ふわふわふわり
蒼い蒼空に浮かぶ
まるいまるい
シャボン玉
ふわふわふわり…
蒼い蒼空に吸い込まれるよう
シャボン玉は
浮いている
...
酒、呑んで
詩を書いて
恋をして
見えなくなって
また見えて
傷つけて
傷ついて
泣いて
泣きやんで
目がさめて
……何ひとつ変わっちゃいない
昔のやり方、そのまんま
俺はバカ ...
心地よく 温かく 暖かく
ああ 遠赤外線よ もっと 僕らを温めておくれ
遠赤外線よ 遠赤外線よ 僕らを温めておくれ
燃やしておくれ 鳴いておくれ
僕らを清めておくれ
じんわりポカポカ
じんわり ...
つつじが丘はのんびりと
マリンパークの波頭を聞きながら寝そぺっている
まるで「時」に無頓着だった過去の自分のように
(赤い夏の夜のゆめを束ねられたのか)
つつじが丘はおどおどと
竹藪の伝 ...
東から西へ
クリークのような商店街の上を
滑空する
コンビニの角を南に曲って
コソコソとパチンコ屋へ向かう
八百屋の若旦那を左目で見ながら
西から北へ
生易しい北風を切り裂く ...
机の上に東京タワーの置きものがある
上部のとがった部分を
指先でつまんで
ひょいと持ちあげ
底の部分を見ると鉛筆削りになっている
小学校のとき母に買ってもらったものだ
東京タワーは大き ...
オフィスで
若い娘に話しかけられ
とくに意識しないで冗談を言ったら
彼女が笑う
オフィスの高い空にそよ風が吹く
彼女との間に会話が流れだす
途端に意識すると
ぼくの胸に雲が発生する
...
今日を終えてみちみちと降ろす帳はない
灼けた骨を畳み
剥き出しの眼球また漬けて
華奢な脳漿を保管する
教示せよ本日!
何を機能してあすと云う
また
完
一文字真に受けた
...
「わたしは不幸なの。誰からも必要とされていない」
君はいつもそうだ
自分で作った檻に、自分で作った鍵までかけて
対角線上、体育座り
差し出されている手から わざと視線を逸らして
必死で呼びか ...
好きなあの娘が吐いた息と
嫌いなあいつが吐いた息が
混ざり合って
それを僕が吸い込み
生命を持続させていく。
教室という
密室でよくある光景。
一日が24時間と申しましても、
八時から八時までパソコンが相手ですから代わり映えの無き毎日で、
これ一人で家でパソコンやってても変わんねぇんじゃねぇかって、
たまに思います。
知らない事 ...
赤い卵が
まっくろい側面の
棺桶にならんでいて
うす暗い船底には
ごはんがあるものだから
たまらない
軍艦のデッキから
声が聞こえる
声に出しては
ならないその声を
聞い ...
あらためて
そんなものどうでもいいって
おもいながらも
あえて思うのは
恋愛、のぐあい
恋愛ってそんなことば
はずかしくて
なんともはや
いいづらいけど
いまだ夢見ている ...
はじめて会った
日のことを
よくおぼえていない
それくらい
はじめて会ったような
気がしなくて
その日からぼくらは
いつも一緒だった
友だちだった
恋人ではなかった
...
一生懸命 呼吸して
僕は 生きてた。
ある時 誰かが
それを 笑った
途端に
息苦しくて
うまく呼吸ができなくなった
うん。
...
1
真っ赤な口紅をひいた唇が
びちびち びちびちと
突然せわしなくふるえだしたかと思えば
西の空へ泳ぎ逃げてしまった。
あの日からわたしは言葉をなくした。
2
赤が右鼻から垂 ...
仔犬は真っ白に汚れた嘔吐物を舐めている
真っ黒に澄み渡る雪のシルエットの中で
真っ白に汚れた嘔吐物を舐めている
温もりを忘れてしまった舌先は
うずもれて擦れてしまった空言を掘り当てる
仔犬の ...
遺伝子の螺子が切れたと誑かす
学部長もう迷宮が足りません
ぼんやりとして逆流を踏み外す
止むを得ず総人口に含まれる
この石はあと何時間もちますか ...
かどの自動販売機でオレンジ色のソーダを買ったボタン押した落ちてきたら瓶だった自動販売機付属の栓抜きで蓋をもいで歩きながら飲んでいたらオレンジ色の高圧ナトリウム灯のした道端に乾いた蝉の死骸があった。
...
冬は夜になるのがはやい
電気もないから寝るしかなかった
肉を食べると
肉といってもビーフジャーキーだったが
肉を食べるとからだがあったまった
トイレの水って
尋常じ ...
手を伸ばす
とどけ とどけと願いながら
心はすぐ隣にあると 理解していても
体は二度と交わることは無い
2人を別つ 壁を
超える携帯 メール でも
あなたの声は私の頭に残った記憶だけ ...
