高崎線に乗り換えると
電車の調子が悪いのか
モーター音がいつもより大きい
回転数の上昇に合わせて甲高くなり
惰行から力行に入れるとまた悲鳴をあげる
あぁ懐かしい
吊り掛け駆動だ
...
{引用=
具体的な何かを求めすぎだ、と
その男がしゃべった
だが具体的な何かとは、本当は、何だろうか
彼の頭の上を空気が流れていた、雲も、
その雲は、
我々の吐き出した煙だったかもしれ ...
おおとがせせりの夢交わし
爪長師の辻説法
目玉はがせ坊の遠背中
くるり振り返り
みな笑う
笑う切なさは消えていて
眉のあたりがむずがゆい
僕は妖怪と笑み交わす
すがめ地蔵の ...
{引用=
照準を定められて
打ち出されていく……
日々
同じ筒に入れられ
あの遠い高台へと
打ち込まれていく
体中に砂が詰まっている
目が見えない
視界が充血している
人魚たち ...
長編の旅に出て心痛んで
引き戻す だって心細くて
夜に甘えようとしたのに
休日に慣れようとしたのに
混雑する帰路みたいに
押したり並んだり
そんな行間がこわい
必要にせまられたの ...
ジャップはジャップだろうが
ニグロはニグロだろうが
...
彼のことは好きだけれど
彼女のことは嫌いなの
彼には有りったけの優しさ
彼女には有りったけの悪意
平等にあげましょう
与えるものの
大きさは同じなのです
ただ少しだけ
種類 ...
見えないものについて話をするとき
特定の宗教をじぶんは信じてはいないけれど
そう前置きしてしまうのはなぜだろう
見えないものについて話をするということは
じしんの宗教観の吐露に ...
紺碧の黄昏に
ごぽ、ごぽ。ごぽごぽ。
溺れる、わたし。
気持ちいいの。
落ちてく感じが、気持ちいいの。
優しく粘つくような夕刻に
ゆっくり引きずり込まれる
揺らぐ瞳の前で ...
ネクタイを締めてる今も本質は
ガテン気質の早仕舞い主義
日陰に咲く木蓮の種子
春に咲かせた花は過ぎて
朱色の珠がもたれている
白い月が 青い空にかすむ頃
がさがさと荒く 深緑の大きな葉に
一羽の鴉が忍ぶ
落とされた さやの朝露ごと
く ...
自分はいろいろと嫌いなものがあってたとえば、相手のことを内心見下しているくせに対等に付き合い、その相手が去った後に同等の仲間内で馬鹿にするという態度があるが、今日それを見てとても癪に障った。
あ ...
空には虹色をした魚の天使たちが満ち
人々は時々輪郭を失くしながら行き交っている
その人々のあいだを
宛名を手書きされた手紙たちが
それぞれの行き先へと急いでいるのが見える
街はずれの丘の上で ...
真っ直ぐな道は歩きづらい
かと言って迷路みたいでも困るのだけど
適度に曲がりくねっていて
ちょうど昔ながらの畦道のように
赤い帽子によだれかけしたお地蔵さんが祀られているとか
時には肥だめみ ...
いつかカンちゃんと行った
映画がまた来るでごじゃるよ
壺から抜け出して
アクビとふたりで出かけたでごじゃるよ
(カンちゃんはどこへ行ったでごじゃるか?)
悲しい場面
(例)人質になった ...
ウォーキングを
きょうははやくに始められた
家々からぽつぽつと
リコーダの音色があがっている
ちかく小学校で音楽会があるのだろう
炊き込みご飯のつよい匂いがした
そこを過ぎると金木犀だ
...
足跡が
砂の上に
スッと
風に吹かれて
直ぐに
耳に風を吹き掛けられて
くすぐったくて
やめてって
まとまった話がしたいのに
君の目を見ると
囁く声を
言葉にならない声を ...
彼の生きた過去
僕が生きる現在
危ういリレーは
まだ続いている
僕が生きる現在
君の生きる未来
危ういリレーは
また続いてゆく
消えても 消えても
生まれて 生まれて
...
そのバルコニーにあなたが現れ
優しい瞳を投げかける
夕映えよりも美しく
遠い神よりも崇高だ
頭のしびれが限界に達する時
私の魂に忍び込み
そっと静かにさすってくれる
あなたは太陽のようだ
恐れるものは何も無く
全てをその光で照らす
失意の底にいる私を救い
希望の光で包んでくれる
坂のある町
ノスタルジー
暗い戸口であなたは待つ
幼い私の影法師
ランプのともしび心に刻まれ
手の温もりは記憶に刻まれ
欲しいもの
手に入れられず
泣きじゃくる
子供のような
私の回路
この想い
ないものねだりと
わかっててもなお
きみ想う
初夏の雨降り
相合い傘
公園の子供に
草笛 ...
