生きものと光を
行き来する生きもの
真昼に飲む水 音になる水


静かな明かりの目をした子に
わたす音はふたつある
明日の朝 霧が晴れたら
望むところへ進めるように
...
{画像=081104140619.jpg}

前向き
おやすみ
夢のなか

今夜ね
いっぱい
キスしよう

甘いね
ケーキの
クリームです

なんだか
心に
水道水
...
建物を出ると驚くほど寒い
7時間ぶりの外の世界が
熱を帯びた脳を冷ます
薄曇りの空の中
提灯のように
月がぼんやりと光り
遠すぎる等間隔で
街灯が照らす田舎道

努力の底が見えない
...
人は歩く
けれど目的地には進まない
逆走さえする
それでも歩く理由は?


進歩
という言葉を君はよく使う
『進歩した』、とか『進歩ない』、とか
君の目に写る進むべき場所へ向かえず
じたんだ踏んで
全 ...
やさしさを溶かす、空、空、空、きみはここにいない、ぼくもここにいない、あこがれだけを持っていた、あやまちなんかじゃなかった、たとえばそういうかなしみに、すこしだけ滲むライトブルー、指先に絡む、宙に ... 合宿所の小さな食堂
人と話すのが苦手な僕は
ひっそりと息を潜めながら
周りの会話に耳を傾ける



スプーンを洗いに席を立つ
「その唐揚げ美味しそうだね」
その言葉に振り向いてみたけ ...
見つけたんだ

きらきらと まばゆい

光を放つ かけらたちを



ほら みて

素敵な笑顔の花が咲いたよ

なんて美しいのだろう



心が一面 真っ白な銀世界に
...
目覚めると泣いている
車窓を過ぎる色の落ちた看板
路地裏のひまわり
僕が僕から立ち去ろうとして
ふと吹き込むふるさとがある

立ち枯れた楓の根元にしゃがみこみ
裾を引くふるさと
囲炉裏 ...
それはそれでいいかもね。

すべからく、何がどーであれ失うものはいつだってその光を映し出すだろう。

どう転んだって、その甘い傷口は幻想だろう。

コトバを違えば争いにもなる。

振る ...
私は自分と関係ない人の幸せを祝えるくらいおおらかではないけど、
何かを乗り切って美しくなった人の顔は見逃さない。

きみはこっそり人を愛す。

私はそれを知っている。
 
満月が
おおきくくちを開けて
新月になる
夜空をひとつ
噛み終えるまで

いくつもの時を食べつくし
それでもなお
夜はおとずれる

無数の星は彼らの目だ
今日もどこかで
...
(暗い、くらいと
 ペットボトルを噛みつぶす響き)

クリック感の強い部分を
組み合わせて伝えようとする
瞬く、赤い
待機電灯の暗がりで
水槽のような
窓に浮かび上がるのは
存在 ...
(笑えよ)
世の中は感情で満ちている
街を歩くと人だらけだ
(笑えよ)
きみが 泣くの?
僕が   なくの

生きていると怖いことばかりだ
(そうだ)
沢山のことが怖いよ
僕は 泣 ...
un/燈明高楼の下朦々と翳む嵐/道路松露と如雨露で水撒く裸足/瑕を、視ずに判断して花壇の/隅に蒼い紙を置いたと告げ/deux/酩酊メーテルと晩酌酌み交わす夜/銀河鉄道は新橋直行で煤煙出し走る走る/大腿 ... ためらいがちな足音に
黒猫がライ麦畑を
横切るかと思えば
午睡となりました

その下を駆け抜ける
セピアというべき
むぎわらぼうし

遠い夏の風景と
すでにその風景の中 ...
  捨てられた魂は堕ちてゆく
  やさしく冷えた
  雪の中に輝きながら
  魂は堕ちてゆく
  雪の中に輝きながら


手のひらに
髪の毛に
コートの上に
鞄の上に
舞い落ちる ...
負けた僕は通りを行く
のろのろと だけど進んではいた
歩いているんだ…
消えかけたヤツの瞳がまた見え隠れしている

どんな疲れた体でも
子供の笑顔 思い出しては
晴れ
手足となって歩い ...
街を見ていると
心は人混みに溶かされてしまう
鳥や木々を描きたい
この上げた手から
田畑のひろがる景色を思っていた

だけど
少しぐらいの汚れはあるのだろうか
生きていこうとするネクタ ...
               081103

冗長度の高い黒髪を梳かすときに
クロネコの背中が見えた
クロネコは背中を丸め
3メートル前を走ってゆく
大馬力のハーレーだから
...
かなしみと出逢わなければいたみなど 
ふわり、するり、と流れてゆくのに


