遠くにいったのは
躯だけだよ
いつも傍には
冬の匂い
小谷城訪問の旅

そよ風の朝の坂本後にして白き雲ある道走りゆく

青い空身を清くしていそしみし神の道にも希望をこめて

かすむ山湖の彼方にひろごりて藍色の水うみを望むよ

青き空そよ風 ...
 
 
海に
休日が浮かんでいる
動物園に行けなかった
象の親子にかたちが似ている
わたしたちはなぜ
檻に入りたがるのだろう
スターバックスの窓の向こう
本を読み
ノートに文字を記 ...
 
 
みあげると
よぞらである

ほしひとつない
わたしのひふの
うちがわである

こえがとどく

あなたのよぞらから
わたしのよぞらへ

ろっこつを
ひからせるのは
...
―高架線の脇を潜れば/車道 。 昼間 蒸発したはずの微熱が沈殿する 。 (朦朧と)宵 ( 吐き出される触媒の黒い誘惑 )らぁ げ ( そして 深く蒼く/ 夜を待つ )倦怠 。
肌 ...
鋼鉄の固形燃料は
鋼鉄の中の頑丈さを粉砕した 酸化ガスである
固形燃料を車の内部から粉砕し
ぶったぎった 外装を 私は睨みつけた
私の意図した形態の現在として 照らし合わせた


アメリ ...
私は死んだ浮浪者だ
街の中の地獄を見させられた 私は
私の体を時代の中から探させられた 
与えられた 自分を私は捨てた
私の望んだ夢の 現実を 否定させられた


心の幸せのかけらなどひ ...
になったよる  そして よる から よる まして よる にても よる あえて よる 12ねんぶりだいこんやくしゃずらかるしずおか20101009ふたあけてふける 嘘つき狼
穴の中
深い深い闇の奥
外へは一歩も出られない
地上のカラスが
「大馬鹿者ね」と叫んでも
穴の底から
卑しい目をして睨むだけ

甘美な光に惑わされ
真実に目を背いたあの夜 ...
星の粉に

流星二粒

月の半欠片



夜空に混ぜ

虫の音少々



半透明の道化師が

差し出す秋の静けさは



手足に

そっ ...
きみが手に入れようとしているもの
やわらかな繊細な清廉な
あおいあおい

ぼくは知っているんだ
硝子細工のカストロフィリア
くろいくろい

どうにかなっても頑張ればって
美しい公害ま ...
ここが
  最終
   地点
    だよ
   そう
  最終
 の


ホーーーーム
 にーーーー

トン

線路は気持ち良い
鉄は冷たくて

そこを
 かすめ ...
{引用=
壊れてしまった
停留所で
細々と
息を潜めていた

寒さで
空気が張り詰めていた
吐く息が
白くなって
白くなった

僕らが想像していたよりも早く
バスは出てしまっ ...
 
 
 文明の熱狂の皮の下で、いつでも戦争がにたりと舌
を出して笑っている。

       *

 たまの休みになると田畠さんは町を散歩するのが常
だ。そうしていつからか彼のお供を ...
高崎線に乗り換えると
電車の調子が悪いのか
モーター音がいつもより大きい
回転数の上昇に合わせて甲高くなり
惰行から力行に入れるとまた悲鳴をあげる

あぁ懐かしい
吊り掛け駆動だ

...
{引用=
具体的な何かを求めすぎだ、と
その男がしゃべった
だが具体的な何かとは、本当は、何だろうか
彼の頭の上を空気が流れていた、雲も、
その雲は、
我々の吐き出した煙だったかもしれ ...
おおとがせせりの夢交わし
爪長師の辻説法
目玉はがせ坊の遠背中

くるり振り返り
みな笑う
笑う切なさは消えていて
眉のあたりがむずがゆい
僕は妖怪と笑み交わす

すがめ地蔵の ...
{引用=
照準を定められて
打ち出されていく……
日々
同じ筒に入れられ
あの遠い高台へと
打ち込まれていく
体中に砂が詰まっている
目が見えない
視界が充血している