【ほら、見てごらん】
そういわれ
僕はそっと小さな箱の中を覗いてみた。
箱の中には螢が数匹…
螢の光はとても
綺麗で優しくて、 ...
睦びあう二人は
strangler trees
だけど
脆いものを抱きしめすぎてはけない
星飛沫
ふぃっしゅふらいっしゅ
静かに着陸しよう
集言灯かざして
有管鰾魚類すなどる
...
重ねた日々に背を向けて
体面を省みず
若い体を受け入れた
久しぶりの電話で僕に告げて
君が言う
“違うの,本当にすごくかっこよかったんだって”
2人とも制服を着たままで
場所もかまわ ...
昔から、ずっと絵を描くのが好きだった。一番描いていた中学校のときは美術の時間に支給されたスケッチブックを一人だけ使い切って、それでもまだ描ききれず、友達から紙を分けてもらって、ちびまくった6Bの鉛筆 ...
君はまるで、そこにいるのにいないかのよう
今日会ったことも今では忘れて
いつかは、お互い、見知っていたことも忘れ
印象の残存と、微かな記憶にすがりつく
美であったように思われる一抹の記 ...
ぽこっと開いたコンクリートのくぼみに
しとやかに雨粒が埋められてゆく
雨粒はくっついて水たまりになり
ごうごうと吹く風に水面を泳がせている
ほら この大きな木
わたしよりもうんと ...
いわさきちひろは雨の匂いがした
ユトリロは水の底の幻に見えた
ミュシャは海岸の岩の上の魚みたいで
ムンクはいつも廃水の河みたいだし
モネは水面に写った幻想みたいだ
今日は雨だ
アスファ ...
のこぎり色した君の眼と白い服のコントラスト
振り落とされた灰皿 どす黒い赤の色がついた
カタリカタリと秒針が僕の処に近づいてくる
鬱屈とした少年期のヒエラルキーへの苛立ちが
...
白兎は視界から消える
羞恥にまみれ しかも無防備に
何も見ていない兎の目
盲目の充血が痛ましく雪原に消える
去った後に残されたもの
耳を覆いたくなる残酷な幼い声
汚らしい食い残し
お ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
シャボン玉
柚葵
自由詩
1
09/1/31 11:31
月面
ふくだわらま...
自由詩
2
09/1/31 11:09
美しい遠赤外線
北大路京介
携帯写真+...
16*
09/1/31 11:05
ナンセンス
信天翁
自由詩
0
09/1/31 10:56
鳥瞰図
nonya
自由詩
23+*
09/1/31 9:24
東京タワー
沢村 俊輔
自由詩
5*
09/1/31 7:55
臆する
殿岡秀秋
自由詩
3
09/1/31 7:25
完
カナシミルク
自由詩
2*
09/1/31 6:03
ふこうなきみへ
イチムラ
自由詩
0
09/1/31 1:57
教室という密室でよくある光景
青木龍一郎
自由詩
3*
09/1/31 1:18
原稿用紙二枚分の悲しみ
げ
散文(批評...
1*
09/1/31 1:03
イクラの軍艦巻
小川 葉
自由詩
4*
09/1/31 0:54
よくわかんね。ねむい。
水町綜助
自由詩
3*
09/1/31 0:16
あなたは僕の
小川 葉
自由詩
3
09/1/31 0:09
呼吸下手症候群
ローザ
自由詩
0
09/1/30 23:56
赤 (よん)
容子
自由詩
5
09/1/30 23:43
子守唄
悠詩
自由詩
1
09/1/30 23:41
この辞書に 書いてある
〃
川柳
2
09/1/30 23:39
ナトリウム色の蝉
滝沢勇一
自由詩
0
09/1/30 23:37
震災ってこんなだった
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/1/30 23:20
こえ
tatsuy...
自由詩
0
09/1/30 23:10
小さな命
柚葵
自由詩
3
09/1/30 22:47
88鍵のためのエチュード/天水の底
海里
自由詩
1
09/1/30 22:03
飾り
RW
自由詩
0
09/1/30 21:59
挫折の青
亜樹
散文(批評...
3
09/1/30 21:35
帰ることを知らない
五十里 久図
自由詩
1
09/1/30 21:34
雨、もよう
あ。
自由詩
2*
09/1/30 21:31
植木鉢の葉っぱにできた水たまり
プル式
自由詩
1*
09/1/30 20:51
秒針
三上山一己
自由詩
2
09/1/30 20:27
白兎
音阿弥花三郎
自由詩
0
09/1/30 19:49
4554
4555
4556
4557
4558
4559
4560
4561
4562
4563
4564
4565
4566
4567
4568
4569
4570
4571
4572
4573
4574
4575
4576
4577
4578
4579
4580
4581
4582
4583
4584
4585
4586
4587
4588
4589
4590
4591
4592
4593
4594
6.91sec.