重たく静かな黒松の壁
その右隣
荒れた土地には白い蔵がひとつ
町はだいぶ朽ちたが
彼はしぶとい
ビードロはヤニの味がするだろう
シャワーのような換気扇の音は
たとえばトラックや軽自動 ...
納豆御飯食べ MTV英語歌
細る月 照らし出された虫の息
リビドーの濁水に咲かす大輪の明度
衝撃の壁あるごとく気温上昇
桜の古木 匂い立つ秋日
樹木に ...
帰る場所を
見失ったのです
後悔を口にするのは
容易い
でも
君が帰って来る
訳でもないし
元の幸せな日々に
戻る訳でもない
いつまでも
本音を言えず逃げる私に
素直な
...
蝶には手が届かない。
血と涙はたくさん出る。
体と心が成長するにつれて蝕まれていった。
世界はモノクロームで鮮やかに見えるのは愛するものだけ。
愛しいものだけ。
機械的人 ...
私の季節は、かわいいかわいいカメレオンが飲み込んでしまったの。
だから、夜のとばりも知らないし、梟の鳴き声も知らないの。
知らない知らない、わからないの、ね。
だからあなたがどこの季節 ...
並んでる人がいたりメディアに載っているってだけでその店を美味しいって言っちゃうような人が多過ぎる気がするなあ。
1Q84読了。
沢山売れているそうだが読んだ人達の感想はどのような感じなのだ ...
力のかぎり追いかけるのは、
自分の力をしんじているかのように
止まることをも知らず
一点に集中した想いのはてなのです
おしもどす秋の風に
それが、遠くにあることなど知らずに
駆け抜ける ...
たったさっき、帰り道で「軍隊って別に戦争をやりたいわけではない」ということに気づきました。
『戦争論』では戦争は政治のためにすると書かれているし、『孫子』にも百回勝つものは必ず滅び、一勝する人が天下 ...
小学校と家との間
決められた道順が忌まわしくて
通学路の距離は
私の家がクラスで一番長かった
私の通学路は、
ひとりぼっちの道が長い
道のりは木陰が多く薄暗い
ざわざわ揺れる ...
止まっている扇風機が一人でいる
風が誘って 空は胸 はだけて
常緑の葉を噛んで 木の指 愛撫
少なくとも少し前の
デジタルの世界では
僕が総てだったんだ
体の一部取り外せば
大にも無にもなれた
時は流れ世代は移り
残り九つの仲間達も
独り立ちしていった
花咲く路
朝 集り
妻と二人で参加して
地図を渡され
土曜日の伝道
秋の日の、花咲く路
家々の門辺に
数多の花
一つ一つ,、愛でつつ歩む
人に会えば
笑顔になり
花 ...
悠久の言の葉の邂逅の中
無限は収束する
君に幾つ与え
君に幾つ与えられただろうか
君を幾つ知り
君は幾つ知っただろうか
矛盾が行き交わす
混沌の街で
いつしか君と出逢い ...
言葉が虚しく
星に意味は無く
すべての星は
海に墜落した
月が動かした
振りをした水面と足元を
見下ろした
首が落ちた
海に沈み
海が沈み
感覚が消え
体が消え
時 ...
倦み果てた。何もかも倦み果てた。来ぬものか、陶酔のその時は。
にび色のアスファルトに映える月は虚像であった。
この世は、私には、紙を貼らない銀色フレームに感じられた。
未完成なのではないか? ...
業務用空調機は吹き出し口から花々を吐き出した。少し湿っている。
背広を抱えた中年や、帽子を被り小さい手を引いた主婦に、
鞄を襷掛けにした学生や、カートを引くお婆さんに、降りかかっていった。
熱い ...
光を波を人間を愛を闇を天使を悪魔を官能を絶望を希望を
もう全部どうでもいいよ
あの子は先輩と寝てる
テニスで鍛えた引き締まった先輩の腕の中で
きょうは飲んで
一日中不機嫌、上の空、諦 ...
わかってるよ
君たちにとって私がどれだけ取るに足らない存在かは
その存在すら危ういことも
君がどれだけある人間の女の子をすきかとかも
十分お喋りしてくれたし
私を傷つけるのが目的かと思うくらいよシスタ ...
「痛い。」
「え、ごめん痛かった?」
「うん、でももっと痛くしていいよ。」
みんな知らない
私がこんなにも死にたいということを
みんな知らない
私がこんなにも彼女が好きだという ...
新婦は足を滑らせて既に三度転び
そのたびに父親は表情を曇らせた
光輪を背負った神父は
両腕を広げ天を仰いでいた
その口から止めどなく白子が出続けていた
ヴァージンロードは白子の滝となっており ...
