「痛い。」
「え、ごめん痛かった?」
「うん、でももっと痛くしていいよ。」
みんな知らない
私がこんなにも死にたいということを
みんな知らない
私がこんなにも彼女が好きだという ...
新婦は足を滑らせて既に三度転び
そのたびに父親は表情を曇らせた
光輪を背負った神父は
両腕を広げ天を仰いでいた
その口から止めどなく白子が出続けていた
ヴァージンロードは白子の滝となっており ...
黒目がち腕はまっすぐ一六三センチの背で天使もどき
ヘルメット転がりやすい日に暗示もえるこころはもえつきるもの
満月を伸縮させる術を知る女子大生の手まだらもよう
「遠いってダレコーてい ...
機械のひと
超高層ビルの屋上で
タンポポの綿毛を吹いている
いのち
夕焼けに熔かされてゆく
この星の肌を流れてゆく
抱き寄せたものの輪郭も不確かな
暗い夜に聞 ...
すれちがう人の香水の匂いが
鼻にまだ残っている
僕が貴方を思っていることを
手渡しで渡してもいいですか?
今はまだ分からないけれど
いつかは答えが見つかると信じているよ
...
考えている空の縁が
目につくから
修行僧のようだ 奇妙な
そこの
そうだ、
正しさだけが
知らないけれど やけに
中国を生きることにロシアなのかもしれない
忘れて瞑想で死んでいくの ...
専用線の貨物列車を
雑草の生えた線路の際で見送る
ダダンダンダン
ダダンダンダン
それは思いがけぬ速さで駆けて行く
街の風景に似合わぬ
大きな図体に圧倒される
シズシズと ...
祖父は毎日欠かさずに山へ通った。
祖父の自慢の果樹園には、桃、栗、林檎などがなった。
かつては、興味津々だった孫たちも、もうカブトムシやらには無関心だったし、
毎年届く2箱の林檎には飽き飽きして ...
平日の真昼間からチューハイ片手に地元を闊歩すれば
ご近所さんの白い白い眼差しを否が応でも全身に浴びる
それでも歩いてしまうのは
世界の秘密が知りたいから
ふらふらと歩く私を叱責するものはも ...
自転車のハンドルと
お母さんの間に座る子供
かわいいだけじゃない子供
カルピスをあげたいな
百年に一度のいけにえにしたいな
僕に歯を見せずに笑う子供
心にらくがきをする子供
ゆう ...
影に追われながら月を追います
切り絵のような林の向こう
夜空の手鏡に手をのばし
まぶしさの向こうに空蝉をさがすと
指先にしがみつき
掴み取るとカサカサと砕ける
乾いた血のような残照の地平で ...
もう1人の自分を
親指で創りだし
自由に遊ばせてみる
どん底に落としたり
夢を与えたり
凡人のクセに
ありふれた毎日を嫌う
もう1人の自分が
手に入れたのは自由
遊ば ...
窓枠の内側に、かすかに、雲が映っていた
薄い生地で出来たカーテンで
僕は太陽の光を避けている
あの雲は、どれほど遠くまで行くのだろう
どんな風で?
カーテンの隙間から漏れる光は、 ...
後悔するとわかっていても
止められない思いが飛んでいく
羽を持った私の心は
あなたの元へ急ぐ
たった一度の恋だった
たった一度の温もりだった
たった一度の繋がりだった
いき急いだ ...
携帯の光に
照らされた
待ち人の
横顔のシルエット
夕暮れの
ショーウィンドゥに
行き交う
幾多の
「わたし」の時間が
明滅するネオンに
滲んでいる
一 あたし
十 だったら、指で数えて
百 コの飴玉ためてたよ
千 街角に風船飛んで
万 まんぼうっておいしいの?
億 一億円宝くじ買ってた 今日のおやつはなしだって
兆 2009年国債残高 ...
末の息子が帰った後は
母さん 堪えるらしい
寂しいらしい
悲しいらしい
飯も作らにゃあ
起きても来ない
そんなに辛かりゃあ
キャッキャ キャッキャと
喜ばなあ いいの ...
090907
兎の毛を毟る
ハゲタカのように
猫の缶詰を棚に探し
ついでにカップ麺を購う
今日の作業は防水シートを
校庭に拡げ
...
ひとりのおおかしぎが
海を渡ってきたのを
見ましたか?
それはどんなふうだったでしょうか
せなかを丸めて
いつものように
口もきかずに
それでいてたくさんのことを
瞳で語り
そん ...
暗い茂み
あんぐりあいた夜の口
静かに入れば夜の国へとつながっている
夜の国はほんとうの国
隠していたことがはだける
恋人たちは夜の前に身体をさらけ出し
闇の色に溶ける
寂しい者 ...
