雪の中に埋めたのは
秋に散った
桜の葉っぱ

雪の中に埋めたのは
頑なになった
感情の石ころ

雪の中に埋めたのは
大きな白菜
真っ白な大根

雪の中に埋めたのは
恋焦がれる ...
この腕を
手の甲を濡らす
その小さな小さな
水の粒が
あの天の高いところから
やってきたと
果てない空の
人知れない旅路を思い
...
ある土地
最も重要な事件の起きた土地であり
最も重要な時間が流れた
ある土地の名

ある時代
名の付いた時代
不幸と幸福が仲良く住み着いた
誰もが知る時代

貧血の草茫々と黒い家並 ...
「アメハキライデスカ」
空は悲しげに
「アメハキライデス」
しかめっ面が濡れた歩道を駆け抜ける

「アメハキライデスカ」
空は悲しげに
「アメハキライデス」
硬い路面はいよいよ黒く
...
感情が
目の前にある気がして
引っ掻いてみた

感情が泣く
痛い、と涙ながして

すまなかった
と顔で言ったけど

しばらくそうしてな
と心で言った
海面の高さ及び海水温度の上昇により
オホーツク海を泳ぎまわる熱帯魚の姿が
沿岸部で相次いで確認されました

皆さん地理の教科書を開いてください
訂正があります
亜熱帯の部分を熱帯と同じ色に ...
「あいつブスだよね」

オマエガブス

「あの子生意気」

ジャイアン

「むかつく」

ムカツクラシイ

「嫌い嫌い大嫌い」

ナントナク

カワイイカラ

悪い ...
 よい朗読は魔術。
 アンソロジーを目で読むだけでは分からないダイヤモンドのような立体感。
 よい朗読は詩人の感覚中心まで案内し、こっちの魂が揺さぶられる。

 十一月一日から二日、日本国内初 ...
それは徐々に溶け込んで 最近の自分を何かに例えるのならば
不治の病にかかりサナトリウムに隔離されて
静かに死を待つ老人

もはや考えることをやめてしまった頭は
それでも悩ましいことには敏感なようで
そのたびに偏頭 ...
雨ふりさわさわ風の音
赤青黄色の傘揺れて
薄らぼんやりちぎり絵の
様な世界に変わります

から風びうびう冬の音
しぽしぽカポカポストオブに
魔法のヤカンがふき出して
あたしを夢へと誘い ...
あたしの

この強い想い

言葉にして君に投げても

言葉は君の

心をすりぬけるから

あたしの想いはいつまでたっても届かない

ああ、どうして

うわごとは君の心に染み ...
部屋 暖めて
結露に滲む ガラス窓
凍えた草木に
春の挨拶送る


昏さの深い 曇天
時を静かに積もらせた寒気に
白く発光して
雲海の上の太陽を見に


静かな部屋に包まれて
...
あいにくの雨。オマケに少し肌寒い。
普段通ってはいるものの、降りるのはホントに久々だ。

傘をささなきゃならないから、距離がとれてちょうどいいかもね。
街の光がいつもより沢山眼をに ...
 緩やかな光が零れ、草いきれを辺りに漂わす新緑を透かして、アスファルトを淡く照らす。優しく吹く風は木々を揺らし、その揺れに驚いた小鳥が二羽、三羽と飛び立つ。呆れ返るくらい平和すぎて、見ているだけで欠伸 ... ショートカットキーが
人生とは三秒の積み重ねだと教えてくれる
そんなに慌てて何かを作るくらいなら
ゆっくり余裕をもってやればいいのに
それでもショートカットキーはあり続け
ショートカットキー ...
羅列することは
君の弱さだから
素直にだして
そのままでいい
弱くていい
弱くていい
投げ出さなければ
弱くたって構わない
諦めなければ
いつかきっと
弱いまま
強くなれるから
...
くだらないこと考えてないでアタシのここにくちづけしなさい、いっときだけなら愛よりも素晴らしい夢を見ることが出来るわよ
アンタみたいな迷える子羊を戒律からラクにしてあげるのがアタシの役目
今 ...
「何の仕事してるの?」

この台詞二十代半ばには初対面の人に対して
絶対聞く

人の価値は仕事の世の中
何の仕事でも仕事は仕事なのに
収入の話ばかり

はーーーーーーー
私もしてい ...
物に感情移入してしまうのは
馬鹿げているのかもしれないけれど
その物に関わったひとの心は
つながっていると思う
あの自転車を見るたび
泣いてるようにしか見えないから
三年以上
電信柱に寄 ...
描かずに絵を色づけて
鏡は銀色なのだとばかり
教えられて信じ込んでいた
小さな絵描きの子供らに
切実な悲しみを下さい
空気を食べて生きている
ごく正直な咎人に
風が吹き、雲がたなびく
ある晴れた冬の日に
幼いあなたは空を見上げ
こみあげた希望の逆流に胸を痛めた

