風に乗り運ばれる香りに
鈍感なわたしは気付かず
考えているようなフリをしながら
本当は何も考えていなかった


下校している小学生が
ランドセルをかたかたと鳴らしながら
跳ねるように歩 ...
僕は逃げる
戦うことは好きではないが逃げるからこそ戦っている
君に持たされたああ剣だ僕のことをよく知られていく
剣は光っているとても光っている…

君は異邦人だ
だからああミスチルからやっ ...
もうすこし ふるえていようか
みつけてもらえるように


何を言ったんだろうか
かすかに見える振動の
その残滓が
言葉の残り香を伝えてくるのだけれど

部屋じゅうに張りめぐらされた糸 ...
  ガラス越しに会いましょう
必ずしも世界を共有しない方がいい

わたしはこっちへ
         貴方はあっちへ

  それでも感情だけは疎通する

 わたしが笑えば
      ...
原始すら耳を澄まし彼の声を
聞き入る星の草原

包み込むその中には
われらが赤子
未だ潰えぬ断絶の子供

安定へと至る化学反応を
世界の歩みとするならば
われらが子等は
世界の壁に ...
見えないはずなのに
そのナイフはひどく鋭利で僕の肉を貪った

シルバーとレッドの共演は
思いがけない悲劇となり
観客はひどく興奮して 拍手喝采

ただの幻 見えない液体と見えない刃物
...
声が聞きたい
大きな腕で抱きしめられたい
優しく[愛してる]と囁いて
接吻をして 私のすべてを満たして

叶わない願いは虚しく鳥籠で響く

そばにいない
貴方は遠い異国の庭で
今日も ...
 *
涙と涙の間に
栞をはさみ
今は…
そっと綴じて置こう

開かずに
閉じ込めることなく
いつか
そっと開く日を

空の色を眺めながら待っていよう

 *
春告げの風が運ぶ
柔らかな陽射しの下 ...
山を登っていくと
海のことを知っているかのように
彼は何も知らなかった だから 僕は
空になったつもりでいることにした

プールにはいろいろな魚が泳いでいる
狐に出会ったので/桑田佳祐を聞 ...
ころころ
とことこ
ふむふむ
ぼむぼむ

ぼこぼこ
どろどろ
ぐぶぐぶ
ちきちき

ちかちか
かりかり
にこにこ
ぼどぼど

だばだば
でぶでぶ
ぴかぴか
こそこそ
自分だけが不仕合せだとカン違いしてる人にこれ以上合わせてられないと
ストロベリーチョコレートがスクリーンに横たわる
まるで何時か俺がぶっ放した弾丸みたいに
あなたの弾丸は眼球を突き抜けて
...
なんでもないことのように日々が
過ぎる
実際はなんでもかんでもが
おこる
どうしようもなく失くしたり
左足だけ見えなくなったり
足りないながらも戻ったりするが
一切の感情は描かれず
ま ...
峯から峯へ、乢{ルビ=たわ}から乢へ、
鈴をたくさん着けた馬車が
夜どおし走り回っている;
春の夜は銀色で、君の眼は茜色、

せせらぎは白いほむら、君の髪は緑、
放射するコロナ、鼓動する静 ...
こんなにみにくい幼蟲見たことないそう言ったのはきみなのに。


ひとりだけサナギになった兄さんがどうしても許せなかったぼく。

巣を捨てて出て行ったあのひとは ...
 
真昼の夢
ゆっくりと
落ちていく
 
陽気な空
あざとく笑う
嫌味だけを込め
 
 あああああ
 
書き溜めた黒い文字
吐いてみたら
白紙に戻っていく
 
 け れ ...
夜明けの頃、
目覚まし時計は鳴り響く

いくつもいくつも
鳴っている

私が
寝ぼけ眼で
順番にボタンを
押しているころ、

君はまだ眠っているだろう

あのあどけない寝顔で ...
                  2008年10月24日

 12Aという真空管は、パワーは小さいけれど素直な良い音ですと、写真の手ほどきを受けた大先輩からなんども聞かされていたので、いつか ...
                 090226




キュウバンナンボということばを読んで
急場の堕落をイメージしたことはない
旧番は何だったんだろう
急な改革が続く ...
プライドをずたずたにされた昼
黄色い電車の窓

ぼおっと外をみる
冬枯れの桜並木

一瞬、
その枝の先々がうっすら
ぴんく色に見えた・・・

もう 春なんだ
あと1ヶ月もすると花 ...
『拝啓、お元気ですか』を 書いたら “お”がなかなか上手にかけなくて“お”を何回も書き直しました、おおおおお
だんだん“お”が不思議に回って ふいに“お”が 生意気な 顔 に 見えてき ...
8月27日
あの日の夜