よろこびと出逢わなければ涙など流れなかった
ぱさぱさとして




いつわりへ戻りはせずにここに ...
せめて僕が花だったら
誰かに笑顔を与えられたのかな

せめて僕が花だったら
誰かの悲しみを癒せたのかな

せめて僕が花だったら
誰かに健気さの意味を教えてあげられたのかな

せめて僕 ...
言葉がまといつく
言葉がからみつく
私の皮膚に型がつくほど

言葉にしぼられて
肉がはみ出て
ちぎれ飛ぶ
飛んで飛んで全部宇宙へ

あとに残された
私の骨と言葉が
もつれ合い
...
たとえ 私が死んでしまっても
あなたは知らないでしょう

長い間ログインしないうちに
彼氏でもできたのかな
と思うでしょう

さらに月日が過ぎたら
私を思い出すこともなくなるでしょう
...
夜と朝の間を行ったり来たり
熱を帯びたベットの上で
夢の浅瀬にまどろんでみる
永遠に似た瞬間は
今宵も続いていく
何かを始めなければならない時とか
何故こうも憂鬱になるのか
僕の淵源にはqualiaが程々に溢れていて
僕は僕に「ああ、そうなの」とか
「しかたない」とか
circleの中には僕にとって価値 ...
あなたの眼差しの奥には
思わず気圧されそうになるほどの
誠実さと優しさとが
ありありと描かれている
惚れ惚れしい風景のよう
柳は淑やかに陽光に凭れかかり
穏やかな心持ちでそよ風を浴びる
...
夜空から吊るされた星たちが
一番白く光り輝く 冬の始まりに

わたしは 一本の細いワイヤーの上を
小熊を抱きかかえて渡っていた

白いネグリジェはバランスをとりながら
ふわりふわりと揺れ ...
仄暗いアーケードは、まだ15:20。

明けない夜ですが何か? に負けじと、

平静を装った鼓動で、ペースで、歩き続ける。


どうもこんにちは。

スマイルすら買えないところから来 ...
腐った果実の名前を呼んで
食べてあげることはもうできなくて
名前を呼ぶことくらいしかできないけれども
だから せめて
大きな声で

腐った果実の名前を呼んで
もぎたての頃を思い出す
真 ...
町をのぞけば 花のよな
空をあおげば 星のよな
きれいなものが溢れてる

だけど私はつまないし
だけど私は拾わない

そんなにたくさん持ってても
ちゃんとお手入れ出来ないし
歌も聴か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
波と手木立 悟自由詩208/11/4 14:13
三節短六連端プル式自由詩2*08/11/4 14:07
夜を噛む木屋 亞万自由詩2*08/11/4 13:34
月旅行kawa自由詩108/11/4 12:37
やさしさを溶かすゆうと自由詩3*08/11/4 12:31
ラッコパーティー1486 1...自由詩4*08/11/4 11:45
見つけた光は未来へ続く命なつみかん自由詩1*08/11/4 10:25
目覚めるとオイタル自由詩3*08/11/4 10:22
夜のサイクルBOOKEN...自由詩008/11/4 9:00
きみの彼女猫のひたい撫...自由詩108/11/4 8:14
夜を噛む小川 葉自由詩8*08/11/4 4:20
いらだつ祝日の、たりぽん(大...自由詩608/11/4 1:07
宵闇に紛れ三上あず自由詩2*08/11/4 0:17
花霞aidani...自由詩008/11/3 23:34
夕暮れのブランコ鯨 勇魚自由詩208/11/3 23:27
冷えすぎた夜明け 第二部北村 守通自由詩4*08/11/3 23:23
ボクサーK.SATO自由詩1*08/11/3 23:22
kiriko自由詩108/11/3 23:20
仮名書きあおば自由詩5*08/11/3 23:10
◆出逢わなければ千波 一也短歌3*08/11/3 22:48
せめて僕が花だったら戒途自由詩008/11/3 21:24
ギスギス木葉 揺自由詩2*08/11/3 21:09
幸せな私sekka自由詩108/11/3 20:58
今宵ゆきこ自由詩108/11/3 20:48
デルモンテ透明な魚自由詩808/11/3 20:16
海底のラブソファここあこころ自由詩1*08/11/3 20:15
冬の星座れんげ自由詩108/11/3 18:31
飛田新地猫道自由詩9*08/11/3 18:02
腐った果実の名前を呼んで百瀬朝子自由詩2*08/11/3 17:43
朱いお空とトンボ玉ましろ自由詩4*08/11/3 17:37

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加筆訂正:
飛田新地/猫道[08/11/4 0:21]
「飛田新地」についての予備知識がないと鑑賞しにくい作品ですので、関連リンクを下部に加えました。
4.9sec.