そうだった
このまま動く手
そのままの火
そうだったよ
極めてそのままに
揺れる気持ち
そうしたかった
このままだよ
あるがまま
こうやって
おどけても
そのままだよ
...
【Silent Prayer】
今日という日が訪れるたびに
人々はまた悲しみを思い出す。
どれほど世界が平和になろうとも
決して拭えない過去がある限り ...
アイデンティティの喪失なんて言うほど大仰なもんではないにしろ
僕はやっぱり珈琲を美味しく飲もうと思って駅前に行く
アザミが何本か生えている筈の丘は
見事に草が刈り取られていて
アザ ...
闇を射る月の光のさやけさに このしんとした しんとした夜よ
夜半過ぎ吾の思いが闇を駆く 君に伝わるはずもないけど
取りとめの無い事ばかり考える大事な事は忘れたふりで
生ぬる ...
光が花をまね
朝になる
一房一房が
波を追う
雨
丘を昇る霧
向かい合う手
結晶
くちびるの色を
手鏡に塗り
歯は透る{ルビ雷=らい}
透る{ ...
真実。ただそれだけのために
五万匹の言語が食い殺されるとはな。
舌先に残る言語の血や肉、その匂い。
地面に残る言語の骨、その固さ
小ささといったなら―インコの
チンコみたいだ。
黄昏に生まれた人と木たちよ
空に憧れるのを同じくならえ
一足ごとに掌を赤く染めれば
四角いテーブルを共に囲もう
凍った時計を溶かすことなく
戯けた踊りを明日ならおうよ
同じ過ちから ...
おかあさんがわたしをうんだので
わたしはおねえちゃんをうんで
おねえちゃんがまっさらなわたしをうんだらいいな
単細胞生物みたいに生きられるわたしを
おねえちゃんにうんでほしいんだ
わたし ...
自決を行うのであれば
息を止め続ければいい
その先に呼吸を許せば
それがあなたが抱く答
少し冷たい
風が吹いた日
コオロギの声を
聞いた
ふと気がつくと
蝉の声が
かき消されるように
別れの挨拶もなく
聞こえなくなっていた
皆どこへ行ったのだろう
赤いチョーク
のようなトンボが
風をひっかきひっかき
ぼくの背たけを測っている
ぼくは大きくなっただろうか
朝ごとに
ぼくは生まれる
よろこびとかなしみの
草の中から
...
テレビはそこで強制終了
白髪の増えたニュースキャスターの言いたいことは何だったのか気になったけれど
もう一度スイッチを入れたところでその答えを聴くことなど出来ないと知っているので
ノートパソコン ...
私は確かに
あの場所にいたんだ……。
耳が張り裂けそうなくらいの拍手と
目が眩みそうになる照明の中に。
ひとつの 音を
ひとつの 心を
繋いで
...
無数の星を
宇宙(そら)から眺める
科学者たちは
下から眺めることしかできない
私の
この思いを
見つけることはできない。
嗚呼、
どんなに焦が ...
画面の向こうでは
なにやら燃えている
そして崩れ落ちている
僕はただ眺めている
それはただ目の前にあった
異様な光景を
異様だと理解するまで
すこし時間がかかった
すべてが崩落 ...
夜の風にまともにあたった
そこには常に新しさと懐かしさが潜んでいる
私には叶えたい夢がある
いつ流れるかもしれない流れ星を待って
でもあの人は言った
流れ星に願いを込めら ...
寄り添って
見つめ合って
絡み合って
アタシ悪魔
チェリーパイを
つまみ食いした
くだらない
大人の味がした
悪い遊びを
またひとつ覚えた
後ろめたい顔の
善人が見えてきた
愛 ...
医者が言う
今日は何?
そんなに言われるほど頻繁に来ているわけじゃないが
来るたびに私は彼とバトルしているのだから仕方ない
先生、指怪我した
うわ、これはこれは
突き抜けちゃった?
...
鳶が蒼空に浮いている
巧みに風を孕み
見えない凧糸に操られるように
蒼空に浮いている
瞬間、バランスを崩して墜落する
そして上昇気流
寸分違わず元の位置に戻り
また風を孕む
狩 ...
溶接の火花とぶほど推敲す
また一つ霧中に荼毘 灯りゆく
雲割れて百条の光 降り降る
肉塊の
乳首を忘れた
小鳥が四ツ足の獣と化して
女が泣いた
口が歪み
眉間に皴を刻み
男の背中に爪を立てられず
女は泣いた
終わらない痛みが
どこにもない愛や
夢を変形させ ...
あの娘からメールが来ない
一体何をしているんだろう
何を
恋人と一緒にどこかへ行っちゃったのかな
それとも死んじゃった?
