、
たいまつ 来たる。
徐に 回り出す 炎。
次第に 加速をつけて ...
俺が苦手なのは
一番大切な
「ありがとう」
   と
「ごめんな」
本当はいつだって思ってる
憎まれ口ばっか叩いてるけど
本当はいつだって思ってる

つらくあたることしかできないのに ...
待ってるんだ
この部屋の鍵なんて
ずっとずっと昔に無くしちゃったけど

窓ももう錆びれて開かなくなっちゃったけど

壁はぶ厚すぎてノックも
       君の声も
届かないんだけど
...
失うのが怖くて
動けなくなる

でも、後ろから
{引用=
    トン
 }

って
君が押してくれるだけで

こんなにも簡単に
前に進めるもんなんやね
ツラい、真昼の夢から覚めたあとは

夢の中に登場するのは、もう二度と会うことのない人ばかり

父や母、兄弟、それから親友、もとの恋人、妻、娘、みなこぞって私を責め、苦しめる

争い、別れ、 ...
うさぎの眼 泣いてないよと 睨む{ルビ金星=ほし}

通学路 さようなら僕 吐き捨てて

明日から 殺してしまえ 皆悪魔

{引用=先生見てくださいこれが現実です。}
皇帝夫人の指輪は 不思議な宝石みたい
疲れを癒やしてくれる 光を放ち続ける

夏は赤く輝いて 冬は青く輝くんだ
是非とも手に入れたいな オイラのモノにしちゃいたい

  あの怪盗ルパンも  ...
報告書書いて
給料明細間違えてる
会社に電話する。
忙しい

お袋の買い物に付き合って
皿を洗う
予定表書いて
コピーして

マーカーペンで印し付け
床屋に行く
雨に降られる
...
「ある公園の風景」



ゆらゆらと 斜めからのぞく朝日
下着まで剥れた 木立の挨拶
群がる鳩 チカチカ光る噴水
大晦日を焚火で過ごした日雇い人たち

くすぶる焚火 水浴びを楽しむ鳩 ...
Nさんが日記で書いていた。Nさんが賢治について書いた批評について、批判があったらしい。某所のチャットで、「このレベルで留まれたのなら幸せだったんだろうけど」「賢治について書くなんて怖いものしらず」みた ... 秋の笛はススキ野をつらぬいていく 
そらがたかい 木は枯れた

あしもとを照らす街路灯
遠くを照らす燈台
世界を包むあなたの一息

遠くの砂漠で聞いている
あなたは雨を呼んでいる
一 ...
混乱と欲望はとても仲が良いことを理由に疾走する視点について。



マリオは疲弊していた。指名が途切れてようやく休憩にありつけた彼女は、他の女の子逹とべちゃべちゃ話すのが嫌でひとりぼっちでビニ ...
どうしてこんなに人の心は揺れ動くのだろう。振られたと思えば好きといわれたりして、どうして喧嘩しながらぼくらは抱き合ったりするのか?そして彼女は挙句の果てにぼくの欠点である、空気の圧倒的な読めなさ、幼稚 ... マリオネットたちの仮想的革命が
左心房をよぎる
窓の外では夜の街が
書き割りのように翻る
カレイドスコープの中で廻転するのは
天使たちの落とした翼が
あまりにも降りしきっていた日々だ
知 ...
He still remembered the sensation of warmth he felt when he touched her hand....

