用途のない部品を大量生産
食い止める為にはまず
近所のシャッターが閉まる音を聞かなければならない
行き過ぎた妄想がまるでアルコールのようで
ガチャン、と目が覚めたのが少し笑えた
擦り ...
泉屋のクッキー缶の中に
アルバムに入れていない古い写真が一枚
モノクロームの色あせた写真には
小さな自分と親父が写っている。
庭の小さな葡萄棚の下
ふざけているのか本気なのか
親父に髪 ...
つばくろ婦人
どんとして湖の彼方に霞たる三上山には青い空なり
つばくろが飼われておれり訪ないし妻と吾との友の家には
駅近く十階建のビルの中マンションに住むつばくろ婦人
ゆらゆら
日食なんて当たり前のこと全く興味湧かなかった。どうでもいい。
それより毎晩見えるかもしれない星を見ようよ。月を見ようよ。
花の色がぼやけてきた。視力っていつまで持つのかな。 ...
待ち侘びた雫の中へ
僕の情熱が滑り込む
昇り詰めた先には
未来なんて無いけど
積もる事の無い
都会に降る雪は
まるで行きずりの恋模様
落ちては溶けて消える
貴女も都会の人ですね
...
幸せを願うのは
不幸を知っているから
大木の根が深く強靭なのは
地上の嵐を知っているから
春が心地良いのは
冬の寒さを知っているから
相反する存在は
個々の輪郭を太く強くする ...
私の家は不可抗力の集積場なので今日も米やガラスがシャリシャリです
産まれた子を3ヶ月公民館に預ける風習が残っているのは此処だけで
しょうか愛すべきものを愛するように教えられることは幸いです私の
...
窓の外はもう暗く
冷たい風が吹き荒れている
シンと静まり返ったこの部屋で
ベッドに横たわり
ぼんやりと月を眺めていた
君がくれたあの言葉を思い出す
離れていてもこころはいつも ...
俺の愛情から逃げ出した女が
売れない写真家と結婚して落ちぶれ
生活の為に出演したアダルトビデオを
利根川の河川敷で拾得して切なかった
俺の愛情から逃げ出した女は
局部に粒子加速砲を仕込んで
...
石楠花がきれいに咲いている庭園で
俺は募金箱を抱き皆様方の善意を募る
流山の自宅に妻子を待たせているんだ
乳飲み子が二人腹を空かしているんだ
だから俺は石楠花の咲いた庭園に立つ
そうして皆様 ...
拳銃を手に入れられてよかったね
拳銃を入手出来て本当によかったね
おめでとう 心からおめでとう
ライフラインに復旧の目処がついたから
僕はもう次の電車に乗って自宅に帰るよ
君は自分では知らな ...
珍しい雑貨屋もあったもんだ
ここにはビデヲテープの屋根で出来た
青白いログハウスが飾ってある
前世紀の南米と なぜかアマゾンの臨海地帯で
よく見られたみやげ物だ
ぼくは手に取り
そ ...
鍵盤楽器の歯を、トン、と、押した一音で、
色とりどりの、
濡れたパステルが溶け出し、
身体の中に流れ出す。
だから、
私は、
死ぬまで生き続けられる。
夏の空 ...
いつもの愛想笑いと下手な芝居
こころ無い言葉に 隠された真実
こころには虚しさだけが通り過ぎ
後から不安と孤独が一気に込み上げる
疲れ果て 私はベッドに倒れこんだ
大丈夫・ ...
何も与えるものがない
出てゆく時
黄色い可愛い
ハンカチを彼女に
もう永遠の別れに
なるかもしれない
上げますあなたに
ふっくらと小さく
だいぶたって
帰ってきた僕の前に
...
くるくるとないている
あなたの腕のやらかさに、思い出しては歯をたて
感情的なももいろの水をじわりと染ませてみるのが
ぼく、どうにもすきみたい(あいしてる。。)
からかわれなくなった ...
揺らいでいた炎はほんのりと灯り照らし
部屋中にはふんわりと甘い香りが漂って
なんだか安心して
ぼんやりとした灯りを見つめ
月に映えるような色をして
...
街灯は白んで路地を見下ろす
檻の中で眠るよりも
コンクリートに背を預けて
何度指を切ったか忘れた
さみしくない
かなしくない
別に嬉しくもないが
手を叩く
子供みたいに
空白 ...
ブルーレットおくだけが落とす
ブルーレットみたいな色の汚れが
必死にこびりついている
待っている次の人が
お母さんも含まれている列
お父さんも含まれている列
お母さんにたく ...
君の体の中の、小さな小さな擦れる音が
沢山流れ出して、沢山空気に混ざってるよ
色、みたいなものはなくて、舌触り、みたいなものが
細く遠くまで、伸びて、君は知らない顔をして
花に水をやっ ...