君は確かに笑っていた

いや
そうだったと思う

時間は容赦なく
すべてを抽象化していく

匂いも体温も
そして声すらも

おぼろげで
脆弱に変 ...
だれかとだれかが言い争いを始めて

怖いとおもった

今までは 頼られ征する立場だったから

こわくなかった

でも ここを出ていく日が近づくにつれて

僕はこわさを感じていること ...
だれもいない 
けれど だれかがいる 二人いるのだと思う 
自分と含めて そして あっというまに息絶えていく
だけど より多くなるよう 目を閉じて

動物は群れる
多くの仲間と勝つ、敵を探 ...
 罪状を忘れてしまったが私は禁固6720時間の刑期を勤めていた。生暖かくぬるぬるとした液槽に浸り、なるべく身を小さく丸めている。不思議なことにはじめ広々としていたこの部屋が、時間が経つに連れだんだんと ... 僕は切符を買うよ
いつもと同じ場所にむかう
日めくりをちぎるときに
忘れてしまうだろう、今日だから

僕は切符を買うよ
四十九枚の十円玉を投げ入れて
光るボタンで行ける場所
誰もが辿れ ...
僕の頬を伝う、これは。

海の味に似てて。

僕の中にも海が広がってるのかな、なんて。

思ってしまって。

けれど、それじゃあまりにも広すぎて。

また、頬を伝う。

あんな ...
ドラゴンボールで
ゴクウが元気玉をしたように
私たちもポエム玉
この星中から集めてみようか

今なら
二人でいるから大丈夫
砂時計の中の砂の収支のような
言葉たちの大循環

定まら ...
 かたちこそ

 のこるおもひを

 うつしけれ

 さすらふいろや

 いづこかをらむ
gerogeroto結婚指輪は雨蛙の口から吐き出されてくるのだけれど
げろげろと

あの日から消えてしまって指輪はどこをどう
彷徨ってるのか、分からないまま
ねえ
あんまりだよね、おれらに ...
初めて恋をした。それは今から8年前の秋のこと。
私の初めて好きになった人は、友達の恋人だった。

その人がある日突然、言った。「お前の方が好きになっちゃった」
彼は私に生まれて初めてのキスをく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
花言葉は「永遠」あ。自由詩3*09/2/26 17:12
でも逃げずにはいないん、だK.SATO自由詩0*09/2/26 16:41
ふるえる糸因子自由詩4*09/2/26 16:37
ガラス越しに会いましょう瑠王自由詩3*09/2/26 15:47
生意義-セイギ-夜恋自由詩109/2/26 15:10
美咲 華菜子自由詩109/2/26 15:08
愛情自由詩009/2/26 15:00
春告げる風を待ちながら遊佐携帯写真+...5*09/2/26 13:43
山河K.SATO自由詩209/2/26 13:07
ちきちきちき2kiriko自由詩009/2/26 12:59
そこには大きな幸福も災いも無いだろうから虹村 凌自由詩1*09/2/26 11:45
家となりたいふるる自由詩6*09/2/26 9:56
3月Giton自由詩2*09/2/26 7:59
「 複眼に映るきみ。 」PULL.短歌3*09/2/26 7:27
【痛みの時間】琥霙ふうり自由詩2*09/2/26 7:26
夜明けのころwheale自由詩109/2/26 6:31
並四日記 その3 12A型真空管あおば散文(批評...6*09/2/26 6:15
ふるえる糸自由詩6*09/2/26 5:35
ぴんく色森の猫自由詩3*09/2/26 4:50
拝啓、う元気ですかこの子自由詩1+09/2/26 4:04
レプリカ大木円盤自由詩1*09/2/26 3:38
こわいとおもった短角牛自由詩109/2/26 2:54
暖かい場所に住むK.SATO自由詩0*09/2/26 0:19
肉−Born−影山影司自由詩109/2/26 0:08
僕は切符を買うよたりぽん(大...自由詩16*09/2/26 0:00
創書日和「なみだ。」狠志自由詩009/2/25 23:52
88鍵のためのエチュード/未必の恋海里自由詩009/2/25 23:49
冬花柊 恵短歌0+*09/2/25 23:49
赤い月草野大悟自由詩0*09/2/25 23:22
まりも散文(批評...409/2/25 22:55

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加筆訂正:
山河/K.SATO[09/2/26 15:10]
tp
4.82sec.