私のこと絶交したくなった?
真夜中、あの娘からもらった ...
夕暮れ、
窓から
やよいがシャボン玉を吹くと
リーマンや客引きやパチ屋が足をとめて
時々この辺をうろついているドラ猫みたいな顔した「上海ラバー」のママと
自分 ...
操られた体が
わたしに還ってくる
ある夏の日に
今日は何しようかと
思うことができた朝
父に誘われて釣りに行った
帰り道
あの日と同じ夕日を
今は息子と見てる
明日の ...
空はいつのまにか、高くなり。
夜はいつのまにか、寒くなり。
君はいつのまにか、大人になり。
僕はいつまでも、変わらない。
僕らの歩幅は、少しずつ変わっていって。
秋はいつ ...
雨が降る
軒を打つ
窓をたたく
雨が降る
音楽が始まる
雨が降る
煙りが揺らぐ
雨が降る
長くてしなやかな
指先に恋したとしたら
蔦のはうよ ...
あるところにお爺さんとおばあさんが居ました。
つまり、あるところとはこの老夫婦が住む集落と言えましょう。そして居ました、といっても生きているわけですから、ただ存在しているだけでは食べることすらできま ...
昔から
隅に居るような子供だったので
かくれんぼでは
何時も鬼をやらされた
両腕で眼を覆って
だけど
じゅう数えるまでは
どうしても待てない
いち、に、もういいかい
すぐ振り返ってしまう
隠れ ...
{ルビ顰=ひそ}めた枝に想いを隠せば
揺らぐ月あかりを帯にまとう
記憶をぬぐいおとす 黒いみずうみは、
深奥の靜かな湖畔から 寂々行きつくこのさきに
こわされてしまう わたしの予感のする
...
脆くも張り裂けたハートは
またチクチクと縫い合わせればいい
縫い目だらけの私のハート
ヘタクソな縫い目から漏れたのは
感情なのか?
涙なのか?
解れた縫い目は
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そうだった
鳳エクスプレ...
自由詩
0
09/9/12 0:26
Silent Prayer
綾瀬たかし
自由詩
1+
09/9/12 0:01
人差し指の肯定
あぐり
自由詩
2*
09/9/11 23:44
夜よ
いっと
短歌
0
09/9/11 23:28
遠い鈴
木立 悟
自由詩
5
09/9/11 22:33
羊飼い
プテラノドン
自由詩
1
09/9/11 22:04
あすなろ
しろう
自由詩
1
09/9/11 21:59
まっさらなほどの欠如を
あぐり
自由詩
9*
09/9/11 21:52
浅はかの自覚
邦秋
自由詩
1*
09/9/11 21:32
蝉の声の消えた日
フクスケ
自由詩
1
09/9/11 20:59
蜻蛉(とんぼ)
yo-yo
自由詩
8*
09/9/11 20:41
日本航空は再生に向けて
照留 セレン
自由詩
2*
09/9/11 19:15
m u s i c a
李伍 翔
自由詩
0*
09/9/11 15:21
c o S m o
〃
自由詩
1*
09/9/11 15:08
目尻はあの炎のように
葛西曹達
自由詩
0
09/9/11 14:56
星への願い
marica...
自由詩
2*
09/9/11 14:54
アタシ悪魔
加羅
自由詩
1*
09/9/11 12:53
ヘイ ドクター!
テシノ
自由詩
0
09/9/11 12:35
とんび
西天 龍
自由詩
4*
09/9/11 11:10
101条の光
アハウ
俳句
5*
09/9/11 9:28
動物
zihan
自由詩
1*
09/9/11 5:52
怖い夢が見れますように
ゆりあ
自由詩
5
09/9/11 4:41
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと
tiki
自由詩
4*
09/9/11 4:39
体操
小川 葉
自由詩
3*
09/9/11 3:52
創書日和「紅葉。」
狠志
自由詩
1
09/9/11 3:04
アラベスク
rabbit...
自由詩
10
09/9/11 2:05
桃太郎
竜門勇気
散文(批評...
2*
09/9/11 1:58
はいどあんどしーく
吉田ぐんじょ...
携帯写真+...
14
09/9/11 1:52
靴のみずおと
月乃助
自由詩
5*
09/9/11 1:21
ぬいぐるみ
伽茶
自由詩
2
09/9/11 1:08
4242
4243
4244
4245
4246
4247
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4250
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4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
加筆訂正:
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと
/
tiki
[09/9/11 5:00]
「罵声を返して」→「罵声をあびせて」
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと
/
tiki
[09/9/11 4:42]
誤字修正
4.39sec.