一瞬の時を
何千何百と重ね
今を生きる
ほころんではにかむ梅の香やさしい日
冷たくてつぼみ秘めたる春の宵
春の香が弾く生命我がもとに
白梅にはずむ心は匂い立つ
春の香に包まれている我が肉体
...
わたしは
あなたの海に棲む
あたたかないきもの
瞳をとじて
銀のあなたの環を
くぐり抜ける
わたしがみえるでしょう
わたしの
銀のわたしの環を
風にか ...
布団の中から
黄色い豆電球を
ぼんやりと見つめてるのが好きだった
とても無機質で物静かな
豆電球と向かい合って
顔のない人と対話してるような
自分の顔をを見つめているような
そ ...
なんでだろう?
釣りなんてぇものに手を出して。
だから何があるんだろう?
まだ結果に恵まれていりゃぁいい。されども、その9割方は苦しみと哀しみしかない。報われたものも確かにあるが未だ報われないジ ...
両手を伸ばして辺りを探り
愛しき息子の名を幾度
砂粒噛み締め水払い
啜る泣き声耳澄ます
滴を模した土塊天井
濾過した甘水殻を刺す
足先濡らす古池潜り
あの子の波紋を手繰り寄せ
...
次へと向かう
夕日との
約束ごとで
明日の空に
靴を飛ばした
背中押されて
真っ直ぐに
伸びていく影
追いかけながら
家に急いだ
そこには
少しばかりも
寂しさに
背 ...
女の子が来る!女の子がやって来る!
思う僕へ何もやらずにやってきた 公園の政治家の
中以外に全く 金持ちは
貧乏人ではないと
姉にやり続けられるインベーダーの本だった だけど
繁華街 ...
日本橋を歩いているとすれ違う、
ベンツや物、人、OL、一部の
浮浪者、ペンキ塗り、
サラリーマン、セルシオ、豆腐屋もいる
様々の僕だから
どこにもなくなっている通路の中を
怪訝な顔の行 ...
塩漬になるまで、まだまだかかりそうだから
きっと 大丈夫だね。
過ぎ去った私は波となって
ジーンズを染める
そのジーンズの膝の辺り、裂けて、
そこには
空白が存在する
針と糸などでは決して埋まることの無い空白
大勢の波達は
誰かによって遠 ...
君が、書き残した言葉を読み返して
ぁぁ、君の中から私は消えてしまったんだ。
と、やっと。
幾度めか、
君が本当に伝えたかったことが
書き記されて、いて
やっ ...
懐かしくて気持ち悪いもの 流れて
かたまってきたらすぐ溶けて
聴こえる音や起こす動作が
疑わしいほど大混乱
現象じゃなく観念体で
覚醒よりも気絶に似てる
跳ねてそしてね弾けてしまうの
...
窓のまんなか闇がひらけて
ふとんが羽根を破き大天使になる
最悪な現状でもどうせ寝るなら良い夢を
どうせ飛ぶならどこまでも遠くがいいんだ
海が見たい
海が見たい
海が見たいんだよ
波打ち際 ...
幾分の恥じらいを含んでランナー
右足を上げる
拒みもせず微笑みすら浮かべて
ランナー
左足を上げる
心弱き者よ運動を直視せよ
ランナーは運動している
恥じ多きものよ停止を知れ
ランナー ...
たぶん僕らはとても細くてきっと光に近すぎて
気絶しそうなほどの色彩に囲まれ目まぐるしく無数の点を打ちながら、
自分が誰なのかを、日々、空に問うているのだろう。
たぶんキミはとても弱くて、少し ...
春の強い風に吹かれて宙に浮いている
さくらの花びら
ひらりひらひら
あなたの大きな肩の上に落ちた
わたしだったら
わたしがさくらの花びらだったら
このまま風に乗って
そっとあなたの頬 ...
プランクトン)もろくほほえむ あいまいなかたまりをなんとよべば(さみしさ
月を浴びて淡く首筋に穿たれる窓の格子の十字架の影
切れかけの単三電池の瞬きをそっとつつんだきみのてのひ ...
トンネルを行く蝶もあり 坂の春
夏の蝶を映さぬ流れ 石を放る
蝶乾く 風来る街の曲がり角
闇の形 動かぬ冬の蝶を食らう
そんな気持ちなんてな
瓶に詰めたって
蓋して
冷蔵庫の奥に
突っ込んどき。
そしたら
3ヶ月くらい経って
入れとったん
思い出したら
すっかり腐ってんねんで。
...
この先には何があるのでしょう?
私には分かりません。
みんなが笑ってる?
それとも泣いてる?
もしかしたら…
誰もいないのかな?
想像もつきません。
知らないところに ...
360度
僕らは背中見せようを
合い言葉に
それぞれの方角へ
歩み続けている
でも
そう思えるだけで
本当はきっと
...
