教室の蛍光灯を全部ブラックライトにして
みんなのシャツを真っ白く浮かび上がらせてやろうぜ
ノートも教科書も薄青く光って
きっと楽しいから

公衆便所の便器を全てショッキングピンクにしてやろう ...
  やさしいだけの今日が
  昨日と同じテーブルに載った



  たがいちがいに席につく
  憂鬱はしずかに揺れる



  満たすだけが心ではないのに
  くりかえす ...
亀に乗られているぐいぐいと力強くでまるで甲羅のように。

子亀ですか?と訊かれちがいますと答える背中合わせの関係。

馬鹿を言わないでこれは亀よ!亀でなければ誰 ...
寂しさを共有する 2人の男女
  全てをさらけ出し 慰め合う

    心の傷を持つ者同士

 求めるのは 傷を癒してくれる{ルビ存在=セラピスト}

例えそれが 一時的な{ルビ感情=モ ...
冬はすでに去った
夜明け前の闇の曖昧に
ふいに訪れる山茶花の幻影  散った花びらの
 乱れ重なり
誰かの記憶が
隙間に紛れ込む
宛名不明の手紙のように
開封されない
誰かの記憶
美し ...
憂い、妬み、恨み、苦しみ、惑い、痛み
哀しみ、迷い、憎しみ
それら全ての
想い を
結んで
空に
還すから
だから
もう君に謝ってもいいかな

今はただ
赦しを請う言葉と
果て ...
がれきのしゃしん は いつみても いい
しょうせつみたい に はしからはしまで よまなくても 
いっしゅんのうち に あらすじ が わかる
わかってしまいたくはない のに
め を はなすことが ...
 
緑の絨毯で仰向け
 
大の字描いて
 
 「飛びたいなぁ」
 
なんて
呟いてみたり
 
 もっくもく
 
  もく もっく
 
しちゃっても
いいかな?
 
風 ...
丘を走る老いたランナーの濡れた額
君は見たことがあるか
皺だらけの手に
まとわりつく子どもの手
を払いのけ
上手く駆けられるだろうか
疑問は
ランナーの背後に残されるのだ
最後に拍手
...
大人のためのこども電話相談室
久しぶりの質問は
「春なんてどうして来るんだろう。」

ふむふむ、そうですね
どこかで生まれるからでしょう

「なんで春なんて生まれるんだということなんだが ...
目を閉じたら眠れるのですか
どのようにして起きるのですか
制服の防御率はどれほどですか
まつげを伸ばす理由はなんですか
親に微笑むのは何故ですか
友に微笑むのは何故ですか
師に従うのは ...
冬の赤子
厚い布の手
虹を梳かす手


模様がしたたり
小さな炎が
小さな炎の頭をなでる
後悔が 見つめる


左手の蛇
子らの頬
水も銀も
うたになる ...
 
誰もいない掌に
ひとり
立っていた気がする

地平線を探して
生命線に沿いながら
ひとり
歩いていた気がする

それはわたし
ではなかったかと思う

陽が落ちて

重 ...
『それ』
なんて冷たいことば

凍てついた心が
氷の塊を投げた

一面が氷に覆われて

春が来ることは

ない

氷の下の芽は

そのまま
まだ知らない君は
向こうにいるんだね
いつか君と出会いたいな

その時まで僕の声を忘れないで
あらま



僕だけが傘を持っている
朝 魚だったものが
夕方には生花に変わった
明朝には昭和を生き延びた築堤も
すっかり掘り崩されているだろう
燃え落ちる前々日に新線開通
潮で潤すことができなかったいきもの
忘れた積りはなか ...
旅芸人の吹く笛の音が
忘れかけていた哀愁を呼び起こす

自分にはもうなれない
夢を追い、人々に夢を与える人々

漂白民が時として定住民にもたらす羨望と憧れのように
彼らもまた私たちに触れ ...
笑う門には

福来たり

本当は違うんじゃないか

笑ってるから

幸せそうに

見えるだけなんじゃないか

それでも

笑った先に幸せが

まっていることを

静 ...
僕は走っていくけれど自分ではない
他人ではない木の
僕は何だろうと思った
風だ間違う何かでなくはない

人間が存在することを
太陽は電話するそして
夜である違いは死ぬ
生きているその自 ...
髪を掴んで押し込めた少女が
ちいさな爪で 
 カリ カリ と閉じた扉に穴を空け
隠したナイフを差し出した

