空に羽が生えた
あんなに自由に見える空さえ
どこかへ飛び立ちたいのか
わたしはそして
根を張るように
ここを離れられない
待っていれば掴める何かを
振り切って
後ろも顧みず
淡い夢から
目覚めたくはないのに
誰かが僕の
夢の糸を切る
僕らはまた
心を壊しながら
いつか見た夢のように
凍えて
...
息苦しい体
ただ空気を吸い込んでは 吐き出す 死ぬまで
煙を吸い込んでは 吐き出す また 変わらない
感覚や閃きは 箱の中で生まれる物なのかも知れない
眠気のせいな ...
剥き出しになった電線に
切り刻まれた夕日から
滲み出すオレンジ色の血潮
一夜にして枝葉を落とされ
無念の拳を空へ突き上げる
街路樹の黒い影
夢見るように
朽ち果てていくことさ ...
物言わぬ足が私を見つめている
それは君の足だ 君が歩きつかれて
私の目の前に四肢を横たえて眠る足先
見るともなく触るともなく触れて
その足裏が少しいびつなのに気づく
君ハソウダッタノカ
...
その響きと
余韻しか知らない街で
親しく投げ交わされ
胸にぶつかっては
つぶれて香るトマト
ことこと煮詰めたソースは
ちょっとどころか
すごく甘くて
ふわふわした湯気のなかで
舌がト ...
使えない奴、否、不愉快な奴
そういう奴こそ使えばいいのだ
世の中きれいごとではない
きれい、から出発して
きたない、こころに足をとられるくらいなら
乱暴な、こころから出発 ...
方向をみうしなった鳥が落ちる屋根の上に
座っていました体育座りで
ころころとまわりながら屋根を落ちていく二つの塊り
この言葉は、「人生」が何を差すかで意味が大きく変わる。
この先の「未来」の人生を諦めてしまうのならば、
その生き方はある意味生きることの放棄であり、愚の骨頂である。
...
死を思う
自然のゲームの終わり
同時に私の終わり
私は負けたのか
それとも勝利して
死を思う
人間のほんとんどの行動は
なんてことはない
猿と同じ程度だ
私はこの猿の ...
泥のついた野菜をあらう
専用のちいさなタワシで
指や手がちくちく もやもやするけど
やさしく洗ってあげると
ぬくもりが伝わる
それを
シンプルに料理する
野菜本来の甘さが ...
僕の国が返り討ちにしていた
ああ 誰もいない部屋から 溢れていく
人たちとして その声を
練習した 暗い国の言葉に
違う文化ではない僕は 夜のどこか彼方の
それにめがけて 向かって投 ...
疲れたとか
足りないとか
諦めとか
虚しさとか
全部混ぜ込んだら真っ黒になる
そんな絵の具はパレットの上
打ち込む度に淋しく光るキーは
言葉とかマンションに閉じ込めとけ
甘いほどに墜ちて行け ...
さよなら
新たなる
人生に
向かって
旅立つ
新しい
未来へと
出発していく
君が
いたことを
何時までも
忘れない
君と
であったこと
決して
忘れない
...
僕らは
大地から生まれ
大地へと還る
ただ それだけの事
そして その短い間に
何を想い 何を感じ
何を願い 何をするか
それが 「生きる」というモノなのだろう ...
躓いて派手に転んだ
だったら走れ 走るんだ!
痛みに泣いて
石を恨んでないで
誰か応援してるか?
いいや
僕のファンは僕だけだ
力を出し惜しみしたところで
...
不安も嘘も
見透かされているけど
気づかぬふりして
やり過ごす
今を
共有するのが
目的だから
バアチャンのアパートの四畳半
三面鏡と仏壇を閉じて
チーンだけはいちお ...
ふと君と出会ったので
なにを思ったのか
結婚する気になってしまい
程なくして言葉に出してしまい
ふと言葉に出してしまったため
なにを思ったのか
結婚することが現実的に思え
程なくして ...
カラカラ…
何かが音をたてて崩れてく
その音は 限界を告げる音
カラカラ…
少しずつ 少しずつ崩れてく
その音は 終わりを告げる音
そして
僕は全てを失う
僕は コワレ ...
水から生まれて
山を下りる
乾いた里の
空を横切り
そうだ 燃えてしまおう
薄い翅をももいろに染め上げて
細い緋のからだで
泣く声など無いから
黄昏時、父に手を引かれて
よく見に行った客車区
そこには、旅立ちの準備に忙しい
夜行列車の群れがひしめき合っていた
ベッドメーキングのシーツとカーテン
灯の点った食堂車、純白のテーブルク ...
