静かにひっそりと歌う歌があるのなら
私は
明るく大胆に歌いたい

涙を流しながら悲しく歌う歌があるのなら
私は
涙を流しながらも楽しく歌いたい




どうせならたった一 ...
引く波に 吸いこまれては 遠ざかり 二度と還らぬ 十月の海


あてなくて 青に染まりし {ルビ我=わ}は一人 この灰の街 よるべはありや


去る今日と 明日の隙間を 彷徨いて  ...
酒で意識が蕩けていく瞬間
わたしが何を想うかは知らない(誰も知らない)
男友達の顎の下の陰であったり
女友達の腕の白さであったり
簡単には片付かない酔うままの気分で
わたしはよるをはかりもし ...
迷い暮らせど世界は回る
明日に狂うぐらいなら
せめて今日は酒と踊ろう
孤独でもないのに

孤独のふりをして

俺いまカフェで暖められています


○○さん、裏切られましたね、あいつら○○さんに、感謝ってないんですかね、

そんなんないやろ、でも、裏切ら ...
おこってほしいの
ねぇはやく
わたしのぜーんぶひていしちゃって
しかって よ
かんぺきななにかをもとめすぎてるあなたに
おこられたい の
それからあたまをなでて(いいこいいこ)
いますぐ ...
陶器製のビアタンブラー
の中でコークの泡が弾けている

チリリリリ
チリリリリリ

なんて機械的な
なんて人工的な

音だろう

飲み干しながら
いつもより覚醒を
強く感じて ...
照れてることを
見破られないよう
ちょうどいい角度に
傾いてみたんだ

海の色は夕日の色

僕の色は夕日の顔
無人の霊園に吹き抜ける
夕暮れの風を頬に受けて  
墓石の下に隠れた祖母に 
両手を、合わせる。  

背後を振り返り 
見渡す故郷の山々に 
あの頃よりも増えた家々は埋もれ ...
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。


わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ...
夕立/突然の豪雨と雷鳴が轟いた
それは子宮の中で聴いた母の心音のような気がした
時折、去来する淋しさは冥府からの呼び声に思え
無言で空を見上げると、大きな穴が開いていた

依りかかって生きて ...
網膜に張り付いた被写体
デスマスクの張り付いた円柱


トーテムポールを羨んだ少年
コールタールで造られた
円形の劇場で
自分のデスマスクをバックボーンにして


木の実をもいで ...
MONOの消し滓で練り消しを作る
丸める
こねくり回す
戯れではなく、割と本気で作る
爆弾になれば良いと念じながら


場面転換
奥歯
アナーキーな典型的虫歯菌が歯に穴を開けている
...
LIVE is my LIFE, LIVE of LIFE...

俺って 俺って ビッグマウス
何するにせよ 結果なんて
残せないから 面倒臭くて
何もする気がしねえ…
でも 世の中が  ...
夢を抱いて走った毎日が
いつしか擦れて汚れてしまった
アルバムには切り取られた思い出
指垢の付着した写真は真実を何も映していない

夢を抱いて走った毎日は
いったい何処へ消えてしまった
...
広葉樹に秋陽 輝き濡れている


世 離れて 遠くから持って帰る


空想に空想 重ねる秋日和


富士山の裾 色めき撫で肩だ


富士おんな山なれば火口に欲情す


己 ...
僕らは
らしんばんも持たず
はかなさを胸に抱いた
静寂の虚ろ子
からまわる螺旋
にじんでぼやけて
消えてしまいそうな鳳仙花 ああ
えがおは歪んでしまう
てがみは見つかり ...
泣いているの?
きみが破り捨てた祈りが
わたしの掌にうずくまって
ぽろぽろと涙を溢している

こっちにおいで
抱き締めてあげる
温かい体温で
全てをのみこんであげよう

子供の頃見 ...
君が運転席に座っているのをぼーっと見ているのが好きだ
車を走らせる君の
いつもより真面目な横顔が
いつもよりカッコイイ
なんてそんなことを思っている

