こんもりと募る想いに熱湯をぶっかけて今ガツガツ食らう
計算をできないんだからもうやめて誰も何も言わないで頂戴
寒空にロマンスなんてちっともなくて食欲だけは胸にいっぱい
あたたかい ...
アロマキャンドルの
蝋が尽きそうな炎を
ただひたすら眺めている。
ノエルの夜。
火を少し怖がりつつ、
キャンドルを掌で包み込む。
匂いに鼻を啜りながら、思う。
や ...
濡れた髪ぽたぽたと
雫をつくりて、
あなたの肩に
こぼれる。
雫欲しさに、
短く刈り揃えられた髪に
唇をつける。
チクチクと
針の如く、感触に
神経はいよよ醒めてくる。
...
象といっしょに
列車を待ってる
朝からの温かな風が
服の繊維をすり抜けて
僕のところにも届く
こうして春になっていくんだね
明日はまた寒くなって
雪が降るそうだ
昔、象 ...
田舎が嫌いだ。
店はないし、交通手段だってすくない。
電車なんか、来ないことだってよくある。
終電は一つ前の駅でとまる。本当に不便。
私がすんでいるところは、すっごい山奥ではない。かと ...
窓から見おろす午後の広場を
満たしているのは
{ルビ懶=ものう}い閑雅と
ほんのわずかな挑発
とりどりのチューリップの咲く
花壇のそばのベンチには
一対の恋人
彼の心臓は水晶製
...
日本語以外で詩を書く。
造語でもヘブライ語でも神代語でもなんでもいいです。
というわけで、こちらは過去ログ倉庫へ移 ...
どうか私に惚れないで下さい
あなたとは結ばれることは決してないのですから
どんなに想いは通じていても住む世界が違うのです
それは許されないことなのです
どうか私に惚れないで下さい
...
宗教のための宗教とは(1)
宗教とは実に人のため起こされたのでは、なかろうか。衆生済度が務めじゃぞとはある宗教家のお言葉である。私たちの尊敬するイエス様はどう述べておられるであろうか、この王国 ...
ぐらんぐら、らん
昔作り上げた願望は
粗大ゴミとなった
焼却炉へ
おもむろに葬られ
弔いも、なく
ぱ、ら、ぱら、
黒煙と化していく
空へ立ち上りながら
昭和を醸し出 ...
わたしはねマザーになりたいの
あなたたちのね ホームになりたいの
世間一般では
「都合のいい女」とよばれているけどそんなこと気にもならない
嫉妬心で刺したりしないし妊娠の責任も ...
たかのり君
と呼んでしまった
生姜焼き定食のことを
もちろん
たかのり君が
生姜焼き定食であるはずはなく
けれども
一度そう呼んでしまえば
そのようにも思えてきて
こんがり ...
東京に行ったらば
もっと自由になれるのかと思っていたらば
まずはペニスがないことにはどうにもならなかった
どこへ行っても
おじさんの横ににっこり笑って座る役目しかゆるされなくて
わたしは ...
飲み干したハーブティを
テーブルに置き
ちいさな階段の曲がり角を
抜けたら そこは草原です
季節に富んだ草花が
貴方を歓迎し
その先にぽつりと浮かぶ
新緑の家を案内します
草棚 ...
生まれたばかりの薄やみの中で、何もできない、自分の手を叩くんだろ?
朽ち果てることの無い未来 何かが壊れ 何もできないと思ってるんだろ?
いつでも昔話は美しく君を責めて 迫る夕闇孤独を探し ...
手放して待つ、
落日。
空間を虚にする、
闇が染む。
青い、
蒼い、
碧い。
{引用=(心のことは考えない。
この布を ...
卒業しました。
卒業式にみんなで感動したことがあったり、
しみじみした、
たくさんの人に支えられていたと確認させられた。
高三は勉強するしかない。
思い出作りにみんなは力をいれるなか、 ...
傷をつけると古びてしまう
古びさせるには傷をつけたらいい
ゴッホの絵のまえに立っている
ゴッホがいた距離のなかにいる
なんだか泣けてくる
あたまんなかで拳銃の炸裂音がする ...
*今日
今日の私にバイバイ
なんて
簡単に出来ない
とりあえず
昨日の私にバイバイをする
*昨日
昨日の私は泣いていた
いつまでもいつまでも
泣い ...
あなたは春の埃のように現れた
春の埃がかたちをとって現れた
わたしは裸で存在にキスをする
女の部屋に電車の影が走った
体温は粗雑で
愛しさのふりばかりしていた
あな ...
喉に流れ込み
触れては弾ける小さな花火
光に透かして
揺らぐそこを見つめると
まるで
そのときをたゆたうような
はたまた{ルビ空=くう}を泳ぐような
淋しがり屋特有の錯覚に陥る
ひとりでも平 ...
