通りに面した一角に
新しいビルが建つらしい
鉄骨の高い塔が見える
奥ばった場所ではない大通りの
商店街の入り口に
一週間が過ぎる
アレはと言うまもなく
ビルは着実 ...
キリンのように
長い首だったので
保育園の先生を
キリン先生と呼んでいた
心の中でも同じように
お友だちはみな
そう思っていたらしくて
ある日お友だちの誰かが
キリン先生 ...
荒れ狂う
光の
残虐に
抱かれ目を醒ます
荒れ狂う
塵と共に
吹かれて漂う
荒れ狂う
春の息吹は
名も知らぬ
植物達の芽吹きは
まぶしく
指は震え
触れようとしては
引っ込 ...
ゆうと、ひさしぶり。元気にしていますか? 恋人はできましたか? まだあのアパートに住んでいるってことは結婚はしてないんだよね。
あたしがゆうとを手ひどく裏切って別れてから、もう十年がたちました ...
トクメイで詩を書いて人を脅すなんて
最低も最低 愚の骨頂 犬の骨だ
掲示板にトクメイを遣うのなら分かるさ
しかし詩はその人間の真髄を
もろに表わすものだぜ
それをトクメイで書くなんて ...
かがやく街の灯を
ながめているだけ
新しい明日は今
眼下で光を放ってる
冷たくはなりたくないな
音沙汰のなかったあいつがポツリ
一人はさみしかったろう
そんなもんやり直すのは
...
大きな声を上げて喜ぶ子どもと肩車する父親
隣でカメラを構える母親
恐らくまだ若いのであろうカップル
日曜日の動物園は賑わう
君の口からは
たくさんの刃物のような言葉が発せられ
こん ...
からっぽのぼくだけど
きみでは満たされない
本を読んだら
真っ黒のジュース
ぼくに満たされる
からっぽのぼくだけど
よれよれにはなっていない
天日干し一夜干し
流れ星がいいな
目 ...
水みたいに君は
説く説くと吐露して、
流れてしまえばいい。
結局言わなくて善かったと、
鎖でわっか作って、
首に巻こうと。
とぐろを巻いてそこに座って、
言わせてもらいましょ ...
ぼくを二度寝させた
ふくよかな光と水色
朝から黄砂で太陽は
鏡のように
鏡のように
空、風、なみだ
空、風、なみだ
ぼくらは忘れよう
旅立つ日々だろ ...
思えば今日だった
ような気がする
何が?
と
尋ねられる事はないけど
もし ...
朝 目覚めると
夫が洗濯物を干していた
私がやる
と言うと
風邪は大丈夫かと
言葉尻苛立ち気味に訊く
熱がないから私がやる
と言うと
干すのを止めて
自分の煎れたコーヒーを
うまい ...
ならした大地に
くぼみを作る
てのひら一杯ぶんの土で
耳たぶの熱を
葬った
背骨のきしみは
いまだ
攪拌されず
甘皮の欠けた
手には負えない
こぼれていく砂粒だけを
...
素晴らしい気晴らしに、いつ果てるとも知れぬ夢
悔いる人の波の中、寄せては返す太眉毛(ふとまゆげ)、
へつらうべきは、その向こう、
あらがうべきは、まだ向こう、
カラスは啼いて、鳥になる。
...
あの時
何を見ていたのか
白い紙の皮膚の上を
一度だけすれ違う
その時の
微風 に
時間が揺らぐのを
万年筆の
筆跡を見ていると
それは
痕跡のように
美しい
ブルーの濃淡 ...
私の書く文章に実在する女は出てこない私の書く文章に実在する女は出てこない
私の書く文章に実在する女は出てこない私の書く文章に実在する女は出てこない
私の書く文章に実在する女は出てこない私の書く文章 ...
草原に 雲雀響きて 空高し
雲雀声 青き空へと 染み渡る
雲雀声 見上げし空の 眩しさよ
雲雀空 生命の声に 満ち満ちて
揚雲雀 必死に空へ 羽ばたきぬ
揚雲雀 空に羽ばたく 勇姿かな
揚 ...
ぼんやりした世界には、そこにしかない風景がひろがる。
つるんとして、水色がかったウロコ外して
酸素を与える。
ほらほら、たっぷり吸いねえ。
なーんも見えない世界。
私と外界を ...
駅前通りの先の
ガソリンスタンドが
潰れたのは
たぶん
去年のジュウイチ月
毎朝
ガラス越しに
そこの時計をチラ見して
歩く速さを調節していた
時計がなくなって
初 ...
いちのうらはろく
自分自身
よく
わからないものだから
文字を手に取る
ろくのうらはいち
自分自身
解説者でも ...
黒い人は菊の香りがした。
白い人は白い箱に入れられて。
色は満ち足りて。
モノクロだけで、十分だ。
不必要な色はいらないから、
ねえ、
赤く染まるのはやめて
...