散りてなほ 濃き紫の 野牡丹に
風秋なりと 歌ひたれども
※「紫」は野牡丹の花の色と「紫の縁」をかけたつもり。(笑)
紫の縁(ゆか ...
目を覚ました時には
世界は満ちていた
あなたのあいが溢れだして流れ出して
私は土にしがみついていた
あいの量を覚えてあなたは
それを注いだ 朝に夜に
私は垣根をめぐりながら咲き方を考え ...
悲しい音は置いてゆこう
きっと二人で歩めるから
君が痛みの壁にぶつかって
泣きたい夜がきたなら
私が傍に居るから大丈夫
樹木の葉が茂る季節も
大地が白く塗られる季節も
私は傍に居 ...
ゆっくり
ゆっくりと君に針を刺しました
その穴から私の偏愛を注ぎ込みたくて
剥製になった君へ
慟哭と共に御手紙を書きました
決して振り向く事のなかった二人
それを真実と信じて疑わ ...
あかん。
あかんあかん、
あかんかんかんかんかん
わたしはもう現実を直視できません
このままではだめになるので
なんでもいいので
ぶちこんでください
でき ...
夜の揺らぎの隙間を埋めるように
単調な音楽が鳴り響く
傷ついたレコード盤
あ行の旋律
は行の音階
誰にも聞こえていない
誰も聞いていない
真昼の顔を脱ぎ棄て
裸の肉体を擦り合う ...
きみをのせているシートは
みどりいろの
初夏が青々として
もしくは はんとうめいの
生はるまき
包むライスペーパーのよう
じかんのベルトコンベア
同じむきにしか
すすまないけど ...
{引用=
星空から
あなたは振り返る
貴女はふりかえる
ともしびに重なる微笑み
細い指先
星座へと続く階梯は
途絶えたまま
この小雨のように ...
各々が異界へと行く書を携えて
書を取ると旅始まるだろう 今 ここで
長い夢の中で 秋分を迎える
シルクのパジャマ着て 木星周回軌道へ
重力を打ち消すような秋の陽 ...
ハタチとか
もっと先だと思ってた
どうしよさらばティーンエイジ
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
キリスト
ゆりあ
自由詩
4*
09/9/8 3:51
白子式
サトタロ
自由詩
0*
09/9/8 3:37
年下
練
短歌
6
09/9/8 3:32
日没に瞬きをしないアンドロイド
相馬四弦
自由詩
2*
09/9/8 1:30
出ることのない街
こめ
自由詩
9
09/9/8 0:16
解き放つ、石を
番田
自由詩
1
09/9/8 0:00
北王子線躍動
kauzak
自由詩
9*
09/9/7 23:41
酔歌
ブライアン
自由詩
1*
09/9/7 23:39
ハタチ女の憂鬱
ゆるこ
自由詩
8*
09/9/7 23:25
夕方交差点
昼寝ヒルズ
自由詩
7
09/9/7 23:12
Mtume Venus
たりぽん(大...
自由詩
5*
09/9/7 22:30
理由
海 猫
自由詩
2
09/9/7 22:15
白、ガラスの碧
ブロッコリー...
自由詩
2
09/9/7 22:04
はね
りんりん
自由詩
2
09/9/7 22:00
ネオン
フクスケ
自由詩
1
09/9/7 21:58
堆積する言葉
リーフレイン
自由詩
1
09/9/7 21:41
母さんの嘆き
青い風
自由詩
5*
09/9/7 20:27
The Coo Coo Bird
あおば
自由詩
3*
09/9/7 20:27
ひとりの・・・
ふるる
自由詩
6*
09/9/7 20:00
夜
曠野
自由詩
2
09/9/7 19:57
紫(ゆかり)の花
朱雀
短歌
1*
09/9/7 19:12
藍色——朝顔
照留 セレン
自由詩
1*
09/9/7 18:52
二人
漣 風華
自由詩
1
09/9/7 18:20
剥製になった君へ
〃
自由詩
1
09/9/7 18:19
ヴァジュラエッジ
udegeu...
自由詩
2
09/9/7 18:10
落下
乱太郎
自由詩
8
09/9/7 18:03
9月の時間
唐草フウ
自由詩
3*
09/9/7 17:44
夜の頁
まどろむ海月
自由詩
3*
09/9/7 17:06
雑詠10句
アハウ
俳句
4*
09/9/7 16:23
時の流れはきら星のよう
つゆ
短歌
2*
09/9/7 15:38
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
4298
5.5sec.