━1
昼寝するあなたの枕となるような
陽射し遮る日傘となるような
本を作れたら良いと願うのです
ボロボロに擦り切れたその表紙には手垢がこびりつき、
セピアに色褪せた付箋は、いつも同じページに挟 ...
あらたまの年ごと見ゆるけしきなれど
わたる風にも 乗らむ妹背ら
☆ ☆
ぬばたまの馴れにし衣{ルビ=きぬ}は けふを限り
旅立ちの日は 天翔けむかも
☆ ...
うすべにの桜を頬にほころばせ
ふゆを咲くのは
あどけない、春
さむい夜
機関車さながら息をして
笑っていたね
星くずの頃
転んだらふわふわでした新雪は
...
ぼくのはじっこは
とりあえず社会に結わえてある
ときどき
なにかを思い出して
するりとほどける
そのはじっこが
君のはじっこに絡まることは
もうないのにね
とき ...
物心ついてから
ひとりだという気持ちが強い
家族や友人や物や時間
のあるなしに関係なく
ただ自分の癖として
ひとりだという気持ちが強い
楽しい場所にいても
好きな人の隣にいても
...
090302
新しい親戚がやって来て
遠くの景色が良く見えるから
うちの新築のベランダに
登ってみませんかと
自慢をしたいのか
それとも人見知り ...
世の中には
悪意というものが
確実に存在する
土曜日の夜
あらためて思った
わたしは白黒つけたがる
言いにくいことを言ってゆくのが
大人のビジネスだと信じてい ...
波のスピーチを聞いていた
一人 10時に聴いていた
一定のリズムでノイズが鳴るばかりで
少し向こう
研究員がデカい装置を使って
スピーチを解読していた
偶然は必然であると言いた ...
まっしろに染め上げて
まっくらなわたしを
白昼夢、さらわれて
駆け抜けた先に
満ちて弾ける光の粒
まっしろに
ぼやけた視界
つかんだ桜ひとひら
薄氷が割れたら
春風が吹く
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
紙のふぶき
のろま夜
短歌
2
09/3/3 13:34
ノエルの夜に
前澤 薫
自由詩
1
09/3/3 13:30
あなたの髪に
〃
自由詩
2
09/3/3 13:17
はるまち
たもつ
自由詩
27
09/3/3 12:23
イナカ
とわ
自由詩
0
09/3/3 11:45
春 景
塔野夏子
自由詩
2*
09/3/3 11:12
日本語以外で詩を書く
過去ログ倉庫
09/3/3 11:03
【ゆきおんな】
つむじまがり
自由詩
6*
09/3/3 11:01
宗教のための宗教とは(1)
生田 稔
散文(批評...
1
09/3/3 8:38
失ったもの
琥霙ふうり
自由詩
1*
09/3/3 8:01
マザー
カチキ
自由詩
2*
09/3/3 4:46
とおい水
小川 葉
自由詩
15+*
09/3/3 2:29
東京ビックマーメイド
さだあいか ...
自由詩
7
09/3/3 2:21
クレヨン
夜恋
自由詩
1
09/3/3 1:38
エキドナ
地獄のソウベ...
自由詩
0
09/3/3 1:06
落日
草野春心
自由詩
0
09/3/3 0:01
解毒剤
つぐこ
散文(批評...
4
09/3/2 23:57
傷をつけると古びてしまう
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/3/2 23:56
バイバイ、
そらの とこ
自由詩
5*
09/3/2 23:48
春の埃
吉岡ペペロ
自由詩
1
09/3/2 23:45
溺れたウサギ
愛心
携帯写真+...
12*
09/3/2 23:44
一冊の本
遊佐
自由詩
8*
09/3/2 23:43
卒業式
Giton
短歌
1*
09/3/2 23:23
◆ふゆを咲く
千波 一也
短歌
6*
09/3/2 23:09
ふるえる糸
AB(なかほ...
自由詩
5*
09/3/2 23:08
ひとり
ふるる
自由詩
6*
09/3/2 22:54
とおい水
あおば
自由詩
8*
09/3/2 22:54
悪意
吉岡ペペロ
自由詩
3
09/3/2 22:25
波のスピーチ
幻惑デリック...
自由詩
3
09/3/2 22:08
まっしろ
相羽 柚希
自由詩
2*
09/3/2 22:00
4563
4564
4565
4566
4567
4568
4569
4570
4571
4572
4573
4574
4575
4576
4577
4578
4579
4580
4581
4582
4583
4584
4585
4586
4587
4588
4589
4590
4591
4592
4593
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
加筆訂正:
バイバイ、
/
そらの とこ
[09/3/3 0:43]
最終連—「さようなら」→「バイバイ」 「こんにちは」→「おはよう」
4.42sec.