雲よ
僕は歌わない
ひびきあう童謡のしらべを
僕らは歌わない
青春と名付けられる
強迫的な力の律動を

雲よ
僕は見ない
抜けるような青空を
僕らは見ない
見るのはた ...
零時近くに 帰宅

気づくと ゴゥゴゥといびきをかいて
眠っている

手をのばせば ふれあう
距離にいる N

Nは ってくれない

あたしの感じやすい
ほこっとしたおやまの先端 ...
盲目のピアニスト











孤児院育ちのボクサー















...
轟いて煌き光りつんざいて稲妻が鳴る稲妻は鳴る

...
炬燵の火 水失いて 指割れぬ

皮破る 林檎果汁の 生やかさ

氷点下 白き大気を 拒みつつ 

一人鍋 冬肌よせる ガスコンロ

雪女 凍えて泣くより 火で溶けろ

北風や 宇宙 ...
暖かいミルクティーを入れた 
ティーカップは首を捻るように 
皿の上で少し、傾いている   

人生は、少しぐらい 
わからない質問のある方が、面白い。 

(僕等は日々のテストをクリア ...
僕等は一体いつ頃から 
目に映る世界の色を、忘れたのだろう? 

カーテンの木漏れ日へと、はいはいしながら
丸い瞳を見開いた、幼い頃の自分。  

大人になってくたびれたこの胸から 
今 ...
いつものようにキスをして 
電車に乗った君の 
窓越しの笑顔に、手をあげて 

一人になった休日の僕は 
駅ビル内の喫茶店で 
朝食のパンをかじりながら 
ふいに 
自らを漂う雲と思う ...
自分のすきなものを
あなたにそっと教える
まるで幸せを
あなたにわけるように

いつかあなたと
わたしのすきなものを
一緒に楽しめたなら

すきなものは
大事なものになる
わすれ ...
君の10年分を昨夜ずっと何度も見ていたよ
眠らずに何度も見ていたよ

生まれたばかりの君を
心細い私
心の弱い私は
君を育てるという大きな壁にぶつかって
泣いてしまった
くじけてしまい ...
町が踊り騒ぎ賑わい人の心に石が投げ込まれる。
雰囲気に酔う事はやめアバラの内側から火炎を放射する。
事の始まりは一通の手紙だ。
役所に届いたその手紙は人々に勇者の再臨を予感させた。
まず最初に ...
ばあちゃんを乗せて
じいちゃんを見舞いに行く

ゆく道の傍らに
塀越しの柿の実が鈴生りだ
ひとつぶずつに
千年と千日の
日差しがはね返る

 小太りの猫が座ってたじゃないか
 毛の ...
きみはなにもの?
きみは海をおよぐイルカ
ぼくは灯台
昼も、夜もきみの姿を波のあいだに追い求める

きみはそこの見えない海
その海の底には因果律でわりきれない、
数式であらわせないもので ...
誕生日を祝ったりする
成長段階を経てしまえば老化して行くだけなのに
自分の生まれ出た日を記銘して再来させる
これは不思議な慣習だ
去年の今日が今年の今日でないように
刻々と老衰に向かう肉体も ...
見ないふり 「平気だよ」って笑うきみ 睫毛の影にかくした涙

『あいつより、きみのナミダを知っている』 優越感がみじめにさせる

「私たち、友達だよね」の常套句 赤の他人の方がマシ

「ご ...
配管の網の目に棲む

浴槽にためる湯が 水位を
どうするのかを見ている
うらなりの子のように産みつけた
執念をよびさます

学くんに貸して戻らなかった鍵盤も美和子さんにそっとわたした恋文 ...
やわらかく のぼせる野菜 溶ける夢
お腹に優し 心煮込んで

ぷくぷくと 泡風呂つかり 満天の
星降る夜は 澄みきった蒼

湯けむりの 向こうに見える シルエット
見つめているの 鑑みて ...
淀んだ排水溝の蓋を閉めるように
職員室のドアを閉めたら
薄暗い廊下をすり抜けて
警備員のおじさんとさよならをする

すとんと腰をおろして
バッシュの紐を結んでいる
少し前に出た君が
無 ...
うつわごと

歩かせて

あらあらかしこまる




(2010・12・04mixi)
3秒前のきみのいきは氷のなか

顕微鏡でのぞけば完璧な結晶

生きかえったんだね




(2010・12・03mixi)
息も乱れ、瓦礫の町を彷徨えば
徒(あど)なく見あげる空は燃えさかり、
逃奔する馬、羊、火を吹くF‐35ライトニング?
目視の肩撃ち式スティンガーに撃墜された、
――あれは有翼の機械獣。
 や ...
頭のなかは
君との
卑猥なこと
だらけで
回想
妄想
幻想
繰り返し

