誰もこの苦しみに気付かない。今日をひょいと乗り越える奴らが妬ましい。

賞味期限切れ、落第、なんでもいい存在、ただの風景。つまらない試験を受けて、うだうだ受け答えして、どうせ切り捨てられる仕事にや ...
全部、忘れたいと思うよ
消えていく空
消えはてた緑
思い出すのは、ふたたび目の当たりにしたときだけで
空白、空虚、はいきょ、きみがみた、しがいのかたまり、とかそういった
無機質なあこがれ
...
研究「緑川びの」(3)

 三回目となる、緑川さんの作品はますます私の考えの中に深くいりこんでくる。彼女の形而上学とも言えるものがわかりだし、そして自分の内部でそれが、一層深化しだす。私は緑川作品 ...
爪キレイ お洒落しだして ココ躍る もうずっとずっと昔のことだ


公園でかくれんぼをしていた
わたしは見つからないように
自分よりも背の高いしげみに隠れた


しゃがんでふと斜め上を見ると
大きな蜘蛛が巣を作っていた ...
  壁に向かって僕は歌をうたっていた
  隣の住人は何も言ってこなかった

    そして誰かが線路に飛び込んで
    そして誰かが樹海で首を吊って
    そして誰かが誰かを撃ち ...
昼に依存しゆく
拙い日常に 僧が 落ちていく
・・・あの火が 盛るのを見よ
頂に 熱があり
真昼は 淡く染まるものの
それらの 悪女に聞いてくれ

昼に 町があって 慰霊碑が 立ち行く
...
カルピス海に散る散る満ちる 初恋の味 舐めてから

甘酸っぱく浮遊するのは 赤く脈打つ つぶつぶ苺

檸檬の島に 蜂蜜色の夕焼けがかけられて

浮き足のままで ホップ・ステップ・柘榴石
...
ひこうきが雲にとけてゆく

ひこうきの中
人が座っているのね
お茶をのんでいるのね
テレビをみてるのね
家の中のわたしとおんなじね

わたしは
まいにちまいにち
しっぱいや
べん ...
私たち いったい何を 伝えるか ありがとう
その一言で癒される
胸の隙間に悪魔は住まう

銀色の透いた髪をなびかせて

くるりとした眼を緩ませて

ただたおやかに笑っている


狡猾な悪魔は隙を狙う

優しさを振りまいて

甘 ...
壊れそうだな、俺たち
でも壊れそうってわかってるのが救いだな
見えないひび割れなんてないからな
希望が必ず見つかるように問題点も必ず見つかる
人間を見くびっちゃいけない
俺たち人間 ...
 
わかっている つもり
だったのです
 
永く浸り過ぎたお湯の中
 
  でも おそと は
  さむすぎて
 
(見渡しても、白い群れに、拐われるの。)
 
静まりかえる
水 ...
 
ぶんぶん振り回しても
宙を、きる
 
 
この手 届かない 距離
 
 
がむしゃらな想い
哀しくも透明、を泳ぐ
 
 
この声 聴こえない 空間
 
 
(すん すん)

巡り巡った
碧色の雑草 ...
ポケットから小銭を出そうと手をいれると
百円ライターが六つも出てきた



こいつらが
いつどうやって入ってきたのか思い出せない


赤 みどり 黄色 ラブホ スナック 水色
...
 いくつかだけを覚えていれば良い
 喪ってゆくというのも
 何かを得るから喪うのだ

 人間が生きていて忘れるのも
 生きるために整理をしているだけなのだ
 ほんの少しの脳の
 我が ...
ぜぶんなよ、あんまり分け隔てるモザイクの。渡る道すがらアスファルトの熱あつい、夏だから。冬場はあたたかい温泉に入ります。細かく震える装飾音符です。せんぶん、イレブンPMを過ぎて立ち寄るコンビニエン ... 宮尾節子さんの『ドストエフスキーの青空』は、生きることへの肯定が前に押し出されている詩集です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877143394 ...
寒い寒い しんと冷えるね 今夜は雨か霙(みぞれ)になるらしいよ

