冬の間、生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
粉糖をまぶしたケーキみたいに
頭の先からアルプスのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
中から出てきた蓋をあけ ...
カワバタくん、ランチでもどう、

同僚のイガタアヤコがシンゴを誘う
いっしょに働いて10年以上になるのに話すようになったのはこのいちねんのことだ

飲み会で子育ての話になったときなぜかシンゴ ...
まともなヒトからは説教しかされない。
まあそもそも何がマトモかなんて分からないけれど。
どちらかと言えば恐らく少数派だろうか。
まあでもオレ達みたいのが多数派の世の中じゃ心配だもんなあ。
...
沈みゆく陽の揺らぎ
それは
遠く、ただ遠く
待つことの幸せ

青いさかなの首飾り
それは
諍いのない空の果て
明日を生きる
水のこと

夜光虫の静かな灯り
ちいさく
名前を呼 ...
いまにも蝉の初啼きがするかと思う
前線にさ迷い続ける梅雨の朝
四号公園にひとかげがちらつく
ベビーカーのわだち
飼い犬のあしあとを造って

婦人同士のこえが流れて消える
あるいは買い物の ...
映写機の光に変えられて輝く
ちりぢりの埃みたいになりたい

光の中でも
闇の中でも
自ら輝くことはできず
気付かれることさえないのに

暗闇に一筋の光が射した時に
一度きり嘘のように ...
朝の
ほの暗い襟を
すべるネクタイ

今日はプレーンノット
会社と片結び

電車のドアに
ペイズリ―を挟まれて行く

50キロ先の
会社は雨
いつか金縛りにあった

凄い大きい男は

私を後ろから抱えて

ぎゅーってするんだ

全力で抵抗するんだけど動けなくて

モガクモガクモガク

君の名前を叫ぶんだけど

君 ...
ああ…幼女…
幼女…
幼女…
幼女…

幼女の全てと愛し合い
そして全ては…
愛だということを確かめ合う…


年齢差など
真なる愛の前には
何も存在しないのです…

身体 ...
青雲や青鬼灯の頸かしげ 日の丸の赤い色は


おれの鮮血?
燃えさかる太陽?
灼熱地獄?


違うな


あの色は
おれが無意味な戦いで
命を落とした時
おれのために泣いてくれる
親友の ...
涼しきが慌しくも出で行きしつまの出勤心もとなし

緑濃し文月のつまの花壇のみ今は心の支えなりけり

曇り空風がそよ吹く庭に居て妻と神とを考えにけり

犬を連れ向いの娘御散歩して三歳の頃をふ ...
 
 
おかねをかりに
まちにきたと
つまがわたしに
でんわした

こんなにてつやして
やすみなくはたらいても
まだたりないのだ

しょうひんけんをかう
そのとなりで
はしゃ ...
――これ、パン?

  ううん、それ、にぼし。

――あれ、パン?

  いや、それ、にじる。

――じゃあ、どれ、パン?

  うん、そこ、パリ。
...
見なれたいつもの道に 雨が降る
隣にいたはずの女の子は 排水溝へ流れていったようで
僕は一人で傘をさかさに持って 歩いている
溜まっていく水と すり減っていく僕と すくい上げることのできない女の ...
特別美味しいわけでもないし、
何か「健康」という文字に惹かれて
買ってしまっただけ。

飲んでみると不味くて
飲めないほどじゃないから
とりあえず、飲んでた。

しばらく飲まなかった。 ...
幸せを夢見て眠れたころは
ぬくっとした肌にふれるすべてが
ただやさしく感じられた
何だかくすぐったくて
なかなか眠れなかった
わくわくするとか
どきどきするとか
言葉にするとうすっぺらい ...
ね、ういろうさん
あんたちょっと歩くの速いよ
引っ張らないでくれる?

「お手をするかわり、おやつくださいな」

ね、ういろうさん
あんたちょっと拾い食いはやめなさい
あと、たまには吠 ...
 
 
 
【裸足の笑顔】



 瓦礫の上を裸足で歩きながら
 陽が暮れるまで食べ物を探し回っている子供たちがいた。
 今にも崩れそうなほど傾いた家屋の
 ドア代わりのカーテンか ...
じっと生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
埃のおばけみたいに
手なんかもうサボテンのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
おばけの中から一瞬わたしが出てき ...
 