すべては初めから闇へ向かっていたのかもしれない
すべては初めから終わりを速めたのかもしれない
視界は灰色
NASA宇宙ステーションの外壁よりもくすむソレ
ダルトーン
あま ...
最近、黒い手袋が
落ちているのをよく見かける
ある時は職場の廊下
ある時は駅の構内
人間達の無数の足が
通り過ぎてゆく隙間に
{ルビ木乃伊=みいら}の面影で
誰にも届 ...
ひまわり
ひまわりが
こんなにたくさんのひまわりが
ひまわりの花たちが
ぼくを見ている
ひまわりは
いい
何も言わずに
ぼくを見ている
どうやら、眠れない、なんてことはなさそうだ。
しかし、緊張していないわけでもない。
初めての受験。初めての選択。初めての勝負。
大袈裟かもしれない。
だが、そう形容するに相応しい不安を、今、 ...
外苑公園
ある6月外苑でカワリに刺されたとき、
そのときの彼女は多分まだ僕のことを憎みきれなくて
刺し傷はとてもとても浅かった甘かった
僕はさされる瞬間
しょうがないのか ...
祝祭日のパレード 鼓笛隊の南半球へと向かう隊列
虹色マーチのアコーディオンとリコーダー
目の前に降り注ぐ 赤 紫 白 水色 そして 黄色の 小さな花びらが
小太鼓と鉄琴が打ち鳴らす呼吸の隙間を ...
ボタン押し 悪党飾る 終花火
悪党が ボタン押し咲く 春花火
ボタン取れ 胸の隙間に やませ吹き
転勤や 散りし花びら かのなごり
転勤の 唯一なごりの 散りし花
東京で傘を買った
気温が高くて雪にはならなかったから
雨なんて何ヵ月ぶりだろうと思いながら
コンビニで傘を買った
とことん後悔してへこんだ日だった
少し早めの時間の空港で電話をかけた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
烈瞬
夜恋
自由詩
1
09/3/5 10:57
春めいて・・・
アハウ
俳句
1*
09/3/5 10:49
『リング』
あおい満月
自由詩
5*
09/3/5 10:32
光のしっぽ
小川 葉
自由詩
3*
09/3/5 3:16
才能空白賛歌
北村 守通
散文(批評...
1+
09/3/5 2:51
盲目
治
自由詩
1*
09/3/5 2:37
帰り道
宣隆
自由詩
3
09/3/5 2:14
兄は公務員
K.SATO
自由詩
0*
09/3/5 1:38
日本橋を練りこみゆく
〃
自由詩
1
09/3/5 1:37
塩漬瞼。
終
自由詩
1*
09/3/5 1:23
波の行方
高橋魚
自由詩
1*
09/3/5 1:11
なごり。
終
自由詩
0
09/3/5 1:09
ハッピーバウンド・ブルージェル
北街かな
自由詩
0*
09/3/5 1:07
離人海岸
〃
自由詩
4
09/3/5 0:56
ランナーを試みる
非在の虹
自由詩
1
09/3/5 0:54
スペクトル協和音
北街かな
自由詩
2*
09/3/5 0:41
春、さくらひらり
壺内モモ子
自由詩
2
09/3/4 23:40
空き瓶
しろいろ
短歌
9
09/3/4 23:36
蝶 四題
オイタル
俳句
1*
09/3/4 23:24
瓶詰 (関西限定発売)
m_on+
自由詩
2*
09/3/4 22:40
この先
とわ
自由詩
0*
09/3/4 22:22
放物線を描きながら
北星三天
自由詩
1*
09/3/4 22:13
「ループ!」
長谷川智子
自由詩
2*
09/3/4 21:48
黒い手袋
服部 剛
自由詩
8
09/3/4 20:58
ひまわり
ふくだわらま...
自由詩
2
09/3/4 20:28
決戦前夜
エルメス
携帯写真+...
0*
09/3/4 20:07
外苑公園/ハクイ32
satyri
自由詩
1
09/3/4 19:38
鼓動
楽恵
自由詩
1*
09/3/4 19:15
ボタン&転勤 (2004.3)
guchi_...
俳句
0
09/3/4 18:59
傘一本で
chick
自由詩
2
09/3/4 18:37
4560
4561
4562
4563
4564
4565
4566
4567
4568
4569
4570
4571
4572
4573
4574
4575
4576
4577
4578
4579
4580
4581
4582
4583
4584
4585
4586
4587
4588
4589
4590
4591
4592
4593
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
加筆訂正:
回帰
/
伊月りさ
[09/3/5 10:18]
縦書きに直しました。携帯からでも縦書き投稿できればいいんですが…
偽る人
/
非在の虹
[09/3/4 19:17]
3/4行替え変更
4.58sec.