肩が冷えて 体がカチカチだよ まいったな つま先はチリチリしているよ

だけどマッチの火みたいに私の心臓は燃えているよ 

...
アルコールランプのあかりでキスをする



黒煙を上げる町角 ガムを噛む



星を映す海 静まってゆく宇宙葬



まちじゅうのガラスを割ろうよ 春来る



家 ...
はじまりトおわりハ

隣合わせながら、

時々に手を結ぶ。


オワリの指が忍び寄り、

ちょぃ っ と 先を遊ぶと



始まりが、クユル。
僕は考える
今を考える 
考える、真っ赤な炎に 人間に考える
でも 考えさせられてはいないのか

よく知らないが 青く
考えさせられるから  地球との関係に
フレイム! 武器を持って踊り ...
忘れない。


君のことを忘れようとしたってできやしないから

酔っ払った時くらい


好きな言葉を手繰ろう。




とどきやしない



言葉なんて、意味のなさな ...
 
あの日とあの人が
ひとつだった
あの頃を知っている

お父さんはおれで
お母さんはわたしだった
そしてぼくは
いつまでも
ぼくのままだった

もう戻れないかも
しれないけど ...
あたしの町は線路の東
昔は深い森だった
ママが子供の頃だって
森が消されてしまったの
今は わずかに細長い
防風林か残るだけ…

夏休みまで あと少し
たいくつ過ぎる昼下がり
ぶらぶ ...
どこかの知らない住宅地で流れている

いびつなサウンド

それはまだ若い男が夢をあきらめず

努力ということをしている

それでも夢という狭き門に

自分は通れない事はし ...
しゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわ

山奥の合掌造りで
祖母は暮らしていた
冬は深い雪に閉ざされ
ひっそりと
何もないところだった

祖母がまだ少女だった頃
屋根裏では
蚕を飼っ ...
本家の従姉妹3人が集まって
一年忌の手伝いのことを話していた
はずなのに

気が付いたら彼女たちの話題は
秋にみんなで行く旅行の計画に変わっている

機関銃トークは女子学生の専売特許
...
強い光は、痛みも苦しみも照らし出す。

眩しい。

でも、見たい。

自分の心に、光を思いっきり打ち込んでやりたい。



いつまでも闇に隠れていては、絶対に損をする。

光は、本来とても暖かいものな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
暴言、前澤 薫自由詩109/2/27 13:27
流れ星、まぼろしアオイリョー...自由詩009/2/27 13:06
研究「緑川びの」(3)生田 稔散文(批評...1+*09/2/27 12:16
わくわく感つゆ俳句2*09/2/27 12:14
ふるえる糸あ。自由詩6*09/2/27 12:05
壁に向かって僕は歌をうたっていた草野春心自由詩409/2/27 12:04
昼に依存される奥津 強自由詩109/2/27 11:50
惑ひ星楽恵自由詩3*09/2/27 10:56
旅人の景色昼寝ヒルズ自由詩509/2/27 10:50
_まるちん川柳109/2/27 9:40
感謝つゆ俳句1*09/2/27 7:57
悪魔ほしのみくず自由詩5*09/2/27 7:33
ひび新守山ダダマ自由詩409/2/27 5:32
【遊泳】琥霙ふうり自由詩2*09/2/27 5:26
【雪柳】携帯写真+...3*09/2/27 5:10
水色煙カチキ自由詩2*09/2/27 4:32
忘れるdoon自由詩4*09/2/27 3:57
ゼブれつら自由詩409/2/27 3:18
生きることを肯定してくれる詩集 『ドストエフスキーの青空』イダヅカマコ...散文(批評...4*09/2/27 2:54
こころ小野カオル自由詩5*09/2/27 1:49
逃走経路しろいろ川柳609/2/27 1:26
めぐる。自由詩009/2/27 1:08
フレイムK.SATO自由詩0*09/2/27 0:54
さむでぃ。自由詩309/2/27 0:10
あの日とあの人小川 葉自由詩009/2/26 23:32
あたしの町へ柊 恵散文(批評...1*09/2/26 23:13
99%の努力と1%の才能こめ自由詩1109/2/26 23:06
ふるえる糸ことこ自由詩16*09/2/26 23:04
笑う門にはkauzak自由詩3+*09/2/26 22:46
陽光エルメス携帯写真+...609/2/26 22:43

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