大空に向かって
だが曇天で
少しだけの希望を
轟音と煙と
ブースターの炎とともに
一瞬 見せて
消えていった
そのあとも
地上での歓声
喜びの涙
肩を抱き合う成功者たち
...
変身
人工物の動脈硬化
カテーテルを入れて抜いた
声変期
脱皮・変態
モルヒネを入れて抜いた
静脈にモルヒネを
流れ
川としての
求め、得、失い、求め、得、失い
の連関
それはリ ...
雨が降ってきたので
ビニール傘を開いたら
突風が吹いて
傘が捲り上がりそうなところで
むむっと踏んばり、持ち直した。
たとえ突風が吹こうとも
傘の柄をがしっと持って
自 ...
おなかが空いてパニックになった
夕陽が不気味に背中を追ってくる
こういうときなんだ誰からも
愛されていないとわかるのは
こどものときからそうだったんだ
証人は僕しかいないけれど
自分は ...
無人駅でタップ
雨はまだ
上がったばかりだから
外灯の下に虫はいない
(電車とホームとの間に
広く隙間が空いている
ところがございますお
降りになる際は足元に
お気をつけください) ...
言葉のカケラ集めて巣を作る
ほの白い繭玉昏い寝間のすみ
蛍光下 本を読んでいる君がいる
泡粒の数だけ思い出があり
からからからと音がする
競走はいつでもいちばん最後
ひとあし遅れて着いた小さな菓子屋で
真っ先に選ぶのは瓶入りのラムネ
にじみだす汗を乱暴にぬぐい
...
―― 小半時
木端に
雨足はやまず 足音を
荒げたまま
やっと 思い立ち
{ルビ鐺=こじり}で突く と 動く
まだ 息があるのか、
{ルビ後世=ごせ}からもどってきたのか、
裸 ...
アルモー海はその人のそばに
夕暮れから夜にかけて忽然と現れる
長辺 9.4km 短辺 5.7km 最大水深 5.5km
全周は高い崖に囲まれ
その海が突然 彼の玄関先に現れる
水温は ...
The Fallen Idol.(4)
選挙は終わった。結果は予想どうりであった。今日は朝から、民主党に対する要望を列挙してみた。
私なりのスローガンを並べてみた。
1、 老人問題(老人に ...
目覚めも
歯磨きも
身支度も
いってきます、も
いただきます、も
今日は雨だな、も
幸せにできる方法があるんだ
だから、ここに、来てごらん
群青色の空の下であなたは自転車を押していく
わたしの歩幅を気にしながらゆっくりと歩いてくれる
オリオン座の見えるころに出会ったのに
まだ一度も喧嘩らしい喧嘩をしたことがない
わたしがとても傷つ ...
眩しい朝日に目を覚まして
窓を開けると
冷たく澄んだ空気が
まだ開けきらない
僕の目を
優しく撫でていきました
外の町は
少し霧に覆われていて
近くの山は
かかる霧に朝日が反射し ...
泣いて明かした朝の
空の青になりたい
仮染めの色が水に溶けるように
澄みきって 広がってゆきたい
ひとそろいの翅を持っていたら
昇ろう
たとえ彷徨いながらでも
空とひとつになれるとこ ...
あなたの存在こそが、あたしの生きる糧です
水のように流れ
人のように往来した
そのほとりからいくつもの
日常と非情がわき上がり
その沿線はいつもどこか湿っている
鬼門に向かって伸び
裏鬼門へと帰ってゆく
その繰り返しの中から
...
明るさを見失ったら夜。何も言うことがなくなったら朝。
西と南に窓のあるへや。背丈の伸びた笹の葉が揺れる。
道ゆく人に涙をみせてはいけないよ。お前の宝石を生け捕りにされてしまうよ。
朝。夢 ...
tasu助けてくださいと言った。声を振り絞ると聞こえるのは絶え間なく揺らぐ記憶の中で何かを誘導しようとしている集団、その中心人物に手錠をし私たちはつかの間の眠りにつく。感情が感情を呼び起こし、極々瞬間 ...
真夏の太陽の残り香が
まだ消え残る夕闇に
風は少しだけ湿り気を帯びて
僕たちの間をすり抜ける
蒼いドレスの裳裾を翻し
両手いっぱいに抱えた
星の雫に照らされて
君の瞳が輝く時
...
きみの言葉
岸辺の水草
抱き合った夜のまるい小石
わたしの言葉
艶やかな泥
探り合った分だけ{ルビ嵩=かさ}んだ枯れ草
ひとつずつ拾い集めて
一年間を歩いていく
ほら、
晴れだと ...
