夢うつつの
柔毛(ニコゲ)の感触
ずっと
夢みていれば
良かったのに
ひとの気配に
目覚める

微かな風の向き
古い記憶を
呼び醒ます
匂い
知らないひとの
匂い
過ぎ去 ...
あの現場の写真を見た
瓦礫はすべて撤去され
金網や柵に囲まれたそこは
グラウンド・ゼロと呼ばれていた

そして現在 私が住む街の駅前に
デパートを取り壊した後
再開発計画が頓挫して
...
寄せる唄が騒がしく 聞き耳立てる瓦屋根

冷たい肌を晒け出し 指を差し出し、かざぐるま

白い糸なら愛おしい 靴が濡れてもアホらしい

渦巻く太陽独り言


辺りを漂い、さまよ ...
だだ広い世界は行けるとこばかり
今日も東か西かで揉めている

人は名前を付けてもらいたがる
裸じゃ立ってらんねぇ
寒くてやってらんねぇ

これが孤独だ。ああ、いや違う
それが愛だ

...
東京都足立区立千寿第二小学校
一年三組の教室に入る
すでに半分くらいの同級生たちが来ている
ぼくは黙って自分の席に向かう

座るとうつむいて
机の上の
ナイフでえぐられた傷跡や
木の節 ...
夕方。
駅のトイレ。
手洗い場前に立つ。


お化粧直し。
パフをはたく。
アイライン引き直し、チークで女の子。
マスカラだって忘れない。

長居の化粧は邪魔になっている。
わか ...
別れの時を惜しみ
後に尾を引く
甘い愛の味
君は私を振った

私しゃ未練も何もないけれど
秘密を打ち明ける。
君は太った。
俺は痩せた。

今年初めて花粉症に
なったそうだ。
...
はらはら降るイチョウと枯れ葉は
まるで桜の森の満開のよう

降る
とめどなく
山奥で
密やかに
気を狂わす
桜は
枯れ葉でも
イチョウの葉でも
同じ

静寂に
降れば
心 ...
百年が新たに年を刻む時
         僕らは始めの大人になった
あの道を通ってみたいな。

きっと、行き止まりには。

空の果てが、待ってそうだから。
小鳥が菜に群がる
たくさんの仲間と共に
山にはまだ実りがないから


人はお金を持って店に行く
飢えを知らない今は
まだ幸せかもしれない


小鳥が知ってる神を
人は都合よく忘れ ...
遊び過ぎると、馬鹿になる。

勉強し過ぎると、おかしくなる。

運動し過ぎると、倒れる。

寝過ぎると、太る。

悩み過ぎると、痩せる。

打ち明け過ぎると、馬鹿を見る。

溜 ...
言葉の温度が
わかればいいのに

温かい言葉が
必要だというとこは
わかっているのに

どの言葉を
差し出していいのか
わからなくて

たくさんの言葉を
抱えたまま立ちすくむ
...
育ったばかりの
若い芽が
涙を滴めている

将来への不安

現在を生きる
苦しみ

わかるよ

わたしの涙は
滴り落ちた

若い芽は
まだ我慢している
なのはな (快活)


山裾に噴き出したいくつもの黄色い掌が

緩やかな風にくすぐられて歓声をあげた

思わず駆け出しそうになる鼓動の先で

君の後ろ姿が弾みながら春になった ...
形に出来ない物事を
言葉に込めると、いつからか

言葉が事実を乗っ取って
表せぬ物を振り落とす

いつしか独り歩き始めるは
足場得た後の葉の方で

例えば素直という言葉
総てを受け ...
テレビ前
寝転び陣取る父ですが、背中から愛伝わってくるよ


8つ下
それでも喧嘩をいたします
きかん坊やも眠れば天使


人生の哲学伝授の
母がいます
あなたの笑顔にかなうもの ...
キミがわたしのこと
「旅してるみたい。」
そう言ってくれたから


キミと一緒に
キミの言葉たちと一緒に
一夜の旅に出かけたんだ。

わたしが風景をめくりながら
「遠くへ。この世界の一番 ...
明るい陽射しのロビーで
いろんな人がカウンターと椅子の上
ぎこちなく たっては座り

さしだされた指示に従い
通路と道路に歩いて行く
待たせた人々と共に 
誰も待っていない人も
了解し ...
勝負の日は
願いを
かけるように

シャツに
アイロンを
かける

グーッと
不安を
押さえるように

心を
ビシッと
決めるように
石を結んで鳴らす バラバラと鳴らす ひろいひろい夜の隙間を覆い尽くすほど大量にならす
でもバラバラな音が収束していってやがてぴったりと音を合わせるようになると静寂と対等にそれは轟いた

信号が変 ...
 