あのとき
あそこをこうして
弄んだり
上に乗って
腰をくねらせたり
しまりがよければ
快感突き抜け ...
浄化する現実路線

聖なる賄賂

信じて舞う

瞳を閉じて ひらひら 揺れて 恋


きらめく滴 雪は溶け 水

誰にも知られない部屋に

内側から閂を掛ける

時計の針 ...
終わりたくない昼と
始まりたくない夜が
西の空で見つめ合っているような
そんな色だった

手放したくない光と
受け入れたくない闇が
西の空でせめぎ合っているような
そんな色だった

思いがけない桃色 ...
どこかぎこちない言葉しか
出てこない気がして
まぶしい朝の光に
あわせる顔がない

ささやかであたたかい
そんな風がいいけど
おおげさすぎるしぐさみたいな
感情もてあます

青い空 ...
誰も
事が明瞭になることを望まない
夜更けに
蝋燭の灯を囲んで
妥当な食事にありつく
静かな眠りにつく毎夜ごとに
吐き出される
それが獣の吐息であっても
夢の中では人の姿をしている ...
もう何年も
目的を見出すこともなく
時間を無駄に撒き散らしてきた
あなた
ここいらで
自分自身を見つめ直してみてはいかが
非常に簡単なことです
自分の暗闇に沈んで澱を積み重ねる
...
たくさんの
たくさんの
たくさんの自分がいる

たくさんの
たくさんの絶望と希望と私
詩人でない私人の私

たくさんの
たくさんの
絶望から生まれた
たくさんの
たくさんの
...
データを
消去する
日曜の朝を
消去する
今日の日付を
消去する
空の雲の形が気に入らないので
消去する
昨日撮ったビデオから
余計な車の通過音を
消去する
ノイズを恐れて自らを ...
「天国へ行ったんだよ」
空気が凍てついた
父は泣き
母は泣き
私も泣いた

小さな体で16年がんばった
私は子猫の時チャチャと名付けた
みんなでチャチャと呼ぶと
家が明るくなると思っ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雲よシホ.N自由詩5*10/12/5 0:34
って くれない森の猫自由詩7*10/12/4 23:59
そういうものに/わたしはなりたいTAT自由詩2+*10/12/4 23:17
ピカドン短歌1*10/12/4 23:01
枯れ女の瑞御飯できた代俳句010/12/4 22:24
哲学者の顔 服部 剛自由詩3+10/12/4 21:57
木漏れ日の窓自由詩110/12/4 21:30
雲の箱舟自由詩410/12/4 21:18
すきなもの朧月自由詩310/12/4 21:16
君へ桜 歩美自由詩5*10/12/4 21:15
_スケベ穴自由詩010/12/4 20:12
ばあちゃんを乗せてオイタル自由詩5*10/12/4 20:00
きみはなにもの?寅午自由詩110/12/4 19:35
生まれの日salco自由詩5*10/12/4 19:19
Step.3〜 Lost love凪ぎ短歌010/12/4 18:25
浴槽の湯乾 加津也自由詩7*10/12/4 18:18
ポトフ西日 茜短歌310/12/4 18:09
並んで帰る道自由詩610/12/4 16:44
詩の日阿ト理恵携帯写真+...2*10/12/4 16:28
きれいな呼吸携帯写真+...1*10/12/4 16:26
蒼い唇 ☆atsuch...自由詩12*10/12/4 15:17
。。。こころゆくま...自由詩810/12/4 14:40
◆ 黒裃 ◆北大路京介自由詩15*10/12/4 13:22
桃色時間nonya携帯写真+...18*10/12/4 11:58
雲のしっぽ朧月自由詩510/12/4 10:37
導線はいつか高梁サトル自由詩8*10/12/4 9:37
仕様書寒雪自由詩110/12/4 9:25
木枯らしwithin自由詩3*10/12/4 9:09
消去フクスケ自由詩010/12/4 8:42
悲しみが訪れた小川麻由美自由詩4*10/12/4 6:12

Home 戻る 最新へ 次へ
3712 3713 3714 3715 3716 3717 3718 3719 3720 3721 3722 3723 3724 3725 3726 3727 3728 3729 3730 3731 3732 3733 3734 3735 3736 3737 3738 3739 3740 3741 3742 3743 3744 3745 3746 3747 3748 3749 3750 3751 3752 
8.11sec.