81.
太陽の真実を
月が省察している
82.
会議室のホワイトボードに掲げた
サハラ砂漠のレントゲン写真
言葉は保冷剤ほどの値打ちもない
...
狩野川台風で橋が落ちたために
駅からタクシーで大まわりして
修善寺温泉街にはいった
九歳のぼくは父と母に連れられて
和風の大きな旅館にはいる
玄関をあがるとすぐに大きな池がある
池の周 ...
なぜ 走るのだろう
肉体は悲鳴を上げ
精神は潰れかけていながら
なぜ 休むことなく
前に進むのだろう
スタート地点の仲間は
もう 傍にはいない
友の励ましも
家族の祈りも
...
交差点に来た
私を中心に
たくさんの人が行き交う
たくさんの人が
入れ替わり 立ち替わり
私に笑顔を向けてくれる
私もそれに応える
(誰も 私の
本当の顔は 知らない)
...
前を向け
足を上げろ
走り出せ
強要される俺
うずくまり
何かを待ってる俺
首根っこを捕まれて
無理矢理立たされる俺
前に進むことだけを
命令される俺
...
深夜 ライブの帰り
ぼーっと ゆらめく半月に
見上げ つぶやく
飲み会で ふわふわした
足取りで着いた
駅のエスカレーターの下
料理がしたくなくて
焼酎の炭酸割りを 口にふくん ...
境界を分かつ分厚い朝の4時
ずっと後回しにしてた、
ほつれかけてた
コートのボタンを付け直した。
ずっと前から、
ずっと会いたくて、
ずっと会えなかったあの人に、
ずっと言えなかった「ごめんなさい」と
ずっと言 ...
男と女のことを白昼の往来に叫ぶのはよそう
ほらあんなにも冷たい視線が僕に向けられて
それだけでまた少し勃起角が上向きになって
巡査と巡査部長が早歩きにこちらへ来るから
男と女のことを白昼の往来 ...
ひどいブスにこの粗末な肉体を捧げて
十二月三十四日の僕は肉の海に沈む
ラムやマトンで身の回りがいっぱいだ
肌と肉のふれあいに心は荒ぶいっぽうだ
やっぱりこんな儀式をするんじゃなかった
何の意 ...
偽の甲子園優勝投手と一緒に
水族館に行って帰ってきたんだ
何にも面白いことなんかなかったさ
ただ男ふたりで汗臭いだけなのに
なんでそういう事したんだろうね
なんで僕は今もまだ生きてるんだろう ...
ブラジルはサッカーの強豪そうなのか
自制的生き方の否定若かった
何もない日の世界ゆく死んでいる
何もないナイチンゲール光
何もないその内部へと私は出かけ ...
胃に優しいとか
目に優しいとか
肌に優しいとか
地球に優しいとか
特定部位には優しいのに
わたしには 誰も 何も 優しくしてはくれなくて
バファリンの半分は優しさでできていますとか
お金 ...
最近、ライト・ヴァースや大野 新という詩人に興味があり、調べたりしたのですが、本が図書館にあまりないので、その二つの言葉でひっかかった天野 忠の詩集を借りました。
ところで、ライト・ヴァースって ...
無数の魂が
空へと昇って行くのが見えた
今日もいくつもの命の灯が
そっと消され
帰るべき場所へと帰っていく
そして同時に
無数の魂が
空から舞い降りてくる ...
僕の心のどこかに
ぽっかりと穴が開いたままになっていて
それはまるでブラックホールみたいに
さまざまなものを吸い込んで
闇に消し去ってしまうみたいで
だからなんだか
...
諦めているのは
おまえだけだぜ
俺はまだまだ
燃えたりないんだ
だって全然
ダメじゃない
なんて言うなよ
これでも
俺は発火寸前なんだ
枯れ木に
火をつけてくれ
枯れ木に ...
スキナーボックスという
単語を明日までに覚える
誰からも好かれないし誰も好きじゃない
好きじゃない
すきじゃない
すき ない
すき な
スキナーボックス
塩は立方体だと知らず
...
人の善し悪しってのは
すぐに「キライ」って言う
そんな単純なことじゃ
わかんないんだよ
自分に都合のいい人が
いい人じゃないんだよ
親や友達じゃないから
そんな無責任なこと
平気で言え ...
印欧祖語は滅亡済みです
子々孫々のそれはこれからですが
船という言葉を持ち
どこか大きな湖か川か
とにかく海ではない水のほとりから
雪という言葉を持ち
白いものが舞う中を、覆う大地 ...