黒目がち腕はまっすぐ一六三センチの背で天使もどき
ヘルメット転がりやすい日に暗示もえるこころはもえつきるもの
満月を伸縮させる術を知る女子大生の手まだらもよう
「遠いってダレコーてい ...
機械のひと
超高層ビルの屋上で
タンポポの綿毛を吹いている
いのち
夕焼けに熔かされてゆく
この星の肌を流れてゆく
抱き寄せたものの輪郭も不確かな
暗い夜に聞 ...
すれちがう人の香水の匂いが
鼻にまだ残っている
僕が貴方を思っていることを
手渡しで渡してもいいですか?
今はまだ分からないけれど
いつかは答えが見つかると信じているよ
...
考えている空の縁が
目につくから
修行僧のようだ 奇妙な
そこの
そうだ、
正しさだけが
知らないけれど やけに
中国を生きることにロシアなのかもしれない
忘れて瞑想で死んでいくの ...
専用線の貨物列車を
雑草の生えた線路の際で見送る
ダダンダンダン
ダダンダンダン
それは思いがけぬ速さで駆けて行く
街の風景に似合わぬ
大きな図体に圧倒される
シズシズと ...
祖父は毎日欠かさずに山へ通った。
祖父の自慢の果樹園には、桃、栗、林檎などがなった。
かつては、興味津々だった孫たちも、もうカブトムシやらには無関心だったし、
毎年届く2箱の林檎には飽き飽きして ...
平日の真昼間からチューハイ片手に地元を闊歩すれば
ご近所さんの白い白い眼差しを否が応でも全身に浴びる
それでも歩いてしまうのは
世界の秘密が知りたいから
ふらふらと歩く私を叱責するものはも ...
自転車のハンドルと
お母さんの間に座る子供
かわいいだけじゃない子供
カルピスをあげたいな
百年に一度のいけにえにしたいな
僕に歯を見せずに笑う子供
心にらくがきをする子供
ゆう ...
影に追われながら月を追います
切り絵のような林の向こう
夜空の手鏡に手をのばし
まぶしさの向こうに空蝉をさがすと
指先にしがみつき
掴み取るとカサカサと砕ける
乾いた血のような残照の地平で ...
もう1人の自分を
親指で創りだし
自由に遊ばせてみる
どん底に落としたり
夢を与えたり
凡人のクセに
ありふれた毎日を嫌う
もう1人の自分が
手に入れたのは自由
遊ば ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ビニール傘
しべ
自由詩
3
09/9/8 16:14
雑詠6句
アハウ
俳句
3*
09/9/8 16:12
前を向いて
ミツバチ
自由詩
9*
09/9/8 14:50
蚊が寄り付く
アサギ
自由詩
0
09/9/8 14:42
隠れちゃった、ね。カメレオン
点子
自由詩
1
09/9/8 14:22
Tuesday Anymore
BOOKEN...
散文(批評...
4*
09/9/8 13:54
スタジアムの夢
月乃助
自由詩
7*
09/9/8 13:46
人間は平和を築く石畳だって言われる。平和という言葉は戦争より ...
イダヅカマコ...
散文(批評...
1
09/9/8 12:33
通学路
百瀬朝子
自由詩
4*
09/9/8 12:03
エロチック!
アハウ
俳句
3*
09/9/8 11:05
えいと衰退
邦秋
自由詩
0*
09/9/8 10:12
花咲く路
生田 稔
自由詩
2
09/9/8 8:07
虹の彼方に
漣 風華
自由詩
1
09/9/8 6:14
Φ
zihan
自由詩
1*
09/9/8 6:01
D.I.Y.主義
ゼロスケ
自由詩
1
09/9/8 5:08
熱病に冒された
〃
自由詩
1
09/9/8 4:55
ピストル
ゆりあ
自由詩
2*
09/9/8 3:59
君は悪魔の様
〃
自由詩
1+
09/9/8 3:55
キリスト
〃
自由詩
4*
09/9/8 3:51
白子式
サトタロ
自由詩
0*
09/9/8 3:37
年下
練
短歌
6
09/9/8 3:32
日没に瞬きをしないアンドロイド
相馬四弦
自由詩
2*
09/9/8 1:30
出ることのない街
こめ
自由詩
9
09/9/8 0:16
解き放つ、石を
番田
自由詩
1
09/9/8 0:00
北王子線躍動
kauzak
自由詩
9*
09/9/7 23:41
酔歌
ブライアン
自由詩
1*
09/9/7 23:39
ハタチ女の憂鬱
ゆるこ
自由詩
8*
09/9/7 23:25
夕方交差点
昼寝ヒルズ
自由詩
7
09/9/7 23:12
Mtume Venus
たりぽん(大...
自由詩
5*
09/9/7 22:30
理由
海 猫
自由詩
2
09/9/7 22:15
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
5.2sec.