皮さえ剥かず一太刀に
赤く熟れて溢すじゅうすを
舐めては
其処に歯を立てる悦び
落ちた部分の皮を剥き
白く萎びて垂らすじゅうすを
絞っては
紫かけ ...
家路いそぐわたし
まとわる猫
とことこわたし
ひらりひらり
誘う猫
あれれ
誘いのっちゃったわたし
みゃあみゃあ
甘えじょうず猫
なでられたい猫
愛でたいわたし
...
押し入れで眠るギターは夢を見ず
ヘルシーな雨上がり
放牧地では羊たちが虚ろな目をして赤い紙を食んでいる
牧羊犬は発情して走り狂っていて
牧童は掘っ立て小屋のなかで下半身はだかのまま既に死んでいる
天使の梯子を伝って天から
...
モーツァルト奏でられるスナック
ママは上客を送りに下までおりていた
カウンターでは百合が匂っている
わたくしは聴いていた
花の匂いを
モーツァルトの調べを
宇宙 ...
いざ剣を手に 立ち上がれ
酒場で潰れたオヤジでも
二本足で跳びはねろ
バッヂが何だと跳びはねろ
過去へ未来へ跳びはねろ
ともに誓ったその想い
ともに戦うその絆
勇者の墓で剣を掲げ
...
ふたりで羊羹に入ろう
思い立って三軒目のコンビニで見つけた
消しゴムふたつぶんくらいの小さな羊羹を
にゅるっと皿の上に出す
安物でいいのかと聞くと
羊羹ならば構わないと言い
ゼリーでは ...
ただ
あなたの手に触れたいだけなのに
デジタルな世界は
こんなにも
遠い
青い青いブルーが僕を追いかけてくる
差し迫る恐怖に僕は何を思うのか、分からない
暗い夜にでもいいから助けて
朝おきると
窓の外
雪がふっている
ふとわたしは
ゆきちゃんのことを思い出す
歯を磨いてるときも
窓の外を見て
ゆきちゃんが
ふっている
と呟く
ゆきちゃんってだ ...
今まで何とも
思わなかったものに
急に惹かれたり
今まで
夢中だったものに
急に飽きたり
まだ未来を知らない
僕の今のこの感情
どう移ろっていくのか
揺るぎな ...
むら雲の輪郭を
指でなぞれば
切りすぎた爪のあいだにも
入り込む冷気
雪のうえに取り残された
林檎のかおりは
まだ風のなかに漂って
わたしを追い立てる
明らんできた外界の
塀のうえに ...
あなたが
行きましょう
と言うときの
頬の上の雪
突然の約束を
忘れても 忘れなくても
あなたは七日
離れてしまう
はじめから許しは無く
自分だけのあ ...
とけ残り雪のオブジェは
暖かい風の作品だろうか
冷たい風だろうか
理里有楽リリック
心占末々
美しい羅列を求めて
袋小路文が伸びてゆく
晩ご飯は
彼方絶海の山椒魚
ここでは
...
炎の浮かんでいる体を知らされていく
ナマコへ君が体の空へ
昔として自分を泳いでいく
希望に果てしなく知っていく
僕へ体は君へ
けれど闇に
しゅわしゅわとしたようになっていく
...
いつも鉄格子で何も考えていない僕だった
知っている雪の
犬たちへ芝に
積もっていくような ラベルで
ハワイを食べた かつてに
今にまざったような僕の
満たされて中のはじけた口の
...
黒板のように冷えた庭に
青い椅子を二つしつらえ
朝の風を呼んで座らせた
そして二人で思い出した
夕暮れの曇った空を映して
川の水がうわごとのように黒くうねっていたこと
雪の木肌から生ま ...
その通りには
あたらしいカフェーができていて
まだ知らない店の中で
まだ知らない
手紙の返事を書くことにした
手紙の主は誰か
わたしがいつか
書いた手紙を読んで
書いてくれた ...
汚物なんてはなくそですわ。
それくらいの存在に成り下がりました、
っていう報告、
それよりももっと大変な事になった。
うちのクラスにはヤンキーと呼ばれる人々がいる。
そいつらは、まぁま ...
タルルル・タルナは 虎を 飼いたかった。
だので、タルルル・タルナは たんじょう日に 虎を ねだった。
けれども、タルルル・タルナのおとうさんは タルルル・タルナに 虎を 買ってはくれなかった。
...
紅鶴をご存知だろうか
災厄という災厄を一身に引き受け
苦笑いをしている
あの嫌な鳥である
この鳥はしかしなかなかに美しい
羽など一枚も生えていないし
尾もない
何よりこの鳥には頭部が ...