生まれてきて
生きているのだが
じぶんの心が動き出した瞬間
初めて思い出を作ったときのことを知らない
細胞を分かつ痛みを
形成途中にあった脳は覚えているのだろうか
意識はいつ生 ...
見ろよ美しい男根が空と交合する
引き戸がガラガラと開かれて夜明け
小鳥らのさえずりは太陽を回る掟
肉欲に囚われ 雨しゃぶる
流れ星を見た
知らせなきゃっ
<あっ>
テストでいい点とった
誉めてもらおうっ
<あっ>
ふんわりワンピースを衝動買い
気に入るかなっ
&l ...
自分のキモチに素直になる
あなたのことがすき
すきに理由はない
あのとき
ふってきたキモチ
もう忘れかけていた
すき
素直にすきといえる
あたしもすき
どうか
...
リビング・ルームのテーブルには、油まみれの四角いカード・ボードに、ピザが二かけらだけ残り、もう白いチーズを固くしいびつな三角を見せていた。
Hiromiはウォーフでの母親の話を聞くと、そんなこと ...
最近私、やつれたみたいなの。
とうとう私は死を意識せずにはいられなかったのです。
このまま痩せほそって骨と皮だけになったら
お空も飛べるような気さえしてきます。
その辺のゴミと一緒にな ...
仕掛け部屋の様に四方が迫ってくる感覚
どうしようかめんどくさいな
気持ちのない言葉に浮かれて男は女を呼び捨てにする
まるで決まっていたかのように当然と部屋に居る
女の部屋に私物を置 ...
昼間の明るさを好まないあなたと
夜の道を歩く
寒いねと差し出す珈琲の缶より
つなぐ指からあなたの温もり
あなたはグレーのマフラーがよく似合う
そうやって顔をうずめて
表情を ...
象なら撫でてもいいのです
像をなでてはいけません
「見るなのヴィーナス」を見つめてはいけません
「考えない人」を見て考え込んではいけません
秋は渡りの季節ですから
マンモスたちが渡ってき ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自由へ
近衛天涯
携帯写真+...
2
09/10/25 18:38
泡沫
〃
自由詩
1
09/10/25 18:23
呼吸
美音子
自由詩
1
09/10/25 18:19
夕暮れ
nonya
自由詩
10*
09/10/25 18:03
語る足先
朧月
自由詩
2
09/10/25 17:27
(パレルモ)明るい方へ
キキ
自由詩
13
09/10/25 16:52
曇り空の哲学
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/10/25 15:44
鳥
佐藤伊織
自由詩
3
09/10/25 14:50
人生諦めが肝心
飛べない豚
散文(批評...
2
09/10/25 14:49
死と猿
佐藤伊織
自由詩
0
09/10/25 14:39
泥つき野菜
森の猫
自由詩
3*
09/10/25 13:53
あるユダヤ人の部屋から
番田
自由詩
1
09/10/25 13:45
中毒
黒乃 桜
携帯写真+...
1
09/10/25 12:12
さよなら
そよ風さん
自由詩
4*
09/10/25 11:10
‐生きる‐
‐弘‐
自由詩
4
09/10/25 11:02
hurl myself
marica...
自由詩
0*
09/10/25 10:34
放課後シャーマニズム
よーかん
自由詩
1
09/10/25 10:19
情歌(ジョーカー)ー中二階の六畳間ー
……とある蛙
自由詩
26*
09/10/25 10:03
コワレモノ
月影 悠綺
自由詩
1
09/10/25 9:02
秋茜
照留 セレン
自由詩
1*
09/10/25 8:50
客車区
西天 龍
自由詩
5*
09/10/25 8:46
脳 know no
照留 セレン
自由詩
1*
09/10/25 8:36
雨を見ろよ
アハウ
俳句
2*
09/10/25 8:33
to tell
cass
自由詩
2
09/10/25 3:57
素直に
森の猫
自由詩
3*
09/10/25 3:38
「波の声をきいて」(8)
月乃助
散文(批評...
3*
09/10/25 2:48
昨日のこと
雲泥
自由詩
0
09/10/25 2:30
女へ
カチキ
自由詩
0
09/10/25 2:06
白い吐息
三毛
自由詩
6
09/10/25 1:19
オクトパス・ガーデニング/群盲 像を撫でる
海里
自由詩
1
09/10/25 0:42
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
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4267
4268
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4270
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4272
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4283
4284
4285
4286
4287
8.38sec.