赤い道
きみはぼくを
何処へ連れて行こうと
言うんだい?
心に幾つもの嵐が吹き荒れている。
それらをひとつひとつ宥めすかして
私の1日は終わる。
あるものは丁寧に説明し
あるものはただ過ぎるのを待ち
あるものは無理やり昇華させる。
そうして1日は ...
あなたが目くばせで呼んだなら
南十字星を飛び越えて
ブラッディマリーにセロリを刺すの
まっすぐなくちばしは
はじける果実の唄を知っている
マイ・リトルバード
かたいベッドじゃ眠 ...
少しずつ
ほころんで
甘い香りを放って
あなたは
いつまで
さよならを
言わないつもり?
ふたりでいるこの部屋で
生き物の気配を漂わせ
早く早くと
急かしてるんだよ
満開になる前に
さよ ...
JR京浜東北線新子安駅前にある居酒屋『道草』の親父は、
僕がカウンターで一人、コップ酒をちびちびやっていると、決まってボクシングの話を
聞かせたがる。僕ら以降の世代では誰も知らないような昔のチャ ...
今さら
夏に
呼びかけたって
返事なんてしない
ねえ
そうなのかなって
太陽と相談をする、正午
三時になったら
ティータイム
のーんびりとお茶をしようよ
そう
相談する
...
これ、以前に頼まれていた資料です
と小田さんの持ってきたコピーが
湿っている
海に行ってきたんですよ
小田さんは微笑んで
きれいな巻貝をお土産にひとつくれた
去っていく小田さんの髪や ...
Convenienceでいいの。
どうぞ使ってやって。
便利って、好きでしょ?
嘘も偽善も必要ないわ。
私だけのあなたじゃなくていいの。
あなただけの私じゃなくても。
目の前にいるとき ...
ふれあいレクリェーション
それは、心の触れ合い
肌の触れ合い
さあ、絡み魔性!騒ぎ魔性!
鬱憤晴らしの接吻、接吻
ママー 愛ってなーに?
それは、学校じゃ教えてくれない事
嗚呼… ...
日なたを見つめる
芝生が動く
秋のバッタだ
ひらひらするのは
シジミチョウだ
どこかでそれらの
たとえば文集が編まれている
ぼくがここにいなくても
ぼく ...
コン コン と叩けば
コン コン と骨の音がする
君は何処? と問えば
私は此処 と返ってくる
部屋はまるで君の肺のように
さりげなく わざとらしく
君の空気に満ちている ...
騙し、喰い、さぐる仕草、俺はもはや何も覚えずに、
特に美しくもない白い近隣の柱を見てた。
記憶に無いような自己を持ち出しては油まみれにして、
それを千切り投げ捨てるような遊びに今日も ...
朝陽が、まぶしい。
まぶしいけど、たよりない。
たよりないくせに、私を射抜く。
逃げられないよ と
病室の窓は 東向きで
私は ベッドの上に寝かされて
身動きできない私の左に
容赦な ...
大事な人はいつもなにも言わない
それはだめだとか これをしろだとか
黙ってる私から遠くない場所にいてくれた
しわのある手でなぜてくれたあの人も
こわい顔で横をむいたあの人も
それでもいること ...
朝方ハッと目が覚めると
そこはいつもの四畳半
君の姿などなく
凍える身体だけが
知らせてくれる
僕がここに確かに在ることを
歯ブラシのバキッと折れて朝
空 なめつくして晴れとなる
朝一つ無間地獄に経あげる
青い瑠璃色の地球は
ほんとうは赤いリンゴで
カミソリでつけた傷からは
傷口をうめるように
黒い血がにじみでていた
血の味は甘くて金色のハチミツのよう
果肉をかじると
青い欲望が汁 ...
ためらうことなく男達の目の前で白いブラウスを脱いだ。白いブラジャーのほっそりとした体に陽がいっそう白く肌に弾けた。
そして膝をおとすと、すぐにそのブラウスをアザラシに着せ始めた。
「スカートも ...
十時間も眠るとき、最後三時間の夢はオールフルカラー。あまりに手近なのに摩訶不思議な夢世界だから、これを捨てるのはもったいない。僕は夢で詩をつくることにした。
まず辞表を提出。「夢を大切にしたいん ...
久しぶりに来たメール
書いてあったのはただ二言
「めっちゃ久しぶり」「元気してんの?」
それだけ
...
笑ってごらん
海が見えるから
泣いてごらん
人が見えるから
皆が助けて
くれる
皆が好いて
くれる
愛していると
言いたいのだけれども
言えない
大切だから
雨の中 ...