まだ顔を知らない
姉からの手紙が届く
意識だけの

わたしはまだ
返事が書けない
体を持たないから

真夜中
母に触れたがる
父を感じる
わたしの命のはじまり

いくつ ...
彼の名はイチロー

でも大リーガーのイチローとは全然違う

ヒットを打つことに関心がない

だからあまり目立たない


でもヒットは打てなくても

バントを打ってきた

自分 ...
昨夜、遺伝子と数回にわたって交合したけれど
最後まで、ぼくが触れたのは
ぼく自身の器官だけであったので、
結局のところ どんな言葉でも形容できない



感性や知性を、すべて破壊したい
...
震えが刳り貫かれる必要性について
痛点を分離させ
糸へ蒔かれた通過達は
濁った改良剤を編み込む
常にその逆はその爪を覆う
そう語るのは常に
浅い結節を睨みつけている動物
片隅と呼ぶにはあ ...
濡れる、まぶたにおいては
10年前のささやかな嘘だって
すこやかに息づいているのだ

腫れている、のどの奥のほうでは
君に贈りそこねてた嘘が
あばれて、あばれて、夜も眠れません

指輪 ...
宝くじを買う
消えたお札のあの匂いとして
宝くじの一枚を
私がはさみで切るように、

宝くじに手が震えている
ただ消えていく領収書の
その裏側で私は投げ捨てられる
メモ紙に必要だが、
...
 あなたが詩人だったなら
 こんな痛みも
 言葉に変えてしまうのか

 あなたが詩人だったなら
 誰かの前で
 それさえ語ってしまうのか

 あなたが詩人でなかったなら
 私はも ...
ボクは自由が欲しかったんじゃない
ボクは僕自身が欲しかった
僕の心は誰か
誰かに持っていってしまった

心が風に欲しかったんだ
届かないところへ
ジャンプも届かない
ボクよりも少しだけ ...
 言葉なんてみんな神様だから、嘘付きで
 みんな血になって
 笑って沸騰した傍らのペンネ
 殴りあって
 真理見つけた
 懐かしいね、今は
 スポットライト、スターダム

 呼ぶか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
記憶の中の猫たちフクスケ自由詩009/3/14 21:25
グラウンド・ゼロ壮佑自由詩14*09/3/14 20:35
寄せる唄が騒がしく雨野六也自由詩109/3/14 19:13
nameくろね自由詩0*09/3/14 19:06
木の葉のささやき殿岡秀秋自由詩409/3/14 18:56
鏡の前に立つ女つゆ自由詩1*09/3/14 18:24
ケロケロペポパンプ自由詩5*09/3/14 17:44
山の奥五十里 久図自由詩109/3/14 15:45
20th century boys十六夜短歌1*09/3/14 15:15
想撮空間「道。」狠志携帯写真+...209/3/14 15:15
ターンsya自由詩009/3/14 14:31
ほどほどエルメス自由詩2*09/3/14 14:09
戸惑う未完自由詩4*09/3/14 14:06
滴り風音携帯写真+...309/3/14 12:37
花言葉四行詩 <11>nonya自由詩7*09/3/14 12:24
ひとがゆえ邦秋自由詩2*09/3/14 12:07
私の家族を紹介しますつゆ短歌3*09/3/14 11:13
わかれのかたち夏嶋 真子携帯写真+...15+*09/3/14 9:24
ロビー砂木自由詩6*09/3/14 8:58
意気込み未完自由詩2*09/3/14 6:53
クラゲフミタケ自由詩4*09/3/14 6:28
意識の手紙小川 葉自由詩509/3/14 5:47
もう一人のイチローの話small ...自由詩0*09/3/14 1:58
未完の、ソネット 「残響」望月 ゆき自由詩20*09/3/14 1:24
安易井岡護自由詩2*09/3/14 1:21
瑞々しい嘘なつ自由詩409/3/14 1:00
宝くじとハサミkiriko自由詩009/3/14 0:35
_Ohatu自由詩209/3/14 0:09
Beautiful World夜恋自由詩009/3/14 0:05
_Ohatu自由詩009/3/13 23:58

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加筆訂正:
未完の、ソネット 「残響」/望月 ゆき[09/3/14 9:05]
一部修正
何を嘆くか、かよわき少女/雨野六也[09/3/14 2:28]
3/13 修正
7.17sec.