夕べちきゅうの夢をみた
多田武彦のうたの
のような夢だった
昭和の抒情は
ここにしかないようだった
群れをなした青のなかで
なんども射精する
すべてはちきゅうの追憶だから
男スープは ...
今年は、やたらと、
三連休が多い。
罪なことよ。
だってその長いむなしさに耐えきれず、
つい、
また、
女を買ってしまうから。
「女を買う」というけれど、
むかしのような粋はそ ...
とりとめのない物思いに
舞い降りた芳しい栞
見上げた梢から零れる
オレンジ色のはにかみ
とりとめもなく高い空を
自由飛行したがる意識
ゆるやかに誘うような
オレンジ色のためいき
眉間に堰き止めて ...
きみがいのる
はんせいのために
すくわれのために
ちからをさずかるために
だれかのしあわせのために
きづかれなくてもいい
そんざいを
なんどもコピーして
...
覚えていますか
あのぬいぐるみのこと
楽しく遊んだときも
喧嘩をして帰ったときも
眠くてぐずったときも
いつも一緒にいたぬいぐるみ
ふわふわしてた
笑ってくれた
話してくれた
...
昔昔 友達と
純白の山を削り出した秘密基地
今も彼処に在って
冬が来る度 思い出す
濁りの無い情熱が まだ
今も彼処に在って
雪が降る度 思い出す
シロツメクサの絨毯の上で
君と僕の笑顔を飛ばそう
まるでモンシロチョウみたいに
ほら空高く昇って行くよ
消えないように
絶やさぬように
笑顔を飛ばし続けよう
穏やかな6月の午 ...
いもうとが泊まりにきていた
二十年まえあたしが守ろうとした女の子だ
ガレージのすみでしくしく泣いていた女の子だ
ホコリっぽくて湿っぽいガレージ
そこは薄暗いだけでやみではなかっ ...
日付順文書リスト
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日付
最新車両から旧型車両を透視する
kauzak
自由詩
9*
10/10/11 23:55
共有
真島正人
自由詩
3+*
10/10/11 22:56
妖怪と街灯
竜門勇気
自由詩
1
10/10/11 22:39
メディウム 2
真島正人
自由詩
3*
10/10/11 22:35
秋の夜長
朧月
自由詩
3
10/10/11 22:16
だが、しかし、美しい
TAT
自由詩
1*
10/10/11 22:12
愛憎パラドックス
青井とり
自由詩
2
10/10/11 21:39
鏡
吉岡ペペロ
自由詩
2*
10/10/11 21:36
深海マーメイド。
愛心
携帯写真+...
2*
10/10/11 21:29
現場はシビアでタイトなほど燃える
TAT
短歌
2*
10/10/11 20:56
朱色の記憶
砂木
自由詩
3+*
10/10/11 20:53
3
a
自由詩
2
10/10/11 20:48
夕刻 三角広場のベンチにて
塔野夏子
自由詩
7+*
10/10/11 20:27
木漏れ日のひと
恋月 ぴの
自由詩
31+*
10/10/11 20:26
いちごハクション大魔王
花形新次
自由詩
5*
10/10/11 20:16
悲しみの袋
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
10/10/11 20:09
轍
Oz
自由詩
1
10/10/11 19:49
循環世界
青井とり
自由詩
1
10/10/11 19:20
バルコニー
ヒヤシンス
自由詩
3*
10/10/11 19:17
母
〃
自由詩
1*
10/10/11 19:14
幼い記憶
〃
自由詩
5*
10/10/11 19:11
無題
こころゆくま...
自由詩
3
10/10/11 17:55
夕べの夢
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
10/10/11 17:53
風俗やめたい
はだいろ
自由詩
6
10/10/11 16:35
金木犀
nonya
携帯写真+...
17*
10/10/11 16:07
きみがいのる
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/10/11 13:33
ヌイグルミ
うずら豆
自由詩
6*
10/10/11 12:37
サルベイジ
徘徊メガネ
自由詩
2
10/10/11 12:32
万華鏡
うずら豆
自由詩
2*
10/10/11 12:29
こんや宇宙の降るへやに
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/10/11 9:52
3718
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5.49sec.