悲しいと思うから
悲しいだけだ
誰かが遠くでそう囁いた
鼻の奥がツーンとして
目の周りがやけどしたみたいに
熱かった
…
何も知らなかった頃のあたしは
プールで ...
草の根元
ひとつかみの声
闇を分ける
指先の青
饐えた氷のにおいがする
ほころび 川岸
小さな小さな穴のむこうに
穴と同じ世界がまたたく
したた ...
白い顔の女の人が錯乱している
赤い唇で錯乱している
ぼくは可哀相にと思って
少し離れた場所から見ていたんです
目が合ってはいけないから
ぼくはぼくの眼球 ...
夕餉に何を食べたいのかと
祖母が聞いた
鳥の死骸が食べたいと答えた
いくつかの植物の死骸を添えた
鳥の死骸を食べたいと答えた
父親がもずの雛を拾ってきた
巣から落ちて可 ...
これはひとつの実験です
「ほんとう」はいつだって遠くにあるんです
あまりにも遠くにあるものだから
ないのと同じことなんです
痛んだ内臓を内包するぼくは
腐臭が周囲に漏れてい ...
風見鶏のように揺れ動く道標
風もここでは澱み、回り
容易にその吹き来る方を
明かそうとしない
作り笑いの意味にこだわり
ただそれだけのきっかけで
旅に出てはみたものの
この道程がただ ...
{引用=
ようするにきみは
いまはぎんいろふりつもるふゆのふきのとうみたいなもので
わかってるとはいわないで
わからないともいわないで
とにかくきみにはよりにがくなってもらいたくて
...
もしも下北沢が下北であり続けてたら
あの頃の思い出も残ってたと思う
ひしめき合う狭い街並みの中ザワザワと
鎖ジャラジャラ安全ピンチャラチャラと昼夜問わずプロアマ問わず
カラス達がカーカー鳴きながら
...
「ドッジボール」
ドッジボールで一番最初に当てられる
外野に行ってボールを掴んでもボールを奪われて投げさせて貰えない
外野にいても何故かボールを当てられる
教室に戻ってもボールを当 ...
「鉄棒」
無理強いされた逆上がりでヘマをして背中から落ちて
立ち上がったら黒い虫が潰れていたのが分かって
潰れた脚を引っ張ってなんとか元に戻そうとして
無理強いした
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ユニゾン(仮)
中原 那由多
自由詩
5
09/9/20 22:09
ハーフサイズカメラ
……とある蛙
自由詩
12*
09/9/20 21:09
つばくろ婦人
生田 稔
短歌
1
09/9/20 19:49
揺れている
アサギ
自由詩
1
09/9/20 19:21
都会のYuki
加羅
自由詩
1*
09/9/20 19:06
心次第
〃
自由詩
0*
09/9/20 18:57
どうかこれから私がすることを貴方は真似しないでください
キリギリ
散文(批評...
1
09/9/20 18:24
夢で逢えたら
AIRINN
自由詩
3
09/9/20 17:06
愛別離苦
セガール、ご...
自由詩
4
09/9/20 16:59
心からのメッセージ
〃
自由詩
3
09/9/20 16:59
やさしい俺
〃
自由詩
1
09/9/20 16:57
緑色の字でこのタイトルは描写されています
竜門勇気
自由詩
0
09/9/20 16:15
彩。
きゃっとむー...
自由詩
1
09/9/20 15:57
夢と現実
AIRINN
自由詩
1
09/9/20 15:39
マフィアのハンカチ
生田 稔
自由詩
2
09/9/20 14:44
これはもうつみにひとしいの
あぐり
自由詩
4*
09/9/20 14:31
灯火
楼
自由詩
1
09/9/20 14:29
九月の獣
アオゾラ誤爆
自由詩
10
09/9/20 12:57
お父さん
ともちゃん9...
自由詩
8
09/9/20 12:37
それは悲鳴にも似て
相田 九龍
自由詩
1
09/9/20 11:01
涙プールにて
みぞるる
自由詩
7*
09/9/20 10:39
輪の波
木立 悟
自由詩
5
09/9/20 9:50
白い顔の女
はな
自由詩
2
09/9/20 9:45
雛
〃
自由詩
0
09/9/20 9:44
実験
〃
自由詩
1
09/9/20 9:37
旅の意味
西天 龍
自由詩
3*
09/9/20 7:36
0.68sec (全て記号)
鎖骨
自由詩
3*
09/9/20 3:29
下北沢 -松岡修造リミックスバージョン-
TASKE
携帯写真+...
2
09/9/20 3:11
体育の授業中は哀しくなる事が多かった 2
ゴースト(無...
自由詩
6*
09/9/20 2:41
体育の授業中は哀しくなる事が多かった
〃
自由詩
7*
09/9/20 2:13
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
加筆訂正:
アルバイターと海
/
吉田ぐんじょう
[09/9/20 4:24]
いまさら誤字発見。あほだ。
5.95sec.