積み上がるイメージに
おれは抗うことが出来ず
足場を崩され
やがて
立ち尽くすことしか出来なくなる
発せられたSOSは
水際で屈折して
裏返ったまま他人の元へ
...
きょうのすてきな
いちにちが
まだうまれない
あなたにもおとずれるだろう
きょうのすてきな
いちにちを
まだうまれない
あなたとわかちあいたく
なるだろう
そして ...
高層ビルのマンションが
あまく灯るころ
隣のビジネスビルには
まだ冷たい灯りが残っている
欲望と
欲望を支える人々の
コントラストの
夜景が今日もまぶしい
明け方
...
柔らかな陽射し
カーテンも開けずに
部屋でじっと
何かを待ってる
話ながら
キスしながら
ずっと
何かを待ってる
この可哀相な僕たちを
神様は見放してくれるだろうか
神様はまさか
救いの ...
{引用=さようなら
と、呟いて見送った涙
呟いた、さようなら、は
涙にむかって
そう
わたしの中でもっとも純粋な
透明な、わたしだった
抜け落ちる髪よりも
切り取る爪よりも
わたしは ...
わたしたち
とりかえしがつかない
やみのそこ
めまい、めまいめまい
したたる
やわらかなるせいめい
はいりこむ
なつかしいたいはい
てにいれようとしておもいどおりこわした
よかった
...
先をみて生きるのは
辛くて
苦しくて
やりきれなくなるから
だから
今だけをみて
前だけを見て
そんなふうに
今を生きる アタシ
...
夏痩せの
彼が気になる
ぼくもいま
土用を前に
うなだれている
朝顔が
二千円とは?
縁起もの
高いのだろうか
安いのだろうか
朝顔の
市立つ路上
ぶつけられ
そして ...
「渦を巻いてみせろよ」
しじまというよりしじみの合間に退屈が席巻する
それはまるで石鹸のように泡立って
老廃物に似た哀しみを界面活性化させても
太平洋に渦潮が巻くわけじゃな ...
硝子のセキレイ、鳴き声が届く、彼方、遥かの、
もういないあなたの鼓動、
耳の奥の回廊、すべて、ではない、
稲穂、誘い追う、昆虫たちが歌わない夏、
あふれる、記憶の洪水を押しとどめる、波、
な ...
【戦場に降り注ぐ雨】
土埃が舞い上がり、銃声と狂気の声が谺し、血を流す
こんな世界にも雨は降る。
冷たい雨粒は心を乱し、いとも容易く人を悲しませる
だ ...
音域が広がりすぎて小人出る
テルミンのように触れずに奏でられ
真昼の留守宅コップは端へ端へ
また祖母に会えそう異国の逢魔時
109スカートだけが濡れてない
...
強い日差しを避けながら
独り並木道を歩く
風のないこんな日は
鳩も暑くて一休み
一年前
夏服の君と歩いた並木道
あの日の笑顔を思い浮かべて
『サヨナラ』の切な ...
いずれ花咲く
若くて、柔い、芽が息吹く校庭で
空気をめいっぱいに吸い込んだサッカーボールに
さらに熱っぽい感情を注入する
衛生的な授業をしています。
僕らの内壁を蹴破って再生される豊かな球体 ...
貝殻のノイズに剥がれたちいさな夜に遅すぎた痒み
シーソーのように揺れるのを忘れちまったんだ悪魔
手のひらで溶かしたはずのチョコレートが剥がれ
それは耐え難い痒みなのだ、と言い聞かせようか ...
今までありがとう
その
強靭な精神力
その
強靭な肉体に
そして
垣間見える
とても脆弱なこころ
あたしは
そこに惹かれてた
いつも
自分自身を守り抜こうとする
強い意思に
でも
あた ...
『好き』を告げ
君を喰らって
午前4時
パスタ湯掻いて
お手製カルボ
震える声で もう会わないからと 背中の君が とても愛しくて
なんでも分けあっていたから 小さなアイスも 僕には多すぎる
君が残して行ったサボテンは 今でも窓辺を占領してます ...
彼女に会うのは二年ぶりになる。声優としての人気が定着し始めた当時、「シンガー」篠田美優としての再起を賭けた入魂のシングル、「Kick Off!」では初の作詞にも挑戦し、「殻を破りたい」という気持ち ...
この際、生理や物理なんて
大人のお伽は邪魔だ
畳の上に、
ヨーヨーなんかとぶん投げて置くさ。
柔らかなまま
君のおちんちんを引っぱって引っぱって
電車に乗って、新宿で乗り換えて
上野動物 ...
帰属という幻想 という言葉がどこからか耳にすべり込み
どこへ帰ればよいのか見分けがつかない
そうじゃねえ、そうじゃねえよ 昔聞いた叔父の呟き
彼岸へ逝きついたこの言葉が肋骨の一番 ...