光を切り裂いたカーテンの色は青く
寝癖はやっかい、目が腫れぼったい
母親が漕ぐ自転車の後ろにしがみつく派手なズボンの幼稚園児が
男の子なのか女の子なのか判別できない
それを何気なく追い越してみ ...
カワイー
の
長音符をつまんで
口に運ぶ
ツルルン
の
艶っぽい弾力に
歯を立てる
ジュワン
の
甘酸っぱい歓声が
舌を震わす
オイシイ。
の
ふくよかな句点を
唇をすぼめて
吹き飛ばす
...
夕日に抱かれて思い出す
子供の頃に一人で遠くまで行ったことを
夕日に焼かれて強く思う
今の僕は随分遠くまで来てしまったことを
はやく留守電になれよ
追いすがるような絵になってしまうじゃないか
用件さえとどけばいいんだよ
夜のカラスがちぎれて言った
留守電までの時間6秒ぐらいにしろよ
天気予報を鵜呑みにしたら、雨に濡れていた
流したいことなんてなかったはずなのに
晴れの日、雨の日、
あたたかさ、つめたさ、
よろこび、かなしみ、
次から次へと降りつも ...
百年目の風船が飛んでゆく
百年目の風船は一つではない
それぞれには手紙と花の種が結わえられ
それからヘリウムと
教会の創立百周年なので
天への思いが詰まっている
風船は一つだけでは ...
夜が明けきらぬうちに
息で曇ったメガネを通して
見える街灯の明かりは 屈折して
一つ一つが
完全な円形の虹のようだ。
こんな時 寝床では まだ
おそらく 多くの人がもぐったまま
それ ...
100702
地震が来るとブロック塀は崩れやすく
危険です
3段以上積むのは非常識で
人の安全を考えない自分勝手な人です
新しい標語 ...
「もえろほえろほえろほえろ」
ほーかい学会
メラメラ燃えろギガンテス
鉄
窒素
テッチッソ!!!
いいかスピードが勢いなんだ
カタツムリの速度でクシャミの初速度で一喜 ...
階段の電気が切れた
行く先の足元が照らされていない
少し、自分の足がたよりなくなる
人が光を欲しいと思うのは
どんなときだろうか
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
都市風景(81〜100)
草野春心
自由詩
1*
10/7/3 14:15
修善寺狂想
殿岡秀秋
自由詩
5
10/7/3 10:35
42.195km
結城 希
自由詩
0*
10/7/3 9:44
明日があるから
〃
自由詩
3*
10/7/3 9:13
行軍
寒雪
自由詩
0
10/7/3 8:08
な・ま・え
森の猫
自由詩
3*
10/7/3 6:38
4時
はるな
川柳
2
10/7/3 3:11
ずっと
結城 希
自由詩
0*
10/7/3 2:31
男女
セガール、ご...
自由詩
4
10/7/3 1:59
落涙
〃
自由詩
2
10/7/3 1:58
逢瀬
〃
自由詩
1
10/7/3 1:57
10言
番田
俳句
1
10/7/3 1:46
今日から決めた
池田実緒
自由詩
5
10/7/3 1:09
借りた詩集 天野 忠詩集
ふるる
散文(批評...
11*
10/7/3 0:05
喪失と再生
ヒロシ
自由詩
0
10/7/2 23:52
ブラックホール
〃
自由詩
0
10/7/2 23:48
枯れ木に火をつけて
花形新次
自由詩
1*
10/7/2 23:45
誰からも好かれないし誰も好きじゃない
a
自由詩
1
10/7/2 23:23
そんなことばっかり
蒼木りん
自由詩
3+
10/7/2 23:20
滅亡済み印欧祖語の適応放散と無効拡散
海里
自由詩
2
10/7/2 23:10
梅雨に咲く花のように
中原 那由多
自由詩
6
10/7/2 22:56
サクランボ
nonya
携帯写真+...
11*
10/7/2 22:44
夕日
うずら豆
自由詩
1
10/7/2 22:28
留守電までの時間6秒ぐらいにしろよ
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/7/2 22:13
【遅刻】創書日和「雨」 降りつもるのは、雨ではなく
逢坂桜
自由詩
1*
10/7/2 22:07
百年目の風船
N.K.
自由詩
3*
10/7/2 22:05
朝の重量
〃
自由詩
3*
10/7/2 21:59
月にらくがき
あおば
自由詩
3*
10/7/2 21:48
圧縮詩 10〜12
しろう
自由詩
0*
10/7/2 21:22
光
くろきた
自由詩
1
10/7/2 20:45
3911
3912
3913
3914
3915
3916
3917
3918
3919
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
9.24sec.