やさしさが
五臓六腑に染み渡る
僕は外に出ていろいろな本を買いたい。
本を読むことは役に立つからだ。
本を書くことは役に立つからだ。
映画を観て話し方について勉強する。
話し方を勉強するといろいろな人と話せる。
いろいろな ...
一瞬の寝覚めにまたたいた 陽の
照り返された羽ばたきに 影を見て
忘却の窓越しで永遠 ぽかんと寝そべっている
声を出しかけたまま息を止めて
かつての体温は記憶しながら
宇宙は何度も全 ...
(線香花火をしている少女、僕が登場)
今年も浅墨黒く少年じみて発火していた夏は僕が期待していたより早く病んで、
秋と冬が見えない所まで薄うねり始め それは裏返り苦しむ百足の腹みたいな蠢きで ...
通り過ぎるだけの存在の
あなたはいつも横顔
視線を見られる心配はないけれど
ノートの落書き
横顔ばかりが上手くなる
消しゴムで消すことができず
消しゴムを乗せてとっさに隠す
春に眠れ ...
判っていたのです。
りんごが何故赤いのかも
甘酸っぱいその汁に
魅入られていたのは、私のほう
体から静脈から流れるのは
私の青い血で、全て冷え切って
それでもあなたはわたしとそう
...
ボクは予感がした
お気に入りのビー玉を
ひとつはパパに
ひとつはママにあげた
ボクもひとつ持っている
パパが
「必ず、迎えに来るから」
と言った。ママは泣いている
どう ...
全体のなかでなつなに 背の方へ向けて
まわって おなかが減った 一度
ええも 目のなかに入って 目えの
てんえでならたんな
輝く国の傾く国の傾くなるの傾くなりの
輝く星の輝くくわえ ...
忙しいのに
嬉しい
人の役に立っている
感謝してくれる。
体はボロボロ
疲れている。
体を横たえると
いつの間にか寝てしまう
目をつむると
光視症
マンデルブロ集合
アイ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
摩天楼
doon
自由詩
1
09/3/20 5:05
キリン先生
小川 葉
自由詩
4
09/3/20 3:30
幻影海溝 緑の刻
北村 守通
自由詩
1
09/3/20 2:15
初恋の人からの手紙
白糸雅樹
自由詩
1*
09/3/20 2:12
我は清らかならねども湧く水聖にして
杉菜 晃
自由詩
6*
09/3/20 1:08
ルー・スクー・ルー・スクー
竜門勇気
自由詩
1*
09/3/20 0:48
盲目の象
あ。
自由詩
5*
09/3/20 0:30
ぼくはからっぽ
そらの とこ
自由詩
6*
09/3/20 0:18
蛇口にマフラー
S.star...
自由詩
1
09/3/19 23:52
空、風、なみだ
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/3/19 23:51
やさしい色
牛
自由詩
4*
09/3/19 23:35
けもん
蒼木りん
自由詩
2
09/3/19 22:09
日傘
ことこ
自由詩
1*
09/3/19 21:38
素晴らしい気晴らしに、いつ果てるとも知れぬ夢
雨野六也
自由詩
2
09/3/19 21:26
万年筆
フクスケ
自由詩
2
09/3/19 21:08
にくめと論〜嘘ばかりのフーガ〜
キリギリ
散文(批評...
2
09/3/19 20:55
雲雀&麦 (2008.5)
guchi_...
俳句
1
09/3/19 20:20
ウロコ
つゆ
自由詩
2*
09/3/19 19:51
輪廻
よーかん
自由詩
1
09/3/19 19:45
賽
北星三天
自由詩
1*
09/3/19 19:43
色は満ち足りて。
きるきすみー
自由詩
0
09/3/19 19:29
豚汁
つゆ
俳句
3*
09/3/19 19:25
映画についての本を売りたい。
寝る話。
自由詩
0+
09/3/19 18:39
死せる日向
北街かな
自由詩
5*
09/3/19 17:34
線香花火
satyri
自由詩
2
09/3/19 17:26
春の似顔絵
RT
自由詩
5
09/3/19 16:55
静脈から鼓動
S.star...
自由詩
1
09/3/19 16:20
ビー玉
未完
自由詩
2*
09/3/19 14:04
しちょう
十二支蝶
自由詩
1
09/3/19 12:57
へとへと
ペポパンプ
自由詩
6*
09/3/19 12:57
4539
4540
4541
4542
4543
4544
4545
4546
4547
4548
4549
4550
4551
4552
4553
4554
4555
4556
4557
4558
4559
4560
4561
4562
4563
4564
4565
4566
4567
4568
4569
4570
4571
4572
4573
4574
4575
4576
4577
4578
4579
加筆訂正:
恋花(コイバナ)
/
渡 ひろこ
[09/3/19 20:27]
一部訂正いたしました
へとへと
/
ペポパンプ
[09/3/19 18:53]
マンデブルクからマンデルブロに訂正。
5.22sec.