言葉ではない仕草
景色を眺めた貴方は
その判別を迫られ
男と女とが別れた
それを見た私は
白紙の上に呼び戻し
無理矢理に舞わせ
飽きるに任せた
別れとは終わり
永久に心中は
...
お帰りなさい
お疲れでしょう
揺り椅子にでもおかけになって
紅茶でもいかがでしょう
お下げを{ルビ解=ほど}いて
ブーツを脱いで
銃を置いたらいかがでしょう
母親らしくなんて
似つ ...
よるのそこにはやわらかなひかりがしづんでいる。
ひかりのまわりのよるはあさをはらんでにごる。
わたしのめはひるのひかりににごり、よるのやみにせをむける。
ほつほつとひろがってた ...
君と丸いテーブルで食事をとる。
周りを子供がくるくる回る。
君と丸いテーブルで食事をとる。
子供たちの服がゆらゆら揺れた。
ひらひらひらめいた。
昔はこうやって遊んだ。
口に含 ...
私顔が汚いって
AV女優みたいな顔してるって
「どういう意味」
「どういう意味、というかとりあえず褒めてはない」
「何それなんかむかつく」
神様、佐々木クンはひどいことを言うんです
神 ...
僕は思うことをどこまでも折り返して書き連ねてみる。文章は続いていくのだ、太く長く続いていくことだろう。白いそこに巻き取られることなく。けれどトイレットペーパーのようにそれが何らかの文章になっているかど ...
ひとりここには誰もいない
思いながら 僕は
詩作をやめている 暗い僕は
日々を手に そうたやすくはないから
いつも挫折しそうになる 詩作はそして苦悩する
楽しみの詩作は 黄色さだ
誰 ...
海で
水死体のことを
恵比寿様とも言いました
福の神です
魚を連れて来てくれるものでもあるので
寄る辺なき旅
標べなき旅
ネット詩海における
{ルビ人工漁礁=プラットホーム}として ...
ああ おれはこわれた
二丁目の角で
月見うどんすする スーン
鉄格子のなかから するどいめだま
おりまげたひざのうらには ぶっとい静脈
にわとりのしずく
...
彼女はブランコがお好き
路地裏に佇む溜まり風や
お向かいさんの飼い猫に
思いを馳せている、毎日
思いついた恥ずかしい台詞を
口癖のように好き勝手呟いて
...
ながいあいだ 知らずにいた
きっと知らずにいたくて、知らないふり
大学を卒業しても 仕事に糧をえても 結婚しても
ずっと、そこに扉があったなんて、
そのことすらも 気づかずにいた
わたしは ...
純白に耀く 胡蝶蘭たち
由夢、ゆめ、さらにゆめ
楽園に捧げる最高の想い
奇跡起きれと祈り続ける
桜咲く愛の未来へ
前の席の隙間から
窓に寄りかかる肩と長い後ろ髪
窓の肘掛けに肘を曲げて置いている
耳にイヤホン
頭で軽くリズム
外を覗く時見えた横顔
口の中にガム
顎でもリズム
隙間か ...
太陽が
沈むまで
君のために祈ろう
あと40゜
君に祈るのに
残された時間は
あと40゜
君は
死ぬのかもしれない
それとも
ただ
立ち去ってしまう
のかもしれないし
...
ねぇマサユキ
あたしを抱いてよ
傷だらけの
体をかわいいと言って
あたしねあなたが嫌いなの
嘘つきだし
遊ばれてるのに
気づかないなんて
本当にバカね
気だるい夜に
ベッドに寝 ...
* adenine *
墨色に溶かされたあなたの体が、
ここでは美化されて壁に飾ってありました。
両の腕は二重螺旋の鎖でしっかりと繋がれていて、
アデニンの色に染まった空が少し ...
真昼の頂点に、輝く水飛沫があがり、影のない一瞬 私は
ぽかんと口を開けて、天頂を見る、ヤブ睨みをする
不機嫌だった幼児も、相貌を崩し 笑い出す
はしゃぎだした子供たちに大人たちはお手上げ
だけ ...
いつのまにか
降り出した雨も止み
遠くでそっと光る虹
前にも見たはずなのにあの頃とは違う
行き先を決めず借りた車で走り出す
丘の上にひっそりとたたずむ小さなカフェ
蒸気の音と香り立つコーヒ ...
普通が普通たらしめるものはなんですか
それって
同じポロシャツ着て
駅前に立ってる
キャンペーンのスタッフ
みたいなものですか
向かい合わせで立っても
右向け右で
同じ ...
共に在るもの無く
原に立ち
なびいている
夜は赤
骨に収まらない肉
あおむけに 沈む
曇を燃す曇
秘め事の径を解き
川はすぎる
木漏れ ...
虫の声が秋の夜を偲び
街に溢れた陽光と抱擁を交わす
陽を受け入れて秋の体を透明にす
ビルとビルの間にコスモスなど咲かす
夜が長く影引いてあなたとの時
...