人魚たち ...
長編の旅に出て心痛んで
引き戻す だって心細くて
夜に甘えようとしたのに
休日に慣れようとしたのに

混雑する帰路みたいに
押したり並んだり
そんな行間がこわい

必要にせまられたの ...
ジャップはジャップだろうが









ニグロはニグロだろうが











...
彼のことは好きだけれど
彼女のことは嫌いなの

彼には有りったけの優しさ
彼女には有りったけの悪意
平等にあげましょう

与えるものの
大きさは同じなのです
ただ少しだけ
種類 ...
見えないものについて話をするとき

特定の宗教をじぶんは信じてはいないけれど

そう前置きしてしまうのはなぜだろう

見えないものについて話をするということは

じしんの宗教観の吐露に ...
紺碧の黄昏に

ごぽ、ごぽ。ごぽごぽ。
溺れる、わたし。

気持ちいいの。
落ちてく感じが、気持ちいいの。

優しく粘つくような夕刻に
ゆっくり引きずり込まれる

揺らぐ瞳の前で ...
ネクタイを締めてる今も本質は
ガテン気質の早仕舞い主義
日陰に咲く木蓮の種子
春に咲かせた花は過ぎて
朱色の珠がもたれている

白い月が 青い空にかすむ頃
がさがさと荒く 深緑の大きな葉に
一羽の鴉が忍ぶ

落とされた さやの朝露ごと
く ...
 自分はいろいろと嫌いなものがあってたとえば、相手のことを内心見下しているくせに対等に付き合い、その相手が去った後に同等の仲間内で馬鹿にするという態度があるが、今日それを見てとても癪に障った。
 あ ...
空には虹色をした魚の天使たちが満ち
人々は時々輪郭を失くしながら行き交っている
その人々のあいだを
宛名を手書きされた手紙たちが
それぞれの行き先へと急いでいるのが見える
街はずれの丘の上で ...
真っ直ぐな道は歩きづらい
かと言って迷路みたいでも困るのだけど
適度に曲がりくねっていて
ちょうど昔ながらの畦道のように
赤い帽子によだれかけしたお地蔵さんが祀られているとか
時には肥だめみ ...
いつかカンちゃんと行った
映画がまた来るでごじゃるよ
壺から抜け出して
アクビとふたりで出かけたでごじゃるよ
(カンちゃんはどこへ行ったでごじゃるか?)

悲しい場面
(例)人質になった ...
ウォーキングを

きょうははやくに始められた

家々からぽつぽつと

リコーダの音色があがっている

ちかく小学校で音楽会があるのだろう

炊き込みご飯のつよい匂いがした

そこを過ぎると金木犀だ

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
片足自由詩210/10/12 7:59
小谷城訪問の旅生田 稔短歌1*10/10/12 6:32
休日小川 葉自由詩510/10/12 6:17
夜空自由詩610/10/12 5:47
SO WHAT ?アラガイs自由詩2+*10/10/12 4:12
ある工場で番田 自由詩410/10/12 2:23
どこかの高架下で自由詩310/10/12 2:23
うらしまたろう阿ト理恵自由詩310/10/12 1:07
嘘つき狼自由詩210/10/12 1:02
銀河カクテル北星三天自由詩110/10/12 0:55
モラトリアム(鳩が遣わされていた場合)ガリアーノ自由詩110/10/12 0:41
円環詩佐藤伊織自由詩110/10/12 0:37
死者はもう行ってしまったよ真島正人自由詩7*10/10/12 0:27
戦争佐倉 潮自由詩610/10/12 0:23
最新車両から旧型車両を透視するkauzak自由詩9*10/10/11 23:55
共有真島正人自由詩3+*10/10/11 22:56
妖怪と街灯竜門勇気自由詩110/10/11 22:39
メディウム 2真島正人自由詩3*10/10/11 22:35
秋の夜長朧月自由詩310/10/11 22:16
だが、しかし、美しいTAT自由詩1*10/10/11 22:12
愛憎パラドックス青井とり自由詩210/10/11 21:39
吉岡ペペロ自由詩2*10/10/11 21:36
深海マーメイド。愛心携帯写真+...2*10/10/11 21:29
現場はシビアでタイトなほど燃えるTAT短歌2*10/10/11 20:56
朱色の記憶砂木自由詩3+*10/10/11 20:53
3a自由詩210/10/11 20:48
夕刻 三角広場のベンチにて塔野夏子自由詩7+*10/10/11 20:27
木漏れ日のひと恋月 ぴの自由詩31+*10/10/11 20:26
いちごハクション大魔王花形新次自由詩5*10/10/11 20:16
悲しみの袋吉岡ペペロ携帯写真+...010/10/11 20:09

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