わたしの中は
内臓とか
血とか
脂肪とかじゃなくて
海 が広がってるんだと思う
わたしの泣き虫のレベルは
ランクをつけるならAAAだ
本を読んでは泣き
曲を聞い ...
腰袋に小さな穴を開けて
そこに花の種をつめている
みんなの言ってることが分からないのに
分かったふりで失敗したので
監督に怒られている
まばたきをしている間に
ミートボールを盗まれた
ト ...
一人が帰りだすと
帰ることが流行るので
みんな帰って
公園に
いままでつかなかった
電気がついて
細かなプラスチックの破片や
釘や
小さなバネや
少し様子が変わった石は
忘れられて ...
手のり森ちゃん
そう言って
蟻が両手を空に向けてそろえると
森は
いつも
にこっと笑って
ちょこんと座ってきた
森は
蟻の両掌にすっぽり納まる
いとおしいこころをしており
その ...
夏の 目の高さに芝があって
そこに 白爪草が 咲いていたって
むすめが おぼつかなく 歩きはじめたって
あたしが それを わらって見ていたって
あたしは やっぱり
なくしてる
...
確率変動が起こるのであれば
それわそれわ滑稽なことですね
楽に死ねると思わない方がいい
死ぬことに楽など通用しない
安楽死を望んでもそれは不可能
何故なら安らかに楽しく死 ...
ハノンにカノン
そしてバイエル
短小のタスクは
凛々と遊び
バビロンの塔は
脆くも崩れ去り
マンモンも神門も閉ざされ
幽門と噴門は灼熱と化した
そを空に問うても ...
八月さいごの夜の風
この世とあの世を
つないでいる価値観は
これでこのままで
良いはずなんだと祈りきかせる
八月さいごの夜の風
商店街を吹きわたる
球場ちかく ...
夏休みの宿題にいっさい手をつけず、
始業式がきても提出しなかったとする。
その場合、宿題をほったらかして
夏の間は毎日遊んだり怠けたりしてるわけだけど
でもずっと気がかりではあるわけ、宿題 ...
運命の時
貴方は何を考え
何をしますか?
愛は無限です。
愛は減りません。
愛は増えます。
別れの時
貴方は何をしますか?
弱き者を守って下さい。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
GOMI
……とある蛙
自由詩
7*
09/8/31 17:14
りずむ/からだ
ゴースト(無...
自由詩
3*
09/8/31 17:03
傘をひらく
服部 剛
自由詩
3*
09/8/31 16:54
かえりみち
瀬崎 虎彦
自由詩
10*
09/8/31 16:49
幕間のトリック
月見里司
自由詩
1
09/8/31 16:30
カケラ
アハウ
俳句
2*
09/8/31 15:30
ラムネ
あ。
自由詩
13*
09/8/31 15:23
「忍の女」(くのいち)
月乃助
自由詩
2*
09/8/31 14:37
創書日和【海】アルモー海
大村 浩一
自由詩
6*
09/8/31 11:52
The Fallen Idol(4)
生田 稔
散文(批評...
1*
09/8/31 11:16
いいこと
邦秋
自由詩
4*
09/8/31 9:16
希望のフォーナ、絶望のフローラ
瀬崎 虎彦
自由詩
7*
09/8/31 9:10
朝
ミツバチ
自由詩
6*
09/8/31 8:58
青色——露草
照留 セレン
自由詩
4*
09/8/31 8:26
存在
きさらぎ し...
自由詩
1*
09/8/31 8:22
小田急線
岡部淳太郎
自由詩
3+
09/8/31 7:28
スモールワールド
あすくれかお...
自由詩
10*
09/8/31 7:05
鋸でぎこぎこ切っているのだ
人 さわこ
自由詩
2
09/8/31 4:33
星の雫
ネット詩の悪...
自由詩
3
09/8/31 3:43
巣
伊月りさ
自由詩
7*
09/8/31 2:50
奇海な言い訳
愛心
自由詩
13*
09/8/31 2:44
土工日記
馬野ミキ
自由詩
3
09/8/31 2:03
パラダイス何か
〃
自由詩
4
09/8/31 1:59
蟻と森の微妙なスタンス
草野大悟
自由詩
3*
09/8/31 1:12
「亡失」(なくしもの)
月乃助
自由詩
6*
09/8/31 1:09
白かった筈のウエディングドレス
こめ
自由詩
9
09/8/31 0:56
muse
zihan
自由詩
2*
09/8/31 0:51
九月の調べ
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/8/31 0:42
ほんの一例
人 さわこ
自由詩
0
09/8/31 0:19
人を大切に
ペポパンプ
自由詩
8*
09/8/31 0:00
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
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4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
5.5sec.