外に歩かされていく
誰もいない日を
見えなくなりそうだ この中を 暗闇の
僕は流れていく
黒い中の暗がりを 見えなくなっても
そうすることがすべてだろうから
この張っていくテントが ...
ニュートラルな空気
僕の頬に触れているけれど
そこにあることすら忘れていた
ペダルを踏み込む
ふらつきながら動き出す自転車
そこにあった空気を押しのける
次々と 次々と
...
居場所というのは、用意されたものなどではない。
探すものでも、見つかるものでもないし、
作り出すものでも、切り開くものでもない。
君が、今、ここに、存在している。
その圧倒的事実が、君の居場 ...
だれかをすきだという気持ちと
それを素直に言えるという行為には
なぜ隔たりがあるのでしょうか
たとえば食後のコーヒーを
いるのかいらないのかと同じぐらいに
きけるのであれば憂いはこない
...
黒いスニーカーを買った
真っ黒のスニーカー
紐も、底も、中敷も真っ黒の、黒いスニーカー
初めて履いた日から3週間がたち
少々白っぽい砂埃にまみれたようだ
黒いスニーカーをまだ履いている
...
この鞄には仕事の道具1(商品見本)が入っています
この鞄には仕事の道具2(料金表)が入っています
この鞄には古い電池が入っています
この鞄には子供の写真が入っています
この鞄には貰った御守りが ...
私の曽祖父は
天文学者だったらしい
何でも
死ぬまで
「赤い惑星には生命体がある」
そう
主張し続けたのだと
天文学者
...
おれんじ色の船にのって
ぼく砂漠へ行くの
降りしきる流星群を見つけたら
きみに長い長い手紙をかく
それからポストを探して
三千年の旅をする
シャンプーハットを被って
カッパと言い張った
100%天然素材そんな物体は
本当に人間に害をなさないのか
いつか全人類が僕だけを残し
死んでしまったら
それは愉快で ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
どこへ
近衛天涯
携帯写真+...
1
09/10/23 21:28
離人抄
〃
自由詩
2
09/10/23 21:11
ファラウェイ
ゆえづ
自由詩
2
09/10/23 20:41
ブーケ
風音
携帯写真+...
2
09/10/23 20:28
PCを捨てよ 町へ出よう(1)
花形新次
散文(批評...
2+*
09/10/23 19:23
太陽からの招待状
かんな
自由詩
3*
09/10/23 18:05
巻貝
たもつ
自由詩
10
09/10/23 17:25
Convenience
花の静寂
自由詩
1
09/10/23 17:10
ふれあいレクリェーション
TASKE
携帯写真+...
0+
09/10/23 15:57
秋の文集
吉岡ペペロ
自由詩
4*
09/10/23 15:20
可愛い秘密
瑠王
自由詩
9*
09/10/23 14:23
凝縮血
金井省悟
自由詩
1
09/10/23 12:38
エデンの東
uminek...
自由詩
3*
09/10/23 12:13
あなたのことが大事です
朧月
自由詩
3
09/10/23 11:23
四畳半
土灰
自由詩
1
09/10/23 9:56
朝に勝て!
アハウ
俳句
3
09/10/23 8:04
むきだしの私
within
自由詩
6*
09/10/23 6:55
「波の声をきいて」(6)
月乃助
散文(批評...
4*
09/10/23 2:03
夢で詩を書く
snowwo...
散文(批評...
0*
09/10/23 1:58
「めっちゃ久しぶり」
広川 孝治
自由詩
0
09/10/23 0:11
アマリリスの咲く頃
ペポパンプ
自由詩
9*
09/10/23 0:00
黄色い奥のテントから
番田
自由詩
0
09/10/22 23:57
さいくりんぐはい
kauzak
自由詩
8*
09/10/22 23:55
居場所
エルメス
携帯写真+...
0
09/10/22 23:51
あなたとの夜は
朧月
自由詩
5
09/10/22 23:40
黒いスニーカー
かなりや
自由詩
1
09/10/22 23:37
創書日和【鞄】ポーター
大村 浩一
自由詩
7*
09/10/22 23:19
天文学者
セルフレーム
自由詩
0
09/10/22 23:00
流星群
yo-yo
自由詩
5*
09/10/22 22:43
シャンプーハットでカッパになれた
こめ
自由詩
12
09/10/22 22:27
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
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4264
4265
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4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
加筆訂正:
可愛い秘密
/
瑠王
[09/10/23 19:50]
ちょっと修正
「波の声をきいて」(3)
/
月乃助
[09/10/23 12:08]
抜けていた、字を加筆
5.84sec.