窓の外の景色がするすると流れ ...
つまらない同情で
一歩踏み出すきっかけ
失ったままぼくは
ここに突っ立ったままだ

本当は勇気がなくて
動けなかったことを
何かのせいにして
えらそぶってみて

空に雲がひとつもな ...
道の端(はし)にいる僕の上を
季節が素通りし、
時間が頭上を通り過ぎる

そんな僕が立ち止まると
道の反対側には君がいる。
こちら側には僕がいて
反対側には君がいる。

僕の代りに反 ...
しとしと

ぽつぽつ

ざーざー

もう少し強くなったら

久しぶりに降られてみるのもいいかも

傘なんか、いらない

洗い流してほしいとも言わない

ただ 体に染みいるよ ...
白んだ月が、ビルの谷間にぼんやりと浮かんでいて、僕の想いも白けてしまったなと行くあてのない感慨を持て余してしまう。一度も君を抱きしめられなかった思い出を、缶コーヒーとセブンスターで追悼して、また歩き出 ... 空に伸びる
まっすぐに、高く刺しつらぬくように
あんたのとがった先で、身動きをやめた
その瞼を閉じたすがたが追うのは
玲瓏なさやかな風、そして
ささやく色づき始めた秋の街
ザワと色をな ...
夕焼けに染まる溜息と
ただ、虚しく哀しく伸びる影
汗を滲ませて夢を見ていた
狂い出す寸前のような空

踊る姿を霞んだ夢のような光で
届きはしない
だから全ては美しいまま消えていける

...
小さなことを愛せたら

小さなものを愛せたら

もっと世界はきれいに廻るだろうか


いや、



大きなものも

小さなものも

ほんとは天秤にかけたらつりあってし ...
わたしたちの氷は寒いところでは{ルビ鉄=くろがね}となり、暑いところでは樹木となった。すんと
も言わないがらくたのような意志を、迷い込んだ空洞にひとつずつ、植樹していった。
幹のいちばん深いと ...
実行せよ、見栄だしぬいて浮上して{ルビ拱=こまぬ}くあまた目にも留めずに 


 (ともだちをよんでくるならあさってに きょうの花弁はしおれているから)


お砂糖にカンフル 聖水 生 ...
空の意図を
誤って手に入れた

微動せず色を織る
超えるとはそういうことか

静心なく

手繰って往けば
いつかは千切れるだろう

ああ、試すでもなく
ああ、赦すでもなく

...
花屋の店先で
鉢植えのコスモス
どっさり、こんもり寄り添いあって
何をか囁き交わしてる

耳を澄ませてみたところ
コスモスたちこう申しております
サインコスコスサイン
サインコスコスサ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
うたとわ自由詩409/9/17 23:12
小林 柳短歌1*09/9/17 23:05
酔えもせずあぐり自由詩5*09/9/17 22:31
世界は回る電子ノ猫人自由詩009/9/17 22:21
孤独のカフェ吉岡ペペロ自由詩709/9/17 22:07
おこられたいの。あぐり自由詩4*09/9/17 22:05
金属質の泡kauzak自由詩6*09/9/17 21:43
夕日の色宣隆携帯写真+...109/9/17 21:04
夕闇の暮れる、その前に ー祖母の墓前にてー 服部 剛自由詩6*09/9/17 20:22
うずく、まる。夏嶋 真子自由詩4909/9/17 18:49
あいまいな秋の地平線within自由詩11*09/9/17 18:39
封印作品ゴースト(無...自由詩1*09/9/17 18:20
爆弾自由詩1*09/9/17 18:20
ビッグマウスTASKE自由詩209/9/17 17:39
うみつき相羽 柚希自由詩2*09/9/17 17:08
雑詠8句アハウ俳句3*09/9/17 16:39
遺伝子相田 九龍自由詩2*09/9/17 15:47
掌にミツバチ自由詩7*09/9/17 14:02
地平線は空に融けて僕は君との旅路を想うまさたか自由詩209/9/17 13:02
いっぽ水中原動機自由詩109/9/17 12:49
道の端……とある蛙自由詩11*09/9/17 10:08
あまあし葛西曹達自由詩009/9/17 9:53
夕日坂灯兎散文(批評...109/9/17 7:16
street girl/教会風景月乃助自由詩5*09/9/17 3:03
発狂を願って智鶴自由詩209/9/17 2:57
不器用に、廻る森未自由詩3*09/9/17 2:52
ogawa ...自由詩209/9/17 2:27
DISTRIBUTION短歌009/9/17 2:24
ソラノイトくろね自由詩2*09/9/17 2:00
傀儡使い師たち/あのね、コスモス、もしもし、コスモス?海里自由詩409/9/17 0:47

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加筆訂正:
お月見の夜 /服部 剛[09/9/17 8:54]
5連目を書き直しました。 
/ogawa hana[09/9/17 2:28]
2009.1.29のものを再掲しました
DISTRIBUTION/ogawa hana[09/9/17 2:25]
2007.11.15のものを再掲しました
5.66sec.