彼岸の死せる未知の星に
知らず光を灯してしまったあなたは
四方自然の励ましを受け
...
その声は
AOZORA

突き抜けて
どこまでも

つきすすむ
ひかり

SUPER FLY

あのころの
きみの
えがおそのままの



みぞれの降る日曜日

...
少し前まで{ルビ賑=にぎ}わっていた 
デイサービスのお年寄りが帰り 
部屋ががらんと広くなった 
{ルビ掃除=そうじ}の時間 

いつも掃除機をかけるおばちゃんが休みなので 
「じゃ、俺 ...
連詩は
ひとつの詩を作る
連歌は
別々の歌を作る

半分だけ重ねながら
575と
77

前と後と
一回ずつだけ
つながっていく

発句は
ビッグバンの最初の一撃

和 ...
お金ないと貧乏だ
貧乏って漢字もびんぼうっぽい

私はその貧乏の種類の人だが
小さいときは漫画のようにメザシだけ食ってた時もある

でも悪いが貧乏に生まれたくて生まれてきた訳じゃない
で ...
ぬっぺふほふ


脂身 から にゅるんと 手と
煮凍り から ぬらりんと 足が
新月の 夜道を ぺたりぺたり 歩いて
軒下の 薄明かりに ぐんにゃり うずくまる
こらあげん の 垂れ ...
悪戯がからだに忍び込む
その悪戯がうるさいのだよ

うるさいのは…なんというか
空を満たす透き通った布切れだとか
電気の波だとか
話し声
それらに押し流される私の意思
意思なんかカケラ ...
父さんと母さんが喧嘩した
それがただもう怖かったあの頃
母さんが家に戻ってこないのではないかと
おびえながらずっと外を見ていた

今日もまた喧嘩をしている
理由は知らない
母さんが泣いて ...
君の街を通りすぎる
たくさんの灯がともる大きくて
きれいな街
遠すぎて
普段は忘れているけど
たまに、この街を通る夜
僕は後悔する


毎日つらくてくるしくて、泣いていた僕たちは
ひとつの生きものみた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雪の中に埋めたのは小原あき自由詩6*09/1/22 19:26
アヴィ自由詩4*09/1/22 18:33
腐臭のする物音阿弥花三郎自由詩009/1/22 18:28
雨の居場所長元坊自由詩1*09/1/22 18:22
感情木葉 揺自由詩3*09/1/22 17:54
行き着く先は氷魚自由詩0*09/1/22 16:50
悪口こうこ自由詩009/1/22 15:23
よい朗読は魔術里欣散文(批評...209/1/22 13:54
朝のカクテル半知半能携帯写真+...309/1/22 13:15
緑色の粒はパセリ相良ゆう自由詩109/1/22 12:54
冬虫唱歌プル式自由詩309/1/22 11:42
すりぬける百瀬朝子自由詩2*09/1/22 11:08
暖かさが響くアハウ自由詩009/1/22 9:51
恵比寿にてBOOKEN...自由詩3*09/1/22 9:07
君の背中に追いつかない秋桜優紀散文(批評...109/1/22 8:15
ショートカットキー虹村 凌自由詩7*09/1/22 3:52
弱り羽秋也自由詩009/1/22 3:01
薄汚れた、だけど素敵なホロウ・シカ...自由詩4*09/1/22 1:21
年をとるこうこ自由詩009/1/22 0:04
泣いている蒼木りん自由詩7*09/1/21 23:19
not guiltyしろう自由詩109/1/21 22:45
星と人長元坊自由詩109/1/21 22:23
SUPER FLY草野大悟自由詩1*09/1/21 21:46
掃除の時間 〜延長コードと僕〜 服部 剛自由詩709/1/21 20:18
発句開闢海里自由詩109/1/21 20:03
貧乏こうこ自由詩009/1/21 19:41
百鬼夜行詩 <8>nonya自由詩12*09/1/21 18:55
さがしつづけてしまう石川和広自由詩4*09/1/21 18:25
子供の願い事 纏一郎自由詩109/1/21 18:06
君の街を通りすぎるkawa自由詩109/1/21 17:58

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加筆訂正:
さがしつづけてしまう/石川和広[09/1/21 18:27]
本日投稿した「眼差しで」を全面改稿してタイトルも変えました。そのため「眼差しで」を破棄して、「さがしつづけてしまう」として再投稿しました
7.92sec.