ちゃんと生きるのには邪魔だったから
小さな部屋に閉じ込めたのに

少女は暗い ...
針は八時を指している
すりガラス越しの外はぼんやり明るい
太陽か、電灯か
星は見えない、未来の人は星を知らないでしょうか
だとしたら得をした気分になるよ
けれど同時に寂しくなるね
私しか他 ...
詩を書くことも忘れていた
七色のの宝箱だった本棚はいつしかビジネス書で灰色に染まり
楽しげな文字が躍っていた手帳には無機質な箇条書きが並んでいた


歌うことも忘れていた
軽快なリズムを刻 ...
手のひらと手のひらを合わせて
ぎゅうと押しつければ
肉と骨の二枚貝から肉と骨の枝が飛び出して
醜くてたまらない私が客観的に見える


大丈夫だろうか、まだ平気だろうか
酸性雨でたましいは ...
何かわかる気がする。自分が精一杯表現したのに、孤独についての表現が不十分だと言われて落ち込んだという話は。ですが、批評者が読者の立場で物申すのだから、作者はそう受け取られては困ると言う前に、ちょっと待 ... ※18歳未満の方のご利用は案の定お約束として禁止となります。
そのため、なんと現代詩フォーラム史上初の、
恐らく唯一のR18指定スレッドになっています。
人生出会いは大切です。

どこかの畔を歩いていると
とても微かな音がして
それは体のようでした
背びれが少しだけ切られ

ログハウスで休憩することにしました
コーヒーを飲みながら
そのことを思いだしていました
...
{引用=
目が覚めたのは君だけださあ早く、首のバーコードをひっぺがせ!



もどれないことはしってた 朝のこないうちに固く結んだ靴ひも


どこまでいってもどこまでいってもこの道は ...
縫い針で血芽吹くほどの詩語欲しき


夕日さす壺の深みに嵌まりしを


せせらぎの小川は歌う護岸にて
山崎川の
堤には
桜が
満開だ

老婆と
会った
今度の

大戦のころは
桜のように
散れ散れと
言うとったが

あれは
みんな
嘘やった

ささやいて
何処とも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
この世界をどうにかしてしまいたくて虹村 凌自由詩2*09/3/1 12:02
食卓草野春心自由詩509/3/1 11:44
「 亀に乗られて、 」PULL.短歌0*09/3/1 11:32
エゴイスト明香璃自由詩009/3/1 11:16
映(エイ)フクスケ自由詩309/3/1 10:46
告別五十里 久図自由詩009/3/1 10:22
がれきの工作 Ⅱ《81》柴田...自由詩13*09/3/1 9:38
カエルの歌琥霙ふうり自由詩1*09/3/1 5:50
老いたランナー非在の虹自由詩209/3/1 4:45
色鉛筆のためのパレット/副業海里自由詩009/3/1 3:17
携帯症候群自由詩009/3/1 1:37
降り来る言葉 XL木立 悟自由詩109/3/1 1:32
掌に、影法師小川 葉自由詩409/3/1 1:25
『それ』m_on+自由詩009/3/1 1:14
想撮空間「見えない誰かへ」緋月 衣瑠香携帯写真+...3*09/3/1 0:22
ささやかな浦島太郎外伝北星三天自由詩0*09/2/28 23:35
創書日和【塩】 黒い石大村 浩一自由詩10*09/2/28 23:14
夢追い人五十里 久図自由詩209/2/28 22:55
笑う門には福来たりBOC自由詩109/2/28 22:47
太陽からの電話K.SATO自由詩0*09/2/28 22:47
ぎゃくもどり湖月自由詩109/2/28 22:26
孤独きるきすみー自由詩009/2/28 21:36
日常ひじり自由詩409/2/28 21:14
皮のなかみ因子自由詩409/2/28 21:04
「負け犬の遠吠え」ついてぎょうてんか...散文(批評...009/2/28 19:33
★詩人専用出会い系スレ★過去ログ倉庫09/2/28 18:46
kiriko自由詩209/2/28 18:34
バミューダ海峡一番乗りしろいろ短歌509/2/28 18:26
壺・・・アハウ俳句109/2/28 17:28
老婆と桜じゅらいち自由詩009/2/28 17:01

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加筆訂正:
老いたランナー/非在の虹[09/3/1 4:47]
3/1助詞修正
偽る人/非在の虹[09/3/1 4:41]
3/1改行修正
9.3sec.