浜辺のしっぽが落ちて。
し ...
ニガテなんだけどドラマは

あったほうがいいと思うな

あたりまえの日々にちょっとだけね
ちいさな死骸を排水溝へ流す。
おまえは、透きとおる水晶のようにきず
をかかえてそこを流れてゆくのか

哀しみに囚われたひとつの流れを
純粋無垢なひとみがこおりついている
このこのちいさなむ ...
憂鬱になった時

思い出すのは君の前向きさで


その明るさや全てが僕の心に光を灯した




そんな君が日に日に大きくなって

  愛しくて愛しくて


自分にはないモ ...
決まるまで 時間の経過苦痛なり



いくらかな 財布の中身うそさむく



女の目 輝き増して宝石に



幸せの 対価を計る指輪かな
うまく思い出せない

見送った後ろ姿なら
鮮明に焼きついているのに

君の笑顔が好きだった
それは本当のこと

なのにうまく思い出せない

強がってさよならの言葉の最後に
わたし ...
迷える炎は 糸を燃やし
流れる眼は 憎汁を垂れ流す

忘れてはいけない
私は声は聴こえない

忘れてはいけない
私は耳を塞がれているばかり

口許に捧げるはずの
接吻は許されず そ ...
エナンを一杯食べました 
先ず ご飯を洗いました
あず無横をくねりました
先ずまおうを満味しました
海底を飛んで飛んだ行き先をみて
なぜか 頭を指差したし 
なぜか 後ろ指を指差しました
...
初めから目蓋のない人はどうなんですか
そんな体のない人は知りません
月とか朝焼けが変に赤くなったら
それは世界が破滅する時であるというが
その判断基準というやつは非常に曖昧であり
季節や気象条件によっても微細に変化するため
人々は不安で眠れない夜を過ごしていた ...
しじみが追いかけてくる
夢の中まで追いかけてくる
もうこれ以上出汁を取らないでくれ
もうこれ以上佃煮にしないでくれ
シュプレヒコールを叫びながら
しじみが追いかけてくる日常
人々は大喜びで ...
俺は本当は詩人になりたかった
そしてタレントとして活動したかった
けれどもそういう人になる方法を俺は知らなかったし
だいたいそんなの最初から無理だとわかっていた
だから十年間 毎日猥褻な映像ば ...
はんみょうを追いかけて


えいっ


手で押さえる









あ、逃げていた


地面の感触


直前にお前がいた場所の



...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
フルムーン・ラプソディー渡 ひろこ自由詩17*08/10/27 20:27
白い砂漠に恋する夜明けりゅうのあく...自由詩4*08/10/27 20:26
思考 [uno]自由詩4*08/10/27 20:24
炎舞guchi_...自由詩008/10/27 19:54
苦手なものfuji自由詩108/10/27 19:17
待ってる自由詩008/10/27 19:11
トン自由詩108/10/27 19:04
真昼の夢寺岡純広自由詩108/10/27 18:16
本当は泣きたかった。そらの とこ川柳7*08/10/27 18:02
盗む男北大路京介自由詩17*08/10/27 17:46
父ちゃんの一本ペポパンプ自由詩3*08/10/27 17:19
ある公園の風景高橋鉄次郎自由詩108/10/27 17:06
萌えと批判渡邉建志散文(批評...6+*08/10/27 14:39
雨明かし自由詩508/10/27 13:48
昨日は孤独な世界②錯春散文(批評...008/10/27 12:29
コミュニケーションとは最初の15秒かどうかについて渡邉建志散文(批評...3*08/10/27 12:24
夜の観察者塔野夏子自由詩4*08/10/27 11:25
the sensation of warmth鯨 勇魚自由詩308/10/27 10:36
ドラマはBOOKEN...自由詩208/10/27 10:09
絶叫こしごえ自由詩5*08/10/27 9:11
愛と憧れと嫉妬を、君へ蓮川ヒロ自由詩308/10/27 8:18
指輪選び、宝石店で寺岡純広俳句108/10/27 4:47
君の笑顔が好きだったタマムシ自由詩7*08/10/27 3:25
必罰の耳十二支蝶自由詩008/10/27 3:05
硬軟な手 エススクテ自由詩008/10/27 2:44
ヒヌ自由詩008/10/27 2:44
終末セガール、ご...自由詩208/10/27 2:41
しじみ自由詩208/10/27 2:24
フィーバー自由詩108/10/27 2:14
「"今"を求めて」広川 孝治自由詩008/10/27 1:22

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