恋は未必であるがよい
いちいち詩にはせぬがよい
俎板の上で涙のあらい
泳げよ空にコイのぼり
喉元すぎれば熱さを忘れ
こいこく
かんろに
かぶらむし
自分の恋をネタにするなら
...
試験管の中で農場が溶けた
後に残った僕らは、帰り道
アブラ菜の咲く側で
何かの小さな骨を三つ拾った
お互いにひとつずつ持ち
残りのひとつは
骨が欲しくて困っている人に
あ ...
何の事はない余剰分。
ただの。生活の外の。
底の。でれえっと暗い。
何ににもさらされない。
循環もなく。ただ濾過。
表面はそれでも微かに。
気化しより密度は高くなる。
規 ...
昨夜の雨でまだ湿っているアスファルトは
打って変わった今朝の強い日差しを吸い込み
ジーンズに包まれた足元からじわじわとあたためる
今朝は目玉焼きを二つ作った
フライパンを火にかけて卵を ...
僕のしがない手を
君への花向けだと思って受け取ってくれ
僕の干からびた足は
君への愛着だと思ってくれ
僕の垢だらけの耳は
君への差し入れだと思ってくれ
僕の乾いた眼球は
...
おんなである私がいうのも何ですが
自分には人間のおとこというものよりも
人間のおんなというもののほうが 数倍難解なのです
五里霧中なのです
おんながおとこに与えるものといったら ...
あのオッサンのことなど
永遠に忘れたいよ
だって思い出すたび
お尻がヒリヒリ痛むから
気がついた時には
すでに入れられていた
何か滑りやすいもの
つけてくれたなら
あんなに辛くはな ...
朝はすがし
ピアノがきこえる
ポンポコピーーーー
ポンポコピーーーー
ポンポコ・ポコポコ
ポンポコピー
肩にかけた布がさらりとおちていった
深夜の台所で
小皿にのった梅が
まあるく佇み
影を、伸ばしている
些細なことで取り乱す
僕とは違い
微動だに、せず
のっぺらぼうの顔で
ただ、そこに。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
陵辱
寒雪
自由詩
0
10/7/9 7:37
すてきないちにち
小川 葉
自由詩
0
10/7/9 6:04
都心
〃
自由詩
3
10/7/9 5:40
この可哀相な僕たちを
風音
携帯写真+...
1
10/7/9 2:56
「喪失」
ベンジャミン
自由詩
1*
10/7/9 2:14
真裏
杳
自由詩
0
10/7/9 0:48
今
黒猫
自由詩
0
10/7/9 0:45
今日の出来事
紅糸
短歌
1
10/7/9 0:34
圧縮詩 13〜15
しろう
自由詩
4*
10/7/9 0:28
なつのひかり
ふるる
自由詩
7*
10/7/9 0:26
戦場に降り注ぐ雨
綾瀬たかし
自由詩
1
10/7/9 0:22
清らかなパン
ふるる
川柳
10*
10/7/9 0:18
今年の夏
うずら豆
自由詩
1
10/7/8 23:48
天空的教室
かいぶつ
自由詩
1
10/7/8 23:25
Eine kleine Nachtteufel
しろう
自由詩
2*
10/7/8 23:10
あの階段を
風音
携帯写真+...
4
10/7/8 23:09
男も女も腹は減るから
TAT
短歌
0
10/7/8 22:55
サボテン
ミツバチ
短歌
5*
10/7/8 22:50
アイドル2
ホロウ・シカ...
散文(批評...
1*
10/7/8 22:19
上野動物園に行く
salco
自由詩
12*
10/7/8 22:07
For a season
Millio...
自由詩
1*
10/7/8 21:54
未必の恋
海里
自由詩
2
10/7/8 20:45
クイズ
たもつ
自由詩
6
10/7/8 20:32
こおり
ふるみ
自由詩
0
10/7/8 19:52
夏を蒸らす、わたしの
あ。
自由詩
8*
10/7/8 19:39
僕の手
乱太郎
自由詩
15+*
10/7/8 19:25
おんなんといふもの
tianla...
自由詩
0
10/7/8 18:42
片想い
花形新次
自由詩
0
10/7/8 18:40
朝はすがし
生田 稔
自由詩
4*
10/7/8 18:01
梅の顔
服部 剛
自由詩
6
10/7/8 17:49
3904
3905
3906
3907
3908
3909
3910
3911
3912
3913
3914
3915
3916
3917
3918
3919
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
加筆訂正:
窓の外 歌詞
/
A-29
[10/7/8 23:36]
「胸の」を追加
夏を蒸らす、わたしの
/
あ。
[10/7/8 22:27]
若干修正。
9.53sec.