先生ごめんなさい私このナイフを捨てることはできない
水色の裏切り
まだ私の中に敵がいる限り
私の中に住み着いた悪魔が私を気に入って出てくれないの
私はこの悪魔が許せないのに時に愛してしまう
だからみん ...
ガブリエル聞いてくれもう終わりにしよう
僕はいい加減朝の国の住人になりたいんだ
太陽の光に永遠を見いだしたいんだ
眠れないくせにさらにカフェオレを飲めるだけ飲む
もう怖い夢を見ないように
朝の光 ...
誰も待ってくれないから
みんな子供であることを
あきらめるしかなかった
そうして前を見て進み汗をかいては
花の色でさえも忘れていった
たがいの溝を埋めあっても
ひとりずつは変らず小さく
...
{引用=
目覚まし時計の音に驚いて、飛び起きる
気がつくと
涙が、握力の弱い女の子が絞った雑巾にしたたる水滴のように
まぶたに、わずかに、にじんでいた
}
目覚まし時計 ...
淋しくなる
楽しくなる
面倒になる
病み付きになる
誰かが笑って、誰かが泣く
色が溢れ、言葉が溢れ
物が余る
小さな出来事は忘れていった
何度も塗り重ねる油絵みたいに
...
それ以後、鉄塔に上ることは不可能
となった。首を吊ったコンビニ店長は、一晩中、
風に揺れていた。その姿を ビニールが
引っかかっているだけと、近所の人はやり過ごした。
壁を塗り直すだけでは ...
濁った瞳で
君を見ていた。
損と得を天秤にかけて
−+で合計だして
得が多いのなら
その手をとろう。
損が多ければ
さよならしよう。
数字が溢れているこの世界。 ...
誰よりも燃え上がろうとしなくてもよい
どうせいつかは焼かれるのさ
身を粉にまでして何になる?
どうせ灰になるっていうのに
どうせ生まれて死ぬだけさ
その間、繰り返すだけ
つまらない嘘を ...
皆さんこんにちは。昨日は少々仕事にくたびれて?僕は相も変わらず街をふらふらしつつ、先ほど自宅に帰って来ました。窓の外では蝉がじいじい鳴いており、僕の背後で首を振る扇風機が、風を送ってくれています。先 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋から冬へ
zihan
自由詩
1*
09/9/7 3:09
ドーラの休日
瑠王
自由詩
1*
09/9/7 2:46
7階より
昧
自由詩
3
09/9/7 2:37
円卓はね、青かったの。
点子
自由詩
4
09/9/7 2:24
THE END OF THE WORLD
ゆりあ
自由詩
3*
09/9/7 2:14
僕のある日の過去
番田
自由詩
0
09/9/7 2:05
誰もいない街には
〃
自由詩
0
09/9/7 2:04
傀儡使い師たち/聞き菊
海里
自由詩
1
09/9/7 1:43
にわとりのしずく
カンチェルス...
自由詩
4
09/9/7 1:37
少女B
山中 烏流
自由詩
2*
09/9/7 1:30
やさしい扉
月乃助
自由詩
3*
09/9/7 1:01
ユメ、ゆめ、由夢(ユメ)
ジョン ユッ...
自由詩
1*
09/9/7 0:56
これから起こる開戦前の理由
酸素の枷
自由詩
1
09/9/7 0:27
40゜
瑠王
自由詩
5*
09/9/6 23:54
あるOLの話
ミツバチ
自由詩
1*
09/9/6 23:48
Deoxyribo Nucleic Acid
ジャイコ
自由詩
2*
09/9/6 22:59
LOOK/LISTEN/FEEL
within
自由詩
9*
09/9/6 22:37
虹
ちぃ
自由詩
5
09/9/6 21:33
異端
刀刃子
自由詩
2
09/9/6 21:11
門影
木立 悟
自由詩
2
09/9/6 20:14
常に蝶が舞う
アハウ
俳句
3
09/9/6 20:11
続 私の中の悪魔
ゆりあ
自由詩
1+*
09/9/6 19:36
私の中の悪魔
〃
自由詩
2+*
09/9/6 19:32
必罰
岡部淳太郎
自由詩
8
09/9/6 18:34
「ユカイだろうが、なぜ泣く。」
ひとなつ
自由詩
0
09/9/6 17:20
明日へつづく
蝶澤
自由詩
3*
09/9/6 17:15
耳に残る眺望
プテラノドン
自由詩
2*
09/9/6 16:55
数字に埋もれる
三奈
自由詩
8*
09/9/6 16:51
さすらい
熊野とろろ
自由詩
1
09/9/6 15:40
今日の読書記・其ノ一 ー リルケ・小林秀雄・ヘルダーリン・西 ...
服部 剛
散文(批評...
4*
09/9/6 15:17
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4271
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4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
4298
4299
5.4sec.