全ての馬鹿よ死んでくれ
頼む
全ての馬鹿よ死んでくれ
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
一夕ヒんでくれ一夕ヒんでくれ
馬鹿が嫌いなんだ
全国の住田が立ち上がって
馬鹿を殺して死んで ...
ションベンを限界まで我慢すると
キレが悪くなる
下痢ウンコを限界まで我慢すると
ジェット噴射になる
へへらへらへら
ニヤニヤ笑うぜ
へへらへらへら
オープンリーチ
立つのヘタク ...
去年の9月で6歳になった
俺のデルのノートパソコンみたいに
重たい脳味噌がごりごりと回る
昔の事を繰り返し思い出している
同窓会の時に話をしたけれど
俺が喋る事と言えば
みんなが覚えて ...
近くに住んでいる……たったそれだけの条件で、此処には全く関わりのない子供が集められる。
それが、公立小中学校、通称「文」である。(え、違う?)
地理的条件は、人間性とはほとんど関係がない。
...
きみはサックスを吹くぼくは席につく
それを読むにおいやかな菓子をきみは
吹くぼくはそれをホムンクルスのたえざる
赤さ
へと
ロクス・ソルスのたえなるふるさとへきみ
はそれを飲むふるいにかけ ...
二人の時間をはかるために
砂時計がほしい
と、君がいうので
硝子の器に閉じ込める砂を探し
砂丘に鳴き砂を求めてみたけど
どの砂もしょっぱく湿っていて
完成しないのです、砂時計は
...
もしもおいらが昆虫だったら
田に畑
鋤やら鍬の
一振り二振り
掻い潜って生きるのさ
都会の鼠の
腐肉やなんぞに集っちゃいないで
芳ばしい、この
土のうえ
一振り二振り
掻い潜って生 ...
コンタクトとあるく
壁、街灯、空、あと、電柱
顔のないものにさえ
こんなにも融和を拒まれていることなど
とくに知る必要はなかった
だけど毎日確かめないと歩けない
これがないと私 ...
貧しい思いをさせている。
そういえば彼女とはもう何年も会っていないが
貧しい思いをしているかもしれない。
それは僕のせいではないけれど
助ける事はできないのだろう。
悔しいが、俺はどうする事 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
吉祥
治
自由詩
2*
09/2/1 5:36
宵に猫
アヴィ
自由詩
1*
09/2/1 4:34
閑静
光井 新
川柳
3*
09/2/1 4:14
はくめいこうせん
サトタロ
自由詩
2*
09/2/1 3:12
奇跡
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/2/1 2:58
勇者
瀬戸内海
自由詩
1*
09/2/1 2:49
羊羹
練
自由詩
8
09/2/1 2:07
想撮空間「温」 あ た た かな。
そらの とこ
携帯写真+...
6*
09/2/1 1:52
春が来たら
がん
自由詩
3
09/2/1 1:00
雪ちゃん
小川 葉
自由詩
3*
09/2/1 0:41
41
次元☆★
自由詩
0
09/2/1 0:26
(無題)
キキ
自由詩
7
09/2/1 0:24
夜と道
木立 悟
自由詩
2
09/1/31 23:37
88鍵のためのエチュード/街
海里
自由詩
2
09/1/31 23:22
習字
K.SATO
自由詩
2
09/1/31 23:10
シャバで
〃
自由詩
1
09/1/31 23:09
親しい風と話す
オイタル
自由詩
4*
09/1/31 22:56
あたらしいカフェー
小川 葉
自由詩
1
09/1/31 22:49
助けて
つぐこ
散文(批評...
2
09/1/31 22:46
椿と虎とタルルル・タルナ
亜樹
散文(批評...
2
09/1/31 19:27
紅鶴
音阿弥花三郎
自由詩
0
09/1/31 16:54
ジンジャーエールを飲みながら
虹村 凌
自由詩
1*
09/1/31 15:46
脳味噌オープンリーチ
〃
自由詩
0*
09/1/31 15:38
嘘
〃
自由詩
1*
09/1/31 15:28
混沌教室
エルメス
散文(批評...
1
09/1/31 14:38
CELESTINO
鈴木
自由詩
1
09/1/31 14:28
はかれない、すなどけいでは
たりぽん(大...
自由詩
18*
09/1/31 14:22
もしもおいらが昆虫だったら
ふくだわらま...
自由詩
3
09/1/31 13:02
コンタクトとあるく
因子
自由詩
2
09/1/31 12:32
見上げる
清水勇介
自由詩
0
09/1/31 12:15
4553
4554
4555
4556
4557
4558
4559
4560
4561
4562
4563
4564
4565
4566
4567
4568
4569
4570
4571
4572
4573
4574
4575
4576
4577
4578
4579
4580
4581
4582
4583
4584
4585
4586
4587
4588
4589
4590
4591
4592
4593
8.36sec.