 
最終バスの斜め前の席
緑色のハナムグリが一匹
青いシートにしがみついている
埠頭から乗車してきたのだろうか
もしかしたらずっと前から乗っていて
既に何往復かしているのかもしれない ...
システムは やってきた夜に触れない
尾がトンネルの中で 木琴を鳴かす

むしりとられた電源が隠れた警報
草から顔をだせない風

静かな飾り物につらく当たる
すった靴の奥
まみれた火 離 ...
 ほらっ 髪を見ろ!
 
 石立鉄夫だ パパと呼ばないでだ
 
 マイケルジャクソンのこども時代だ
 
 アンドレだ キラーカーンに足を折られた大巨人だ
 
 内藤やす子だ 何もかもボ ...
ここに至るまで

この夜を迎えるまでの

長い月日を思う




爪を見る


少し伸びはじめた爪は

同じ場所にいすぎた愚かさを

嘲笑う
ぼくは走る

とにかく走る


ママはこう言うんだ

『宿題の山』だとか

『ギリギリ虫になるな』とか

『ゲームと友達にはなったらダメよ』

とか

ダメダメ駄目だしするんだ

でもさ

どんなんだ ...
教室の窓から
白い校舎の断片がつくりものみたいにひかる
木漏れ日
彼女のくびすじにしたたる汗
蒸し暑い体育館に
むわん
と広がるみんなのにおい
時々降る雨

私はいつでもいらいらして ...
愛してる
愛していると叫んでも
デコメの返事
『アタシも!』だってw
君はクラスのマドンナで









全国ベスト4の野球部主将とマジメに交際していたからさ








...
人生嘗めてんのかって
第三のビール舐めてる奴に言われたかねえよ
ガキみたいに喚き散らして
ママにねだってみたらどうよ


最近、急に老け込んだって言われたよ
不健康だって ヘルシーなジュ ...
キャットフードや昆虫ゼリーのコーナーに
バクのエサ、タウリン強化だそうだ

獏おいで、ごはんあげる
獏おいで、何が好き?

売ってるやつじゃなくても食べるよね
生き物にエサをやるのは楽し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
埃まみれの #2瑠王自由詩5*10/7/7 16:35
海という洞窟吉岡ペペロ自由詩810/7/7 16:32
手軽にクソッタレBOOKEN...散文(批評...1*10/7/7 16:31
パピルス佐野権太自由詩7*10/7/7 13:41
血のあがき(六)信天翁自由詩1+*10/7/7 13:32
wana be靜ト自由詩110/7/7 11:41
出勤ryou自由詩010/7/7 11:13
昼寝伽茶自由詩010/7/7 11:11
学校で更新一 二自由詩110/7/7 11:06
青鬼灯 (あおほおずき)こしごえ俳句010/7/7 9:41
その「赤」色は寒雪自由詩010/7/7 8:39
悲しき文月生田 稔短歌2*10/7/7 8:09
いいわけ小川 葉自由詩110/7/7 5:55
これ、パン?ヨルノテガム自由詩110/7/7 5:02
雨の唄を聴け灯兎自由詩010/7/7 4:29
不味い茶。れもん自由詩110/7/7 2:55
スーペリアベンジャミン自由詩1*10/7/7 2:05
「ういろうさん」は犬の名前トキハ スス...自由詩11+*10/7/7 0:40
裸足の笑顔綾瀬たかし自由詩2+10/7/7 0:14
埃まみれの #1瑠王自由詩3*10/7/7 0:06
ハナムグリたもつ自由詩310/7/6 23:33
紅尾砂木自由詩2*10/7/6 23:13
スーパーパーママン花形新次自由詩010/7/6 23:12
夜、爪を見る風音携帯写真+...210/7/6 23:12
夏休み伽茶携帯写真+...4*10/7/6 22:46
かなしい17歳有村自由詩310/7/6 22:43
魂を全部賭けてTAT短歌3*10/7/6 22:39
カエサルのものはカエサル自由詩1*10/7/6 22:29
【自称】鬱病を患った僕は、今日も安易に死について考えるドクター・キ...自由詩310/7/6 22:04
雑食のバク海里自由詩210/7/6 20:41

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7.14sec.